JPH0412217A - 車両用距離検出装置 - Google Patents

車両用距離検出装置

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JPH0412217A
JPH0412217A JP2115666A JP11566690A JPH0412217A JP H0412217 A JPH0412217 A JP H0412217A JP 2115666 A JP2115666 A JP 2115666A JP 11566690 A JP11566690 A JP 11566690A JP H0412217 A JPH0412217 A JP H0412217A
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JP
Japan
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collation
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vehicle
unit
divided
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JP2115666A
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English (en)
Inventor
Toshiyasu Katsuno
歳康 勝野
Keiji Aoki
啓二 青木
Toshihiko Suzuki
敏彦 鈴木
Masahiro Mio
昌宏 美尾
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0412217A publication Critical patent/JPH0412217A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両に設けられてその車両とそれの前方に存
在する物体との距離を検出する車両用距離検出装置に関
するものであり、特に、物体を含む全体画像を複数の分
割画像に分割して距離を検出する形式の車両用距離検出
装置に関するものである。
従来の技術 車両用距離検出装置の一つに次のようなものが既に知ら
れている。これは、特開昭64−91011号公報に記
載されているように、(a)帯状を成して水平に延びる
全体撮像領域で物体を含む像をそれぞれ撮像する2つの
撮像手段と、(b)それら撮像手段の一方が撮像した全
体画像と他方の撮像手段が撮像した全体画像との全体照
合を単位照合として繰返し行う照合手段と、(C)その
照合手段による照合結果に基づいて距離を決定し、それ
を出力する距離出力手段とを含むように構成されている
照合手段は普通、2つの全体画像を重ね合わせた場合に
それら全体画像が互にずれる量を決定するものとされ、
また、距離出力手段は普通、そのずれ量に基づいて距離
を決定し、それを出力するものとされる。
本出願人は先に次のような形式の距離検出装置を発明し
、特願平2’−45263号として出願中である。これ
は、全体画像を複数の分割画像に分割して距離を検出す
る形式であって、前記照合手段が、前記2つの撮像手段
の一方の全体撮像領域がそれの延びる方向に並んだ複数
の分割撮像領域に分割された各分割撮像領域に対応する
分割画像と、他方の撮像手段の全体撮像領域に対応する
全体画像との部分照合をそれら分割撮像領域に対して予
め定められている照合順序に従って行・う単位照合を繰
返し行う距離検出装置である。
以上説明した距離検出装置は例えば次のような走行制御
装置に用いられる。距離検出装置が出力した距離を自車
両とそれに先行する先行車両との車間距離として取り込
み、その車間距離に基づいて、自車両に先行車両に追従
する追従走行を行わせるために、自車両を加、減速させ
る加減速装置(例えば、エンジンのスロットルバルブ、
車輪のブレーキ等)を制御する走行制御装置に用いられ
るのである。
発明が解決しようとする課題 この走行制御装置により実現される追従走行は先行車両
の挙動に迅速に対応するものであることが望ましく、こ
の望ましい追従走行を実現するためには、距離検出装置
が、各回の単位照合の開始時からできる限り早い時期に
その回の単位照合における距離を出力し得るものである
ことが望ましい。しかし、前記出願装置の一態様として
本出願人が提案した装置(以下、単に提案装置という)
においては、各回の照合順序が不変とされていたため、
場合によっては各回の単位照合の終了間際になってしか
距離が出力されないことがあり、各回の単位照合の開始
時から距離が出力されるまでに長い時間がかかってしま
い、望ましい距離検出が実現されないという問題があっ
た。
例えば、上記提案装置において、一方の撮像手段の全体
撮像領域を第12図に示すようにA−Fて示す6個の分
割撮像領域に分割するとともに、照合手段をそれら分割
撮像領域A−Fの順に部分照合を行うものとした場合に
は、この提案装置を、物体全部が分割撮像領域Aに存在
する状態から分割撮像領域Bに存在する状態へ移行する
状況(同図に示す先行車両の状況とは異なる)の下で作
動させると、例えば、第16図において■で示す欄に示
すように、第P回目の単位照合と第P+1回目の単位照
合とにおいては共に第1番目の部分照合(分割撮像領域
Aについての部分照合)において物体が検出される(物
体が検出される部分照合に対応する分割撮像領域を図に
おいて丸を付して示す)が、第P+2回目の単位照合か
ら第P+5回目の単位照合までの各回の単位照合におい
てはいずれも第2番目の部分照合において物体が検出さ
れる。物体は同図の■の欄に示すように、各回の単位照
合においては常に第1番目の部分照合において検出され
るのが望ましいにもかかわらず、本提案装置においては
、第P+2回目の単位照合から第P+5回目の単位照合
までの各回の単位照合において第1番目の部分照合に後
続する部分照合において物体が検出されるのであり、各
回の単位照合において車両と物体との距離の検出に時間
がかかるという問題があったのである。
以上、各回の単位照合において距離検出時間が長いとい
う問題の存在を走行制御装置に用いられる距離検出装置
を例にとって説明したが、その他の目的で用いられる距
離検出装置の中にも同様の問題の存在するものがある。
本発明は、全体画像を複数の分割画像に分割して距離を
検出する形式であって、前記2つの撮像手段、照合手段
および距離出力手段を含む車両用距離検出装置において
、上記の問題を解決することを課題として為されたもの
である。
課題を解決するための手段 そして、本発明の要旨は、第1図に示すように、上記車
両用距離検出装置に、照合手段が各回の単位照合を行う
毎に、その回の単位照合に先立って、その回の単位照合
における照合順序を決定する照合順序決定手段を設けた
ことにある。
作用 本発明装置においては、各回の単位照合毎に照合順序が
決定される。各回の照合順序は普通、複数の分割撮像領
域のうち各回の単位照合に係る距離検出にとって重要な
ものについての部分照合をそれ以外の部分照合に先行さ
せる照合順序に決定される。
そして、照合順序決定手段は例えば、各回の照合順序を
、複数の分割撮像領域のうちその回の単位照合において
物体が存在すると予想されるものについての部分照合を
それ以外の部分照合に先行させる照合順序に決定する形
式としたり、複数の分割撮像領域のうち車両の将来の走
行経路(例えば車両の現舵角に応じて想定される走行経
路)とほぼ一致するものについての部分照合をそれ以外
の部分照合に先行させる照合順序に決定する形式とする
ことができる。前者の形式を採用する場合には、各回の
単位照合において、物体が存在すると予想される分割撮
像領域についての部分照合が先に、それ以外の部分照合
が後に行われ、後者の形式を採用する場合には、各回の
単位照合において、車両の将来の走行経路とほぼ一致す
る分割撮像領域についての部分照合が先に、それ以外の
部分照合が後に行われることとなる。
前者の形式はさらに、各回の照合順序を、複数の分割撮
像領域のうち前回の単位照合において物体が存在したも
の(これが各回の単位照合において物体が存在すると予
想される分割撮像領域の一態様である)についての部分
照合をそれ以外の部分照合に先行させる照合順序に決定
する形式とすることができる。そして、この形式を採用
した照合順序決定手段を備えた距離検出装置を物体の挙
動に係る前記状況(第12図を用いて説明した状況)の
下で作動させると、第16図における■の欄に示すよう
に、第P+2回目の単位照合においては第1番目の部分
照合において物体が検出されないが、第P+3回目以後
の各回の単位照合においては予定通り第1番目の部分照
合において物体が検出されることになる。
なお、以上の説明において用いた照合手段は、各回の単
位照合において必ず複数の分割撮像領域全部についてそ
れぞれ部分照合を行う形式であって、−回の単位照合に
かかる時間が不変である形式であったが、各回の単位照
合において、物体が存在することが最初に判明した部分
照合に後続する部分照合を省略するか、または、各回の
単位照合において、複数の分割撮像領域のうち物体が存
在するもの全部についての部分照合が終了したことが一
定の確度以上で判明した部分照合に後続する部分照合を
省略する形式とすることもできる。
この形式を採用する場合には、各回の単位照合にかかる
時間が短縮されるから、互に隣接した2回の単位照合に
おいてそれぞれ距離が出力される時期の間隔が短縮され
るという特有の効果も得られる。各回の照合順序を、複
数の分割撮像領域のうち各回の単位照合に係る距離検出
にとって重要なものについての部分照合をそれ以外の部
分照合より先行させる照合順序に決定することは結局、
各回の単位照合においてそれら重要な部分照合が終了す
る時期を早めることであり、ひいては、各回の単位照合
にかかる時間を、前記提案装置に単に、重要でない部分
照合を省略するという技術思想を適用した場合より短縮
することであるからである。
前記距離出力手段は、各部分照合の実行毎に、その部分
照合において得られた照合結果に基づいて距離を決定し
、それを出力する形式としたり、各回の単位照合に属す
る複数の部分照合のうち物体が存在する分割撮像領域に
係るもの全部が終了すれば、それら各部分照合において
得られたずれ量に基づいて距離を決定し、それら距離に
基づいて単一の距離(例えば、複数の距離のうち最大最
小のものや、複数の距離の平均値)を出力する形式とす
ることができる。
発明の効果 このように、本発明に従えば、各回の単位照合毎に分割
撮像領域の照合順序が適正に決定されるから、各回の単
位照合において部分照合が時間の無駄なく行われること
となって、望ましい距離検出が実現されるという効果が
得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例である車間距離検出装置を図面
に基づいて詳細に説明する。
本車間距離検出装置は自車両と先行車両(これが本発明
における物体の一態様である)との車間距離を検出する
ものであって、第2図に示す本体部10と第3図に示す
信号処理部12とを備えている。本体部10は自車両の
前端中央部に取り付けられる。本体部10には基準平面
が想定されていて、その基準平面が自車両の水平面と平
行となるように取り付けられるのである。
本体部10には一対のミラー14.16と、対のレンズ
IB、20と、プリズム22と、第1CCDラインセン
サ30.第2 CCDラインセンサ32(以下、単にセ
ンサ30,32という)とが上記基準平面に沿って、か
つ自車両の中心を通って自車両の前後方向に延びる直線
(以下、単に車両中心線という)に関して対称となる状
態で配設されている。プリズム22はそれの頂角を挟む
2面がそれぞれ反射面36.38とされていて、それら
反射面36.38が共に基準平面に沿って、かつ車両中
心線に関して対称となる状態で配設されている。また、
互に対向するミラー14.16の各反射面とプリズム2
2の各反射面36.38とはそれぞれ互に平行とされて
いる。各センサ30.32は一列に並んだN m a 
X個の受光素子を備え、かつ、それらセンサ30,32
に属する各受光素子が車両中心線に直角であり、かつ、
自車両の左右方向に延びる一平面に沿って配置されてい
る。各受光素子はそれに入射した光の輝度が高い程高い
電圧を表すアナログ信号を出力する。
以上のように構成された本体部10においては、先行車
両から本体部10に向かう光は、ミラー14、レンズ1
8およびプリズム22の反射面36を順に経てセンサ3
0に入射するとともに、ミラー16.レンズ20および
プリズム22の反射面38を順に経てセンサ32に入射
する。各センサ30.32は先行車両を含む像を、各セ
ンサ30゜32に属するNイa8個の受光素子に対応す
る全体撮像領域40であって、帯状を成して水平に延び
るもの(第12図参照)で撮像する。以上の説明から明
らかなように、ミラー14.レンズ18゜プリズム22
の反射面36およびセンサ30が第1撮像手段50を構
成し、ミラー16.レンズ20およびプリズム22の反
射面38およびセンサ32が第2撮像手段52を構成し
ている。
前記信号処理部12は第3図に示すようにコンピュータ
60を備えている。コンピュータ60はCPU62.R
OM64 (第4図参照)、RAM66(第5図参照)
および図示しないバスを含むものである。バスにはセン
サ30,32がA/D変換器68を経て接続されている
。ROM64には第4図に示すように、第6図および第
7図にフローチャートで表す車間距離検出ルーチン、お
よびセンサ30,32のアナログ信号をそれぞれA/D
変換器68により16ビツトのデジタル信号に変換させ
、それら各デジタル信号をそれぞれRAM66に第1.
第2全体画像データとして記憶させる画像データ取込み
ルーチン(図示しない)を始め、各種制御プログラムが
記憶されている。
なお、各全体画像データは単位画像データが受光素子の
数N m i xと同数集合したものであって、各単位
画像データは各受光素子のアナログ信号を表す16ビツ
トのデジタルデータである。また、各センサ30,32
に属する各受光素子にはそれぞれ、第2図において左側
から右側に向かって増加する1からN m a xまで
の絶対番号Nが付されている。
センサ30に係る全体撮像領域40は第12図に示すよ
うに、6個の分割撮像領域70に分割されている。全体
撮像領域40を6個の分割撮像領域70に分割すべく、
センサ30に属するN ff1B X個の受光素子はそ
れが並ぶ方向に沿って、各々がn0個の受光素子から成
る6個のブロックに分割されている。それら各ブロック
には第8図において左側から右側に向かって増加する1
から6までのブロック番号mが付されている。ブロック
番号mは分割撮像領域70の番号でもある。なお、第1
2図において第1分割撮像領域をF、第2分割撮像領域
をE、第3分割撮像領域をD、第4分割撮像領域をC1
第5分割撮像領域をB、第6分割撮像領域をAで示す。
第mブロックに属するn7個の受光素子の先頭の絶対番
号Nである先頭番号H0と、末尾の絶対番号Nである末
尾番号T、とはそれぞれブロック番号mに関連付けられ
てROM64に、第4図に示す先頭、末尾番号テーブル
として記憶されている。なお、末尾番号T、Iから先頭
番号H0を差し引いたものに1を加えたものが第mブロ
ックに属する受光素子の数n、である。
また、第mブロックに属するn、Th個の受光素子には
それぞれ、第8図において左側から右側に向かって増加
する1からnゆまでの相対番号nも付されている。
センサ30の全体撮像領域40に対応する全体画像(以
下、単にセンサ30に係る全体画像という。センサ32
についても同じ)とセンサ32に係る全体画像とを重ね
合わせた場合に、第mブロックに対応する第m分割撮像
領域70に対応する分割画像(以下、単に第m分割画像
という)と、センサ32に係る全体画像のその第m分割
画像と同じ部分(以下、同一部分画像という)とが互に
ずれる量を決定するために、第m分割画像とセンサ32
に係る全体画像とが照合される。センサ30に係る第m
分割画像がセンサ32に係る全体画像(以下、単に全体
画像というときにはセンサ32に係るものを意味する)
上をそれに沿って左へ受光素子1つ分ずつシフトさせら
れ、かつ、そのシフト毎に第m分割画像と、全体画像の
うちその分割画像と照合される部分(全体画像のうち分
割画像と比較される部分であって、以下、比較部分画像
という)との不一致度を表す不一致度り、が演算される
のである。
シフト毎に生じる複数の比較部分画像のうち第m分割画
像と最初に比較される初回部分画像(第9図参照)は、
第m分割画像を撮像するセンサ30のn1個の受光素子
のうち最も左側のもの(以下、先頭受光素子という。セ
ンサ32についても同じ)に入射する光を発し、かつ最
短検出位置(先行車両がこの位置より自車両の近くに存
在する場合には先行車両を検出しない位置)に位置する
仮想光点からの光が、初回部分画像を撮像するセンサ3
2の91個の受光素子の先頭受光素子に入射するように
設定されている。一方、第m分割画像と最後に比較され
る締固部分画像(同図参照)は、第m分割画像を撮像す
るセンサ30のn1個の受光素子の先頭受光素子に入射
する光を発し、かつ無限遠に位置する仮想光点からの光
が、締固部分画像を撮像するセンサ32の91個の受光
素子の先頭受光素子に入射するように設定されている。
初回部分画像に係る先頭受光素子の絶対番号(以下、単
に初回先頭番号S1という)と、締固部分画像に係る先
頭受光素子の絶対番号(以下、単に締固先頭番号E、と
いう)とはそれぞれブロック番号mに関連付けられてR
OM64に、第4図に示す開始、終了番号テーブルとし
て記憶されている。
第mブロックについてシフトが必要回数行われれば、複
数のシフト量iの各々について不一致度り、が求められ
る。それら複数の不一致度り、のうち最小のものに対応
するシフト量iが適正シフト量1 aptとして求めら
れる。第9図に示すように、初回部分画像を左へ適正シ
フト量i。p、たけシフトさせることによって得られる
部分画像が求めるべき同一部分画像である。その後、そ
の同一部分画像と第m分割画像との実ずれ量が求められ
、その実ずれ量に応じて自車両と先行車両のうち第m分
割撮像領域70内に存在する部分との車間距離、正確に
は、自車両の車両中心線の方向に関する距離が決定され
る。第10図に示す画像ずれ量と車間距離との関係がR
OM64に第4図に示す車間距離検出テーブルとして記
憶されていて、実ずれ量に応じた車間距離が車間距離検
出テーブルを用いて決定されるのである。なお、第10
図に示すように、先行車両が最短検出位置にあるときに
画像ずれ量が最大値をとり、最長検出位置(先行車両が
この位置より自車両の遠方に存在する場合には先行車両
を検出しない位置)にあるときに最小値をとる。最短検
出位置と最長検出位置とを規定する画像ずれ量の最大値
と最小値とはそれぞれROM64に第4図に示すように
記憶されている。
前記車間距離検出ルーチンは、自車両と先行車両のうち
各分割撮像領域70内に存在する部分との車間距離を検
出する部分検出を6個の分割撮像領域70についてそれ
ぞれ行う単位検出を繰返し行うためのものである。この
ような事情から、前記ROM64にはさらに、各回の単
位検出において部分検出が行われる分割撮像領域700
6種類の検出順序を規定する検出順序テーブル(第11
図参照)が記憶されている。各検出順序において6個の
分割撮像領域70が並ぶ順序は、原則として、6個の分
割撮像領域70のいずれかが第1番目の検出分割撮像領
域であり、第2番目および第3番目の検出分割撮像領域
は第12図において第1番目の検出分割撮像領域の両側
にそれぞれ隣接するものであり、第4番目および第5番
目の検出分割撮像領域は同図において第1番目〜第3番
目の検出分割撮像領域の両側にそれぞれ隣接するもので
あるようにされている。
前記RAM66には、第6図に示すように、前記第1.
第2全体画像を記憶するだめの全体画像メモリ72の他
に、前記車間距離検出テーブルを用いて決定された車間
距離を記憶するだめの今回車間距離メモリ74と、今回
の単位検出において用いるべき検出順序(以下、単に今
回の検出順序という)を記憶するための今回検出順序メ
モリ76とが設けられている。
次に作動を説明する。
コンピュータ60の電源投入後、前記画像データ取込み
ルーチンが所定時間毎に実行されるとともに、第6図お
よび第7図の車間距離検出ルーチンが実行される。
車間距離検出ルーチンが実行されれば、まず、ステップ
Sl(以下、単にSlで表す。他のステップについても
同じ)において、前記6種類の検出順序のうち第1の検
出順序が選び出されてそれが初回の検出順序に決定され
、その検出順序が前記今回検出順序メモリ76に記憶さ
れる。続いて、S2において、今回の単位検出に属する
部分検出の実行番号(今回の単位検出において各部分検
出が行われる順序を表す番号)である検出順番号lの値
が1に設定され(今回の単位検出において第1番目に行
われる部分検出であることを示す)、その後、S3にお
いて、今回の検出順序に従って今回の検出順番号lに対
応する分割撮像領域70の番号mすなわちブロック番号
mが決定される。
続いて、S4において、先行車両のうち第m分割撮像領
域70内に存在する部分と自車両との車間距離が決定さ
れる。
本ステップの詳細を第7図に示す。このルーチンにおい
ては、まず、5101において、前記全体画像メモリ7
2から第1.第2全体画像データが読み出されるととも
に、第mブロックに対応する先頭番号Hイ、末尾番号T
、、初回先頭番号S。
および締固先頭番号E、がそれぞれROM64から読み
出され、さらに、初回先頭番号S、および締固先頭番号
E1の差がシフト量iの最終値である最終シフト量i。
0として演算される。続いて、5102において第m分
割画像のシフト量iの値がOにセットされ、5103に
おいて、シフト量jの現在値が最終シフト量18□4よ
り大きいか否かが判定される。今回はそうではないと仮
定すれば、判定結果がNoとなって、5104において
、受光素子の相対番号nの植が1にセットされ、510
5において、第m分割画像と今回の比較部分画像との不
一致度り、の値がOにセットされる。
その後、5106において、末尾番号T1から先頭番号
T、Thを差し引いたものに1を加えたものが第mブロ
ックに属する受光素子の数n、とじて演算されるととも
に、相対番号nの値がその受光素子の数n、より大きい
か否かが判定される。今回はそうでないと仮定すれば、
判定の結果がNOとなり、5107において、第mブロ
ックの、相対番号nが付されている受光素子、すなわち
絶対番号が(H,+n−1)である受光素子により検出
された輝度X Hm+n−1と、センサ32の、絶対番
号が((S、、+n−1) −i)である受光素子によ
り検出された輝度YLs□n−11−iとの差が不一致
度り、の現在値に加算され、8108において相対番号
nの値が1だけ増加させられる。5106〜5108の
実行は5106の判定結果がYESとなるまで繰り返さ
れる。その結果、不一致度D、の最終値が、今回のシフ
ト量iの下での第m分割画像と今回の比較部分画像との
不一致度となる。
8106の判定結果がYESとなれば、5IO9におい
てシフト量iが1だけ増加させられた後、5103に戻
る。S 1.03〜5109の実行は5103の判定結
果がYESとなるまで繰り返され、その結果、0から1
andまでのシフトMiの各々について不一致度D1が
求められる。5103の判定結果がYESとなれば、5
iloにおいて、(+e□+1)個の不一致度D、のう
ち最小であるものに対応する適正シフト量10□が求め
られ、5111において、先頭番号Hイと初回先頭番号
S7と適正シフト量j。p、とから第m分割画像とセン
サ32に係る全体画像との実ずれ量が演算されるととも
に、その実ずれ量が前記ROM64に記憶されているず
れ量の最小値(以下、単に最小ずれ量という)以上であ
るか否かが判定される。
そうであれば第m分割撮像領域70内に先行車両が存在
するから、その実ずれ量に応じた車間距離が前記車間距
離検出テーブルを用いて決定され、それが前記今回車間
距離メモリ74に記憶される。
これに対して、実ずれ量が最小ずれ量より小さい場合に
は、第m分割撮像領域70内に先行車両が存在しないか
ら、無限大を表す車間距離データが今回車間距離メモリ
74に記憶される。
その後、第6図の85において、今回車間距離メモリ7
4に記憶されている車間距離データが無限大を表すデー
タではないか否か、すなわち、第m分割撮像領域70内
に先行車両が存在するか否かが判定される。今回はそう
ではないと仮定すれば、判定の結果がNoとなり、後続
する分割撮像領域70について部分検出を行う必要があ
るから、S6において、検出順番号2の値が1だけ増加
させられ、S7においてその検出順番号lの現在値が6
より大きいか否かが判定され、そうでなげればS3に戻
る。
6個の分割撮像領域70のいずれかに先行車両が存在す
る場合には83〜S7の実行が繰り返されるうちに35
の判定結果がYESとなって、今回の単位検出において
今回の部分検出に後続する部分検出が省略される。本車
間距離検出装置は、自車両の前方に存在する物体は先行
車両1台だけであることを前提にして設計され、また、
先行車両が複数の分割撮像領域70に渡って存在する場
合には本来それら存在分割撮像領域全部についてそれぞ
れ部分検出を行うべきであるが、実際、それら存在分割
撮像領域についてそれぞれ決定される距離はほぼ同じで
あるという事実を利用して、それら存在分割撮像領域の
いずれかについての部分検出が行われたならば、それに
後続する部分検出を省略するように設計されているので
ある。
また、6個の分割撮像領域70のいずれにも先行車両が
存在しない場合には83〜S7の実行が繰り返されるう
ちに37の判定結果がYESとなる。
それら2つの場合にはいずれも、その後、S8において
、前記6種類の検出順序のうち第1番目の検出分割撮像
領域が最後の部分検出に係る分割撮像領域70(6個の
分割撮像領域70全部についてそれぞれ部分検出を行っ
た場合に先行車両が最初に存在すると判定される分割撮
像領域70)に一致するものが選び出され、その検出順
序が次回の検出順序に決定されて、その検出順序が前記
今回検出順序メモリ76に記憶される。その後、S2に
戻って、次回の単位検出が行われる。
距離検出の一例を第12図〜第15図に基づいて説明す
る。この例は、自車両100の前方に先行車両102が
存在する場合、すなわち、先行車両102が自車両10
0が走行している走行車線であって、左境界線104と
右境界線106とによって規定されるものを自車両10
0に先行して走行している場合である。
現在、先行車両102は第12図に示すように、6個の
分割撮像領域A−F全部に渡って存在していると仮定す
る。この状態で初回の単位検出が行ねれれば、初回の検
出順序は第11図に示す第1の検出順序であるから、部
分検出が分割撮像領域A〜Fについて順次行われる。初
回の単位検出においては分割撮像領域Aについての部分
検出において先行車両102が存在すると判定されるか
ら、第15図に示すように、分割撮像領域B−Fについ
ての部分検出が省略される。なお、同図において、丸が
付された分割撮像領域が先行車両102が存在する存在
分割撮像領域を示し、四角形が付された分割撮像領域が
部分検出が省略された分割撮像領域を示し、Xが付され
た分割撮像領域が先行車両102が存在しない不存在分
割撮像領域を示している。今回の単位検出においては分
割撮像領域Aについて検出された車間距離が自車両1゜
Oと先行車両102との車間距離として出力されること
になる。今回の単位検出においては分割撮像領域Aが最
初の存在分割撮像領域であるがら、初回の検出順序が次
回の検出順序とされる。
その後、第12図に示す状態がしばらく続いて後、第1
3図に示すように、先行車両102がそれの右方へずれ
たために、先行車両102が分割撮像N域A内には存在
しなくなったと仮定する。
第P、回の単位検出においては、分割撮像領域A〜Fに
ついて順に部分検出が行われ、その結果、第15図に示
すように、分割撮像領域Aが不存在分割撮像領域、分割
撮像領域Bが存在分割撮像領域であると判定されて、分
割撮像領域C−Fについての部分検出が省略される。し
たがって、今回の単位検出においては分割撮像領域Bに
ついて検出された車間距離が自車両100と先行車両1
゜2との車間距離として出力されることになる。今回の
単位検出においては分割撮像領域Bが最初の存在分割撮
像領域であるから、第11図に示す第2の検出順序が次
回の検出順序とされる。
次回の単位検出においては、第1番目の部分検出すなわ
ち分割撮像領域Bについての部分検出において先行車両
102が検出されるから、分割撮像領域A、C−Fにつ
いての部分検出が省略される。
その後、第13図に示す状態がしばらく続いて後、第1
4図に示すように、先行車両102がさらに右方へずれ
たために、先行車両102が分割撮像領域AおよびB内
には存在しなくなったと仮定する。第21回の単位検出
においては、第15図に示すように、分割撮像領域Bお
よびAが不存在分割撮像領域、分割撮像領域Cが存在分
割撮像領域とされるから、今回の単位検出においては分
割撮像領域D−Fについての部分検出が省略されること
になる。今回の単位検出においては分割撮像領域Cが最
初の存在分割撮像領域であるから、第11図に示す第3
の検出順序が次回の検出順序とされる。
次回の単位検出においては、分割撮像領域Cが存在分割
撮像領域とされて、分割撮像領域B、D。
A、EおよびFについての部分検出が省略される。
したがって、本実施例においては、各回の単位検出毎に
検出順序が先行車両が存在すると予想される分割撮像領
域の位置との関係において適正に決定されるとともに、
各回の単位検出の実行時に車間距離検出にとって重要で
ない部分検出が省略されるから、各回の単位検出の開始
時からできる限り短い時間の経過後にその回の単位検出
における車間距離が検出されるという効果と、各回の単
位検出にかかる時間が短縮されるという効果とが同時に
得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
コンピュータ60の、第6図のSI  S2およびS8
を実行する部分が照合順序決定手段を構成し、同図のS
3,35〜S7および第7図の5101〜5110を実
行する部分が照合手段を構成し、同図の5illを実行
する部分が距離出力手段を構成している。
なお、上記実施例においては、各回の検出順序が、その
回の単位検出において先行車両が存在すると予想される
分割撮像領域7oについての部分検出をそれ以外の部分
検出に先行させる検出順序に決定されるようになってい
て、先行車両の自車両に対する将来の走行位置とは無関
係に決定されるようになっていた。しかし、先行車両の
自車両に対する過去の走行位置の変化状況から将来の走
行位置を予想し、その予想した走行位置に対応する分割
撮像領域についての部分検出をそれ以外の部分検出に先
行させる検出順序に決定されるようにすることも可能で
ある。
また、前記実施例においては、複数回の単位検出が先行
車両が検出されない状態で繰返し行われる場合にはそれ
ら各単位検出における検出順序が不変されていたが、例
えば、それら各単位検出における検出順序を、複数の分
割撮像領域70のうち自車両の将来の走行経路とほぼ一
致するものについての部分検出をそれ以外の部分検出に
先行させる検出順序に決定することにより、検出順序を
可変とすることができる。先行車両が検出されない場合
には自車両の将来の走行経路を勘案して検出順序を決定
し、先行車両が検出された場合には先行車両の位置を勘
案して検出順序を決定することができるのである。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、この他にも当業者の知識に基づいて種々の変形、
改良を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である車間距離検出装置の
本体部を示す平面図である。第3図は上記車間距離検出
装置の信号処理部を示すブロック図である。第4図は第
3図におけるROMの構成を概念的に示す図である。第
5図は第3図におけるRAMの構成を概念的に示す図で
ある。 第6図および第7図はそれぞれ、第4図における車間距
離検出ルーチンを示すフローチャートである。第8図お
よび第9図はそれぞれ、第3図における第1および第2
CCDラインセンサの構成を概念的に示す図である。第
10図は第4図における車間距離検出テーブルを説明す
るためのグラフである。第11図は上記実施例において
用いられる6種類の検出順序を示す表である。第12図
〜第15図はそれぞれ、上記車間距離検出ルーチンの実
行の様子を説明するための一興体例を示す図である。第
16図は、本出願人が本発明の完成に先立って提案した
提案装置を作動させた場合に行われる距離検出の一例と
、理想的な距離検出の一例と、本発明装置の一実施例を
作動させた場合に行われる距離検出の一例とを示す図で
ある。 10:本体部      12:信号処理部30.32
:第1.第2CCDラインセンサ40:全体撮像領域 50.52:第1.第2撮像手段 60:コンピュータ 70:分割撮像領域  100:自車両102:先行車

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車両に設けられてその車両とそれの前方に存在する物体
    との距離を検出する車両用距離検出装置であって、 帯状を成して水平に延びる全体撮像領域で前記物体を含
    む像をそれぞれ撮像する2つの撮像手段と、 それら撮像手段の一方の全体撮像領域がそれの延びる方
    向に並んだ複数の分割撮像領域に分割された各分割撮像
    領域に対応する分割画像と、他方の撮像手段の全体撮像
    領域に対応する全体画像との部分照合をそれら分割撮像
    領域に対して予め定められている照合順序に従って行う
    単位照合を繰返し行う照合手段と、 その照合手段による照合結果に基づいて前記距離を決定
    し、それを出力する距離出力手段と、前記照合手段が各
    回の単位照合を行う毎に、その回の単位照合に先立って
    、その回の単位照合における照合順序を決定する照合順
    序決定手段とを含むことを特徴とする車両用距離検出装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07294251A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Nippon Soken Inc 障害物検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07294251A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Nippon Soken Inc 障害物検出装置

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