JPH04122051U - レーザマーキング装置 - Google Patents

レーザマーキング装置

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JPH04122051U
JPH04122051U JP3616491U JP3616491U JPH04122051U JP H04122051 U JPH04122051 U JP H04122051U JP 3616491 U JP3616491 U JP 3616491U JP 3616491 U JP3616491 U JP 3616491U JP H04122051 U JPH04122051 U JP H04122051U
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JP
Japan
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opaque layer
knob
marking device
laser beam
peeled
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Pending
Application number
JP3616491U
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English (en)
Inventor
博 松丸
正雄 出頭
実 小峰
Original Assignee
ナイルス部品株式会社
城南工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP3616491U priority Critical patent/JPH04122051U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透過照明付きスイッチ類のノブの表示部の不
透明層の剥離部分をレーザビームによって美麗、迅速に
形成する量産性の高いレーザマーキング装置を得る。 【構成】 第1エキスパンダ3及び第2エキスパンダ4
によって径を拡大されたレーザビーム光路中に、前記剥
離部分と相似形状の透過部分を有するマスク5と、この
マスク5の像を被加工物9の表示面に縮小結像する位置
に結像レンズ7を備えたことを特徴とする。 【効果】 前記不透明層を強力なレーザビームによって
加熱蒸発させるので、前記表示面加工物の不透明層は瞬
時に蒸発し美麗な剥離部分を簡単な作業で短時間に形成
することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、透過照明付きスイッチ類のノブの表示面を形成するに適したレー ザマーキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の透過照明付きスイッチ類のノブの一例を示す断面図である。図に おいて、91はプラスチックなどからなるノブ本体、92は例えば曲面に印刷可 能なタンポ印刷などによって印刷された文字、図形或は白色又は有彩色の半透光 性の塗料で塗装された下地層、94は例えば静電塗装或はドブ浸け塗装などによ って形成された黒色などの不透明層、95は文字或は図形の形状に応じて剥離さ れた不透明層の剥離部分である。このように構成されたノブは、以前にはなかっ た鮮明な表示部を形成することができ、特にノブ本体91が半透光性のプラスチ ックからなっている場合は、ノブ本体91の内部に小形の照明ランプを設けて点 灯すると、剥離部分95が鮮明に浮き上がって見え、優れた透過照明付きスイッ チ類のノブになるという効果がある。
【0003】 前記剥離部分95を形成するには、例えば特開平1−109031号公報に記 載のように、前記下地層92の上で剥離部分95に対応する部分に非接着性の塗 料を用いて印刷したのち不透明層94を塗装する。こののち不透明層94に粘着 テープを貼り付け引き剥がすと、非接着性塗料の部分が不透明層94と共に剥離 して希望の図形に剥離部分95を短時間で形成できる技術が知られていたが、前 記技術によって形成された剥離部分95の輪郭には凹凸ができ易く作業に繊細な 注意を必要とし量産に適しないなどの問題点があった。
【0004】 また、前記ノブの表示面に表示文字或は表示図形を打ち抜いた形状の金属薄層 を例えばスパッタリングなどによって形成する方法も知られているが、スパッタ リング装置の事前準備及び後処理などの整備時間が必要で1個当りの製造費用が 高くなるという問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、かかる問題点を解決するためになされたもので、透過照明付きス イッチ類のノブの表示面形成を量産可能で安価に行うことのできるレーザマーキ ング装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるレーザマーキング装置は、透過照明付きスイッチ類のノブの 表示部分に下地層と不透明層を構成し、この不透明層の表示部分をレーザ光によ って蒸発剥離させるため、レーザビーム径を拡大した光路中に上記剥離部分に相 似形状の透過部分を有するマスクと、このマスクの像を前記表示面に縮小結像さ せる位置に結像レンズを設けたものである。
【0007】
【作用】
この考案のレーザマーキング装置においては、前記結像レンズによって前記マ スクの像を縮小結像するので、強力なレーザビームによって前記不透明層の剥離 部分を照射するので、不透明層は吸熱して蒸発し、美麗な輪郭をもつ剥離部分を 簡単かつ短時間に形成できる。
【0008】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例であるレーザマーキング装置を示す構成図である。 図において、1は炭酸ガスレーザ発振器などからなるレーザ発振器、2は導入部 ミラー、3は凹レンズと凸レンズの組み合わせからなる第1エキスパンダ、4は 同じく第2エキスパンダ、5は第2エキスパンダ4を出射したレーザビーム光路 中にあって、例えばガラス板上に文字・図形の相似の透過部分を有するアルミニ ウム又はクロムなどの薄膜を蒸着などによって形成してなるマスク、6は出射部 ミラー、7は結像レンズ、8は受台、9は被加工物である透過照明付きスイッチ 類のノブで、結像レンズ7は受台8に設置された被加工物9の表示面に、マスク 5の像を例えば1/2に縮小して結像させるような位置に配設されている。
【0009】 図2は図1のレーザマーキング装置の加工に適した構成の被加工物9である透 過照明付きスイッチ類のノブを示す断面図である。図4と同一又は相当部分は同 一符号を用いて表示してあり、その詳細な説明は省略する。図において、93は 下地層92と不透明層94との間に透明な塗料などを用いて設けた透明層である 。
【0010】 次に、図1に示すこの考案の一実施例であるレーザマーキング装置の動作につ いて説明する。受台8に図2に示す構成の被加工物9を設置し、レーザ発振器1 を発振させると、直径約10mmのレーザビームが発せられこのレーザビームは 2枚の導入部ミラー2によって反射され第1エキスパンダ3に導入される。第1 エキスパンダ3において上記レーザビーム径は約20mmに拡大されたのち第2 エキスパンダによって径約60mmに拡大されてマスク5を照射する。結像レン ズ7はマスク5の透過部分の像を例えば1/2に縮小し出射部ミラー6を介して 被加工物9の表示面に結像させる。従って、レーザビームは強力となり被加工物 9の不透明層94の剥離部分95は急激に温度上昇し蒸発して剥離される。以上 のようにしてレーザビームの照射時間0.1秒前後という極めて短時間に簡単な 作業で被加工物9の表示面に美麗な表示文字・図形を形成することができる。し かも、被加工物9の表示面が曲面であっても加工することができる。
【0011】 この場合、前記下地層92が有彩色の場合は加熱のため脱色、変色、剥離など の不良、白色の場合は黄変、剥離などの不良が発生することがあるが、図2に示 した透明層93があるとこれが保護層となって極めて有効に作用し不良の発生を 防止する。
【0012】 図3(a)及び図3(b)は、この考案のレーザマーキング装置によって形成 されたスイッチ類のノブの表示部の例を示す平面図である。図において、96は 前記不透明層94をレーザビームによって剥離して形成した表示文字である。図 3(a)は剥離部分95の中に印刷によって文字などを形成した下地層92を浮 き上がらせるようにしたものと表示文字96とを有する表示部を示す。図3(b )は有彩色の下地層92の上にその面積より小さい面積の剥離部分95を形成し て種々の色の図形と表示文字96を形成した例を示す。いずれも下地層92を半 透光性のインキを用いて印刷すると、透過照明付きスイッチとして優れた表示と なるなど多様な表示を形成することができる。
【0013】
【考案の効果】
この考案は以上説明したとおり、被加工物である透過照明付きスイッチ類のノ ブの表示面を形成するに際し、上記ノブの表示面には下地層の上に不透明層を形 成し、この不透明層の剥離部分と相似形状の透過部分を有するマスクと、このマ スクの像を上記表示面に縮小結像させる結像レンズを備えたレーザマーキング装 置を用い上記表示面の不透明層をレーザビームによって加熱蒸発による剥離を行 うようにしたので、極めて美麗な剥離部分を簡単な作業で迅速に形成することが でき量産性に優れたレーザマーキング装置を得ることのできるなどの優れた効果 を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるレーザマーキング装
置を示す構成図。
【図2】この考案のレーザマーキング装置による加工に
適したスイッチ類のノブを示す断面図。
【図3(a)】この考案のレーザマーキング装置によっ
て形成されたスイッチ類のノブの表示部の一例を示す平
面図。
【図3(b)】この考案のレーザマーキング装置によっ
て形成されたスイッチ類のノブの表示部の他の一例を示
す平面図。
【図4】従来の透過照明付きスイッチ類のノブを示す断
面図。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 導入部ミラー 3 第1エキスパンダ 4 第2エキスパンダ 5 マスク 6 出射部ミラー 7 結像レンズ 8 受台 9 被加工物 91 ノブ本体 92 下地層 93 透明層 94 不透明層 95 剥離部分 96 表示文字
フロントページの続き (72)考案者 小峰 実 茨城県稲敷郡江戸崎町椎塚1339 城南工業 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過照明付きスイッチ類のノブの表示面
    に、下層には下地層を、上層には不透明層を設け、この
    不透明層の一部分を剥離して文字・図形などを表示する
    ようにしたレーザマーキング装置において、レーザビー
    ム径を拡大した光路中に前記文字・図形に相似の透過部
    分を有するマスクと、このマスクの像を加工物である前
    記ノブの表示面に縮小結像させるように設置した結像レ
    ンズを備えたことを特徴とするレーザマーキング装置。
JP3616491U 1991-04-19 1991-04-19 レーザマーキング装置 Pending JPH04122051U (ja)

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JP3616491U JPH04122051U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 レーザマーキング装置

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JP3616491U JPH04122051U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 レーザマーキング装置

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JPH04122051U true JPH04122051U (ja) 1992-10-30

Family

ID=31918166

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JP3616491U Pending JPH04122051U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 レーザマーキング装置

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59186212A (ja) * 1983-04-05 1984-10-23 九州日立マクセル株式会社 キ−トツプの製造方法
JPS62203691A (ja) * 1986-03-05 1987-09-08 Mitsubishi Electric Corp レ−ザマ−キング方法
JPH02251387A (ja) * 1989-03-27 1990-10-09 Toshiba Corp レーザマーキング装置
JPH0491873A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Daikyo Inc 表示パネルの製造方法

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