JPH04121758U - 単結晶素子 - Google Patents
単結晶素子Info
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- JPH04121758U JPH04121758U JP2751091U JP2751091U JPH04121758U JP H04121758 U JPH04121758 U JP H04121758U JP 2751091 U JP2751091 U JP 2751091U JP 2751091 U JP2751091 U JP 2751091U JP H04121758 U JPH04121758 U JP H04121758U
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Landscapes
- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリコン基板上に形成した単結晶素子(例え
ばピエゾ抵抗素子)に配線を行う際の配線の段切れ防止
を図る。 【構成】 シリコン基板1上に絶縁膜2を介して形成さ
れた単結晶素子3において,前記抵抗素子はその表面が
(100)の結晶方向を有し,その端面を<110>の
方向に配置するとともに端面にテ−パを設けて台形状に
形成したもの。
ばピエゾ抵抗素子)に配線を行う際の配線の段切れ防止
を図る。 【構成】 シリコン基板1上に絶縁膜2を介して形成さ
れた単結晶素子3において,前記抵抗素子はその表面が
(100)の結晶方向を有し,その端面を<110>の
方向に配置するとともに端面にテ−パを設けて台形状に
形成したもの。
Description
【0001】
本考案は,シリコン基板上に形成された単結晶素子(例えばピエゾ抵抗素子)
に配線を行う際の,配線の段切れ防止を図ったものである。
【0002】
pn接合で絶縁分離されたピエゾ抵抗歪みゲ―ジは150〜250℃以上の高
温下で使用すると接合部のリ―ク電流が圧力センサとしての動作に支障がでるほ
ど大きくなってしまう。そこで,歪みゲ―ジを誘電体で分離した様々なSOI(
Silicon on Insulator)構造の高温用圧力センサが提案されている。SOI構造
のシリコン基板は直接接合やSIMOX技術,または溶融再結晶の技術等により
製造される。
【0003】
ところで,SOI構造の絶縁膜上の単結晶層はいずれの場合もその厚さが1〜
数μmと比較的厚くなる傾向にある。
即ち,直接接合の場合は厚さを薄くする場合,機械的な精度や結晶がダメ―ジ
を受けるという問題があり,SIMOX技術により製造した場合は薄い単結晶を
形成可能であるが,その上に更にシリコンをエピタキシャル成長させて使用する
。更に溶融再結晶技術を用いた場合も単結晶層の膜厚が1〜数μmの厚さとなる
。
【0004】
ところで,例えばシリコン基板にダイアフラムを形成し,そのダイアフラム上
に形成したピエゾ抵抗素子に配線を行う場合,ピエゾ抵抗素子の厚さが厚いと段
切れを生じ易いという問題があった。
【0005】
図5はSi基板1上の絶縁層2の上に厚さ1〜数μmの単結晶層(ピエゾ抵抗
素子)3が形成され,その単結晶層3に蒸着等によりAl等の配線4を形成した
状態を示すものである。図に示すように単結晶層3の端部が急激に立上がってい
るので矢印aで示す部分が段切れを起し易いという問題がある。また,図6に示
すものは絶縁層2の上に平坦化層としての絶縁層5を形成し,その絶縁層5の上
に配線を施したものである。
【0006】
しかしながら,いずれの方法も不必要にAl膜や絶縁層が厚くなり,素子に悪
影響を与える可能性があった。
【0007】
本考案は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので,素子の形成方
向とエッチングを用いて段切れのない単結晶素子の形成方法を提供することを目
的とする。
【0008】
上記課題を解決する為に本考案は,シリコン基板上に絶縁膜を介して形成され
たシリコン単結晶素子において,前記単結晶素子は表面の結晶面が(100)面
を有し,少なくとも配線が施される部分を<110>の方向に配置するとともに
稜線に勾配を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
表面が(100)面の単結晶層を異方性エッチング液でエッチングすると,(
111)面のエッチング速度が非常に遅いため,<110>方向の稜線は(10
0)面に対して54.7゜の角度で除去される。
【0010】
図1は本考案の一実施例を示す平面図,図2は図1のA−A断面図である。こ
れらの図において1は単結晶シリコン基板,2は絶縁層,3は絶縁層2上に形成
された厚さ1〜数μmの単結晶層である。
【0011】
図1,図2において,絶縁層2の上に単結晶層3を形成するまでは公知のSO
I技術を用いて作製する。図1のシリコン基板1においてbで示す直線部分は面
方位が(110)のオリエンテ―ションフラット,×印で示す方向が<100>
,+で示す方向が<110>となる。本考案では単結晶の端部を<110>に沿
って形成する。
【0012】
即ち,図1において単結晶層3は長方形状とされ,その長辺Lおよび短面は<
110>の方向に沿って形成する(この場合,先に述べたように単結晶層3の厚
さは1〜数μmとなっている)。
【0013】
次に,下記の溶液のうち少なくとも一種類を含む溶液により単結晶層のエッチ
ングを行う。
水酸化カリウム(KOH),ヒドラジン(N2 H4 ),エチレンジアミンピロ
カテコ―ル,4メチルアンモニウム水酸化物,3メチル−2酸化エチルアンモニ
ウム水酸化物,Cu(NO 3)2
【0014】
上記のエッチング液は単結晶シリコンに対しては異方性エッチング液として機
能する。その結果,単結晶層は第2図に示すように端面が(100)面に対して
54.7゜の角度で除去される。そして両面にテ―パを有する台形状の単結晶層
が形成された時点でエッチングを中止する。
なお,シリコン基板1上に単結晶層3を形成する場合,例えば図3に示す様に
その端面を<100>方向に形成した方が良い場合がある。その場合は図4に示
す様に素子としての機能を保ったまま<100>に沿った端面を細かな<110
>方向の組み合わせで形成することにより同等の性能を得ることができる。
【0015】
上記の様に作製した単結晶層はその端面が(100)面に対して台形状に形成
される。次に,基板全面に絶縁層2´を形成して配線すべき箇所のパタ―ニング
を行い,この単結晶層3に蒸着等により配線を行うが,端部にテ―パが形成され
ているので段切れのない配線を行うことができる。
なお,図4では全ての稜線を<110>方向に形成したが,絶縁膜2上から単
結晶層3上に配線が行われる部分のみに勾配が形成されれば良いので配線が行わ
れる部分の単結晶部分の稜線のみを<110>方向に形成しても良い。
【0016】
以上実施例とともに具体的に説明した様に,本考案によれば配線を行う際の,
配線の段切れのない単結晶素子を実現することができる。
【図1】本考案の単結晶素子の一実施例を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A断面を示す図である。
【図3】単結晶素子が<100>の方位に形成された一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】図3の単結晶素子を<110>の方位に形成し
た一例を示す図である。
た一例を示す図である。
【図5】従来の単結晶素子に配線を行った状態を示す断
面図である。
面図である。
【図6】従来の単結晶素子に配線を行った状態を示す断
面図である。
面図である。
1 シリコン基板
2 絶縁層
3 単結晶層
フロントページの続き
(72)考案者 稲村 功
東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河
電機株式会社内
(72)考案者 鈴木 良孝
東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河
電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコン基板上に絶縁膜を介して形成さ
れたシリコン単結晶素子において,前記単結晶素子は表
面の結晶面が(100)面を有し,少なくとも配線が施
される部分を<110>の方向に配置するとともに稜線
に勾配を形成したことを特徴とする単結晶素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2751091U JPH04121758U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 単結晶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2751091U JPH04121758U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 単結晶素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04121758U true JPH04121758U (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=31911788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2751091U Pending JPH04121758U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 単結晶素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04121758U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61224358A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | Hitachi Ltd | 薄膜半導体装置の製造法 |
JPH02143465A (ja) * | 1988-11-24 | 1990-06-01 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体センサおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP2751091U patent/JPH04121758U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61224358A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | Hitachi Ltd | 薄膜半導体装置の製造法 |
JPH02143465A (ja) * | 1988-11-24 | 1990-06-01 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体センサおよびその製造方法 |
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