JPH04121500U - エゼクタ装置 - Google Patents

エゼクタ装置

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JPH04121500U
JPH04121500U JP60191U JP60191U JPH04121500U JP H04121500 U JPH04121500 U JP H04121500U JP 60191 U JP60191 U JP 60191U JP 60191 U JP60191 U JP 60191U JP H04121500 U JPH04121500 U JP H04121500U
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ejector
passage
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ejector device
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JP60191U
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English (en)
Inventor
茂和 永井
哲夫 久々湊
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単独での使用の他、マニホールド化されて使用
することも可能であり、これによって汎用性に優れたエ
ゼクタ装置を提供する。 【構成】エゼクタ本体16と、前記エゼクタ本体16に
真空ポート36および空気供給ポート38を連通させる
ブロック体14とを備え、前記ブロック体14は、二以
上のブロック体14同士を連設させるための連設手段を
構成する貫通穴54a、54bと、二以上のブロック体
14に設けられている通路同士を連通させる螺孔74
と、前記螺孔74を外部から閉塞させる盲栓螺子76a
とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、単体として使用されるとともに、マニホールド化されることも可能 なエゼクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エゼクタ装置は空気を吸引して真空を得る装置として、近年、とみにその利用 範囲が拡大している。この場合、エゼクタ単体では利用されることは稀であり、 その周辺機器として、例えば、方向制御弁、圧力制御弁、チェック弁、サクショ ンフィルタ、消音器、圧力スイッチ等が付設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種のエゼクタ装置は、単独で使用される場合と、二以上連設し てマニホールド化して使用する場合とで、それぞれの構成が異なってしまう。こ のため、マニホールド化されたエゼクタ装置を単独で使用することができず、種 々の用途に多数のエゼクタ装置を用意しなければならず、不経済且つ非効率的で あるという問題が指摘される。
【0004】 本考案は前記の不都合を克服するためになされたものであって、単独での使用 の他、マニホールド化されて使用することも可能であり、これによって汎用性に 優れたエゼクタ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、エゼクタ本体と、 前記エゼクタ本体に真空ポートおよび空気供給ポートを連通させるブロック体 とを備え、 前記ブロック体は、二以上のブロック体同士を連設させるための連設手段と、 二以上のブロック体に設けられている通路同士を連通させる連通手段と、 前記連通手段を外部から閉塞させる閉塞手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の本考案に係るエゼクタ装置では、ブロック体の連通手段を閉塞手段によ り閉塞することによって、このエゼクタ装置を単体として使用することができる 。一方、各ブロック体の通路同士を連通手段により連通させるとともに、前記ブ ロック体同士を連設手段により一体的に連設させ、さらに外部に開口する連通手 段を閉塞させることにより、エゼクタ装置をマニホールド化して使用することが できる。
【0007】
【実施例】
本考案に係るエゼクタ装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら 以下詳細に説明する。
【0008】 図1乃至図4において、参照符号10は本考案に係るエゼクタ装置を示し、エ ゼクタ装置10は第1のブロック体12、第2のブロック体14、エゼクタ本体 16、プレート部材18、第3のブロック体20、圧力スイッチ22、安全弁2 4、電磁操作による開閉弁26等から構成され、前記構成要素は夫々偏平な略直 方体あるいは柱状であり夫々内部に気体の通路が形成される。また、エゼクタ装 置10はその内部にサクションフィルタ28、チェック弁30a、30b、サイ レンサ32等を内装する。
【0009】 先ず、ブロック体12においては、夫々螺孔からなる真空ポート36、空気供 給ポート38、および前記真空ポート36、空気供給ポート38の間に凹部40 を刻設し、また、真空ポート36と凹部40とを連通するコの字型の通路42に サクションフィルタ28が内装される。この場合、空気供給ポート38に連通し て通路39が画成され、一方、サクションフィルタ28は凹部40から着脱自在 に構成しておく。次に、前記凹部40にはシール部材44を介装して蓋46が螺 子48a、48bの挿入螺着により取り付けられる。ブロック体12とブロック 体14はその間にシール部材50を介装して螺子52a、52bをブロック体1 2からブロック体14に至るまで貫通させて螺着することにより一体化される。
【0010】 また、ブロック体14にはその幅広な側面と下面に夫々貫通穴(連設手段)5 4a乃至54c、螺孔56a、56bを穿設し、さらにブロック体14にはサイ レンサ32、チェック弁30a、30b、フィルタ58が内装される。サイレン サ32は、図5に示すように、カバー60a、60bおよび板体62によって位 置決め固定する。この場合、カバー60a、60b、板体62はサイレンサ32 から排気される気体の流路を十分に確保するために多数の孔が穿設されており、 螺子64a、64bをカバー60a、ブロック体14、カバー60bに挿通して 螺着することによりこれらを一体化する。なお、ブロック体14に穿設された通 路70並びに通路72には夫々内螺子を刻設しておく。また、通路72に連通し て螺孔(連通手段)74を形成し、この螺孔74の開口部に盲螺子(閉塞手段) 76a、76bを螺入する。ブロック体14の下面に形成された孔78および開 口部80には夫々内螺子を刻設して盲螺子82a、82bを螺入する。
【0011】 一方、エゼクタ本体16にはブロック体14のサイレンサ32に至る通路15 6に連通するようにエゼクタ本体16を横断する通路154を穿設し、さらに、 チェック弁30a、30bを内装する凹部に対応させてディフューザ室140、 144を画成し、しかも、フィルタ58を内装する凹部に対応させて通路138 を穿設する。さらに、エゼクタ本体16の長手方向に孔83、通路142、通路 146を穿設する。この場合、前記孔83の穿設に際しては予めこれよりも大径 の孔94bを形成し、一方、通路142、146の形成にはこれらよりも大径の 孔94aが好適に用いられる。次に、前記孔83にはOリング84および円筒部 材86を取り付けたノズル88を嵌入する。なお、エゼクタ本体16において、 通路142の一端部はディフューザ室140側の直径が拡開するテーパ状に形成 し、ノズル88の先端部から勢いよく噴出する流体を好適に捕捉するように構成 しておく。また、通路146においては、通路142から噴出する流体を充分に 捕捉するように通路146の直径を比較的大きく形成しておく。さらに、この場 合、図6に示すように、円筒部材86には凹部90を刻設し、この凹部90とノ ズル88の通路とを連通する通路92を穿設する。また、エゼクタ本体16内の 通路の作成のために穿設された孔94a、94bには夫々内螺子を刻設し、盲螺 子96a、96bを螺入しておく。
【0012】 ブロック体14とエゼクタ本体16との間、エゼクタ本体16とプレート部材 18との間には夫々シール部材(シール手段)98、シール部材100を介装し て積層し、螺子102a、102bをプレート部材18からブロック体14に至 るまで貫通させて螺着する。
【0013】 一方、ブロック体20にはOリング106を装着し、螺子108a、108b をブロック体20からプレート部材18に至るまで貫通させて螺着することによ り前記二者を一体化する。圧力スイッチ22にはOリング110を装着し(図3 参照)、螺子112a、112bを圧力スイッチ22、ブロック体20に挿入、 緊締することによりこれらを一体化している。この場合、圧力スイッチ22の上 面には圧力設定の調整用螺子114および圧力状態の表示部116が設けられ、 圧力スイッチ22の操作、あるいは、確認を上面方向から行うことができるよう に構成する。また、ブロック体14の上面にはシール部材118、開閉弁26を 載設し、螺子120a、120bを開閉弁26からシール部材118を貫通させ てブロック体14に挿入緊締することにより前記三者を一体化する。この場合、 開閉弁26の上面に弁操作の信号を入力するリード線121a、121bを接続 しておく。一方、安全弁24にはOリング122を装着し、螺子124a、12 4bを安全弁24、開閉弁26に挿入、緊締してこれらを一体化する。この場合 も安全弁24の上面には弁作動時の流量の調整用螺子126が設けられ、さらに 弁作動時に空気を導入するためにポート128を設けておく。
【0014】 なお、前記全てのシール部材には各通路等の接続を妨げないように、適宜、孔 を設け、また、上記した全てのOリングは各通路の好適な連通状態を得るために 夫々適切に装着される。このようにして各構成要素が連設され、エゼクタ装置1 0は、図から容易に諒解されるように、偏平な直方体に近似した板状となる。
【0015】 次に、以上のように構成されるエゼクタ装置の空気通路を図7に模式的に示し 、その作用について説明する。
【0016】 先ず、圧力源130から開閉弁26に空気が供給される。この場合、圧力源1 30を空気供給ポート38に接続し、従って、前記空気供給ポート38に供給さ れた空気は通路132、72、螺孔74および134を順次通過し、開閉弁26 に供給される。この空気は開閉弁26の弁操作により当該開閉弁26から通路1 36、フィルタ58を通過してエゼクタ本体16の通路138に供給され、さら に、ノズル88から勢いよく送出され、ディフューザ室140、通路142、デ ィフューザ室144を順次通過して通路146に至る。この時、前記ディフュー ザ室140および144に負圧が生じ、結果的に、真空ポート36から気体が吸 引抽出される。すなわち、この吸引抽出される気体は真空ポート36、通路42 、サクションフィルタ28、通路70を順次通過して通路148に至り、さらに この気体は通路150と152とに分流して夫々チェック弁30a、30bを通 過する。そこで、ノズル88から所定圧力下に噴出する空気は通路142に流入 するが、この時、チェック弁30aを介して導入される空気を吸引する。さらに 、この通路142から送出される空気はディフューザ室144でチェック弁30 bを介して送給される空気を吸引する。このようにして通路148側に真空を生 じさせる空気は、次いで、通路146に流入し、通路154、156を通過して サイレンサ32に送り込まれる。このサイレンサ32に送り込まれた気体は消音 された上でカバー60a、60bおよび板体62の孔を通過してエゼクタ装置1 0の外部に排気される。なお、安全弁24は通路160および162により通路 150に管路的に接続されており、吸引機構側の真空圧が設定値に達した時には ポート128から通路150に空気が導入され、吸引機構側の真空圧を制御する 。また、圧力スイッチ22は通路164、166、凹部168、通路170、1 72を順次介して通路42に管路的に接続されているために、この圧力スイッチ により所望の真空度を選択できる効果が得られる。すなわち、前記管路を介して 吸引機構側の真空圧に応じて圧力スイッチ22が作動するとともにこの状態は表 示部116に示される。
【0017】 さらに、エゼクタ装置10を複数個連設してマニホールド化を図る場合、図8 に示すように、夫々のエゼクタ装置10a乃至10dの側面を互いに接して使用 することができる。この場合、貫通穴54a乃至54cを夫々連通状態として長 い通孔を形成し、この通孔に連設手段を構成するボルト200を挿通して螺着す れば、容易にエゼクタ装置10a乃至10dを連設固定することができる。なお 、この場合、並設状態にあるエゼクタ装置において、最も外側に位置するいずれ か一つのエゼクタ装置の盲螺子76a(76b)を螺孔74に螺着し、残余のエ ゼクタ装置の盲螺子76a、76bを全て取り外す。そして、他の外側の盲螺子 76b(76a)に管路を接続する。その際、各エゼクタ装置10a乃至10d の間に適当なシール部材を介装する。この結果、全ての螺孔74が一つの連通通 路を形成する。一方、空気供給ポート38の全てを盲螺子等を用いて閉塞するこ とにより、空気供給側のマニホールド化を達成することができる。このように、 エゼクタ装置を複数個連設する場合においても、前述した種々の作業や操作を不 都合なく簡易に行うことが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るエゼクタ装置では、ブロック体の連通手段を閉塞 手段により閉塞することによって、単独での使用が可能になる。一方、各ブロッ ク体の通路同士を連通手段により連通させるとともに、連設手段により前記ブロ ック体を一体的に連設させることにより、エゼクタ装置をマニホールド化して使 用することが可能になる。これにより、単独使用とマニホールド化とが容易に可 能となり、種々の用途に有効に利用することができ、汎用性に優れるという効果 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエゼクタ装置の概略斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るエゼクタ装置の一部縦断面図であ
る。
【図3】本考案に係るエゼクタ装置の一部省略分解斜視
図である。
【図4】本考案に係るエゼクタ装置の一部省略分解斜視
図である。
【図5】本考案に係るエゼクタ装置におけるサイレンサ
内装部の断面図である。
【図6】本考案に係るエゼクタ装置におけるノズルおよ
びその付帯部品の断面図である。
【図7】本考案に係るエゼクタ装置の空気流路の構成図
である。
【図8】本考案に係るエゼクタ装置を並設する場合の説
明に供する概略斜視図である。
【符号の説明】
10…エゼクタ装置 12、14…ブロック体 16…エゼクタ本体 20…ブロック体 30a、30b…チェック弁 36…真空ポート 38…空気供給ポート 54a〜54c…貫通穴 70、72…通路 74…螺孔 76a、76b…盲栓螺子 98…シール部材 200…ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エゼクタ本体と、前記エゼクタ本体に真空
    ポートおよび空気供給ポートを連通させるブロック体と
    を備え、前記ブロック体は、二以上のブロック体同士を
    連設させるための連設手段と、二以上のブロック体に設
    けられている通路同士を連通させる連通手段と、前記連
    通手段を外部から閉塞させる閉塞手段とを備えることを
    特徴とするエゼクタ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエゼクタ装置において、エ
    ゼクタ本体とブロック体との間にシール手段を介装する
    ことを特徴とするエゼクタ装置。
JP60191U 1991-01-11 1991-01-11 エゼクタ装置 Pending JPH04121500U (ja)

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JP60191U JPH04121500U (ja) 1991-01-11 1991-01-11 エゼクタ装置

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JP60191U JPH04121500U (ja) 1991-01-11 1991-01-11 エゼクタ装置

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ID=31898532

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