JPH04121420A - ２サイクルエンジンのリードバルブ装置 - Google Patents

２サイクルエンジンのリードバルブ装置

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JPH04121420A
JPH04121420A JP2240001A JP24000190A JPH04121420A JP H04121420 A JPH04121420 A JP H04121420A JP 2240001 A JP2240001 A JP 2240001A JP 24000190 A JP24000190 A JP 24000190A JP H04121420 A JPH04121420 A JP H04121420A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、吸気通路に装着されて吸気の流通、遮断を
制御する２サイクルエンジンのリードバルブ装置に関す
る。
（従来の技術） ２サイクルエンジンでは、クランクケースに燃料ガスか
吸入され、その流通、遮断を制御するためにリードバル
ブ装置が用いられるものが多い。
リードバルブ装置は一種の逆止弁で、その典型的な配置
を第３図に示す。
先ず、クランクケースの一部にバルブ室ａが形成され、
その外端に吸気通路Ｃを介してキャブレタｂが接続され
る。すなわち、燃料ガスはバルブ室ａを通ってクランク
ケースに吸入され、このバルブ室ａにリードバルブアッ
センブリｄか収容される。
リードバルブアッセンブリｄは、基端部が開放され、弁
口ｅを開設された上下面が先端に向かって収斂する箱型
のバルブボディｆをベースとして、その上下面の弁口ｅ
にリードバルブｇが弾接されたもので、リードバルブｇ
は、先端部を自由端として基端部がバルブボディｆに固
定される。そして、このリードバルブアッセンブリｄが
、先端部をクランクケース内に向け、基端部のフランジ
ｈによって入口を塞ぐようにしてバルブ室ａ内に取着け
られる。
吸気行程におけるクランクケース内の負圧により、燃料
ガスは、吸気通路Ｃからバルブボディｆ内を通ってリー
ドバルブｇを押し開けて吸入され、クランクケース内が
正圧に戻ると、リードバルブｇが直ちに弁口ｅを閉じ、
燃料ガスの逆流を阻止する。こうして、リードバルブ装
置は一種の逆止弁の機能をもって吸気通路を開閉制御す
る。
ところで、このように取着けられたリートバルブ装置の
燃料ガス流入の状態を観察すると、大部分はリードバル
ブｇの先端部から流れ出るか、部は弁口ｅの側縁から側
方へ流出しようとするものがある。しかしこの分は、僅
かな隙間ｉを隔ててバルブ室ａの側壁か対向するので、
滑らかな流出が阻害され、従ってリードバルブ装置全体
の吸入効率を低下させる結果を招くものであった。
（発明が解決しようとする課題） この発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
で、クランクケースのバルブ室に収容された２サイクル
エンジンのリードバルブ装置において、リードバルブの
両サイドからの燃料ガス流量を増大して吸入効率を上げ
、よって全回転域のエンジン性能を向上することができ
るようにした２サイクルエンジンのリードバルブ装置を
得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
（課題を解決するための手段） 上記の目的をもって、この発明の２サイクルエンジンの
リードバルブ装置は、吸気通路に接続されるクランクケ
ースにバルブ室が形成され、このバルブ室にリードバル
ブアッセンブリが収容された２サイクルエンジンのリー
ドバルブ装置において、リードバルブアッセンブリは、
基端部が開放されて上下面が先端に向かって収斂する箱
型のバルブボディを有し、その上下面の弁口にリードバ
ルブか弾接されたもので、先端部をクランクケース内に
向けて、基端部のフランジによって上記バルブ室の入口
を塞ぐようにして取着けられると共に、バルブ室の側内
側壁に、外方へ凹む緩やかな山形の湾曲面が形成されて
、バルブボディ両側面との間に膨脹部が設定された構成
になるものである。
（作用） このように構成されたので、吸入行程において、クラン
クケース内の負圧により燃料ガスがリードバルブを押し
開いてクランクケース内に流入するとき、膨脹部の存在
による吸い出し効果によって、より多くの燃料ガスがリ
ードバルブ側縁から膨脹部に流出し、効率よく供給され
る。
これにより、リードバルブ先端部からの流出と合わせて
、クランクケース内への燃料ガスの吸入効率が上かり、
全回転域でのエンジンレスポンスがよく、かつ出力か向
上する。
膨脹部の追加はクランクケース内の圧縮比を低下させる
ことになるが、緩やかな山形に形成されているので、容
積増加が少ない割に、その流面形状により吸出効率が高
い。
（実施例） 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
図はこの発明の実施例になるリードバルブ装置を備えた
２サイクルエンジンを示し、第１図は横断平面図、第２
図は縦断側面図である。
符号１はシリンダを示し、下方にクランクケース２か連
設される。シリンダ１に収められたピストン３は、クラ
ンクシャフトの回転により、クランクピン４．フンロッ
ド５を介して上下する。そのピストン３の上下運動によ
り、排気通路６の排気口６ａ、　　クランクケース２内
に連通する掃気通路７の掃気ロアａが開閉される。
一方、キャブレタ８に接続された吸気管９はクランクケ
ース２に接続される。その接続部のクランクケース２に
はバルブ室１０か形成され、リードバルブアッセンブリ
１１か収容される。この吸気管９からバルブ室１０を介
してクランクケース２に通ずる吸気通路は、リードバル
ブアッセンブリ１１により開閉制御される。
リードバルブアッセンブリ１１は、上下面が先端に向か
って収斂し、基端部が開放された箱形のバルブボディ１
２をベースとして、その上下面に開設された弁口１３に
リードバルブ１４が弾接されたもので、リードバルブ１
４は、先端部１４ａを自由端として基端部１４ｂかスト
ッパプレート１５と共線めで固定される。こうして組立
てられたリードバルブアッセンブリ１１が、パルプボデ
ィ１２基端部のフランジ１６により、先端部をクランク
ケース２内に向けて、バルブ室１０を寒いで、吸気管９
の接続部に挟持される。
そして上記バルブ室１０は、両側内面１０ａが外方へ凹
む緩やかな山形の湾曲面に形成されて、パルプボディ１
２側面との間に膨脂部１７が形成される。
例えば、膨脂部１７の最大中は５〜１０ｍｍで、そこか
らクランクケース２内方向へ１０〜２０゛の傾斜角で収
斂するように設定される。
こうして、ピストン３が上昇してクランクケース２内が
負圧になると、吸気管９内の燃料ガスが、リードバルブ
アッセンブリ１１を介して吸入される。この時、バルブ
ボディ１２内に導入された燃料ガスが、リードバルブ１
４を押し開いて、弁口１３からリードバルブ１４の先端
部１４ａ１両側部１４ｃを通ってクランクケース２内に
流入する。
次いでピストン３が下降すると、負圧が正圧に変わり、
リードバルブ１４が弾力で復帰して弁口１３を閉じ、吸
入した燃料ガスがクランクケース２内で１次圧縮される
。
上記の吸入行程において、燃料ガスがリードバルブ１４
を押し開いてクランクケース２内に流入するとき状態を
仔細に検討すると、クランクケース２内の負圧が膨脂部
１７にも伝播しているので、その吸出し効果によって、
多量の燃料ガスがリードバルブ側縁部１４ｃから膨脂部
１７に流出する。
これにより、リードバルブ先端部１４ａからの流出量と
合わせて、クランクケース内への燃料ガスの吸入効率が
上がり、全回転域でのエンジンレスポンスがよく、かつ
出力か向上するものとなっている。
バルブ室１０にこのような膨脂部１７を追加することは
、クランクケース２内の圧縮比を低下させることになる
が、この膨脂部１７は緩やかな山形に形成されているの
で、容積増加が少なく、その割に、その流面形状により
吸出効率が高い。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明に係わる２サイクルエンジンのリ
ードバルブ装置は、吸気通路に接続されるクランクケー
スにバルブ室が形成され、このバルブ室にリードバルブ
アッセンブリが収容された２サイクルエンジンのリード
バルブ装置において、リードバルブアッセンブリは、基
端部か開放されて上下面が先端に向かって収斂する箱型
のバルブボディを有し、その上下面の弁口にリードバル
ブが弾接されたもので、先端部をクランクケース内に向
けて、基端部のフランジによって上記バルブ室の入口を
塞ぐようにして取着けられると共に、バルブ室の側内側
壁に、外方へ凹む緩やかな山形の湾曲面か形成されて、
バルブボディ両側面との間に膨脂部が設定されたもので
、リードバルブの両サイドからの燃料ガス流量を増大し
て吸入効率を上げ、よって全回転域のエンジン性能を向
上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の実施例になるリードバルブ装置を備
えた２サイクルエンジンの横断平面図、第２図は第１図
の２サイクルエンジンの縦断側面図、第３図は従来のリ
ードバルブ装置を備えた２サイクルエンジンの横断平面
図である。 １・・・シリンダ、２・・・クランクケース、３・・・
ピストン、６・・・排気通路、７・・・掃気通路、８・
・・吸気通路、訃・・キャブレタ、９・・・吸気管、１
０・・・ノくルブ室、１０ａ・・・両側内面、１１・・
・リードノ（ルブアッセンブリ、１２・・・バルブボデ
ィ、１３・・・弁口、１４・・・リードバルブ、１４ａ
・・・先端部、１４ｂ・・・基端部、１４ｃ・・・側縁
部、１７・・・膨脂部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １、吸気通路に接続されるクランクケースにバルブ室が
    形成され、このバルブ室にリードバルブアッセンブリが
    収容された２サイクルエンジンのリードバルブ装置にお
    いて、リードバルブアッセンブリは、基端部が開放され
    て上下面が先端に向かって収斂する箱型のバルブボディ
    を有し、その上下面の弁口にリードバルブが弾接された
    もので、先端部をクランクケース内に向けて、基端部の
    フランジによって上記バルブ室の入口を塞ぐようにして
    取着けられると共に、バルブ室の両内側壁に、外方へ凹
    む緩やかな山形の湾曲面が形成されて、バルブボディ両
    側面との間に膨脹部が設定されたことを特徴とする２サ
    イクルエンジンのリードバルブ装置。 ２、バルブ室両内側壁の湾曲面は、クランクケース内に
    向かって１０〜２０゜の傾斜で収斂し、膨脹部の最大横
    巾が５〜１０ｍｍに設定された請求項１記載の２サイク
    ルエンジンのリードバルブ装置。
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AT91115403T ATE108864T1 (de) 1990-09-12 1991-09-11 Blattventilsystem.
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