JPH04121382U - 磁石発電機用固定子 - Google Patents

磁石発電機用固定子

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JPH04121382U
JPH04121382U JP2637991U JP2637991U JPH04121382U JP H04121382 U JPH04121382 U JP H04121382U JP 2637991 U JP2637991 U JP 2637991U JP 2637991 U JP2637991 U JP 2637991U JP H04121382 U JPH04121382 U JP H04121382U
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JP
Japan
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wire harness
mounting plate
opening
core mounting
core
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Application number
JP2637991U
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English (en)
Inventor
三男 高田
達男 小林
Original Assignee
国産電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスを鉄心取付用プレートの裏面
側に引き出す作業を容易にする。 【構成】 鉄心取付用プレート1の表面に電機子鉄心2
を取付ける。鉄心取付用プレート1の外周寄りの部分を
貫通させて切欠部5を設ける。切欠部5は、ワイヤハー
ネス4の拘束されていない状態での外径寸法dよりは小
さく、かつ該ワイヤハーネスの圧縮された状態での最小
径寸法よりは大きい開口幅wを有する開口部51と、開
口幅wより大きい内径を有する拡大溝部52とからなっ
ている。ワイヤハーネス4を切欠部5の開口部51を通
して拡大溝部52内に挿入してプレート1の表面側から
裏面側に引き出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関等に取付けられる磁石発電機の固定子に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、磁石発電機は、内燃機関等の原動機の回転軸に取付けられる磁 石回転子と、電機子コイルを備えた固定子とにより構成される。磁石回転子は例 えばカップ状ヨークの内周に永久磁石を取付けられたものからなり、ヨークに設 けられたボス部が原動機の回転軸に取付けられる。
【0003】 また固定子は、例えば図2に示すように、電機子鉄心2と、該電機子鉄心に巻 回された電機子コイル3とを備え、電機子鉄心は、円板状の鉄心取付用プレート 1の表面側に取付けられる。図示の電機子鉄心は環状のヨークの外周部から多数 の突極部を放射状に突出させた公知の星形多極鉄心からなり、該鉄心の各突極部 に電機子コイルが巻回されている。
【0004】 一般に多極の磁石発電機では、負荷が異なる毎に異なる電機子コイルを割り当 てて、各負荷用の電機子コイルから個別にリード線を引き出している。例えば内 燃機関に取付けられる磁石発電機では、1ないし複数個の電機子コイルを点火装 置を駆動するエキサイタコイルとし、他の電機子コイルをランプやバッテリ充電 回路等の負荷を駆動する発電機コイルとして、それぞれのコイルから個別にリー ド線を引き出している。このように、電機子コイルから多くのリード線を引き出 す場合には、多数のリード線を束ねて一括して絶縁チューブ内に挿入することに よりワイヤハーネス4を構成し、このワイヤハーネス4を外部に導出してコネク タ7を介して所定の負荷に接続するようにしている。
【0005】 図2に示した従来の固定子では、鉄心取付用プレート1の外周部の表面側にク ランプ金具Cを取付け、このクランプ金具Cによりワイヤハーネス4をクランプ して外部に導出している。しかしながら、このようにワイヤハーネスを鉄心取付 用プレートの表面側から引き出すと、該ワイヤハーネスが回転子に接触するおそ れがあり好ましくなかった。
【0006】 そこで、図3に示したように、鉄心取付用プレート1の外周部に貫通孔1bを 設けて、この貫通孔1bを通してワイヤハーネス4を鉄心取付用プレートの裏面 側に導出することが行われている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記図3に示した従来の固定子では、カプラやコネクタを取付けたワイヤハー ネスを鉄心取付用プレートの外周部に設けた貫通孔1bに挿入した後、ワイヤハ ーネスを構成する各リード線の芯線を所定のコイルの端末部に半田付けする必要 があった。この半田付け作業は狭い箇所で行う必要があるため、作業性が悪く、 ワイヤハーネスの取付に多くの手間がかかるという問題があった。
【0008】 本考案の目的は、カプラやコネクタを取付けたワイヤハーネスを、狭い箇所で の半田付け作業を行うことなく鉄心取付用プレートの裏面側に容易に引き出すこ とができるようにした磁石発電機用固定子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、その実施例を示す図1に見られるように、鉄心取付用プレート1と 、該鉄心取付用プレートの表面側に固定された電機子鉄心2と、この電機子鉄心 に巻かれた電機子コイル3と、該電機子コイルから引き出されたワイヤハーネス 4とを備え、鉄心取付用プレート1を所定の取付箇所に固定するようにした磁石 発電機用固定子であって、狭い箇所での半田付け作業を行うことなくワイヤハー ネス4を鉄心取付用プレート1の裏面側に導出できるようにしたものである。
【0010】 本考案においては、鉄心取付用プレート1の外周寄りの部分を貫通させて、該 プレートの外周側に開口した開口部51と該開口部の開口幅よりも大きな内径を 有する拡大溝部52とを有するワイヤハーネス取付用切欠部5を設ける。この切 欠部5の開口部51の開口幅はワイヤハーネス4の自由状態での外径より小さく 、かつ該ワイヤハーネスを径方向に圧縮した場合の最小外径寸法よりは大きく設 定しておく。ワイヤハーネス4は切欠部5の拡大溝部52を通して鉄心取付用プ レート1の裏面側に導出する。
【0011】
【作用】
上記のように構成すると、電機子鉄心を鉄心取付用プレートの所定の位置に固 定した後、ワイヤハーネスを径方向に圧縮して該圧縮部をワイヤハーネス取付用 切欠部の開口部を通して拡大溝部に挿入するだけで、ワイヤハーネスを切欠部の 拡大溝部を通して鉄心取付用プレートの裏面側に導出することができる。ワイヤ ハーネスは拡大溝部内に挿入されるとその径が開口部の開口幅よりも拡大するた め、ワイヤハーネスが切り欠き部から離脱することはない。ワイヤハーネスの各 リード線の芯線とコイルの端末部との半田付けは、電機子鉄心を鉄心取付用プレ ートに固定する前に行えばよいため、その半田付け作業を容易にすることができ る。
【0012】 従って、ワイヤハーネスの引き出し作業を能率良く行うことができ、またクラ ンプ金具を用いずにワイヤハーネスを鉄心取付用プレートに固定することができ る。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示したもので、同図において1は鉄心取付用プレート 、2は鉄心取付用プレート1の表面側に固定された電機子鉄心、3は電機子鉄心 2に巻かれた電機子コイル、4は電機子コイル3から引き出されたワイヤハーネ スで、これらにより磁石発電機用固定子が構成されている。
【0014】 鉄心取付用プレート1は円板状のアルミニウム合金等からなり、この鉄心取付 用プレートは、その裏面側に形成された嵌合インロー部11が、機関のケース等 の取付箇所に設けられたインロー部に嵌合されて位置決めされる。鉄心取付用プ レート1には、複数の取付孔12a,12b,…が設けられ、これらの取付孔に 挿入したねじを図示しない取付箇所に設けられたねじ孔にねじ込むことにより、 プレート1が取付箇所に固定される。
【0015】 電機子鉄心2は環状のヨーク部21の外周部から多数(本実施例では12個) の突極部22,22,…を放射状に突出させた公知の星形多極鉄心で、所定の形 状に打ち抜いた鋼板を所定枚数積層したものからなっている。電機子コイル3は 、電機子鉄心の各突極部22,22,…にそれぞれ巻かれたコイル31,31, …からなり、該各コイルのうち1個ないし複数個(例えば2個)は点火装置を駆 動するエキサイタコイルとして巻かれ、他のコイルは例えばバッテリを充電する ための充電コイルとして巻かれている。これらエキサイタコイル及び充電コイル からそれぞれリード線が引き出されている。
【0016】 エキサイタコイル及び充電コイルの端末部にそれぞれ半田付け等により接続さ れたリード線41a,41a,…を束ねて一括して絶縁チューブ42内に挿入す ることにより、ワイヤハーネス4が構成されている。このワイヤハーネスの各リ ード線の端末部には各リード線を所定の負荷に接続するためのコネクタやカプラ (図1には図示せず。)が取付けられている。
【0017】 ワイヤハーネス4はまた、電機子コイル3からの引出部付近で電機子鉄心の環 状のヨーク部21にスポット溶接等により取付けられたハーネス固定用金具6に よって一括して抱き締められて電機子鉄心2に固定されている。
【0018】 電機子コイル3が巻かれた電機子鉄心2は、鉄心取付用プレート1の表面側に 配置され、該鉄心の環状のヨーク部21に設けられた取付孔に挿入されたねじ7 a,7b,…により鉄心取付用プレート1に固定されている。
【0019】 ワイヤハーネス4を鉄心取付用プレート1の所定の位置にクランプして外部に 引き出すため、鉄心取付用プレート1の外周寄りの部分を貫通させて、ワイヤハ ーネス取付用切欠部5が設けられている。
【0020】 この切欠部5は、鉄心取付用プレート1の外周側に開口した開口部51と、該 開口部の開口幅よりも大きな内径を有する拡大溝部52とからなり、開口部51 の開口幅wは、ワイヤハーネス4の自由状態での外径dよりは小さく、かつ該ワ イヤハーネスを径方向に圧縮した場合の最小径寸法よりは大きく設定されている 。またこの例では、拡大溝部52の内径が、ワイヤハーネス4の自由状態での外 径にほぼ等しいか、または僅かに大きく設定されている。
【0021】 ワイヤハーネス4を鉄心取付用プレート1にクランプするには、電機子鉄心2 を鉄心取付用プレート1に固定した後、ワイヤハーネス4を径方向に圧縮して該 圧縮部をワイヤハーネス取付用切欠部5の開口部51を通して拡大溝52内に挿 入して、該ワイヤハーネスを鉄心取付用プレート1の表面側から裏面側へ引き出 せばよい。
【0022】 上記のように構成すると、切欠部5の拡大溝部52内に挿入されたワイヤハー ネスの外径は開口部51の開口幅より大きくなっているので、ワイヤハーネスは 切欠部5から外部へ離脱することがない。
【0023】 ワイヤハーネスは鉄心取付用プレート1の外周側から切欠部の開口部51を通 して拡大溝部52内に挿入するので、ワイヤハーネスの先端部にコネクタやカプ ラが取付けられた状態であっても、何等支障なくワイヤハーネスを鉄心取付用プ レートに固定することができる。
【0024】 またワイヤハーネスをクランプするために鉄心取付用プレートの裏面側からク ランプ金具をねじ締めしたりする必要がないので、鉄心取付用プレート1を機関 等に固定したのちに電機子鉄心2を鉄心取付用プレート1に取付ける場合であっ てもワイヤハーネスを鉄心取付用プレートに固定することができる。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、鉄心取付用プレートの外周寄りの部分に、開 口幅がワイヤハーネスの自由状態の外径よりは小さくかつワイヤハーネスを径方 向に圧縮した場合の最小外径寸法よりは大きく設定された開口部と、該開口部の 開口幅よりは大きい内径を有する貫通部とを有するワイヤハーネス取付用切欠部 を設けて、ワイヤハーネスを該切り欠き部の開口部を通して貫通部に挿入するこ とにより外部に引き出すようにしたので、ワイヤハーネスの先端にカプラやコネ クタが取付けられている状態でも、狭い箇所での面倒な半田付け作業を行うこと なく、ワイヤハーネスを鉄心取付用プレートの裏面側に簡単に導出することがで き、磁石発電機用固定子の、製造能率を向上させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を一部を切欠いて示した裏面図
である。
【図2】従来例を示した裏面図である。
【図3】他の従来例の要部を示した裏面図である。
【符号の説明】
1…鉄心取付用プレート、2…電機子鉄心、3…電機子
コイル、4…ワイヤハーネス、5…ワイヤハーネス取付
用切欠部、51…開口部、52…拡大溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心取付用プレートと、前記鉄心取付用
    プレートの表面側に固定された電機子鉄心と、前記電機
    子鉄心に巻かれた電機子コイルと、前記電機子コイルか
    ら引き出されたワイヤハーネスとを備え、前記鉄心取付
    用プレートを所定の取付箇所に固定するようにした磁石
    発電機用固定子において、前記鉄心取付用プレートの外
    周寄りの部分を貫通させて、該プレートの外周側に開口
    した開口部と該開口部の開口幅よりも大きな内径を有す
    る拡大溝部とを有するワイヤハーネス取付用切欠部が設
    けられ、前記切欠部の開口部の開口幅は前記ワイヤハー
    ネスの自由状態での外径より小さく、かつ該ワイヤハー
    ネスを径方向に圧縮した場合の最小外径寸法よりは大き
    く設定され、前記ワイヤハーネスは前記切欠部の拡大溝
    部を通して前記鉄心取付用プレートの裏面側に導出され
    ていることを特徴とする磁石発電機用固定子。
JP2637991U 1991-04-18 1991-04-18 磁石発電機用固定子 Pending JPH04121382U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023178B2 (ja) * 1983-03-25 1990-01-22 Konishiroku Photo Ind

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023178B2 (ja) * 1983-03-25 1990-01-22 Konishiroku Photo Ind

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960820