JPH0526940Y2 - - Google Patents
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- JPH0526940Y2 JPH0526940Y2 JP3470587U JP3470587U JPH0526940Y2 JP H0526940 Y2 JPH0526940 Y2 JP H0526940Y2 JP 3470587 U JP3470587 U JP 3470587U JP 3470587 U JP3470587 U JP 3470587U JP H0526940 Y2 JPH0526940 Y2 JP H0526940Y2
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- Japan
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- bobbin
- coil
- salient pole
- stator core
- generator
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Links
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Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はアウタロータ型の磁石式多極発電機す
なわち中心側に設けたステータコアの外周部に配
設した複数個の突極に発電コイルを巻装し、椀状
に形成し内周面に永久磁石を固着してなるロータ
を前記発電コイルの外周側で回転させるように構
成した磁石式多極発電機の発電コイルの取付構造
の改良に関するものである。
なわち中心側に設けたステータコアの外周部に配
設した複数個の突極に発電コイルを巻装し、椀状
に形成し内周面に永久磁石を固着してなるロータ
を前記発電コイルの外周側で回転させるように構
成した磁石式多極発電機の発電コイルの取付構造
の改良に関するものである。
従来の磁石式多極発電機の例を第4図および第
5図によつて説明する。両図は例えば内燃機関等
のエンジンによつて駆動される高周波発電機の一
例であり、エンジンのケーシングの一部にマウン
ト用のスリーブ10を設け、このスリーブ10の
先端にステータコア11を固着する。ステータコ
ア11には外周部に複数個の突極12を配設し、
これらの突極12にはボビン13を介して、15個
の発電用の電機子コイル14,6個のバツテリ充
電用の発電コイル15、単相の点火用の発電コイ
ル16、および単相の電源用の発電コイル17を
夫々巻装する。
5図によつて説明する。両図は例えば内燃機関等
のエンジンによつて駆動される高周波発電機の一
例であり、エンジンのケーシングの一部にマウン
ト用のスリーブ10を設け、このスリーブ10の
先端にステータコア11を固着する。ステータコ
ア11には外周部に複数個の突極12を配設し、
これらの突極12にはボビン13を介して、15個
の発電用の電機子コイル14,6個のバツテリ充
電用の発電コイル15、単相の点火用の発電コイ
ル16、および単相の電源用の発電コイル17を
夫々巻装する。
上記のコイルのうち、発電用の電機子コイル1
4には第6図に示すように、6個のダイオード1
8からなる3相全波整流回路を介してレギユレー
タ19を接続し、レギユレータ19にはインバー
タ20を接続する。そしてこのインバータ20に
よつて例えば50Hz若しくは60Hzの商用周波数を有
する交流出力を得るようになつている。またバツ
テリ充電用の発電コイル15には、3個ダイオー
ド21からなる3相半波整流回路を接続し、この
整流回路の出力によつてバツテリ(図示せず)を
充電するようにしている。また点火用の発電コイ
ル16には、点火回路22を接続することによ
り、点火プラグ23に火花を発生させて点火動作
を行なうようにする。次に電源用の発電コイル1
7には、電源回路24を接続し、この電源回路2
4が前記のレギユレータ19およびインバータ2
0を駆動するようにしている。
4には第6図に示すように、6個のダイオード1
8からなる3相全波整流回路を介してレギユレー
タ19を接続し、レギユレータ19にはインバー
タ20を接続する。そしてこのインバータ20に
よつて例えば50Hz若しくは60Hzの商用周波数を有
する交流出力を得るようになつている。またバツ
テリ充電用の発電コイル15には、3個ダイオー
ド21からなる3相半波整流回路を接続し、この
整流回路の出力によつてバツテリ(図示せず)を
充電するようにしている。また点火用の発電コイ
ル16には、点火回路22を接続することによ
り、点火プラグ23に火花を発生させて点火動作
を行なうようにする。次に電源用の発電コイル1
7には、電源回路24を接続し、この電源回路2
4が前記のレギユレータ19およびインバータ2
0を駆動するようにしている。
次に上記発電機のロータの構造について説明す
る。第4図において、マウント用のスリーブ10
には貫通穴を設けると共に、この貫通穴には軸受
25およびオイルシール26を嵌装する。而して
上記軸受25およびオイルシール26を貫通する
ようにクランクシヤフト27を発電機側に延長さ
せ、クランクシヤフト27の先端側にボス28を
介して椀状に形成したロータ29を結合する。ロ
ータ29の内周面には永久磁石30を固着して、
微小空〓を介して前記突極12と対向させる。3
1は冷却用フアンであり、前記ロータ29の端面
に固着する。
る。第4図において、マウント用のスリーブ10
には貫通穴を設けると共に、この貫通穴には軸受
25およびオイルシール26を嵌装する。而して
上記軸受25およびオイルシール26を貫通する
ようにクランクシヤフト27を発電機側に延長さ
せ、クランクシヤフト27の先端側にボス28を
介して椀状に形成したロータ29を結合する。ロ
ータ29の内周面には永久磁石30を固着して、
微小空〓を介して前記突極12と対向させる。3
1は冷却用フアンであり、前記ロータ29の端面
に固着する。
以上の構成により、発電機と直結したエンジン
を駆動すると、クランクシヤフト27を介してロ
ータ29が回転し、ステータコア11と対向する
永久磁石30が回転するから、発電用の電機子コ
イル14に高周波の交流出力が発生する。この交
流出力は第6図に示す6個のダイオード18から
なる全波整流回路によつて整流されると共に、レ
ギユレータ19によつて電圧調整が行なわれ、更
にインバータ20によつて低周波の交流に変換さ
れるのである。なおレギユレータ19およびイン
バータ20は、単相の発電コイル17の出力によ
つて電源回路24を介して駆動される。また点火
用の発電コイル16の出力によつて点火回路22
を介してエンジンの点火動作を行なうと共に、更
に必要に応じて、発電コイル15の出力によつ
て、ダイオード21からなる半波整流回路を介し
てバツテリの充電を行ない得るのである。
を駆動すると、クランクシヤフト27を介してロ
ータ29が回転し、ステータコア11と対向する
永久磁石30が回転するから、発電用の電機子コ
イル14に高周波の交流出力が発生する。この交
流出力は第6図に示す6個のダイオード18から
なる全波整流回路によつて整流されると共に、レ
ギユレータ19によつて電圧調整が行なわれ、更
にインバータ20によつて低周波の交流に変換さ
れるのである。なおレギユレータ19およびイン
バータ20は、単相の発電コイル17の出力によ
つて電源回路24を介して駆動される。また点火
用の発電コイル16の出力によつて点火回路22
を介してエンジンの点火動作を行なうと共に、更
に必要に応じて、発電コイル15の出力によつ
て、ダイオード21からなる半波整流回路を介し
てバツテリの充電を行ない得るのである。
上記構成の磁石式多極発電機において、点火用
の発電コイル16には高電圧を発生させる必要が
あるため、例えば直径0.1mm程度の極細の巻線を
多数巻回する必要がある。従つて予め別途ボビン
13に巻装した後にステータコア11に挿着する
のが最も一般的な手段であるが、第7図および第
8図はその一例を示す要部斜視図である。
の発電コイル16には高電圧を発生させる必要が
あるため、例えば直径0.1mm程度の極細の巻線を
多数巻回する必要がある。従つて予め別途ボビン
13に巻装した後にステータコア11に挿着する
のが最も一般的な手段であるが、第7図および第
8図はその一例を示す要部斜視図である。
まず第7図に示すものは、ステータコア11に
T型の溝32を穿設し、点火用の発電コイル16
を巻装してなる突極12aの内端部33をT型に
形成して、前記溝32に嵌合固着するものであ
る。この取付構造においては、まず溝32および
内端部33を形成するための加工が極めて煩雑で
あり、多大の時間と工数を要するのみならず、両
者の密着度が必ずしも完全ではなく、空〓を生ず
るのが通常である。従つてこの空〓が磁気抵抗を
増大させ、発電コイル16に作用すべき磁束を減
少させることとなり、発電電圧を低下させるとい
う問題点がある。
T型の溝32を穿設し、点火用の発電コイル16
を巻装してなる突極12aの内端部33をT型に
形成して、前記溝32に嵌合固着するものであ
る。この取付構造においては、まず溝32および
内端部33を形成するための加工が極めて煩雑で
あり、多大の時間と工数を要するのみならず、両
者の密着度が必ずしも完全ではなく、空〓を生ず
るのが通常である。従つてこの空〓が磁気抵抗を
増大させ、発電コイル16に作用すべき磁束を減
少させることとなり、発電電圧を低下させるとい
う問題点がある。
一方第8図に示すものは、ステータコア11の
突極12aに予め板状に形成した係止部材34
を、例えばリベツト35を介して固着しておき、
発電コイル16を巻装したボビン13を突極12
aに挿着後、係止部材34を上下方向に折曲げて
係止するものである。36はラグ端子であり、予
めステータコア11に固着しておき、上記のよう
にして発電コイル16の挿着が完了した後に、そ
の巻線の一端を接続してアースするのである。こ
の取付構造においては、前記第7図に示すものに
おける磁束の減少という不都合は存在しないが、
発電コイル16を挿着固定するために、構造が複
雑であり、必要な部品点数が多いことと、作業が
極めて煩雑であるという問題点がある。
突極12aに予め板状に形成した係止部材34
を、例えばリベツト35を介して固着しておき、
発電コイル16を巻装したボビン13を突極12
aに挿着後、係止部材34を上下方向に折曲げて
係止するものである。36はラグ端子であり、予
めステータコア11に固着しておき、上記のよう
にして発電コイル16の挿着が完了した後に、そ
の巻線の一端を接続してアースするのである。こ
の取付構造においては、前記第7図に示すものに
おける磁束の減少という不都合は存在しないが、
発電コイル16を挿着固定するために、構造が複
雑であり、必要な部品点数が多いことと、作業が
極めて煩雑であるという問題点がある。
本考案は上記従来技術に存在する問題点を解決
し、発電コイルに作用する磁束を減少させること
なく、簡単かつ確実に発電コイルを取付け得る構
成とした磁石式多極発電機を提供することを目的
とするものである。
し、発電コイルに作用する磁束を減少させること
なく、簡単かつ確実に発電コイルを取付け得る構
成とした磁石式多極発電機を提供することを目的
とするものである。
上記従来技術の問題点を解決するために、本考
案においては、中心側に設けたステータコアの外
周部に配設した複数個の突極の任意のものに電機
子コイルを巻装すると共に、他の発電コイルを他
の突極に巻装し、ボビンに巻線を巻装してなる他
の発電コイルのボビン穴を突極の少なくとも1個
に挿入することにより発電コイルを突極に固着
し、椀状に形成し内周面に永久磁石を固着してな
るロータを前記電機子コイルおよび発電コイルの
外周側で回転させるように構成したアウタロータ
型の磁石式多極発電機において、前記ボビンに、
巻線の一端を接続した導電性材料からなる端子
を、その一部をボビン穴に臨ませて一体に固着
し、前記突極外周面の一部に突起を設けると共
に、前記端子と突起の少なくとも一方が塑性変形
して端子と突起とが圧着されるように形成し、前
記ボビン端面部に、前記ステータコアに設けた係
止用突起と係合する鈎状の係止片を設けて前記ボ
ビンの抜け止めとする、という技術的手段を採用
したのである。
案においては、中心側に設けたステータコアの外
周部に配設した複数個の突極の任意のものに電機
子コイルを巻装すると共に、他の発電コイルを他
の突極に巻装し、ボビンに巻線を巻装してなる他
の発電コイルのボビン穴を突極の少なくとも1個
に挿入することにより発電コイルを突極に固着
し、椀状に形成し内周面に永久磁石を固着してな
るロータを前記電機子コイルおよび発電コイルの
外周側で回転させるように構成したアウタロータ
型の磁石式多極発電機において、前記ボビンに、
巻線の一端を接続した導電性材料からなる端子
を、その一部をボビン穴に臨ませて一体に固着
し、前記突極外周面の一部に突起を設けると共
に、前記端子と突起の少なくとも一方が塑性変形
して端子と突起とが圧着されるように形成し、前
記ボビン端面部に、前記ステータコアに設けた係
止用突起と係合する鈎状の係止片を設けて前記ボ
ビンの抜け止めとする、という技術的手段を採用
したのである。
上記の構成により、発電コイルを突極に挿着す
ることにより、突極外周面の一部に設けた突起
と、ボビン穴に臨ませて一体に固着した導電性材
料からなる端子とが強固に圧着し、前記突起およ
び端子の少なくとも一方が塑性変形することによ
り、両者が密着して電気的接続を確保するという
作用を期待できる。一方ボビン端面部に設けた鈎
状の係止片は、ステータコアに設けた係止用突起
と係合するから、発電コイルを巻装したボビンの
抜け止めを行ない得る。
ることにより、突極外周面の一部に設けた突起
と、ボビン穴に臨ませて一体に固着した導電性材
料からなる端子とが強固に圧着し、前記突起およ
び端子の少なくとも一方が塑性変形することによ
り、両者が密着して電気的接続を確保するという
作用を期待できる。一方ボビン端面部に設けた鈎
状の係止片は、ステータコアに設けた係止用突起
と係合するから、発電コイルを巻装したボビンの
抜け止めを行ない得る。
第1図は本考案の実施例におけるボビンを示す
斜視図である。同図において1はボビンであり、
例えば合成樹脂等の絶縁材料によつて中空筒体2
の両端部にフランジ3を固着すると共に、一方の
フランジ3の端面に係止片4を一体に突設する。
係止片4は例えば縦断面形状をL字形に形成して
上下一対とすると共に、弾性を付与し、若干の撓
みの発生を許容するように構成する。次に5は端
子であり、その一部をボビン穴6に臨ませて(第
2図参照)一体に固着する。なお端子5は銅若し
くは銅合金その他の導電性材料によつて形成し、
ボビン3に巻回すべく巻線(図示せず)の一端を
接続可能の突起5aを設ける。
斜視図である。同図において1はボビンであり、
例えば合成樹脂等の絶縁材料によつて中空筒体2
の両端部にフランジ3を固着すると共に、一方の
フランジ3の端面に係止片4を一体に突設する。
係止片4は例えば縦断面形状をL字形に形成して
上下一対とすると共に、弾性を付与し、若干の撓
みの発生を許容するように構成する。次に5は端
子であり、その一部をボビン穴6に臨ませて(第
2図参照)一体に固着する。なお端子5は銅若し
くは銅合金その他の導電性材料によつて形成し、
ボビン3に巻回すべく巻線(図示せず)の一端を
接続可能の突起5aを設ける。
第2図および第3図は各々ボビンのステータコ
アへの挿入前後の状態を示す水平断面図および垂
直断面図であり、同一部分は前記第1図と同一の
参照符号で示す。両図において発電コイル16を
巻装したボビン1を挿入すべき突極12aには、
ボビン穴6に臨ませて設けた端子5と対応する部
位に突起12bを突設する。またステータコア1
1を構成するステータボビン11aには、前記ボ
ビン1に突設した係止片4と対応する部位に係止
用突起11bを突設する。なお係止用突起11b
は突極12a側に緩傾斜面が存在するように形成
するとよい。
アへの挿入前後の状態を示す水平断面図および垂
直断面図であり、同一部分は前記第1図と同一の
参照符号で示す。両図において発電コイル16を
巻装したボビン1を挿入すべき突極12aには、
ボビン穴6に臨ませて設けた端子5と対応する部
位に突起12bを突設する。またステータコア1
1を構成するステータボビン11aには、前記ボ
ビン1に突設した係止片4と対応する部位に係止
用突起11bを突設する。なお係止用突起11b
は突極12a側に緩傾斜面が存在するように形成
するとよい。
以上の構成により、第2図に示すようにボビン
1に発電コイル16を巻装すると共に、第1図に
示す端子5の突起5aに発電コイル16の巻線の
一端を接続した状態で、ボビン1を第2図矢印方
向に突極12aに挿着するのである。すなわちボ
ビン穴6を介してボビン1を突極12aに挿着す
ると、ボビン穴6の内面に臨ませて設けた導電性
材料からなる端子5が、突極12aの外周面に設
けた突起12bと圧着されて、少なくとも何れか
一方が塑性変形するから、両者が密着して電気的
接続を確保することができる。一方ボビン1のス
テータコア11側の端面部には上下一対の鈎状に
形成した係止片4を突設してあるから、ボビン1
を突極12aに挿入完了時においては、ステータ
コア11を構成するステータボビン11aに設け
た係止用突起11bと係合して、ボビン1の抜け
止め作用を呈する。なお係止用突起11bに設け
た緩斜面は、上記係止片4と係止用突起11bと
の係合を円滑ならしめる作用がある。
1に発電コイル16を巻装すると共に、第1図に
示す端子5の突起5aに発電コイル16の巻線の
一端を接続した状態で、ボビン1を第2図矢印方
向に突極12aに挿着するのである。すなわちボ
ビン穴6を介してボビン1を突極12aに挿着す
ると、ボビン穴6の内面に臨ませて設けた導電性
材料からなる端子5が、突極12aの外周面に設
けた突起12bと圧着されて、少なくとも何れか
一方が塑性変形するから、両者が密着して電気的
接続を確保することができる。一方ボビン1のス
テータコア11側の端面部には上下一対の鈎状に
形成した係止片4を突設してあるから、ボビン1
を突極12aに挿入完了時においては、ステータ
コア11を構成するステータボビン11aに設け
た係止用突起11bと係合して、ボビン1の抜け
止め作用を呈する。なお係止用突起11bに設け
た緩斜面は、上記係止片4と係止用突起11bと
の係合を円滑ならしめる作用がある。
本実施例においては発電コイルとして点火用の
ものを例示して説明したが、点火用以外の発電コ
イルについても同様に適用可能である。またボビ
ンおよびコイルの横断面形状は正方形若しくは長
方形に限らず、円形、楕円形その他の形状を選定
することができる。次に端子と突起との圧着状態
については、少なくとも一方に若干の塑性変形を
伴なうものであれば、電気的導通を確保すること
ができる。更に発電コイルを巻装したボビン係止
用の係止片と係合する係止用突起をステータコア
に直接設けてもよく、要するにボビンの挿入完了
により係止片と係止用突起とが係合して、ボビン
の抜け止め作用を有するものであればよい。
ものを例示して説明したが、点火用以外の発電コ
イルについても同様に適用可能である。またボビ
ンおよびコイルの横断面形状は正方形若しくは長
方形に限らず、円形、楕円形その他の形状を選定
することができる。次に端子と突起との圧着状態
については、少なくとも一方に若干の塑性変形を
伴なうものであれば、電気的導通を確保すること
ができる。更に発電コイルを巻装したボビン係止
用の係止片と係合する係止用突起をステータコア
に直接設けてもよく、要するにボビンの挿入完了
により係止片と係止用突起とが係合して、ボビン
の抜け止め作用を有するものであればよい。
本考案は以上記述のような構成および作用であ
るら、下記の効果を期待できる。
るら、下記の効果を期待できる。
(1) 発電コイルを巻装したボビンを、ボビン穴を
介して突極に挿入するという簡単な操作のみに
より、巻線の一端をアースし得ると共に、ボビ
ンの固着抜け止めを行ない得る。
介して突極に挿入するという簡単な操作のみに
より、巻線の一端をアースし得ると共に、ボビ
ンの固着抜け止めを行ない得る。
(2) 従つて構造が極めて簡単であると共に、部品
点数が少なく、作業性が極めて高い。
点数が少なく、作業性が極めて高い。
(3) 突極の構成はステータコアと一体であるた
め、発電コイルに作用する磁束量を減少させる
ことなく、所定の発生電圧を確保することがで
きる。
め、発電コイルに作用する磁束量を減少させる
ことなく、所定の発生電圧を確保することがで
きる。
第1図は本考案の実施例におけるボビンを示す
斜視図、第2図および第3図は各々ボビンのステ
ータコアへの挿入前後の状態を示す水平断面図お
よび垂直断面図、第4図および第5図は各々従来
の磁石式多極発電機の例を示す要部縦断面図およ
びステータコアの平面図、第6図は発電機の回路
図、第7図および第8図は各々従来の発電コイル
の取付構造を示す要部斜視図である。 1……ボビン、4……係止片、5……端子、1
1……ステータコア、11b……係止用突起、1
2,12a……突極、12b……突起、16……
発電コイル。
斜視図、第2図および第3図は各々ボビンのステ
ータコアへの挿入前後の状態を示す水平断面図お
よび垂直断面図、第4図および第5図は各々従来
の磁石式多極発電機の例を示す要部縦断面図およ
びステータコアの平面図、第6図は発電機の回路
図、第7図および第8図は各々従来の発電コイル
の取付構造を示す要部斜視図である。 1……ボビン、4……係止片、5……端子、1
1……ステータコア、11b……係止用突起、1
2,12a……突極、12b……突起、16……
発電コイル。
Claims (1)
- 中心側に設けたステータコアの外周部に配設し
た複数個の突極の任意のものに電機子コイルを巻
装すると共に、他の発電コイルを他の突極に巻装
し、ボビンに巻線を巻装してなる他の発電コイル
のボビン穴を突極の少なくとも1個に挿入するこ
とにより発電コイルを突極に固着し、椀状に形成
し内周面に永久磁石を固着してなるロータを前記
電機子コイルおよび発電コイルの外周側で回転さ
せるように構成したアウタロータ型の磁石式多極
発電機において、前記ボビンに、巻線の一端を接
続した導電性材料からなる端子を、その一部をボ
ビン穴に臨ませて一体に固着し、前記突極外周面
の一部に突起を設けると共に、前記端子と突起の
少なくとも一方が塑性変形して端子と突起とが圧
着されるように形成し、前記ボビン端面部に、前
記ステータコアに設けた係止用突起と係合する鈎
状の係止片を設けて前記ボビンの抜け止めとした
ことを特徴とする磁石式多極発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3470587U JPH0526940Y2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3470587U JPH0526940Y2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63143056U JPS63143056U (ja) | 1988-09-20 |
JPH0526940Y2 true JPH0526940Y2 (ja) | 1993-07-08 |
Family
ID=30843509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3470587U Expired - Lifetime JPH0526940Y2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526940Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3622416B2 (ja) * | 1997-04-09 | 2005-02-23 | トヨタ自動車株式会社 | ホイールモータおよびこれを搭載した車輌 |
-
1987
- 1987-03-10 JP JP3470587U patent/JPH0526940Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63143056U (ja) | 1988-09-20 |
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