JPH0528937Y2 - - Google Patents

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JPH0528937Y2
JPH0528937Y2 JP1986145469U JP14546986U JPH0528937Y2 JP H0528937 Y2 JPH0528937 Y2 JP H0528937Y2 JP 1986145469 U JP1986145469 U JP 1986145469U JP 14546986 U JP14546986 U JP 14546986U JP H0528937 Y2 JPH0528937 Y2 JP H0528937Y2
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stator core
rectifying element
mounting hole
generator
bobbin
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は発電機の整流素子の保持装置に係り、
特に中心側に配されたステータコアの外周部の突
極に電機子コイルを巻装するとともに、ロータを
電機子コイルの外周側で回転させるようにしたア
ウタロータ型発電機における整流素子の保持装置
に関する。
〓考案の概要〓 本考案は、アウタロータ型発電機の中心側に配
されるステータコアの内周側の一部に開口を形成
し、この開口内に整流素子を収納保持するように
したものであつて、整流回路部分をコンパクトに
組込み得るようにするとともに、ステータコアを
ヒートシンクとして利用するようにしたものであ
る。
〓従来の技術〓 高周波発電機の一種としてアウタロータ型の発
電機が知られている。この発電機はステータコア
の外周部に多数の突極を有しており、これらの突
極に電機子コイルを巻装するようになつている。
そしてステータコアの外周側に配されたアウタロ
ータを回転駆動することによつて、電機子コイル
によつて発電出力を得るようにしている。
〓考案が解決しようとする問題点〓 このようなアウタロータ型の発電機は一般的に
は高周波発電機を構成することになるために、直
流電力を得たり、あるいはまた低周波、例えば50
Hzあるいは60Hzの商用周波数の交流出力を得る場
合には、整流する必要がある。そこで例えば6つ
のダイオードからなる3相全波整流回路等を用い
て整流するようにしている。そしてこのような整
流回路は、ヒートシンクにマウントした状態で発
電機に取付けているが、このような整流回路を発
電機に設けることによつて、その小型化が妨げら
れるという問題があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、ダイオード等の整流素子からなる整
流回路部分をコンパクトに組込み得るようにした
発電機の整流素子の保持装置を提供することを目
的とするものである。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案は、中心側に配されているステータコア
の外周部に円周方向に沿つて複数の磁極を設け、
該磁極にボビンを介して発電用電機子コイルを巻
装するとともに、 半径方向において前記磁極と対向するように界
磁用マグネツトを全周に亘つて配したロータを前
記ステータコアの外周側で回転させるようにした
アウタロータ型発電機において、 前記ステータコアの中心側であつて磁路を形成
しない部分に軸線方向に貫通する整流素子取付け
孔を形成し、前記電機子コイルの出力電流を整流
する整流素子を前記取付け孔内に収納し、 しかも前記磁極の外周部を囲む巻枠を構成する
前記ボビンは前記ステータコアの両端面上におい
て中心側に延出されて少なくとも前記整流素子取
付け孔が形成されている領域を覆うとともに、 前記整流素子取付け孔が形成されている領域の
近傍において前記ボビンに一体に形成された絶縁
支持部を介して前記ステータコアの軸線方向の端
面上に端子板を配し、前記整流素子取付け孔に収
納されている整流素子の端子を前記端子板に接続
するようにしたことを特徴とする発電機の整流素
子の保持装置に関するものである。
〓作用〓 ステータコアの外周側に配されているロータを
回転駆動すると、このロータに設けられているマ
グネツトが中心側のステータコアの磁極に巻装さ
れている発電用電機子コイルと鎖交し、これによ
つて発電用電機子コイルの交流出力を生ずるよう
になる。このような交流出力は、ステータコアの
中心側であつて磁路を形成しない部分に軸線方向
に貫通する整流素子取付け孔に収納されている整
流素子によつて整流されるとともに、ボビンの絶
縁支持部を介してステータコアの軸線方向の端面
上に配されている端子板を通して取出されるよう
になる。
〓実施例〓 第3図は本実施例に係る発電機を示しており、
この発電機はエンジンによつて駆動される高周波
発電機から構成されている。そしてエンジンのケ
ーシングの一部にはマウント用スリーブ10が形
成されており、このスリーブ10の先端部にステ
ータコア11が固着されている。ステータコア1
1は第4図および第5図に示すように、外周部に
多数の突極12を備えており、これらの突極12
にボビン13を介して、15個の発電用電機子コイ
ル14、6個のバツテリ充電用発電コイル15、
および単相の点火用発電コイル16、同じく単相
の電源用発電コイル17をそれぞれ巻装するよう
になつており、合計23個の突極12にそれぞれコ
イルを備えるようになつている。
これらのコイルのうち、発電用電機子コイル1
4は第6図に示すように、6つのダイオード18
からなる3相全波整流回路を介してレギユレータ
19に接続されている。レギユレータ19はイン
バータ20と接続されており、このインバータ2
0によつて低周波、例えば50Hzあるいは60Hzの商
用周波数の交流出力を得るようになつている。ま
たバツテリ充電用発電コイル15は3つのダイオ
ード21からなる3相半波整流回路と接続される
ようになつており、この整流回路の出力によつて
図外のバツテリを充電するようにしている。また
点火用発電コイル16は点火回路22と接続され
ており、点火回路22の出力によつて点火プラグ
23に火花を発生させて点火動作を行なうように
している。つぎに電源用発電コイル17は電源回
路24と接続されるようになつている。そして電
源回路24が上記レギユレータ19およびインバ
ータ20を駆動するようになつている。
つぎにこの発電機のロータの構造について説明
すると、第3図に示すようにマウント用スリーブ
10には貫通孔が形成されるとともに、この貫通
孔にはボールベアリング25とオイルシール26
とが嵌装されている。そしてこれらのベアリング
25およびオイルシール26を貫通するようにク
ランクシヤフト27が発電機側に延びており、こ
のクランクシヤフト27の先端側のテーパ部に結
合用ボス28を介してロータヨーク29が結合さ
れるようになつている。ロータヨーク29にはマ
グネツト30が固着されており、微小なエアギヤ
ツプを介して上記突極12と対向するようになつ
ている。さらにロータヨーク29には冷却用フア
ン31が固着されており、これによつてこの発電
機の冷却を行なうようになつている。
つぎに上記バツテリ充電用発電コイル15の出
力を整流する3相半波整流回路のダイオード21
の保持のための構造について説明すると、第1図
および第2図に示すように、この発電機のステー
タコア11の内周側であつて、磁路を形成しない
部分には円形の開口32から成る整流素子取付け
孔が形成されており、これらの開口32内にダイ
オード21が収納されるようになつている。そし
て開口32と対応する位置において、ステータコ
ア11の端面側にはプラス側共通点を構成する端
子板33が配されるようになつている。端子板3
3には切込み34が形成されており、上記ダイオ
ード21のリード脚を受入れるようになつてい
る。そして切込み34を挿通したリード脚は端子
板33の上面に半田付けされている。またステー
タコア11の下端に突出しているダイオード21
の反対側のリード脚はリード線に接続されてい
る。さらに端子板33にはその両端に挿通孔35
が形成されており、これらの挿通孔35を挿通す
るナイロンリベツト36が、ボビン13の突部3
7から成る絶縁支持部と係合するようになつてい
る。なお第1図で図示を省略されているボビン1
3はステータコア11の厚さ方向の中間位置で上
下に2分割された状態で合成樹脂で成形されてお
り、上下からステータコア11を挟着するように
して取付けられている。そして第3図〜第5図に
示すように、ボビン13は外周側の突極12の外
周部を覆うとともに、スリーブの結合部を除いて
中心側に延びている。そして端子板33はボビン
13の突部37上にマウントされ、ナイロンリベ
ツト36によつてボビン13の突部37に固定さ
れている。
以上のような構成において、この発電機と直結
されたエンジンが駆動されると、クランクシヤフ
ト27によつて第3図に示すロータヨーク29が
回転されることになる。従つてマグネツト30が
ステータコア11に対して回転されることにな
り、これによつて発電用電機子コイル14が高周
波の交流出力を発生するようになる。この出力は
6つのダイオード18からなる全波整流回路によ
つて整流されるとともに、第6図に示すレギユレ
ータ19によつて電圧調整が行なわれ、さらにイ
ンバータ20によつて低周波の交流に変換される
ようになつている。なおレギユレータ19および
インバータ20は、単相のコイル17の出力によ
つて、電源回路24を介して駆動されるようにな
つている。またこのときにエンジンは、点火用発
電コイル16の出力によつて、点火回路22を介
して点火動作が行なわれるようになつている。さ
らに必要に応じて、発電コイル15の発生する出
力によつて、ダイオード21からなる半波整流回
路を介して、バツテリの充電が行なわれるように
なつている。
そしてこの発電機においては、3相半波整流回
路を構成するダイオード21が第1図および第2
図に示すように、ステータコア11の開口32に
収納保持されるようになつているために、ダイオ
ード21の取付け強度が向上するようになる。さ
らにステータコア11の開口によつてダイオード
21を保持するようにしているために、整流回路
の取付けの大幅な小型化が可能になる。さらにス
テータコア11の両端面上において結線を行なう
ことが可能になり、これによつて結線をもコンパ
クトに行なうことが可能になる。さらにステータ
コア11が整流回路のヒートシンクとして兼用さ
れるために、冷却効果が大きくなるばかりでな
く、専用のヒートシンクを必要としなくなる。
〓応用例〓 以上本考案を図示の一実施例につき述べたが、
本考案は上記実施例によつて限定されることな
く、本考案の技術的思想に基いて各種の変更が可
能である。例えばダイオード21に代えて、3相
全波整流回路を構成するダイオード18をステー
タコア11の開口32にマウントしてもよい。ま
たダイオード21としては、モールドタイプのも
のに限定されることなく、釦型のダイオードその
他の各種の整流素子を用いることも可能である。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、ステータコアの中心側
であつて磁路を形成しない部分に軸線方向に貫通
する整流素子取付け孔を形成し、電機子コイルの
出力電流を整流する整流素子を上記取付け孔内に
収納し、しかもボビンに一体に形成された絶縁支
持部を介してステータコアの軸線方向の端面上に
端子板を配し、整流素子取付け孔に収納されてい
る整流素子の端子を端子板に接続するようにした
ものである。
従つて本考案によれば、整流素子をステータコ
アの整流素子取付け孔内に収納して保持できるよ
うになり、整流素子の取付けをコンパクトに行な
うことが可能になり、整流素子が外部に出つ張ら
ない状態で取付けられるようになる。
また本考案によれば、整流素子取付け孔はステ
ータコアの中心側であつて磁路を形成しない部分
に軸線方向に貫通するように形成されている。従
つてこのような整流素子取付け孔をステータコア
に形成しても、磁路が狭くなることがなく、これ
によつて発電機の発電性能を損つたり低下させた
りすることがない。
また本考案によれば、整流素子取付け孔内に収
納されている整流素子はステータコアによつて冷
却されるようになり、ステータコアがヒートシン
クを兼用することになる。しかも整流素子取付け
孔はステータコアの中心側であつて発電用電機子
コイルが巻装されている磁極から離れた位置に形
成されているために、整流素子が効果的に冷却さ
れるとともに、発電用電機子コイルを昇温させる
ことはない。
しかも整流素子取付け孔内に収納されている整
流素子の端子はボビンに一体に形成された絶縁支
持部を介してステータコアの軸線方向の端面上に
配されている端子板に接続されるようになつてい
るために、ステータコア上での整流素子の接続が
コンパクトに達成されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はダイオードの保持装置を示す要部分解
斜視図、第2図は同縦断面図、第3図は発電機の
全体の構造を示す縦断面図、第4図はステータの
平面図、第5図は第4図における〜線断面
図、第6図は発電機の回路を示す回路図である。 なお図面に用いた符号において、11……ステ
ータコア、12……突極、13……ボビン、14
……発電用電機子コイル、21……ダイオード、
29……ロータヨーク、30……マグネツト、3
2……開口(整流素子取付け孔)、33……端子
板、37……突部(絶縁支持部)、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心側に配されているステータコアの外周部に
    円周方向に沿つて複数の磁極を設け、該磁極にボ
    ビンを介して発電用電機子コイルを巻装するとと
    もに、 半径方向において前記磁極と対向するように界
    磁用マグネツトを全周に亘つて配したロータを前
    記ステータコアの外周側で回転させるようにした
    アウタロータ型発電機において、 前記ステータコアの中心側であつて磁路を形成
    しない部分に軸線方向に貫通する整流素子取付け
    孔を形成し、前記電機子コイルの出力電流を整流
    する整流素子を前記取付け孔内に収納し、 しかも前記磁極の外周部を囲む巻枠を構成する
    前記ボビンは前記ステータコアの両端面上におい
    て中心側に延出されて少なくとも前記整流素子取
    付け孔が形成されている領域を覆うとともに、 前記整流素子取付け孔が形成されている領域の
    近傍において前記ボビンに一体に形成された絶縁
    支持部を介して前記ステータコアの軸線方向の端
    面上に端子板を配し、前記整流素子取付け孔に収
    納されている整流素子の端子を前記端子板に接続
    するようにしたことを特徴とする発電機の整流素
    子の保持装置。
JP1986145469U 1986-09-22 1986-09-22 Expired - Lifetime JPH0528937Y2 (ja)

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