JPH04121113A - 匍匐茎芝植生シート - Google Patents

匍匐茎芝植生シート

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JPH04121113A
JPH04121113A JP2238566A JP23856690A JPH04121113A JP H04121113 A JPH04121113 A JP H04121113A JP 2238566 A JP2238566 A JP 2238566A JP 23856690 A JP23856690 A JP 23856690A JP H04121113 A JPH04121113 A JP H04121113A
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film
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Yoshitaka Miura
三浦 義孝
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、造園、ゴルフ場建設、河川の護岸工事、道路
、鉄道の法面建設工事等に使用される葡萄茎芝植生シー
トに関するものである。
【従来の技術】
匍匍茎芝とは、種子が発芽せず、地下茎をつくり、地面
又は地中を匍匍して伸びて行き、この地下茎の各節から
根と芽を出して繁殖する芝(日本芝と一部の西洋芝)を
いう。一般に、この芝を植え付ける方法として、張り芝
工法とまき芝工法を用いる。これらの工法は切り芝や小
さく解かした蓋片を目的の面積に均等に敷き詰めて目上
等を施す工法であるが、これらの工法では大面積の施工
には多くの人手と時間を要し、施工人件費が膨大なもの
となる。これを解決する工法として二枚の木綿製ネット
の間に筋状に解きほぐして土を除去した芝を挾んだもの
を敷き詰める工法が既に開発されている。
【発明が解決しようとする課題】
この従来の工法は、根に付いた土を除去しであるので乾
燥に弱く、潅水を頻繁に行なわなければ活着しないため
、その経費も相当なものとなっていた。また、植え付は
時まで芝の勢力を劣化させないよう、10℃以下で貯蔵
しなければならないが。 工場生産時ロール状に巻き取る時引っ張り圧力がかかっ
ているため、低温倉庫に貯蔵しても冷気が芝まで届かず
、芝自身の呼吸熱及び堆積による発熱で芝の勢力を弱め
てしまい、活着率が悪くなるという欠点を有していた。 また、芝の育成に肥料を施さなければならないが、大面
積の施工では肥料の散布にバラツキを生じ、全面が均等
に育たず蓋面にむらが生じるという解決すべき課題を有
していた。 本発明者はこのような従来の難点を除去するために種々
検討の結果、裏面に複数個のアンカー片を所定間隔に設
けた腐蝕性長尺のネットと、上面に匍匍茎芝ランナを所
定間隔に設けた腐蝕性長尺保水シートと、それに必要に
応じてマルチングフィルムを積層合一し、ロール状に巻
回した構造の葡萄茎芝植生シート及びそれによる施工方
法を開発し、特願平1−255846号において提案し
た。 このものは、アンカー片が地中に食い込んでネットが地
面によく密着し、またロール状での保存時もかさだかく
通気性があるために芝ランナーのむれが生じず活着しや
すい特長を有するものの。 全体にコスト高になるし、乾燥のはげしい場所での施工
にやや難点のあることが判明した。また。 マルチングフィルムを用いる場合も単に積層しただけで
あるので、散布した水滴がフィルム全体に付着せず、数
個所に散らばってしまうため、水の供給が不均一になる
などの欠点が見出された。
【課題を解決するための手段] 本発明は上記植生シートの特長を生かしながら、以上の
ような従来の欠点を解決したもので、構成上の特徴とす
るところは1表面側から多数の孔又はスリットを設けた
分解性マルチングフィルム(1)分解性多孔保湿層(2
)及びほぐした芝ランナー(3)を積層して長尺シート
にしてなる葡萄茎芝植生シートである。 ここで、分解性マルチングフィルム(1)は紫外線又は
微生物により1〜2ケ月で分解するポリエチレン樹脂な
どであり、多数の穴(6)あき又はスリット(7)を設
けて適当な通気性のあるものとする。 ここにいうスリ
ット(7)は芝の芽やランナーが伸長するに従って、フ
ィルム外部へ出ることを可能とするもので、この部分か
ら破って出ていくことを可能とするグループ穴、切断溝
等である。 分解性マルチングフィルム(1)は太陽光の露光される
部分では光分解が起こり、その他の部分では生物分解が
生じるように、紫外線分解性樹脂と生物分解性樹脂を混
合したフィルムが好ましい。 この分解性マルチングフィルムCI)の下に分解性多孔
保湿層(2)を積層するが、これは、例えば木綿製ガー
ゼや天然素材の水苔などで1分解性マルチングフィルム
(1)とこの分解性多孔保湿層(2)とにより、はぐし
た芝ランナー(3)を場合により必要に応じてキルテイ
ングによりシートに保持させる。芝ランナー(3)は、
切芝の10〜30%程度の目付けである。これらを生物
分解性の糸、例えば木綿糸でキルテイングする。その目
は10〜151位で十分である。 以上は、施工する土壌条件、すなわち、水分、肥料分が
ある程度保持可能な地面に施工するにふされしいもので
あるが、土壌条件が悪いときは、この葡萄茎芝植生シー
トに代えて次の構成のものを利用する。 すなわち、表面側から多数の孔又はスリットを設けた分
解性マルチングフィルム(1)、分解性多孔保湿層(2
)及びほぐした芝ランナー(3)に加えて分解性多孔シ
ート(4)及び分解性プラスチックシート(5)を積層
し、長尺シートにしてなる葡萄茎芝植生シートである。 ここで、分解性多孔シート(4)は肥料や活着剤。 水分を担持させるためのもので、綿屑や生物、光分解性
不織布又はその屑、吸着剤の活性炭などを2〜3■厚に
し、接着又はキルテイングしてシートにしたものである
。 分解性プラスチックシート(5)には、生物分解性樹脂
、例えば、ポリオレフィン樹脂に澱粉や脂肪酸エステル
などを混在させたフィルムが用いられ、無孔のものがよ
い、そして、芝ランナーが活着する1〜2ケ月後には分
解してしまうものである。 【作用) 分解性マルチングフィルム(1)の多孔又はスリットと
分解性多孔保湿層(2)で芝ランナー(3)の積層体で
あるから、ロール巻保存のときのむれが少ない。 地上への施工はロール巻を拡げるだけでよく、分解性マ
ルチングフィルム(1)は低温時の霜除けや水分蒸発防
止及び雑草混入防止の作用をする。 そして屋外で2ケ月間程度の暴露で紫外線光によって分
解するよう調整し、未露光部分も生物分解を受けるので
、芝ランナー(3)の活着後は自然に分解除去できる。 スリットを設けたことにより、芝の芽やランナーが伸長
してスリット部分から破って外部へでることができ、し
かも芝の芽やランナーのみ外部へ出ることができるので
、内部に適度な湿度を維持して高温期にむれを防止する
ことができる。 分解性多孔保湿層(2)はほぐした芝ランナー(3)を
からませて保持すると共に施工後は芝ランナー(3)に
湿気を均等に行きわたらせ、芝に付着する水滴の温度を
芝育成に最適な状態に保つ、また活着後は分解性マルチ
ングフィルム(1)と同様に腐食して消滅する。 芝ランナー(3)は根に付着した土を除去しているので
雑草の種子も土と共に除去され、雑草の混入を防止する
。また、ランナーは一本宛に分解しであるので生長点が
分散されて芝に刺激が加わり、活発な生長を促すことに
なる。 分解性多孔シート(4)及び分解性プラスチックシート
(5)は、土壌状態が乾燥気味で水分や肥料分が不足し
がちなところへ施工するときに有効で。 分解性多孔シート(4)は水分や肥料の担持に、分解性
プラスチックシート(5)は水分の土中への浸透を防止
する。いずれも紫外線又は生物分解性であるので、芝ラ
ンナー(3)の活着後は分解消滅する。また、不透明な
素材を用いることで、分解するまでは完全に太陽光線を
シャットアウトし、地中に含まれた雑草等の発芽成育を
防ぐ。 【実施例】 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例1 第1図は本発明第一実施例の葡萄茎芝植生シートの端部
を分解したものの斜視図である。 この第1実施例の葡萄茎芝植生シートは表面側から多数
の通気穴(6)又はスリット(7)を設けた分解性マル
チングフィルム(1)、分解性多孔保湿層(2)及びほ
ぐした芝ランナー(3)を積層して長尺シートにしたも
のである。 分解性マルチングフィルム(1)は、ポリエチレン素材
で一酸化炭素成分を分子鎖に含むrEcoコポリマー」
や遷移金属を配合して光分解性を高めた樹脂、澱粉を加
えて微生物分解性を備えた樹脂等をフィルム状とし、か
つ通気性と芝の芽やランナーの伸長を可能とするために
第4図に示したように多数の穴(6)とスリット(7)
を有している。 分解性多孔保湿層(2)は、 この場合材質がレーヨン
製であって、 これはほぐした芝ランナー(3)をから
ませて保持しやすいようにしている。2ケ月程度経過す
ると微生物または光で分解を受けて土中へ還元される。 芝ランナー(3)は成育の良い切り芝のランナーを一本
一本解し、根に付着した土を除去したものを用いた。 第1図には以上の三層を重合して木綿糸でキルテイング
(8)を施し、 これをロール状に巻回した状態のもの
を示している。 この葡萄茎芝植生シートを平成2年7月10日に圃場へ
拡げて敷設した。この状態のまま観察したところ、8月
8日にはランナーから根が地面へ活着し、分解性マルチ
ングフィルム(1)はほぼ分解した。この間の昼間の気
温はほぼ34〜35℃であり、降雨はほとんどなかった
が、それにもかかわらず枯れることがなかった。その後
、朝のみ散水して水を与えて放置したところ、8月15
日に新しいランナーが出た。8月24日少し施肥をし、
再び放置したところ9日5日新しいランナーが20〜2
5cn伸び好結果が得られた。 実施例2 第2図は本発明第二実施例の葡萄茎芝植生シートの端部
を分解したものの斜視図である。第3図は同拡大断面図
である。 分解性マルチングフィルム(1)は実施例1と同様のも
のを用い光及び生物分解性を有している。 分解性多孔保湿層(2)には、 この場合材質は木綿を
用い、 この場合もほぐした芝ランナー(3)をからま
せて保持しやすいようにしている。第1実施例同様に2
ケ月程度経過すると微生物分解を受けて土中へ還元され
る。 芝ランナー(3)も同様に成育の良い切り芝のランナー
を解きほぐし、根に付着した土を除去したものを用いた
。 分解性多孔シート(4)には、窒素燐酸カリ等を含む中
粒固形肥料(商品名マグアンプK、発売元ハイポネック
スジャパン)、活着剤(さし木用発根促進剤、製造元ソ
フトシリカIN)、  水分を保持させる生物分解性の
レーヨン不織布屑、及びそれに活性炭を混入させて3m
厚にし、接着剤で軽く結合して多孔性シートにした。 分解性プラスチックシート(5)は、 ポリエチレンに
澱粉を加えて生物分解性樹脂としたものを用いた。澱粉
の混在程度を加減して芝ランナーが活着する1〜2ケ月
後には分解してしまうようにした。 第2図は以上の各層を重合して多層の葡萄茎芝植生シー
トとし、これをロール状に巻回した状態である。 このような構造の葡萄茎芝植生シートは十分に散水した
地面へ直接、又は水中へ浸漬又は散水により水に浸した
後、分解性マルチングフィルム(1)が表面になるよう
に敷き、ローラー等で軽く展圧を施して植え広げる。 土壌条件や気候に応じて分解性多孔シート(4)。 分解性プラスチックシート(5)の有無を決定する。 すなわち、土壌水分が少なく乾燥しやすい土地には第2
図のシートを、比較的水分が多く、肥沃な土地には第1
図のシートが好ましい。 強風地域ではシートの上から軽く展圧をした後、先端が
尖った芯棒より放射状に複数本の手を持ったアンカーを
有孔分解性マルチングフィルム(1)の上から周囲を2
0a1〜1m間隔で地中に向けて差し込んで固定し、強
風による剥がれを防止する。
【発明の効果】
本発明の葡萄茎芝植生シートは以上のような構造である
から、分解性マルチングフィルムが低温時の霜除けや水
分蒸発防止及び雑草混入防止の作用をし、分解性多孔プ
ラスチックシートを使用することで、あらゆる土壌条件
でも芝の活着性が向上し、活着ムラのない優美なグリー
ンを形成する。 上記構成及び作用の連続したシートであるから植え付は
及びその後の管理が簡単で、熟練者でなくても失敗なく
植え付けることができ、大面積の植え付けでは省力化に
よって大幅なコストダウンとなる。また農薬散布後も余
分な農薬流出を防止するし1分解するまで完全に太陽光
線をシャットアウトして、地中に含まれた雑草等の発芽
成育を防ぎ、芝のみの植付けが可能となる。 したがって、従来、季節的に限られた期間のみしか植え
付けられなかった匍匍茎型芝が、はとんど−年中植え付
は工事を施工することが可能となり、熟練者でなくても
確実に安定して、少量の芝を用いて早期に美しい全面緑
化が可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第一実施例の葡萄茎芝植生シートの端部
を分解したものの斜視図である。第2図は本発明第二実
施例の葡萄茎芝植生シートの端部を分解したものの斜視
図である。第3図は同拡大断面図である。第4図は分解
性マルチングフィルムの部分平面図である。 (1)分解性マルチングフィルム (2)分解性多孔保湿層 (3)芝ランナー   (4)分解性多孔シート(5)
分解性プラスチックシート (6)通気穴     (7)スリット(8)キルテイ
ング 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面側から多数の孔又はスリットを設けた分解性マ
    ルチングフィルム(1)、分解性多孔保湿層(2)及び
    ほぐした芝ランナー(3)を積層して長尺シートにして
    なる葡萄茎芝植生シート。 2 表面側から多数の孔又はスリットを設けた分解性マ
    ルチングフィルム(1)、分解性多孔保湿層(2)及び
    ほぐした芝ランナー(3)に加えて分解性多孔シート(
    4)及び分解性プラスチックシート(5)を積層し、長
    尺シートにしてなる葡萄茎芝植生シート。
JP2238566A 1990-09-08 1990-09-08 匍匐茎芝植生シート Expired - Lifetime JPH07112392B2 (ja)

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JP2238566A JPH07112392B2 (ja) 1990-09-08 1990-09-08 匍匐茎芝植生シート
TW81101863A TW201261B (ja) 1990-09-08 1992-03-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478194B1 (ko) * 2001-10-15 2005-03-23 주식회사 한울 경량화된 뗏장의 생산 방법
CN102199909A (zh) * 2010-03-22 2011-09-28 张豪翔 环保绿化可分解人工草皮

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51102965A (ja) * 1975-03-05 1976-09-10 Osamu Yoshimura

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