JPH04120353A

JPH04120353A - 建築パネルの製造方法

Info

Publication number: JPH04120353A
Application number: JP2243404A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Yasuda; 馨安田
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1990-09-12
Filing date: 1990-09-12
Publication date: 1992-04-21
Anticipated expiration: 2010-12-20
Also published as: JPH07119510B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は建築パネルの製造方法に関する。

詳細には、砂入り化粧面を有する建築パネルの製造方法
に関する。

（従来の技術）従来、砂を表面に吹き付けた砂入り化粧面を有する建築
物は多数知られている。

例えば、外壁表面に砂と塗料との混合物を吹き付けた外
壁はりシン外壁としてよく知られている。

又、和室の内壁表面に砂の入った聚楽土を付着させた内
壁は聚楽壁として知られている。

更に、塩化ビニル樹脂シート等のシートの表面に砂と塗
料とを吹き付けて製造した化粧シートを内壁に貼りつけ
て、聚楽をと同じ外観の内壁を作成することも知られて
いる。

又、アスファルトシートの表面に色付き砂を吹き付けた
アスファルトシングル屋根材も良く知られている。

又、洋室の内壁や天井に砂を吹き付けたものも知られて
いる。

このように、砂入り化粧面は建築物に適してしするので
、内壁、外壁、屋根材、天井等に数多く使用され、よく
知られている。

一方、かかる建築物の施工方法としては、リシン外壁や
聚楽内壁の如く、砂、土や石灰を水と混合したものを壁
等に塗り、これを乾燥あるいは硬化させる湿式１法と、
壁パネルの如き建築ノ々ネルを予め工場で作成し、これ
を建築物に取り付ける乾式１法とがある。しかし、乾式
１法が施工期間が短く、寸法精度の良いものができるこ
とから、段々多く使用されだし、特公昭４９−４６８１
４号、実公昭４９−３１７０２号、実公昭５０−１５２
５号等に記載されている如く、多数の建築、＜ネルが発
明、考案されている。

（発明か解決しようとする課題）そこで、発明者は建築パネルの表面を、砂入り化粧面と
なし、これを建築物に取り付けるたけで、建築物に適し
ている砂入り化粧面を得ようと計画し、建築パネルの固
い表面に塗料を塗り、この上に砂を撒布し、この砂か落
下しないように、上からロールで押さえたか、砂の大き
さにバラツきかあって、この砂を均一に押さえることか
できなかったし、又、このロールで砂か後方に押されて
未硬化の塗料面の上を砂が動いたりして、良好な建築パ
ネルか製造できなかった。

本発明の目的は、上記のごとき欠点のない砂入り化粧面
を有する建築パネルの製造方法を提供することである。

（課題を解決するための手段）本発明は上記問題を解決し、上記目的を達成するために
なしたものであって、表面を上にして建築パネルを移動
させながら、建築パネル表面に塗料を塗布して塗料層を
設け、この塗料層に砂をほぼ均一に撒布して砂撒布面を
設けた後、この砂撒布面を建築パネルの運行速度とほぼ
同じ速度で動く弾性面で押さえるのである。

本発明においては、建築パネルを移動させなから、建築
パネル表面に塗料を塗布したり、砂を撒布するか、この
建築パネルの移動方法は、回転しているローラーの上に
建築パネルを載せて移動させたり、ベルトコンベヤーの
上に建築パネルを載せて移動させたり、その他種々な方
法がある。本発明ではこれ等の方法がすべて使用できる
。

又、塗布する塗料としては種々な塗料が用いられるが、
耐候性の良いアクリル系塗料が最もよい。

特に、エマルジョン型アクリル系塗料は、溶剤を使用し
ないし、粘度が低く取扱易いので最も適している。

この塗料の塗布方法としては、エアースプレー方式、エ
アーレススプレ一方式、ロール方式、リバースロール方
式、フローコータ一方式等種々あり、塗料の種類によっ
てそれぞれ最適な方式が採用すれる。例えば、エマルジ
ョン型アクリル系塗料を使用すると、エアースプレ一方
式、フローコータ一方式が適している。

本発明では、この塗料を塗布した建築パネルの上に砂を
撒布するのであるが、このとき使用する砂は珪砂が最も
人手し易く、一般的である。又、この砂の大きさは、そ
の化粧面の好みによって異なるが、通常、直径０．５〜
３ｍｍの砂か最も多く使用される。

又、この砂を建築パネルの上に撒布する方法は、ノズル
の先端から砂を吹きつける方法や砂容器の底にスリット
を設け、このスリットから建築パネルの巾全体に砂を落
下させて撒布させる方法、スリットの設けられたパイプ
の中を砂を一方から他方に移動させ、この砂の移動中に
スリットから建築パネルの巾方向に均一に落下させる方
法等があるが、建築パネルの巾全体に砂を落とす方法か
均一に撒布できるので好ましい。特に、砂の入った容器
の下部に、建築パネルの巾に相当する長さのスリットを
設け、且つ、このスリットの出口を塞ぐように、回転ブ
ラシを設けたものであって、回転ブラシが回転すると、
砂か一定量ずつスリットから出て、建築パネル上に砂が
落下するようにしたものが、均一に撒布できて好ましい
。

本発明では、上記のようにして建築パネルの上に塗料層
、砂撒布面を設けた後、建築パネルの移動速度とほぼ同
じ速度で移動する弾性面で、この砂撒布面を押さえるの
である。

この弾性面に使用される弾性体としては、ポリウレタン
発泡体やポリエチレン発泡体のごとき軟質合成樹脂発泡
体、天然ゴム発泡体のごとき軟質ゴム発泡体、軟質ゴム
のごとき弾性体等が使用される。又、上記発泡体の表面
や裏面に布やシートで被覆したものも使用される。

この弾性体はロールやベルトにして使用する。

特に、ロール又はベルトの表面に、天然ゴム発泡体やポ
リエチレン発泡体、ポリウレタン発泡体の如き軟質合成
樹脂発泡体を取り付けて、弾性面としたものが好ましい
。

上記軟質発泡体をベルトとして使用するときには、発泡
体をベルト状にして使用してもよいが、発泡体は一般に
引張強度が小さいから、ベルト状軟質発泡体の裏面に布
、シートその他の補強材を張り付けるとよい。

この弾性面で建築パネルの砂撒布面を押さえるのである
が、ロールの場合には、ロール表面速度を建築パネルの
移動速度と同じにし、回転軸を建築パネル面に近づけて
、砂撒布面を押さえるとよい。

又、ベルトの場合には、表面が弾性面となっているベル
トを２個のプーリー間に掛け、建築パネルの移動速度と
同じ速度でベルトを運行させ、このベルトの背後から押
さえロール等で建築パネルの表面を押さえるとよい。

更に、良い方法としては、この押さえロールで押さえる
方法に替えて、建築パネルの移動方向と直角な方向に押
体を設け、この押体に、環体外径より大きな中心孔を有
するロール片を複数個貫通させ、それぞれのロール片か
上下方向に動けるようにし、このロール片の自重で、ベ
ルトを介して砂撒布面を押さえる方法がある。

このように、多数のロール片でベルトを押さえると、建
築パネルが湾曲していたり、建築パネル表面が砂の大小
によって凹凸面となっていても、それぞれのロール片が
この湾曲や凹凸に追随して上下し、パネル表面を均等に
押さえることができるのである。

（作　用）本発明においては、表面を上にして移動している建築パ
ネル表面に、塗料を塗布して塗料層を設け、その後、こ
の塗料層に砂をほぼ均一に撒布して砂撒布面を設け、こ
の砂撒布面を弾性面で押さえて、砂が表面に付着した建
築パネルを製造するから、建築パネルが簡単に、且つ、
連続的に製造できる。

又、建築パネルの運行速度と同じ速度で動く弾性面で砂
入り面を押さえるから、建築パネル上に撒布された砂が
建築パネル面の上を移動することなく押さえることがで
き、美麗に砂を付着させることができる。

又、弾性面で砂撒布面を押さえるから、砂の直径に大小
があったり、建築パネルが曲がっていても、この弾性面
がその砂の大小や建築パネルの曲がりの差を吸収して、
はぼすべての砂を押さえることができる。

又、建築パネルの移動方向に直角な方向に押体を設け、
この押体に、押体より大きな中心孔を設けたロール片を
複数個貫通させて、それぞれのロール片で上下方向に自
由に動けるようにして、この複数個のロール片の自重で
、弾性ベルトを介して、砂撒布面を押さえるようにする
と、砂に大小があったり、建築パネルが曲がっていても
、はぼ均一に押さえることができる。

又、弾性面で軟質発泡体であるベルトまたはロールとす
ると、砂撒布面を柔らく押さえるから、建築パネルの上
に撒布された砂の移動がなく、且つ、砂の大きさに影響
されることなく、全体の砂をほぼ均一に押さえることが
できる。

（実施例）次に、本発明の実施例を図面を参照しながら、説明する
。

第１〜４図は本発明の一実施態様を示すもので、第１図
は工程順を示す説明図、第２図は建築パネルを示す説明
図、第３図は押さえ装置を示す断面図、第４図は第３図
のＸ−Ｘ線で切断した断面図である。

第１図における（イ）は塗装工程、（ロ）は砂撒布工程
、（ハ）は押さえ工程、（ニ）は乾燥工程を示すもので
ある。

第１〜４図において、１は建築パネルであり、この建築
パネル１は、第２図に示されるように、厚み１２ｍｍの
木片セメント板１）を鋼鉄製角柱からなるフレーム１２
にビス止めして一体にしたものである。

２は移動ロールであり、この移動ロール２は図示されて
ない駆動装置で回転されていて、この上に建築パネル１
を載せると、建築パネルｌは図の左から右に移動するよ
うになっている。

３はエアースプレ一方式の塗料塗装装置であって、ノズ
ル３１から塗料が空気とともに勢いよく射出されている
。このノズル３１は建築パネル１の巾方向に往復運動し
て、建築パネル１の巾方向に均一に塗布するようになっ
ている。

４は砂撒布装置であり、この砂撒布装置４は、底壁にス
リット４３が建築パネルの巾方向に、建築パネルの巾と
等しい長さだけ開けられていて、そのスリット４３の中
にブラシ４４がスリット４３を塞くように設けられてい
る。そして砂容器４１の中に砂４２が入っていて、回転
ブラシ４４か止まっていると、砂４２は落下しないか、
回転ブラシ４４か一定速度で回転すると、砂４２は一定
量ずつ落下し、一定速度で移動している建築パネル１の
表面に均一に撒布されるようになっている。

５は押さえ装置であり、第３図に示されるように、２個
のプーリー５１．５１の間にベルト５４が掛けられてい
る。このベルト５４は、柔軟な弾性に富むゴム製の表面
を持ち、裏面は布で補強されているものである。

５３は押体であり、建築パネル１の進行方向と直角方向
に設けられている。

５２はロール片であり、このロール片５２には押体５３
の外径より大きな中心孔５５が設けられていて、この中
心孔５５のほぼ中央を押体５３か貫通している。又、両
端はストッパー５８が設けられ、ロール片５２か両側か
らずれないようになっている。従って、ロール片５２は
上下方向には、自由に動けるか、横方向には、隣のロー
ル片５２やストッパー５８が邪魔になって、自由に移動
できない状態になっている。

ロール片５２は、このように取り付けられているから、
ベルト５４を介して、ロール片５２の自重で、建築パネ
ル１の上に撒布された砂４２面を押さえるようになって
いる。

建築パネル１は必ずしも水平面でなく、例えば、第４図
に示されるように、凹凸面になっている場合があるが、
巾方向に多数並んでいるロール片５２それぞれが、この
建築パネル１の凹凸に合わせて上下し、砂４２面をロー
ル片５２の自重で押さえるようになっている。

６は乾燥装置であり、この乾燥装置６は多数の赤外線ヒ
ーターから照射される赤外線で建築パネル１の上に塗布
された塗料を乾燥させる装置である。

次に、この装置を使用して、砂入り化粧面を有する建築
パネルを製造する方法について、説明する。

木片セメント板１）をフレーム１２の上に載せ、木片セ
メント板１）の上からビスを螺入して、木片セメント板
１）をフレーム１２に取り付けて、建築パネル１を製造
した。

このようにして製造された建築パネルＩを移動ロール２
の上に載せ、第１図に示されるように、左から右に移動
させる。

この移動中に、塗料塗装装置３から塗料が建築パネル１
の上に塗布されて、塗料層１３か設けられる。次に、砂
撒布装置４で砂が塗料層１３の上に撒布され、砂撒布面
１４か設けられる。

次に、押さえ装置５で、砂撒布面を押さえて、乾燥装置
６で塗料を乾燥させ、硬化させて、砂を塗料層１３にし
っかりと接着させると、砂化粧面を有する建築パネルが
製造できる。

次に、第５図に示される実施例を説明する。

第５図に示される実施例では、第１〜４図の押さえ装置
５が押さえ装置５ａに替わるだけであって、その他の装
置および製造方法は実施例１〜４に示される装置および
製造方法と同じである。

この押さえ装置５ａは回転軸５６の周りに軟質ポリウレ
タン発泡体からなる弾性面５７か設けられたロールであ
って、この押さえ装置５ａを砂撒布面１４に近づけ、弾
性面５７を押しつけて、砂撒布面を押さえるのである。

この際のロールの回転速度は、ロールの表面速度か砂撒
布面の移動速度と同じになるようになっている。

（発明の効果）本発明においては、表面を上にして移動している建築パ
ネルの表面に、塗料を塗布して塗料層を設け、その後、
この塗料層に砂をほぼ均一に撒布して砂撒布面を設け、
この砂撒布面を、弾性面で押さえるたけで、砂太り化粧
面を有する建築パネルが製造できるので、建築パネルか
極めて簡単に、且つ、連続的に製造でき、便利である。

又、建築パネルの移動速度と同じ速度で動く弾性面で砂
撒布面を押さえるから、建築パネルの上に撒布された砂
か、建築パネル面上を移動することなく押さえることか
でき、美麗な砂入り化粧面を有する建築パネルか製造で
き、有用である。

又、弾性面で砂撒布面を押さえるから、砂に大小があっ
たり、建築パネルか曲かつていても、この弾性面が砂の
大小や建築パネルの曲がりの差を吸収して、はぼすべて
の砂を押さえることができ、美麗な砂入り化粧面を有す
る建築パネルを製造でき、有用である。

又、建築パネルの移動方向とほぼ直角な方向に提体を設
け、この提体に、提体外径より大きな中心孔を有するロ
ール片を複数個貫通させ、建築パネルの移動速、度とほ
ぼ等しい速度で動く弾性ベルトの背面から、前記複数個
のロール片の自重で弾性ベルトを介して、砂撒布面を押
さえると、砂撒布面がほぼ均一に押さえられるので、便
利である。

又、弾性面が軟質発泡体であるベルトまたはロールであ
ると、砂撒布面を柔らかく押さえるから、建築パネルの
上に撒布された砂の移動がなく、砂の大きさに影響され
ることなく、全体の砂がほぼ均等に押さえることができ
、便利である。

本発明方法で製造された砂入り化粧を有する建築パネル
は内壁、外壁、屋根材、天井材等広範に使用でき、極め
て有用である。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図は本発明の一実施態様を示すもので、第１図
は工程順を示す説明図、第２図は建築パネルを示す説明
図、第３図は押さえ装置を示す断面図、第４図は第３図
のＸ−Ｘ線で切断した断面図である。第５図は本発明の他の実施態様を示すものであって、押
さえ装置を示す断面図である。１　　　　建築パネル２　　　　移動ロール３　　　　塗料塗装装置４　　　　砂撒布装置５．５ａ　押さえ装置５１　　　　プーリー５２　　　ロール片５３　　　提体５４　　　ベルト５５　　　中心孔５６　　−回転軸弾性面

Claims

【特許請求の範囲】

（１）表面を上にして、建築パネルを移動させながら、
建築パネル表面に塗料を塗布して塗料層を設け、この塗
料層に砂をほぼ均一に撒布して砂撒布面を設けた後、こ
の砂撒布面を建築パネルの移動速度とほぼ同じ速度で移
動する弾性面で押さえることを特徴とする建築パネルの
製造方法。
（２）建築パネルの移動方向とほぼ直角な方向に桿体を
設け、この桿体に、桿体外径より大きな中心孔を有する
ロール片を複数個貫通させ、建築パネルの移動速度とほ
ぼ同じ速度で動く弾性ベルトの背面から、前記複数個の
ロール片の自重で弾性ベルトを介して、砂撒布面を押さ
えることを特徴とする請求項１記載の建築パネルの製造
方法。
（３）弾性面が軟質発泡体であるベルトまたはロールで
あることを特徴とする請求項１記載の建築パネルの製造
方法。