JPH04119953U - 偏向ヨーク装置 - Google Patents
偏向ヨーク装置Info
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- JPH04119953U JPH04119953U JP2423791U JP2423791U JPH04119953U JP H04119953 U JPH04119953 U JP H04119953U JP 2423791 U JP2423791 U JP 2423791U JP 2423791 U JP2423791 U JP 2423791U JP H04119953 U JPH04119953 U JP H04119953U
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- JP
- Japan
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- pair
- permanent magnets
- deflection yoke
- electron beam
- permanent magnet
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Links
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電子ビーム補正のための永久磁石の効果を効率
的にすることにより、他の特性への悪影響を低減し、且
つ使用する永久磁石の選択のための検討の簡略化を得
る。 【構成】一対の水平偏向コイル13と1対の垂直偏向コ
イル15及びそのフロント側の上下に1対の棒状永久磁
石16a、16bを有する偏向ヨーク装置11におい
て、上記永久磁石のそれぞれの端部に配設した強磁性体
17a〜17dの一端が、前記永久磁石16a、16b
より陰極線管電子ビームに近付いた位置に配設された構
成とする。
的にすることにより、他の特性への悪影響を低減し、且
つ使用する永久磁石の選択のための検討の簡略化を得
る。 【構成】一対の水平偏向コイル13と1対の垂直偏向コ
イル15及びそのフロント側の上下に1対の棒状永久磁
石16a、16bを有する偏向ヨーク装置11におい
て、上記永久磁石のそれぞれの端部に配設した強磁性体
17a〜17dの一端が、前記永久磁石16a、16b
より陰極線管電子ビームに近付いた位置に配設された構
成とする。
Description
【0001】
この考案はカラーテレビジョン受像機等のように陰極線管(CRT)を用いた
ディスプレイ装置に使用される偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
現在、カラーテレビジョン受像機に使用される偏向ヨークシステムは、上下糸
巻歪フリー方式がほとんどである。特に偏向角が拡角のもの、CRTのフェース
のパネルのRが大きい(フェースが平面に近い)ものは、糸巻歪が強調されて現
れるため、上下糸巻歪補正用の永久磁石を偏向ヨークに付加して対策を施してい
る。
【0003】
図3(A)は従来の偏向ヨークシステムを示す斜視図である。このシステムは
、一対の水平偏向コイルと1対の垂直偏向コイル及びそのフロント側の上下に1
対の棒状永久磁石を有する。即ち、ボビンとなる絶縁枠2の内面には、1対の鞍
形水平偏向コイル3が組込まれ、外面には筒状のフェライトコア4に巻回された
1対のトロイダル形垂直偏向コイル5が配設され、トロイダル形偏向ヨーク1を
構成している。そして偏向ヨーク1のフロント側(径大部側)の上下(Y軸)方
向には長手方向に着磁された1対の棒状永久磁石6a、6bが配設されている。
【0004】
図3(B)は、上記偏向ヨーク1をCRT7に配設した場合のY−Z平面図で
ある。CRT7の電子銃(図示せず)から発射され、Y軸上方向に偏向された電
子ビーム8aは、永久磁石6aによりさらに上方向に偏向される。このため、C
RT画面上では、図3(C)に示すように上下糸巻歪9aは、10aで示す位置
まで変化することになる。また、Y軸下方向に偏向された電子ビーム8bは、永
久磁石6bによりさらに下方向に偏向されて、上下糸巻歪9bは10bまで変化
することになり、全体として上下糸巻歪は修正されることになる。
【0005】
このように上下糸巻歪は、永久磁石を上下1組として配置することにより修正
される訳であるが、修正量は永久磁石の形状及び着磁量に大きく左右されること
は当然であり、且つ、電子ビームと永久磁石の距離においても修正量は変化する
ことになる。
【0006】
例えば図4(A)に示すように、永久磁石6aの着磁方向の長さLを小さくす
ると、上下糸巻歪9aは10aのように中央部のみが極端に引上げられ、直線性
が損なわれてしまう。従って永久磁石の形状や取り付け位置は、性能に応じて慎
重に設定する必要がある。また同図(B)に示すように、永久磁石6の磁界は矢
印のごとく全方向にわたって一様に発生しているが、電子ビームに影響を与える
磁界部分は全体の1/2以下であると推定される。
【0007】
上記した従来の偏向ヨークによれば、最終的に永久磁石の形状及び磁界の強さ
を決定するまでの検討が困難であり、また、上下糸巻歪の補正量を大きくするた
めには、大きな形状と強い磁界をもつ永久磁石が必要であり、そのために他の特
性への悪影響を生じることがある。
【0008】
そこでこの考案では、永久磁石の効果を効率的にすることにより、他の特性
への悪影響を低減し、且つ使用する永久磁石の選択のための検討の簡略化を得ら
れる偏向ヨーク装置を提供することを目的とする。
【0009】
この発明は、一対の水平偏向コイルと1対の垂直偏向コイル及びそのフロント
側の上下に1対の棒状永久磁石を有する偏向ヨーク装置において、
上記永久磁石のそれぞれの端部に配設した強磁性体の一端が、前記永久磁石よ
り陰極線管電子ビームに近付いた位置に配設された構造である。
【0010】
【作用】
上記の手段により、強磁性材料の配設により、今まで電子ビームに対して無効
であった磁界を集束させて効率的に電子ビームに作用させることができる。この
ように磁界を有効に活用して利用することにより、糸巻歪の補正量は永久磁石と
強磁性体の位置関係及び強磁性体の形状を可変することにより調整することがで
きる。
【0011】
以下、この考案に実施例を図面を参照して説明する。
【0012】
図1(A)はこの考案の一実施例である。セミトロイダル形偏向ヨーク11は
、基本的には従来と同様な構成であり、絶縁枠12の内側には鞍形水平偏向コイ
ル13が組込まれ、外側にはフェライトコア14に巻回されたトロイダル形垂直
偏向コイル15が装着されている。またフロント側の上下の位置には、長手方向
に着磁された棒状永久磁石16a、16bが配設されている。棒状永久磁石16
a、16bの長手方向は、左右水平(X軸)方向である。さらに永久磁石16a
、16bの端面近傍には、パーマロイ等の強磁性体からなる4個のアーム17a
、17b、17c、17dが配設されている。
【0013】
図1(B)は、アーム17a、17b、17c、17dのうちの1つを取出し
て示している。このアーム17は、L字形の形状であり、永久磁石の磁束を集束
する部分18と磁束を出す又は吸収する部分19から成る。従って、同図(C)
のごとく、永久磁石(例えば16a)の磁束は、矢印で示すようにN極を出て直
接S極に入るものと、N極からアーム17bを通りアーム17aに入り、それか
らS極に入るものとがある。同図(C)の例であると、永久磁石16aの下側の
矢印の磁束が電子ビームに対して影響を与え、上側の矢印の磁束は電子ビームに
対して無効磁界であるが、アーム17a、17bの配置により、今まで無効とな
っていた磁束もアームに集束され、電子ビームに対して有効な磁界を発生するこ
とになる。
【0014】
電子ビームに対する影響の度合いは、アームの形状及び対応する永久磁石との
距離Sで可変できる。例えば、アームの磁束を出したり吸収したりする部分19
の幅Wを大きくすると磁路長が長くなり、図2(A)における上下糸巻歪の補正
範囲Aが大きくなる。このようにアームの大きさ形状及び取り付け位置を最適に
選ぶことにより、上下糸巻歪の補正は確実に行われる。
【0015】
永久磁石だけの場合、種々の形状及び着磁量のものを製作して、ここのCRT
において最適のものを選択検討する必要があり作業が極めて手間取っているが、
この実施例によると、製作が簡単なパーマロイ等のアームについて多く検討を行
い、最適設計を行えばよく、しかも組み立て後も調整が可能であるから、最良の
特性のものを作業に手間をかけることなく製作することができる。
【0016】
また、一般に棒状永久磁石には、図2(B)で示すような着磁曲りがあり、偏
向歪やコンバージェンスに対して悪影響を与えるが、このようなときには、図1
(B)の場合、アーム17bの部分19を電子ビーム側(図で下方向)に近付け
ることにより修正が可能である。上記した実施例において、アームはL字形とし
たが、別の形状であってもよい。
【0017】
上記したように、棒状永久磁石の端部に配設した強磁性体のア−ムの形状や取
り付け位置の調整により上下糸巻歪を最適な状態に容易に制御することができる
。
【0018】
以上説明したようにこの考案によれば、電子ビーム補正のための永久磁石の効
果を効率的にすることにより、他の特性への悪影響を低減し、且つ使用する永久
磁石の選択のための検討の簡略化を得る。
【図1】この考案の一実施例を示す図であり、同図
(A)は全体図、同図(B)は一部部品図、同図(C)
は動作説明図。
(A)は全体図、同図(B)は一部部品図、同図(C)
は動作説明図。
【図2】この考案の装置による電子ビーム補正の説明図
及び他の着磁例を示す説明図。
及び他の着磁例を示す説明図。
【図3】従来の偏向ヨーク装置を示す図であり、同図
(A)は斜視図、同図(B)は側面図、同図(C)は電
子ビーム制御結果を示す説明図。
(A)は斜視図、同図(B)は側面図、同図(C)は電
子ビーム制御結果を示す説明図。
【図4】従来の偏向ヨーク装置の問題点を説明するため
に示した説明図。
に示した説明図。
11…偏向ヨーク装置、12…絶縁枠、13…鞍形水平
偏向コイル、14…フェライトコア、15…トロイダル
形垂直偏向コイル、16a、16b…棒状永久磁石、1
7a〜17d…アーム。
偏向コイル、14…フェライトコア、15…トロイダル
形垂直偏向コイル、16a、16b…棒状永久磁石、1
7a〜17d…アーム。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の水平偏向コイルと1対の垂直偏向
コイル及びそのフロント側の上下に1対の棒状永久磁石
を有する偏向ヨーク装置において、上記永久磁石のそれ
ぞれの端部に配設した強磁性体の一端が、前記永久磁石
より陰極線管電子ビームに近付いた位置に配設されたこ
とを特徴とする偏向ヨーク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2423791U JPH04119953U (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 偏向ヨーク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2423791U JPH04119953U (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 偏向ヨーク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119953U true JPH04119953U (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=31909240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2423791U Pending JPH04119953U (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 偏向ヨーク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119953U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02142034A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-31 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP2423791U patent/JPH04119953U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02142034A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-31 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
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