JPH04119824A - 口金付frp円筒成形方法 - Google Patents
口金付frp円筒成形方法Info
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- JPH04119824A JPH04119824A JP2240155A JP24015590A JPH04119824A JP H04119824 A JPH04119824 A JP H04119824A JP 2240155 A JP2240155 A JP 2240155A JP 24015590 A JP24015590 A JP 24015590A JP H04119824 A JPH04119824 A JP H04119824A
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Links
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Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば車両のショックアブソーバ\のシリン
ダやユニバーサルジヨイントのシャフト軸などに使用さ
れる口金材FRP円筒の成形方法に関する。
ダやユニバーサルジヨイントのシャフト軸などに使用さ
れる口金材FRP円筒の成形方法に関する。
今日、例えば車両のショックアブソーバのシリンダやユ
ニバーサルジヨイントのシャフト軸などには、車体の軽
量化のために口金が内嵌されたFRP円筒が使用されて
いる。
ニバーサルジヨイントのシャフト軸などには、車体の軽
量化のために口金が内嵌されたFRP円筒が使用されて
いる。
従来、この口金材FRP円筒を成形するには、例えば特
開昭53−361号公報の第9図に記載されたもののよ
うに、マンドレルに肉厚でかつ環状の口金を挿着し、そ
ののち口金の外周面上に接着剤を塗布し、次にまた口金
を含めたマンドレルの周面上に一連にプリプレグを所定
厚みになるまで巻着してからオーブンで加熱・硬化させ
ることでマンドレル上に口金と一体化したFRP円筒を
成形し、それからマンドレルをFRP円筒から抜き出し
て製造するものや、マンドレル上に所定肉厚になるまで
プリプレグを巻着してからオーフンで加熱・硬化させた
のち、マンドレルを抜き出してFRP円筒を成形し、次
にまたFRP円筒の端部に口金を接着剤を介して外嵌さ
せたものなどがある。
開昭53−361号公報の第9図に記載されたもののよ
うに、マンドレルに肉厚でかつ環状の口金を挿着し、そ
ののち口金の外周面上に接着剤を塗布し、次にまた口金
を含めたマンドレルの周面上に一連にプリプレグを所定
厚みになるまで巻着してからオーブンで加熱・硬化させ
ることでマンドレル上に口金と一体化したFRP円筒を
成形し、それからマンドレルをFRP円筒から抜き出し
て製造するものや、マンドレル上に所定肉厚になるまで
プリプレグを巻着してからオーフンで加熱・硬化させた
のち、マンドレルを抜き出してFRP円筒を成形し、次
にまたFRP円筒の端部に口金を接着剤を介して外嵌さ
せたものなどがある。
しかし、前者の方法では、成形されたFRP円筒におけ
る口金の取付部の両端周縁部に、前記第9図に示すよう
にこの口金の厚み分だけのFRPの段差ができ、このた
め使用時においてこの段差部に応力が集中して亀裂が生
じ易く、また後者の方法では、成形されたFRP円筒の
端部に接着剤を介して口金を外嵌させるものであるため
、互いに嵌め合わされるFRP円筒の内径と、FRP円
筒の外径との高い嵌め合い精度が要求され、またこれら
の口金とFRP円筒との接合部における強度も低く、し
かもこの接合部おける引張強度は、これらの口金とFR
P円筒との接着面積に支配されるため、口金などの寸法
が問題となり易い。
る口金の取付部の両端周縁部に、前記第9図に示すよう
にこの口金の厚み分だけのFRPの段差ができ、このた
め使用時においてこの段差部に応力が集中して亀裂が生
じ易く、また後者の方法では、成形されたFRP円筒の
端部に接着剤を介して口金を外嵌させるものであるため
、互いに嵌め合わされるFRP円筒の内径と、FRP円
筒の外径との高い嵌め合い精度が要求され、またこれら
の口金とFRP円筒との接合部における強度も低く、し
かもこの接合部おける引張強度は、これらの口金とFR
P円筒との接着面積に支配されるため、口金などの寸法
が問題となり易い。
そこで、これらの課題を解消する従来技術として、例え
ば第5図に示すようにマンドレル01に、各々ほぼ同一
肉厚の筒状体である内カラー02、口金03、外カラー
04を順次挿着し、そののち前記内外カラー02.04
の外周面02a、04a上に離型テープ05を巻着し、
次にまた口金03の外周面03a上に接着剤06を塗布
し、次にまた内外カラー02.04および口金03上に
一連にプリプレグ07を所定厚みになるまで巻着し、次
にまたこのマンドレル01が挿着されたプリプレグ07
を図示しないオーブンで加熱・硬化させることで第6図
に示す口金03が一体化されたFRP円筒08となし、
次にまた第5図に示すマンドレル01および内外カラー
02.04をこの第6図に示すFRP円筒08から抜き
出して成形するものがある。
ば第5図に示すようにマンドレル01に、各々ほぼ同一
肉厚の筒状体である内カラー02、口金03、外カラー
04を順次挿着し、そののち前記内外カラー02.04
の外周面02a、04a上に離型テープ05を巻着し、
次にまた口金03の外周面03a上に接着剤06を塗布
し、次にまた内外カラー02.04および口金03上に
一連にプリプレグ07を所定厚みになるまで巻着し、次
にまたこのマンドレル01が挿着されたプリプレグ07
を図示しないオーブンで加熱・硬化させることで第6図
に示す口金03が一体化されたFRP円筒08となし、
次にまた第5図に示すマンドレル01および内外カラー
02.04をこの第6図に示すFRP円筒08から抜き
出して成形するものがある。
ところで、この従来の口金付FRP円筒成形方法では、
前述したように第5図に示す内外カラー02.04およ
び口金03上に一連にプリプレグ07を所定厚みになる
まで巻着してからプリプレグ07を図示しないオーブン
で加熱・硬化させるため、第5図に示す口金03の外周
面03a上に塗布された接着剤06の粘度が、プリプレ
グ07の巻着圧と、図示しないオーブンの熱とにより著
しく低下し、これによりプリプレグ07の加熱時に、接
着剤06が口金03と、プリプレグC7との隙間からマ
ンドレル01側へ流出する。
前述したように第5図に示す内外カラー02.04およ
び口金03上に一連にプリプレグ07を所定厚みになる
まで巻着してからプリプレグ07を図示しないオーブン
で加熱・硬化させるため、第5図に示す口金03の外周
面03a上に塗布された接着剤06の粘度が、プリプレ
グ07の巻着圧と、図示しないオーブンの熱とにより著
しく低下し、これによりプリプレグ07の加熱時に、接
着剤06が口金03と、プリプレグC7との隙間からマ
ンドレル01側へ流出する。
このため、口金03の外周面03aに塗布された接着剤
06の厚みが肉薄になって第6図に示す口金03とFR
P円筒08との接着不良やラップシェア強度などの接着
強度の低下が発生したり、特に極端に第5図に示す接着
剤06が肉薄のところは、口金03全周に渡って均一に
接着がなされないために熱応力で口金03が剥離して口
金03の変形が生じる恐れもあり、またマンドレル01
側へ流出した接着剤06が内外カラー02.04および
口金03の内周面02a、03a、04aと、マンドレ
ル01の周面01aとの隙間に流入して硬化することで
、マンドレル01の抜き出し時にマンドレル01が抜き
出せなくなる恐れもあった。
06の厚みが肉薄になって第6図に示す口金03とFR
P円筒08との接着不良やラップシェア強度などの接着
強度の低下が発生したり、特に極端に第5図に示す接着
剤06が肉薄のところは、口金03全周に渡って均一に
接着がなされないために熱応力で口金03が剥離して口
金03の変形が生じる恐れもあり、またマンドレル01
側へ流出した接着剤06が内外カラー02.04および
口金03の内周面02a、03a、04aと、マンドレ
ル01の周面01aとの隙間に流入して硬化することで
、マンドレル01の抜き出し時にマンドレル01が抜き
出せなくなる恐れもあった。
なお、このマンドレル01の抜き出し不能状態を解消す
るために、プリプレグ07の巻着時にプリプレグ07を
緩く巻き付けて接着剤06のマンドレル01側への流出
量を減少させたり、これらの内外カラー02.04およ
び口金03の各内周面02a、03a、04aに例えば
マスキングや離型剤による離型処理を施すことも考えら
れるが、前者のプリプレグ07の巻着を緩やかにする方
法では、プリプレグ07を内外カラー02.04および
口金03に充分に圧着できないために良好な成形品が得
られ難く、一方後者の離型処理を施す方法ではこのよう
な処理を行うために成形工程が増加するという弊害が生
じることになる。
るために、プリプレグ07の巻着時にプリプレグ07を
緩く巻き付けて接着剤06のマンドレル01側への流出
量を減少させたり、これらの内外カラー02.04およ
び口金03の各内周面02a、03a、04aに例えば
マスキングや離型剤による離型処理を施すことも考えら
れるが、前者のプリプレグ07の巻着を緩やかにする方
法では、プリプレグ07を内外カラー02.04および
口金03に充分に圧着できないために良好な成形品が得
られ難く、一方後者の離型処理を施す方法ではこのよう
な処理を行うために成形工程が増加するという弊害が生
じることになる。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもので
、プリプレグ加熱時における接着剤のマンドレル側への
流出を防止することで、口金とFRP円筒との設計とお
りの強度確保、プリプレグの加熱時の口金変形防止およ
びマンドレル抜き出し時のマンドレルの抜き出し不能状
態の解消ができるとともに、プリプレグ巻着時に充分に
圧力をかけてプリプレグを巻着できるために高い強度を
有する良好な成形品が得られ、しかも内外カラーおよび
口金の内周面への離型処理も不要となる口金付FRP円
筒成形方法を提供することを目的とする。
、プリプレグ加熱時における接着剤のマンドレル側への
流出を防止することで、口金とFRP円筒との設計とお
りの強度確保、プリプレグの加熱時の口金変形防止およ
びマンドレル抜き出し時のマンドレルの抜き出し不能状
態の解消ができるとともに、プリプレグ巻着時に充分に
圧力をかけてプリプレグを巻着できるために高い強度を
有する良好な成形品が得られ、しかも内外カラーおよび
口金の内周面への離型処理も不要となる口金付FRP円
筒成形方法を提供することを目的とする。
本発明は、マンドレルに、各々ほぼ同一肉厚の筒状体で
ある内カラー、内パツキン、口金、外パツキン、外カラ
ーを順次挿着し、次にこの口金の外周面上に接着剤を塗
布し、次にまたこれらの内外カラー、内外パツキンおよ
び口金上に、一連にプリプレグを所定厚みになるまで巻
着し、次にまたこのプリプレグの巻着と同時または巻着
したのちにプリプレグを加熱・硬化させることで口金が
一体化されたFRP円筒を成形することを特徴とする口
金付FRP円筒成形方法を提供するものである。
ある内カラー、内パツキン、口金、外パツキン、外カラ
ーを順次挿着し、次にこの口金の外周面上に接着剤を塗
布し、次にまたこれらの内外カラー、内外パツキンおよ
び口金上に、一連にプリプレグを所定厚みになるまで巻
着し、次にまたこのプリプレグの巻着と同時または巻着
したのちにプリプレグを加熱・硬化させることで口金が
一体化されたFRP円筒を成形することを特徴とする口
金付FRP円筒成形方法を提供するものである。
〔作用]
本発明の口金付FRP円筒成形方法は、まずマンドレル
に、各々ほぼ同一肉厚の筒状体である内カラー、内パ・
ノキン、口金、外パツキン、外カラーを順次挿着する。
に、各々ほぼ同一肉厚の筒状体である内カラー、内パ・
ノキン、口金、外パツキン、外カラーを順次挿着する。
次に、この口金の外周面上に接着剤を塗布する。
次にまた、これらの内外カラー、内外パツキンおよび口
金上に一連にプリプレグを所定厚みになるまで巻着する
。
金上に一連にプリプレグを所定厚みになるまで巻着する
。
次にまた、このプリプレグの巻着と同時または巻着した
のちにプリプレグを加熱・硬化させて口金が一体化され
たFRP円筒を成形する。
のちにプリプレグを加熱・硬化させて口金が一体化され
たFRP円筒を成形する。
このプリプレグ加熱時に、接着剤が口金と内外パツキン
との間からマンドレル側へ流出しようとするが、この接
着剤の流出を口金の両側面側に配置された内外パッキン
で防止するため、口金とFRP円筒との設計とおりの強
度確保およびプリプレグの加熱時の口金変形防止ができ
るとともに、プリプレグ巻着時に充分に圧力をかけてプ
リプレグを巻着できるために高い強度を有する良好な成
形品が得られ、しかも内外カラーおよび口金の内周面へ
の離型処理も不要となる。
との間からマンドレル側へ流出しようとするが、この接
着剤の流出を口金の両側面側に配置された内外パッキン
で防止するため、口金とFRP円筒との設計とおりの強
度確保およびプリプレグの加熱時の口金変形防止ができ
るとともに、プリプレグ巻着時に充分に圧力をかけてプ
リプレグを巻着できるために高い強度を有する良好な成
形品が得られ、しかも内外カラーおよび口金の内周面へ
の離型処理も不要となる。
次にまた、これらのマンドレル、内外パツキンおよび内
外カラーをFRP円筒から抜き出す。
外カラーをFRP円筒から抜き出す。
このとき、プリプレグ加熱時における接着剤の流出が内
外パツキンで防止されるため、接着剤が内外カラーおよ
び口金の内周面と、マンドレルの周面との隙間に流入し
てこれらを互いに固着させることかなく、従ってこのマ
ンドレル抜き出し時におけるマンドレルの抜き出し不能
状態の解消ができる。
外パツキンで防止されるため、接着剤が内外カラーおよ
び口金の内周面と、マンドレルの周面との隙間に流入し
てこれらを互いに固着させることかなく、従ってこのマ
ンドレル抜き出し時におけるマンドレルの抜き出し不能
状態の解消ができる。
以下、本発明の実施例の口金付FRP円筒成形方法を図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
なお、この実施例を述べるにあたって自動車のショック
アブソーバのシリンダに使用される口金材FRP円筒の
成形方法を例とする。
アブソーバのシリンダに使用される口金材FRP円筒の
成形方法を例とする。
本発明の実施例の口金付FRP円筒成形方法は、第1図
および第2図に示すようにまず円筒状のマンドレル1に
、各々ほぼ同一肉厚の筒状体である長尺な内カラー2、
内パッキン3、口金4、外パツキン5、短尺な外カラー
6を順次挿着する。
および第2図に示すようにまず円筒状のマンドレル1に
、各々ほぼ同一肉厚の筒状体である長尺な内カラー2、
内パッキン3、口金4、外パツキン5、短尺な外カラー
6を順次挿着する。
前記内外カラー2.6は、後述するプリプレグ7を巻着
するときの筒状のスペーサーで、この実施例では内カラ
ー2が金属筒で、外カラー6が紙筒であるが、必ずしも
これに限定させる必要はなく、適宜素材からなるもので
よい。
するときの筒状のスペーサーで、この実施例では内カラ
ー2が金属筒で、外カラー6が紙筒であるが、必ずしも
これに限定させる必要はなく、適宜素材からなるもので
よい。
また、前記内外パツキン3.5は、プリプレグ7加熱時
における口金4の外周面4a4こ塗布された後述する接
着剤8が内外カラー2.6と口金4との隙間からマンド
レル1側へ流出するのを防止するための環状の後述する
接着剤8流出防止部材で、その素材としては、後述する
接着剤8と反応しないゴム、例えばこの実施例ではシリ
コンゴムの一種であるノラスコン RTV −7500
(タウコーンニング社製、JIS硬度−55)が採用さ
れているが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、例
えばそのほかのシリコンゴム、フッ素コム、NBRなど
のも使用できる。また、硬度に関しては素材が硬いと締
めシロがなくなり、一方軟らかいよ加熱時に軟化し易く
シール効果が低くなるため、JIS硬度45〜75、特
に50〜6゜が好ましい。さらに、実施例における内外
パツキン3.5の形状は、平パツキンとなっているが必
ずしもこれに限定させな(とも任意形状のものであって
かまわない。
における口金4の外周面4a4こ塗布された後述する接
着剤8が内外カラー2.6と口金4との隙間からマンド
レル1側へ流出するのを防止するための環状の後述する
接着剤8流出防止部材で、その素材としては、後述する
接着剤8と反応しないゴム、例えばこの実施例ではシリ
コンゴムの一種であるノラスコン RTV −7500
(タウコーンニング社製、JIS硬度−55)が採用さ
れているが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、例
えばそのほかのシリコンゴム、フッ素コム、NBRなど
のも使用できる。また、硬度に関しては素材が硬いと締
めシロがなくなり、一方軟らかいよ加熱時に軟化し易く
シール効果が低くなるため、JIS硬度45〜75、特
に50〜6゜が好ましい。さらに、実施例における内外
パツキン3.5の形状は、平パツキンとなっているが必
ずしもこれに限定させな(とも任意形状のものであって
かまわない。
さらに、前記口金4は、後述する第4図に示すFRP円
筒9の内周面9aに一体形成される環状の金属部材で、
例えばステンレス、スズ、鋼鉄、黄銅、アルミニウム、
チタンなどの金属素材からなり、厚みはその用途に応し
て適宜選択され、この第1図および第2図に示す口金4
の厚みに合わせて前記内外カラー2.6および内外パツ
キン3.5の厚みが決定される。
筒9の内周面9aに一体形成される環状の金属部材で、
例えばステンレス、スズ、鋼鉄、黄銅、アルミニウム、
チタンなどの金属素材からなり、厚みはその用途に応し
て適宜選択され、この第1図および第2図に示す口金4
の厚みに合わせて前記内外カラー2.6および内外パツ
キン3.5の厚みが決定される。
なお、この口金4の外周面4aには、あらかじめ後述す
る接着剤8との接着性を良好にするためにプライマー処
理が施されている。この実施例のプライマー処理に使用
されるプライマーとしては、CYANAMID BR
127Primerか使用されているが、必ずしもこれ
に限定させる必要はなく、使用する接着剤8と口金4の
金属素材に応じたプライマーを用いる。また、プライマ
ーの塗布方法としては、ケバ立ちゃ繊維屑のでない紙に
このプライマーを含ませて塗布するのが好ましいが、そ
のほかの−船釣な塗布方法であってもよい。さらに、こ
のプライマーの塗布厚は、極力薄く行うのが接着剤8の
性能を充分に引き出すために好ましく、かつ塗り残しが
ないように行う。
る接着剤8との接着性を良好にするためにプライマー処
理が施されている。この実施例のプライマー処理に使用
されるプライマーとしては、CYANAMID BR
127Primerか使用されているが、必ずしもこれ
に限定させる必要はなく、使用する接着剤8と口金4の
金属素材に応じたプライマーを用いる。また、プライマ
ーの塗布方法としては、ケバ立ちゃ繊維屑のでない紙に
このプライマーを含ませて塗布するのが好ましいが、そ
のほかの−船釣な塗布方法であってもよい。さらに、こ
のプライマーの塗布厚は、極力薄く行うのが接着剤8の
性能を充分に引き出すために好ましく、かつ塗り残しが
ないように行う。
さらにまた、実施例では、このプライマーを塗布した口
金4を2時間図示しないデシケータ−内で放置して乾燥
し、そののち120°Cの温度で2時間焼き付けてから
再び図示しないデシケーク−内で放冷させているが、必
ずしもこのような条件に限定してプライマー処理を施す
必要はない。
金4を2時間図示しないデシケータ−内で放置して乾燥
し、そののち120°Cの温度で2時間焼き付けてから
再び図示しないデシケーク−内で放冷させているが、必
ずしもこのような条件に限定してプライマー処理を施す
必要はない。
また、このプライマー処理自体も必ずしも行う必要はな
いものの、処理した方が好ましいのはいうまでもない。
いものの、処理した方が好ましいのはいうまでもない。
さらにまた、第1図および第2図に示すこのマンドレル
10への各内外カラー2.6、内外パッキン3.5、口
金4の嵌め合いは、マンドレル1の挿通時に各内外カラ
ー2.6、内外パツキン3.5、口金4がガタつかない
程度のものでよい。
10への各内外カラー2.6、内外パッキン3.5、口
金4の嵌め合いは、マンドレル1の挿通時に各内外カラ
ー2.6、内外パツキン3.5、口金4がガタつかない
程度のものでよい。
次にまた、第3図に示すようにこれらの内外カラー2.
6の外周面2a、6a上にムラなく離型テープ10を巻
着する。
6の外周面2a、6a上にムラなく離型テープ10を巻
着する。
この離型テープ10の素材としては、例えばポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、フッ素系樹
脂などの離型性を有する合成樹脂が使用できる。
レン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、フッ素系樹
脂などの離型性を有する合成樹脂が使用できる。
次にまた、第1図に示すようにこの口金4の外周面4a
上に接着剤8を塗布する。
上に接着剤8を塗布する。
この実施例における接着剤8の素材としては、180°
Cの加熱温度で硬化するAF 191Wt 035
Mat Scrim(住友3M■製)が使用されてい
るが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、そのほか
の熱硬化性を有する合成樹脂接着剤も使用できる。
Cの加熱温度で硬化するAF 191Wt 035
Mat Scrim(住友3M■製)が使用されてい
るが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、そのほか
の熱硬化性を有する合成樹脂接着剤も使用できる。
また、本実施例ではフィルム状接着剤を用いているが、
ペースト状などの性状の接着剤も使用できる。
ペースト状などの性状の接着剤も使用できる。
さらに、この接着剤8の塗布範囲は、この実施例では口
金4の外周面4aの範囲であるが、必ずしもこれに限定
させなくとも、例えばこの外周面4aを含むその付近一
体などであってもよい。
金4の外周面4aの範囲であるが、必ずしもこれに限定
させなくとも、例えばこの外周面4aを含むその付近一
体などであってもよい。
次にまた、同じく第1図に示すようにこれらの内外カラ
ー2.6、内外パツキン3.5および口金4上に一連に
シート状のプリプレグ7を所定厚みになるまで巻着する
。
ー2.6、内外パツキン3.5および口金4上に一連に
シート状のプリプレグ7を所定厚みになるまで巻着する
。
この実施例のプリプレグ7の素材としては、接着剤8と
同様に180°Cで硬化するHMF1034 C(化
成ファイハライド■製)が使用されているが、必ずしも
これに限定させる必要はない。
同様に180°Cで硬化するHMF1034 C(化
成ファイハライド■製)が使用されているが、必ずしも
これに限定させる必要はない。
この実施例では、マンドレル1のいずれかの一端部側か
らこれらの内外カラー2.6、内外パツキン3.5およ
び口金4の各外周面2a、3a、4a、5a、6a上に
プリプレグ7を一連に所定厚みになるまで繰り返し巻着
される。
らこれらの内外カラー2.6、内外パツキン3.5およ
び口金4の各外周面2a、3a、4a、5a、6a上に
プリプレグ7を一連に所定厚みになるまで繰り返し巻着
される。
次にまた、このプリプレグ7の巻着後にプリプレグ7を
加熱・硬化させて第4図に示す口金4が一体化されたF
RP円筒9を成形する。
加熱・硬化させて第4図に示す口金4が一体化されたF
RP円筒9を成形する。
この第1図に示すプリプレグ7の加熱には、図示しない
一般使用されているオーブンが使用でき、またこの加熱
温度は、本実施例では175〜180°C1好ましくは
177°C程度、加熱時間は、115〜125分、好ま
しくは120分程度であるが、この加熱温度と時間につ
いては、使用されるプリプレグ7と接着剤8の性能によ
って決定されるものである。
一般使用されているオーブンが使用でき、またこの加熱
温度は、本実施例では175〜180°C1好ましくは
177°C程度、加熱時間は、115〜125分、好ま
しくは120分程度であるが、この加熱温度と時間につ
いては、使用されるプリプレグ7と接着剤8の性能によ
って決定されるものである。
このプリプレグ7加熱時に接着剤8が口金4と内外パツ
キン3.5との間からマンドレル1側へ流出しようとす
るが、この接着剤8の流出を口金4の両側面側に配置さ
れた内外パ・スキン3.5で防止するため、第4図に示
す口金4とFRP円筒9との設計とおりの強度確保およ
び第1図に示すプリプレグ7の加熱時の口金4の変形防
止ができるとともに、プリプレグ7巻着時に充分に圧力
をかけてプリプレグ7の巻着ができるために高し)強度
を有する良好な成形品が得られ、しかも内外カラー2.
6および口金4の内周面2a、4a、6aへの例えばマ
スキングや離型剤の塗布などの離型処理も不要となる。
キン3.5との間からマンドレル1側へ流出しようとす
るが、この接着剤8の流出を口金4の両側面側に配置さ
れた内外パ・スキン3.5で防止するため、第4図に示
す口金4とFRP円筒9との設計とおりの強度確保およ
び第1図に示すプリプレグ7の加熱時の口金4の変形防
止ができるとともに、プリプレグ7巻着時に充分に圧力
をかけてプリプレグ7の巻着ができるために高し)強度
を有する良好な成形品が得られ、しかも内外カラー2.
6および口金4の内周面2a、4a、6aへの例えばマ
スキングや離型剤の塗布などの離型処理も不要となる。
次にまた、第4図に示すようにこれらのマンドレル1、
内外カラー2.6および内外ツマ、スキン3.5をFR
P円筒9から抜き出し、そののちマンドレル1の先端部
をカッタ11で力・ン卜する。
内外カラー2.6および内外ツマ、スキン3.5をFR
P円筒9から抜き出し、そののちマンドレル1の先端部
をカッタ11で力・ン卜する。
前述したように、第1図に示すプリプレグ7加熱時にお
ける接着剤8の流出が内外ツマ・スキン3.5で防止さ
れているため、接着剤8が内外カラー2.6および口金
4の内周面2a、4a、6aと、マンドレル1の周面1
aとの隙間に流入してこれらを互いに固着させることが
なく、従ってこのマンドレル1抜き出し時におけるマン
ドレル1の抜き出し不能状態の解消ができる。
ける接着剤8の流出が内外ツマ・スキン3.5で防止さ
れているため、接着剤8が内外カラー2.6および口金
4の内周面2a、4a、6aと、マンドレル1の周面1
aとの隙間に流入してこれらを互いに固着させることが
なく、従ってこのマンドレル1抜き出し時におけるマン
ドレル1の抜き出し不能状態の解消ができる。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はこの実施例
に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲での
設計変更などがあっても本発明に含まれる。
に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲での
設計変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、マンドレルに、各々ほぼ同一肉厚
の筒状体である内カラー、内パッキン、口金、外パ・ス
キン、外カラーを順次挿着したが、これとは逆に、内カ
ラー、内パッキン、口金、外パツキン、外カラーを順次
連結状態で配置し、そののちこれらの内部に一連にマン
ドレルを挿通させることもできる。
の筒状体である内カラー、内パッキン、口金、外パ・ス
キン、外カラーを順次挿着したが、これとは逆に、内カ
ラー、内パッキン、口金、外パツキン、外カラーを順次
連結状態で配置し、そののちこれらの内部に一連にマン
ドレルを挿通させることもできる。
また、実施例では、プリプレグを内外カラ内外パ・スキ
ンおよび口金上に巻着したのちにプリプレグを加熱・硬
化させることで口金が一体化されたFRP円筒を成形さ
せたが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、例えば
このプリプレグの巻着と同時にプリプレグを加熱・硬化
させることもできる。
ンおよび口金上に巻着したのちにプリプレグを加熱・硬
化させることで口金が一体化されたFRP円筒を成形さ
せたが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、例えば
このプリプレグの巻着と同時にプリプレグを加熱・硬化
させることもできる。
さらに、この実施例では、自動車のシヨ・ンクアブソー
ハのシリンダに使用される口金材FRP円筒の成形方法
を例示したが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、
例えば自動車のユニノ\−サルジヨイントに使用される
シャフト軸などのそのほかの口金材FRP円筒の成形方
法にも採用できる。
ハのシリンダに使用される口金材FRP円筒の成形方法
を例示したが、必ずしもこれに限定させる必要はなく、
例えば自動車のユニノ\−サルジヨイントに使用される
シャフト軸などのそのほかの口金材FRP円筒の成形方
法にも採用できる。
さらにまた、必ずしもこれらの内外カラーと口金との間
に内外パツキンを介在させなくとも、例えば内外カラー
をこれらの内外パツキンの素材で成形することにより同
一効果を得ることもできる。
に内外パツキンを介在させなくとも、例えば内外カラー
をこれらの内外パツキンの素材で成形することにより同
一効果を得ることもできる。
さらにまた、この実施例では、最後にマンドレル1の先
端部をカッタ11で力・ノドしたが、必ずしもカットす
る必要はない。
端部をカッタ11で力・ノドしたが、必ずしもカットす
る必要はない。
本発明は、このようにプリプレグ加熱時における接着剤
のマンドレル側への流出を内外ノ々・スキンで防止する
ことで、口金とFRP円筒との設計とおりの強度確保、
プリプレグの加熱時の口金変形防止およびマンドレル抜
き出し時のマンドレルの抜き出し不能状態の解消ができ
るとともに、プリプレグ巻着時に充分に圧力をかけてプ
リプレグを巻着できるために高い強度を有する良好な成
形品が得られる。
のマンドレル側への流出を内外ノ々・スキンで防止する
ことで、口金とFRP円筒との設計とおりの強度確保、
プリプレグの加熱時の口金変形防止およびマンドレル抜
き出し時のマンドレルの抜き出し不能状態の解消ができ
るとともに、プリプレグ巻着時に充分に圧力をかけてプ
リプレグを巻着できるために高い強度を有する良好な成
形品が得られる。
第1回は本発明の実施例の口金材FRP円筒成形方法を
示す一部拡大断面図、第2図は本発明の実施例の口金材
FRP円筒成形方法におけるマンドレルへの各部材の挿
通配列を示す分解斜視図、第3回は実施例の口金材FR
P円筒成形方法における離型テープの巻着工程を示す斜
視図、第4図は成形された口金材FRP円筒の拡大断面
図であり、また第5図および第6図は従来の口金材FR
P円筒成形方法を示す断面図である。 1;マンドレル 2;内カラー 2a;外周面 3;内パッキン 3a;外周面 4;口金 4a;外周面 5、外パツキン 5a:外周面 6;外カラー 6a;外周面 7;プリプレグ 8;接着剤 9 ; FRP円筒 10;離型テープ 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 白 井 重 隆 第 図 第 図
示す一部拡大断面図、第2図は本発明の実施例の口金材
FRP円筒成形方法におけるマンドレルへの各部材の挿
通配列を示す分解斜視図、第3回は実施例の口金材FR
P円筒成形方法における離型テープの巻着工程を示す斜
視図、第4図は成形された口金材FRP円筒の拡大断面
図であり、また第5図および第6図は従来の口金材FR
P円筒成形方法を示す断面図である。 1;マンドレル 2;内カラー 2a;外周面 3;内パッキン 3a;外周面 4;口金 4a;外周面 5、外パツキン 5a:外周面 6;外カラー 6a;外周面 7;プリプレグ 8;接着剤 9 ; FRP円筒 10;離型テープ 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 白 井 重 隆 第 図 第 図
Claims (1)
- (1)マンドレルに、各々ほぼ同一肉厚の筒状体である
内カラー、内パッキン、口金、外パッキン、外カラーを
順次挿着し、次にこの口金の外周面上に接着剤を塗布し
、次にまたこれらの内外カラー、内外パッキンおよび口
金上に、一連にプリプレグを所定厚みになるまで巻着し
、次にまたこのプリプレグの巻着と同時または巻着した
のちにプリプレグを加熱・硬化させることで口金が一体
化されたFRP円筒を成形することを特徴とする口金付
FRP円筒成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240155A JPH04119824A (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 口金付frp円筒成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240155A JPH04119824A (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 口金付frp円筒成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119824A true JPH04119824A (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=17055315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2240155A Pending JPH04119824A (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 口金付frp円筒成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011504823A (ja) * | 2007-11-28 | 2011-02-17 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 力の伝達及び応力を最適化した繊維配向をもつ繊維複合中空体の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-12 JP JP2240155A patent/JPH04119824A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011504823A (ja) * | 2007-11-28 | 2011-02-17 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 力の伝達及び応力を最適化した繊維配向をもつ繊維複合中空体の製造方法 |
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