JPH04119448U - ステレオカメラ用シヤツタ - Google Patents

ステレオカメラ用シヤツタ

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Publication number
JPH04119448U
JPH04119448U JP2988491U JP2988491U JPH04119448U JP H04119448 U JPH04119448 U JP H04119448U JP 2988491 U JP2988491 U JP 2988491U JP 2988491 U JP2988491 U JP 2988491U JP H04119448 U JPH04119448 U JP H04119448U
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JP
Japan
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shutter
blades
stereo camera
lever
shutter blades
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Pending
Application number
JP2988491U
Other languages
English (en)
Inventor
繁雄 水川
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Publication date
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステレオカメラ用シャッタで、シャッタ機構
の重複をなくして簡素化を図り、かつ低コストでステレ
オカメラを製作できるようにする。 【構成】所定の間隔で配置された2個の撮影レンズを介
して2枚一組の写真を同時に撮影するためのステレオカ
メラ用シャッタにおいて、上記2個の撮影レンズに対し
て配設される2個のシャッタ羽根15a,15b,16
a,16bを連結して一体に形成すると共に、この連結
シャッタ羽根15,16を2枚重ねて支持し、この2枚
の連結シャッタ羽根15,16をシャッタ駆動機構(1
7,20)によって連動させることによりシャッタを開
閉制御する構造とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はステレオカメラ用シャッタ、特に立体観察のためのステレオ写真を撮 影するステレオカメラのシャッタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステレオカメラは、立体観察するための写真を撮影するものであり、この種の ステレオカメラでは例えば2個の撮影レンズを備え、同一被写体を位置を変えて 左右2枚撮影することができる。この2枚のステレオ写真は、ステレオビュアー の双眼レンズで同時に見ることによって被写体を立体的に観察することができ、 この立体観察は印画紙に焼き付けられた写真、あるいはリバーサルフィルム(ポ ジフィルム)のフィルム写真により行われることになる。
【0003】 図6には、上記ステレオ写真を撮影するステレオカメラの外観が示されており 、このステレオカメラは、ファインダ2及び撮影ボタン3が設けられたカメラ本 体1の前面に、約70mmの間隔を以て2個の撮影レンズ4,5が配設されている 。そして、上記ファインダ2にて位置決めされた被写体は、撮影ボタン3を押す ことにより撮影レンズ4,5を介してカメラ本体1内に配置されているフィルム に同時に撮影され、このフィルムには異なる位置から見た2枚の被写体が写し込 まれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のステレオカメラでは、上述のように2個の撮影レンズ4 ,5を有しているため、この2個の撮影レンズ4,5に対して独立して2個のシ ャッタ機構を設けている。すなわち、2個のシャッタ開口に設けられたそれぞれ のシャッタ羽根を個々のシャッタ駆動機構により所定の時間だけ同時に動作させ 、所定量の光をフィルムに露光させることによって2つのコマに同一の被写体を 撮影している。従って、上記シャッタ羽根を同時に動作させる機構が重複し、か つ複雑となり、またコスト的にも無駄である。
【0005】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シャッタ機構 の重複をなくして簡素化を図り、かつ低コストでステレオカメラを製作できるス テレオカメラ用シャッタを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、所定の間隔で配置された2個の撮影レ ンズを介して2枚一組の写真を同時に撮影するためのステレオカメラ用シャッタ において、上記2個の撮影レンズに対して配設される2個のシャッタ羽根を連結 して一体に形成すると共に、この連結シャッタ羽根を2枚重ねて支持し、この2 枚の連結シャッタ羽根をシャッタ駆動機構によって連動させることによりシャッ タを開閉制御することを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記の構成によれば、シャッタ駆動機構によって2枚の連結シャッタ羽根が駆 動されると、2枚の連結シャッタ羽根は互に逆方向へ移動して、例えば中心方向 へ直線移動したり、又は支持軸を中心にしてシーソー動作して外側へ開くように 移動したりする。そうすると、2箇所の撮影レンズの開口部で重ねられていた2 枚の羽根部によってシャッタ開口を形成することになり、これによってシャッタ 開閉制御が行われる。従って、一つのシャッタ駆動機構によって2箇所のシャッ タが動作することになる。
【0008】
【実施例】
図1には、第1実施例に係るステレオカメラ用シャッタの構成が示されており 、この第1実施例はシャッタ羽根が平行移動するものであり、図2にはこのシャ ッタ動作を説明するための図が示されている。図において、カメラ内には2個の 撮影レンズの位置に対応して2個のシャッタの開口部11,12を約30mm(開 口中心を基準とする)の間隔を以て設けた開口プレート13が配設されており、 実施例では上記の開口部11,12の間隔によれば、カメラ前面の撮影レンズの 間隔も約30mmとなる。従来では、一般に上記2個の撮影レンズ(図5の4,5 )の間隔を約70mmに設定していたが、この間隔を短くしても立体写真の撮影に は影響がないことが確かめられたので、実施例ではこの間隔を30mm程度にし、 カメラの小型化を図っている。
【0009】 そして、上記開口プレート13の内側に2枚の連結シャッタ羽根15,16が 重ねて配設され、この連結シャッタ羽根15,16には、プログラムシャッタと しての動作が可能となる形状の羽根部開口15a,15bと、同様に羽根部開口 16a,16bが形成されており、2個の撮影レンズに対応して設定される羽根 部が連結した構成となっている。この連結シャッタ羽根15,16は、図2に示 されるように、シャッタ動作時以外では上記羽根部開口15aと16a及び羽根 部開口15bと16bが、互に重なり合うことなくシャッタ開口11,12を塞 ぐように配置される。また、上記連結シャッタ羽根15,16の上面には各シャ ッタ羽根を駆動するための作用レバー17,18が水平方向に折り曲げられるよ うにして突出形成され、この作用レバー17,18には図示のように摺動溝17 a,18aが形成されている。
【0010】 更に、カメラ内上部に上記作用レバー17,18を動作させる駆動カム20が 配設され、この駆動カム20の一方のピン21aが上記作用レバー17の摺動溝 17aに、他方のピン21bが作用レバー18の摺動溝18aに嵌め入れられて いる。従って、図2に示されるように、駆動カム20が反時計方向であるA方向 に回転すると、両連結シャッタ羽根15,16は内側(図のB方向)へ移動する ことになり、これによって羽根部開口15aと16aと、また羽根部開口15b と16bとが重なり合うことになる。この結果、開口プレート13の開口部11 ,12の部分に外光が入光するシャッタ開口100が形成され、これによってフ ィルムへの露光が達成できる。なお、上記連結シャッタ羽根15,16は、バネ 22,23にて外側へ付勢されており、これによってシャッタ動作後に元の位置 へ戻ることができる。
【0011】 第1実施例は以上の構成からなり、以下に全体的な作用を説明する。まず、前 回のフィルム巻上げ時にレリーズ動作によって不図示のバネ等に駆動エネルギが チャージされており、この駆動エネルギをシャッタ釦を押すことにより開放する と、駆動カム20を図示のA方向に回転させる。そうすると、駆動カム20のピ ン21a,21bが摺動溝17a,18aを摺動し、2枚の連結シャッタ羽根1 5,16が中心部方向Bへ向って移動することになる。これにより、上述したよ うに、羽根部開口15a,16a及び15b,16bの形状によって設定される 大きさのシャッタ開口100が開口部11,12に形成される。実施例では、プ ログラムシャッタの構成を採用しており、上記連結シャッタ羽根15,16の動 作によってシャッタ開口100が所定の露光特性で徐々に開くことになる。この 場合の露光量は、センサにより自動的に検出され、所定の露光量となった時点で 上記駆動カム20の回転動作を遮断するので、連結シャッタ羽根15,16は元 の位置に復帰させられることになり、これによって適正な露光量となるように制 御される。なお、上記駆動カム20はステップモータに直接接続して駆動するよ うにもできる。
【0012】 図3には、第2実施例に係るシャッタが示されており、第2実施例は2枚の連 結シャッタ羽根が支持軸を中心にして回動するものであり、簡易式(使い切りカ メラ等)に適用される場合について説明する。図において、連結シャッタ羽根2 5,26は支持軸24に回動自在に軸支されて重ねられ、開口プレートの開口部 11の裏側にはV字の切込みが形成された羽根部25a,26a、また開口部1 2の裏側には同様の切込みが形成された羽根部25b,26bが配設されており 、この連結シャッタ羽根25は上記羽根部25aと25bを、連結シャッタ羽根 26は上記羽根部26aと26bを連結する形になる。そして、両連結シャッタ 羽根25,26には図示の位置に斜め方向に長い摺動溝25c,26cが形成さ れ、この摺動溝25c,25bに作用レバー27のピン27aが嵌め入れられて いる。この作用レバー27は、軸27bを中心に回転自在となり、その上部に駆 動レバー28が配設されており、作用レバー27は上記駆動レバー28によって 図のC(時計)方向に回転させられる。この場合、作用レバー27の上端部は図 の右側が傾めにカットされ、駆動レバー28の復帰時には駆動レバー28が作用 レバー27の上面を通過できるようになっている。なお、上記連結シャッタ羽根 25には、シャッタ動作後に両連結シャッタ羽根25,26を元の位置に復帰さ せるためにバネ29が取り付けられている。
【0013】 上記の第2実施例の構成によれば、図4に示されるように、シャッタ釦に連動 して駆動レバー28が作用レバー27を押し回すようにして図のC方向に回転さ せると、作用レバー27のピン27aが連結シャッタ羽根25,26の摺動溝2 5c,26cを摺動する。そうすると、連結シャッタ羽根25,26は支持軸2 4を中心として互に反対の方向に回動することになり、開口部11,12では羽 根部25aと26a、羽根部25bと26bによって図示のようにシャッタ開口 100が形成される。そして、駆動レバー28が作用レバー27から外れると、 バネ29によって連結シャッタ羽根25,26が元の位置に復帰すると共に、作 用レバー27も元へ戻るので、シャッタ開口100は閉じることになる。この後 、上記駆動レバー28はフィルムの巻上げ動作に連動して最初の位置まで移動さ せられ、これにより一連の撮影動作が終了する。
【0014】 図5には、上記第2実施例と同様に連結シャッタ羽根が支持軸を中心にして回 動する第3実施例の構成が示されており、この第3実施例はシャッタ動作機構が 異なる例である。図において、連結シャッタ羽根35,36の構成及び配置は第 2実施例の場合と同様であるが、連結部上端に作用突起32,33が設けられ、 この作用突起32,33に摺動溝32a,33aが形成された構成とされている 。そして、この摺動溝32a,33aに作用レバー37のピン37aが嵌め入れ られており、この作用レバー37は軸37bを中心に回転自在となり、その上部 に駆動レバー38が配設され、作用レバー37は駆動レバー38によって図のD (反時計)方向に回転させられる。また、作用レバー37の上端部は図の左側に 傾斜面が形成され、駆動レバー38の復帰時には駆動レバー38が作用レバー3 7の上面を通過する。
【0015】 上記第3実施例の構成によれば、駆動レバー38によって作用レバー37が反 時計方向に回転させられると、作用レバー37のピン37aは図の上部に押上げ られながら上記作用突起32,33の摺動溝32a,33aを摺動することにな る。従って、この連結シャッタ羽根35,36は、第2実施例と同様にしてシャ ッタ動作を行うことになり、羽根部35aと36a及び羽根部35bと36bに よって、2個の撮影レンズに対応した2箇所の開口部11,12でシャッタ開口 が同時に形成されることになる。
【0016】 上記第2実施例及び第3実施例では、簡易式の駆動機構を用いて説明したが、 これに限らず、通常のカメラで用いられる駆動機構、例えばプログラムシャッタ の構成で、露光制御を詳細に行う駆動機構等を用いることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、上記2個の撮影レンズに対して配設さ れる2個のシャッタ羽根を連結して一体に形成すると共に、この連結シャッタ羽 根を2枚重ねて支持し、この2枚の連結シャッタ羽根をシャッタ駆動機構によっ て連動させることによりシャッタを開閉制御する構造としたので、一つのシャッ タ機構によって2個のシャッタ開口に対するシャッタ動作を同時に行うことがで き、シャッタ機構の簡略化が図られると共に、低コストでステレオカメラを製作 することが可能となる。
【0018】 しかも、2枚のシャッタ羽根を用いるので、例えばプログラムシャッタの構成 等を良好に採用することができ、露光量の調整が容易に行え、適正な明るさのス テレオ写真を撮像することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るステレオカメラ用シ
ャッタの構成を示す図である。
【図2】第1実施例のシャッタ動作を説明するための図
である。
【図3】第2実施例のシャッタの構成を示す図である。
【図4】第2実施例のシャッタ動作を示す図である。
【図5】第3実施例のシャッタの構成を示す図である。
【図6】従来のステレオカメラの外観構成図である。
【符号の説明】
1 … カメラ本体、 3, … 撮影ボタン、 4,5 … 撮影レンズ、 11,12 … 開口部、 15,16,25,26,35,36 … 連結シャッ
タ羽根、 15a,15b,16a,16b,25a,25b,2
6a,26b,35a,36a … 羽根部、 17,18,27,37 … 作用レバー、 17a,18a,25c,26c,32a,33a …
摺動溝、 20 … 駆動カム、 21a,21b,27a,37a … ピン、 28,38 … 駆動レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔で配置された2個の撮影レン
    ズを介して2枚一組の写真を同時に撮影するためのステ
    レオカメラ用シャッタにおいて、上記2個の撮影レンズ
    に対して配設される2個のシャッタ羽根を連結して一体
    に形成すると共に、この連結シャッタ羽根を2枚重ねて
    支持し、この2枚の連結シャッタ羽根をシャッタ駆動機
    構によって連動させることによりシャッタを開閉制御す
    ることを特徴とするステレオカメラ用シャッタ。
JP2988491U 1991-04-03 1991-04-03 ステレオカメラ用シヤツタ Pending JPH04119448U (ja)

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JP2988491U JPH04119448U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 ステレオカメラ用シヤツタ

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JPH04119448U true JPH04119448U (ja) 1992-10-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3108228B2 (ja) * 1992-10-30 2000-11-13 大日精化工業株式会社 画像記録用着色組成物の製造方法及び電子写真用乾式現像剤の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3108228B2 (ja) * 1992-10-30 2000-11-13 大日精化工業株式会社 画像記録用着色組成物の製造方法及び電子写真用乾式現像剤の製造方法

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