JP2503312Y2 - カメラの実像式ファインダ― - Google Patents

カメラの実像式ファインダ―

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JP2503312Y2
JP2503312Y2 JP774690U JP774690U JP2503312Y2 JP 2503312 Y2 JP2503312 Y2 JP 2503312Y2 JP 774690 U JP774690 U JP 774690U JP 774690 U JP774690 U JP 774690U JP 2503312 Y2 JP2503312 Y2 JP 2503312Y2
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JP774690U
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倫生 長
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラに用いられる実像式ファインダーの
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
実像式ファインダーは、凸の対物レンズで上下左右が
反転した被写体の実像を作り、その像を正立プリズム系
で正立正像とし、凸の接眼レンズで拡大する構成であ
る。このような実像式ファインダーを用いたカメラにお
いては、実像面に視野枠を置き、これをファインダー窓
から観察するようにしたものがある。
ところで、望遠,広角撮影の切り換えやノーマル,マ
クロ撮影の切り換えが可能なカメラにおいては、視野枠
を2種類備えている。この際、複数の視野枠を同時にフ
ァインダー内に表示させると視野枠の識別が困難になる
ため、1つの視野枠をファインダー光路の上方又は下方
に退避させることによってパララックス補正を行ってい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このように視野枠を退避させるようにすると
退避させる距離が大きく、この機構の構造が非常に複雑
になるという問題点があった。
〔考案の目的〕 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡素
な構成でありながら確実に視野枠を識別できるカメラの
実像式ファインダーを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、複数の視野枠を
所定の間隔で配した透明部材と、この透明部材を光軸方
向に移動させて、何れか1つの視野枠をファインダーの
実像面に位置させる移動手段とを備えている。
〔作用〕
以上のように構成された本考案においては、撮影モー
ドを切り換える場合、透明部材を移動させることによっ
て撮影モードに対応する視野枠を実像面にセットする。
ファインダー接眼レンズの前側焦点は、実像面に合わさ
れているため、使用する視野枠だけが鮮明に観察され、
他の視野枠は観察されることがない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を添付図面を参照しつつ詳細
に説明する。
第2図には、実施例に係る実像式ファインダーを使用
したカメラの裏蓋を取り外した様子が示されており、フ
ルサイズ画面とパノラマサイズ画面に切換え可能なカメ
ラの実施例として説明する。カメラ本体10の左端にはパ
トローネ(図示せず)を収納するパトローネ収納室11が
形成され、右端には巻き取りスプール12を備えたフイル
ム巻き取り室13が形成されている。また、パトローネ収
納室11とフイルム巻き取り室13の間には、ノーマル撮影
時のフイルム面上でフルサイズフォーマットのアパーチ
ャ14が形成されている。
アパーチャ14の右上方にはスプロケット15が設けら
れ、フイルム給送時にスプール12が回転してフイルムが
移送すると、当該スプロケット15がフイルムのパーフォ
レーションに係合して従動回転し、フイルム1コマ分の
送り量を検知するようになっている。
また、カメラ本体10の上面には、撮影時に押圧される
シャッタボタン16が設けられている。
前記アパーチャ14の上下には、撮影範囲を規制するマ
スクプレート17,18が回動自在に設けられている。これ
らのマスクプレート17,18は、撮影レンズを通してフイ
ルム面に達する光の一部を遮断するものであり、ノーマ
ル撮影を行う際には全開し、横長の画面フォーマットが
縦横比1:3の擬似パノラマ撮影を行う際にアパーチャ14
の上下部分を遮光するようになっている。なお、パノラ
マ撮影を行って得られたネガフイルムは、プリント時に
拡大プリントされ、パノラマ写真が作成されるものとす
る。
前記マスクプレート17,18の開閉駆動は、アパーチャ1
4の左上に配置された切り換えノブ19のスライド操作に
基づいて行われる。すなわち、フイルムをセットする際
に予め一方の撮影モードを選択し、その後は全コマ撮影
が終了するまで同じモードで撮影を行うようになってい
る。なお、上記切り換えノブ19をカメラ外部から操作で
きるようにすれば、フイルム1本全てを同一撮影モード
で撮影するだけでなく、コマ毎に撮影モードを切り換え
ることが可能になる。
切り換えノブ19の上方には、撮影時に被写体を観察す
るファインダ窓20が形成されている。このファインダ窓
20の内側には、第1図に示す実像式ファインダーが内蔵
されている。この実像式ファインダーは、2枚の凸レン
ズよりなる対物レンズ30と、2枚の凸レンズよりなる接
眼レンズ32と、これらのレンズ30,32の間に配置された
ポロプリズム34とから構成されている。なお、符号20a
はファインダ光学系の光軸を示す。
ポロプリズム34と対物レンズ30との間には、2種類の
視野枠が形成された視野枠変換部材35が配置されてい
る。すなわち、第3図に示されているように、透明プラ
スチックで直方体状に成形された視野枠変換部材35の対
物レンズ30側の面にはパノラマ撮影用の視野枠38が、ポ
ロプリズム34側の面にはノーマル撮影用の視野枠36が各
々アルミニウムで蒸着されている。そして、視野枠変換
部材35が光軸20aに沿って移動することによって、第4
図に示されているように実像面40にある視野枠を切り換
えるようになっている。
第5図には、切り換えノブ19による視野枠変換部材35
及び前記マスクプレート17,18の駆動機構が示されてい
る。切り換えノブ19の内側にはカム部材42が固着されて
おり、このカム部材42の作用によって視野枠変換部材35
とマスクプレート17,18のそれぞれを駆動するようにな
っている。
詳述すると、カム部材42の上端のテーパ部42aと、視
野枠変換部材35の下端に固着された従動部35aとの当接
によって視野枠変換部材35が光軸20aに沿って移動し、
カム部材42の下端のテーパ部42bと、マスクプレート17
の駆動バー44の当接によってマスクプレート17の回動が
行われる。そして、切り換えノブ19を押し上げると、マ
スクプレート17がカメラのアパーチャ14の上面側に回動
すると同時に、視野枠変換部材35が被写体側に繰り出さ
れて、第4図(B)のようにノーマル視野枠36が実像面
40に配置される。一方、切り換えノブ19を下げると、マ
スクプレート17がアパーチャ14の前方に繰り出されるよ
うに回動すると同時に、視野枠変換部材35が被写体から
遠ざかる方向に移動して、第4図(A)のようにパノラ
マ視野枠38が実像面40に配置される。
なお、マスクプレート18については、図示しないがマ
スクプレート17の動作に連動し、同様な機構によって回
動するようになっている。また、視野枠変換部材35の従
動部材35aとマスクプレート17の駆動レバー44には、そ
れぞれバネ46,47が接続されており、これらのバネ46,47
の力によって従動部材35a及び回動バー44がテーパ部42
a,42bから離脱せず良好に作動するようになっている。
次に、以上のように構成された実施例の動作及び作用
について、第6図を参照しつつ説明する。まず、切り換
えノブ19を操作してノーマル撮影かパノラマ撮影かを選
択する。ノーマル撮影を選択する場合には、切り換えノ
ブ19を上にスライドさせる。すると、マスクプレート1
7,18は上下に退避してアパーチャ14が全開状態になる。
一方、視野枠変換部材35はポロプリズム34から遠ざか
り、第4図(B)のようにノーマル視野枠36が実像面40
に配置される。そして、対物レンズ30の作用によりノー
マル視野枠36のある実像面40上で上下左右が反転した被
写体の実像を作り、その後ポロプリズム34の作用でその
像を正立正像とし、接眼レンズ32で拡大する。このた
め、ファインダー窓20からは第6図(A)のように、被
写体の他にはノーマル視野枠36aのみが観察される。そ
こで、撮影者はノーマル撮影モードであることを認識
し、視野枠36a内に被写体が収まるようにカメラを操作
して撮影を行う。
他方、パノラマ撮影を行う場合には、切り換えノブ19
を下にスライドさせる。すると、マスクプレート17,18
が回動してアパーチャ14内に入り込み、アパーチャ14の
上下部分を遮光する。一方、視野枠変換部材35はバネ46
の力でポロプリズム34側に移動し、第4図(A)のよう
にパノラマ視野枠38が実像面40に配置される。これによ
り、ファインダー窓20からは第6図(B)のようにパノ
ラマ視野枠38aのみが観察されるため、撮影者はパノラ
マ撮影モードであることを認識し、視野枠38a内に被写
体が収まるようにフレーミングする。
次に、シャッタボタン16を押圧して図示しないシャッ
タを開放すると、撮影レンズ(図示せず)を透過した光
がアパーチャ14において上下部分がカットされてフイル
ムに達する。こうしてパノラマ撮影モードで得られたネ
ガフイルムを現像した後、プリント時にノーマルプリン
トの2倍の倍率で焼付けを行うことによって、標準の2
倍の横幅をもったパノラマ写真を得ることができる。
なお、上記実施例以外に、本考案ではフルサイズとハ
ーフサイズ,テレとワイド等の視野枠切換えにも応用す
ることができるのは言うまでもない。また、上記実施例
では1つの視野枠変換部材35に2種類の視野枠を設けた
が、2つ以上の視野枠変換部材35を重ねあるいは並設す
ると、3種類以上の視野枠を設けることも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案においては、複数の視野枠
を所定の間隔で配した透明部材を光軸方向に移動させる
ことで、使用する視野枠を実像面に位置させる構成であ
るため、簡素な構成でありながら確実に視野枠を識別で
き、視野枠の誤認による撮影ミスを回避できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係るファインダーの構成
を示す概略斜視図である。 第2図は、実施例に係るカメラの裏面の構成を示す斜視
図である。 第3図は、実施例に係る視野枠変換部材の構成を示す斜
視図である。 第4図は、実施例の動作を説明するための説明図であ
る。 第5図は、視野枠変換部材およびマスクプレートの駆動
機構を示す斜視図である。 第6図は、実施例の作用を説明するための説明図であ
る。 17,18……マスクプレート 19……切り換えノブ 20……ファインダー窓 30……対物レンズ 32……接眼レンズ 34……ポロプリズム 35……視野枠変換部材 35a……従動部材 36……ノーマル視野枠 38……パノラマ視野枠 42……カム部材 42a,42b……テーパ部 44……駆動バー 45……回動軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2種類の視野枠を有するカメラ
    の実像式ファインダーにおいて、 複数の前記視野枠を所定の間隔で配した透明部材と、こ
    の透明部材を光軸方向に移動させて、何れか1つの視野
    枠をファインダーの実像面に位置させる移動手段とを備
    えたことを特徴とするカメラの実像式ファインダー。
JP774690U 1989-11-13 1990-01-29 カメラの実像式ファインダ― Expired - Lifetime JP2503312Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP774690U JP2503312Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 カメラの実像式ファインダ―
US07/912,712 US5257055A (en) 1989-11-13 1992-07-13 View finder for camera with different selectable finder field frames

Applications Claiming Priority (1)

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JP774690U JP2503312Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 カメラの実像式ファインダ―

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JPH0398426U JPH0398426U (ja) 1991-10-14
JP2503312Y2 true JP2503312Y2 (ja) 1996-06-26

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