JPH04118958U - 工作機械用スピンドル構造体 - Google Patents

工作機械用スピンドル構造体

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Publication number
JPH04118958U
JPH04118958U JP3280791U JP3280791U JPH04118958U JP H04118958 U JPH04118958 U JP H04118958U JP 3280791 U JP3280791 U JP 3280791U JP 3280791 U JP3280791 U JP 3280791U JP H04118958 U JPH04118958 U JP H04118958U
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JP
Japan
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spindle
bearing
outer periphery
turret
bearing portion
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Pending
Application number
JP3280791U
Other languages
English (en)
Inventor
武弘 古川
Original Assignee
村田機械株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 村田機械株式会社 filed Critical 村田機械株式会社
Priority to JP3280791U priority Critical patent/JPH04118958U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受け部の温度上昇を抑制する。 【構成】 スピンドル構造体は、主軸ヘッド11に設け
られたスピンドル10と、スピンドル10を主軸ヘッド
11に対して回転自在に支持するベアリング12と、ス
ピンドル10の外周に設けられ、スピンドル10の回転
によりベアリング12を冷却するための放熱用の複数の
フィン20とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピンドル構造体、特に、工作機械に設けられ軸受部により主軸ヘ ッドに回転自在に支持された工作機械用スピンドル構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、旋盤やボール盤等において、駆動系からの回転力を伝達するために スピンドルが用いられている。このスピンドルは、主軸台に複数の軸受を介して 回転自在に設けられており、一端が駆動系に連結され、他端にワークや工具が取 り付けられる。
【0003】 加工の際には、駆動系を駆動してスピンドルを回転させ、ワークや工具を回転 させることにより、旋削加工や孔開け加工等を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
スピンドルの回転中には、軸受が回転により熱を発生し、軸受部分の温度が上 昇する。この結果、スピンドルが熱変形する等の不具合が生じ、加工精度に悪影 響を及ぼす場合がある。
【0005】 本考案の目的は、軸受部の温度上昇を抑制できる工作機械用スピンドル構造体 を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る工作機械用スピンドル構造体は、スピンドルと、軸受部と、複数 のフィンとを備えている。前記スピンドルは工作機械の主軸ヘッドに設けられて いる。前記軸受部は、スピンドルを前記主軸ヘッドに対して回転自在に支持する ものである。前記フィンは、スピンドルの外周に設けられ、スピンドルの回転に より軸受部を冷却するための放熱用のものである。
【0007】
【作用】
本考案では、スピンドルが回転すると、スピンドル外周の複数のフィンにより 軸方向に風が発生し、軸受部が冷却される。これにより、軸受部の温度上昇を抑 制できる。
【0008】
【実施例】
図2は、本考案の一実施例が採用されたタレット旋盤を示している。 図2において、このタレット旋盤は、ワーク2を把持するための主軸チャック 1を有している。主軸チャック1は、後述するスピンドルに連結されており、ス ピンドルの回転により回転する。主軸チャック1と並列にタレット3が配置され ている。タレット3は、多角形状に形成されたタレット台4と、タレット台4が 固定されたタレット軸5とを有している。タレット台4の各ステーション上には 、工具台6が固定されている。各工具台6には、それぞれ工具が保持されている 。タレット軸5は、回転可能であり、また主軸チャック1に対して接近・離反可 能かつ出没可能となっている。
【0009】 主軸チャック1の後方側(図2の紙面奥側)には、図1に示すようなスピンド ル構造体が設けられている。 図1において、このスピンドル構造体は、水平方向に延びるスピンドル10を 有している。スピンドル10は、主軸台11を挿通しており、ベアリング12に より主軸台11に回転自在に支持されている。スピンドル10の先端(図1右端 )には、主軸チャック1(図2)が連結される。また、スピンドル10の後端に は、主軸チャック1を開閉するためのシリンダ13が設けられている。シリンダ 13は、たとえば油圧シリンダであり、図示しない油圧機器に連結されている。
【0010】 主軸台11内には、室15が形成されている。主軸台11上部には、この室1 5と連通する孔16が室15の前方側(図1右側)に斜め方向に形成されている 。また、スピンドル10には、室15と連通する孔17が室15の後方側に斜め 方向に形成されている
【0011】 スピンドル10の中央部(室15内)には、放射状のフィン20が設けられて いる。このフィン20は、図3に示すように、スピンドル10の外周に複数個設 けられており、それぞれスピンドル10の軸線に対して傾斜している。
【0012】 また、スピンドル10上において主軸台11側方には、タイミングプーリ22 が取り付けられている。一方、主軸台11側方には、スピンドル10と並列にサ ーボモータ23が配置されている。サーボモータ23の回転軸にはタイミングプ ーリ24が取り付けられている。各タイミングプーリ22及び24の間には、タ イミングベルト25が巻き掛けられている。また、スピンドル10上には、小径 のタイミングプーリ26が取り付けられている。一方、主軸台11上には、スピ ンドル10の回転数を検出するためのエンコーダ27が設けられている。エンコ ーダ27の回転軸端に取り付けられたタイミングプーリ28と、スピンドル10 側のタイミングプーリ26との間には、タイミングベルト29が巻き掛けられて いる。
【0013】 次に、動作について説明する。 加工の際には、サーボモータ23を駆動し、タイミングプーリ24,22及び タイミングベルト25を介してスピンドル10を回転させる。これにより、スピ ンドル10の一端に取り付けられた主軸チャック1がワーク2とともに回転する 。一方、タレット軸5を回転させてタレット3上の所望のステーションを割り出 す。次に、タレット軸5を主軸チャック1に対して接近させ、タレット3上の割 り出された工具を用いてワーク2に所望の加工を行う。
【0014】 一方、スピンドル10の回転により、スピンドル10外周のフィン20が回転 する。これにより、図3に示すように、スピンドル10の軸方向(矢印方向)に 風が発生する。なお、このときの空気の流れは、スピンドル10の孔10aから 孔17及び室15を通ってベアリング12に至るとともに、室15上部の孔16 から外部に排出される。このような空気の流れによって、スピンドル10の回転 中には常時ベアリング12に風が供給されるため、ベアリング12の温度上昇が 抑制される。この結果、スピンドル10の熱変形が抑制され、加工精度が向上す る。
【0015】 〔他の実施例〕 前記実施例では、フィン20がスピンドル10の外周から放射状に延びるもの について示したが、本考案の適用はこれに限定されない。 たとえば、スピンドル10の外周にそれぞれスピンドル10の軸線に対して斜 め方向の複数の溝を形成するようにしてもよい。この溝形成部分の横断面を図4 に示す。図4において、各溝22は、法線方向に延びる立壁部22aを有してい る。各立壁部22aは、軸線方向(図4の紙面直角方向)に対してそれぞれ傾斜 している。また、各溝22の底壁部22bは、立壁部22aと逆側においてスピ ンドル10の外周面10aに連続して形成されている。
【0016】 この場合には、スピンドル10が回転すると、溝22内の各立壁部22aが前 記実施例のフィン10の役目をして、軸方向に風を発生させ、同様にベアリング 12の温度上昇を抑制できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る工作機械用スピンドル構造体によれば、スピンドル外周に軸受部 を冷却するための放熱用の複数のフィンが設けられるので、軸受部の温度上昇を 抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断面概略図。
【図2】前記実施例が採用されたタレット旋盤の全体斜
視図。
【図3】前記実施例のスピンドル部分の斜視概略図。
【図4】本考案の他の実施例によるスピンドルの横断面
図。
【符号の説明】
10 スピンドル 11 主軸台 12 ベアリング 20 フィン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の主軸ヘッドに設けられたスピン
    ドルと、前記スピンドルを前記主軸ヘッドに対して回転
    自在に支持する軸受部と、前記スピンドルの外周に設け
    られ、スピンドルの回転により前記軸受部を冷却するた
    めの放熱用の複数のフィンと、を備えた工作機械用スピ
    ンドル構造体。
JP3280791U 1991-04-10 1991-04-10 工作機械用スピンドル構造体 Pending JPH04118958U (ja)

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JP3280791U JPH04118958U (ja) 1991-04-10 1991-04-10 工作機械用スピンドル構造体

Applications Claiming Priority (1)

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JP3280791U JPH04118958U (ja) 1991-04-10 1991-04-10 工作機械用スピンドル構造体

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Publication Number Publication Date
JPH04118958U true JPH04118958U (ja) 1992-10-23

Family

ID=31915686

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JP3280791U Pending JPH04118958U (ja) 1991-04-10 1991-04-10 工作機械用スピンドル構造体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7224094B2 (en) 2002-07-12 2007-05-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Magnetic bearing spindle
EP3046228A1 (en) * 2015-01-14 2016-07-20 Siemens Aktiengesellschaft A generator rotor for an electric generator and a method for construction thereof

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