JPH04118358U - カード型収納体 - Google Patents

カード型収納体

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JPH04118358U
JPH04118358U JP2875391U JP2875391U JPH04118358U JP H04118358 U JPH04118358 U JP H04118358U JP 2875391 U JP2875391 U JP 2875391U JP 2875391 U JP2875391 U JP 2875391U JP H04118358 U JPH04118358 U JP H04118358U
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JP2875391U
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淳 岡林
健一 二ノ戸
戴助 佐々木
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凸版印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、粉末状またはペースト状物品を例え
ば見本として、積層された台紙間に収納することができ
るカード型収納体を提供する。 【構成】台紙を3層に重ねた積層体からなり、最下層の
台紙と中間層の台紙との間に被収納物を収容し、最上層
の台紙と中間層の台紙とを相互に疑似接着により接着し
てなるカード型収納体である。被収納物の取り出しは中
間層に設けられたミシン目部分を破ることによりおこな
われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は粉末状またはペースト状物品を例えば見本として台紙間に収納するた めのカード型収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品の色見本や使用見本を一対の台紙間に収容したカード型収納体が 知られている。
【0003】 図9は、その1例を示すもので、台紙を山折り、谷折りを介して三つ折りにし て台紙1、台紙2、台紙3の3部分に区分し、台紙3にパウダー状化粧品4を配 置させ、台紙2にこのパウダー状化粧品4を露出させる窓部をミシン目5を介し て形成し、台紙2と台紙3との対向面の周辺部を糊付けしたカード型化粧品が知 られている。なお、これら台紙1、2、3の表面には任意の印刷が施されること になる。
【0004】 しかし、この従来のカード型化粧品は、台紙1は常に開閉できる状態になって おり、そのため台紙3上のパウダー状化粧品4は、ミシン目5を介して常に外気 に露出した状態になっていて、その一部が飛散する虞もあり、かつ品質保持の点 からも好ましくない。さらに、ミシン目5部分を誤って破損する虞もある。した がって、そのままの状態では郵送や書籍類への綴じ込み等にも適さない。
【0005】 このような問題を解決するため、台紙1と台紙2との間を弱粘着タイプの粘着 剤で接着することも可能であるが、その場合、開いたのちの台紙表面がベトつき 、利用者に不快感を与えるとともに、衛生上も好ましくない。さらに台紙1と台 紙2との間を一度剥がしても、再接着が可能なので、印刷記録面のプライベート 保護の点でも好ましくない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、台紙間に挟持されたパウダ ー状化粧品などの粉末状またはペースト状物品が台紙を開封しない限り外気に触 れるおそれがなく、台紙相互間を開いたときにも台紙表面がベトつく虞のないカ ード型収納体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するため、台紙積層体の中間層の台紙に外側の台紙を 疑似接着させることにより密封するという手段を講じた。
【0008】 すなわち、本考案は、台紙を3層に重ねた積層体からなり、最下層の台紙と中 間層の台紙との間に被収納物を収容し、最上層の台紙と中間層の台紙とを相互に 接着してなるカード型収納体であって、中間層の台紙に該被収納物を露出させる ための窓部をミシン目を介して形成するとともに、少なくとも該窓部の周囲を最 下層の台紙と接着し、該最上層の台紙と中間層の台紙とを疑似接着してなること を特徴とするカード型収納体を提供するものである。
【0009】
【作用】
最上層の台紙と中間層の台紙との接着も疑似接着により、中間層の台紙上の被 収納物が密封されているから、被収納物が外気に触れるおそれがなく、台紙相互 間を開いたときにも台紙表面がベトつく虞もなくなる。
【0010】
【実施例】
以下本考案を図示の実施例を参照して説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例に係わるカード型収納体の断面図であり、図中、11 は最下層の台紙、12は中間層の台紙、13は最上層の台紙である。最下層の台 紙11の上の所定部分には、粉状またはペースト状の被収納物たとえばパウダー 状化粧品14が載置され、これを覆うようにして中間層の台紙12が接着されて いる。この最下層の台紙11と中間層の台紙12との接着は、以下の機構により 成されている。
【0012】 すなわち、最下層の台紙11の上面には熱可塑性樹脂層、例えば塩化ビニル樹 脂フィルム15が被覆されている。他方、中間層の台紙12の下面にも熱可塑性 樹脂層、例えば塩化ビニル樹脂フィルム16が被覆されている。しかして、被収 納物14の周辺部はこれら塩化ビニル樹脂フィルム15、16相互の部分的熱融 着により疑似接着面17が形成されている。さらに、この疑似接着面17の外側 周辺部は感熱性接着剤18により塩化ビニル樹脂フィルム15、16相互が接着 されている。
【0013】 ここで、疑似接着とは、例えば実開平2−126,877に開示されているよ うに、熱可塑性樹脂層の厚み、加圧ローラ押出し速度、ローラ加圧力および加熱 温度の条件を適当に設定しつつ熱可塑性樹脂層15、16相互を熱圧着すること により、図2に示すように接着面が微細な粗面凹凸19a、19bによる点接合 部を介しての接着を意味する。この疑似接着によれば、一度剥離すると、その後 は疑似接着を再生することは不可能となる。すなわち、一度剥がした熱可塑性樹 脂層15、16は再接着することは不可能となる。
【0014】 最上層の台紙13と中間層の台紙12も、それぞれの対向面に熱可塑性樹脂層 、例えば塩化ビニル樹脂フィルム20、21が被覆されていて、これら相互が、 上記に説明したのと同様の機構により疑似接着されている。
【0015】 中間層の台紙12には、開封時に被収納物14を露出させるための窓部22を 形成するためのミシン目22が切込まれている。
【0016】 次に、上記構成からなるカード型収納体の使用方法について説明する。
【0017】 まず、最上層の台紙13の適当箇所に設けた開封部(図示しない)を介して最 上層の台紙13を中間層の台紙12から剥離する。これにより、図3に示すよう に、中間層の台紙12に切込まれたミシン目22が現れる。
【0018】 したがって、このミシン目22部分の舌片22aを掴み、ミシン目22に沿っ て引き剥がすと、その下の被収納物14が現れることになり、これを適当に取出 すことができる。
【0019】 なお、最上層の台紙13と中間層の台紙12との疑似接着を適当に調整するこ とにより、最上層の台紙13を中間層の台紙12から剥離すると同時にミシン目 22部分を切離しすることもできる。
【0020】 図4は本考案の他の実施例を示すものであって、図1の実施例と異なる主な点 は、両方の面に熱可塑性樹脂層、例えば塩化ビニル樹脂フィルム31、32を貼 着した原紙を用い、これを3つ折りにした点であり、その他の点については、図 1のものと実質的に同一である。したがって、同一部分については図1と同一の 符号を付すことによりその説明を省略する。
【0021】 次に図4に示すカード型収納体を例として、その製造例について図5ないし図 8を参照して説明する。
【0022】 図5は多面付け用(この場合、3面)の原紙Aを示している。次に、図6に示 すように、この原紙Aの図中左端から折れ線A1の部分の裏側に塩化ビニル樹脂 フィルム31を被着させる。さらに、台紙A上面全体に同じく塩化ビニル樹脂フ ィルム32を被着させ、さらに、その上の折れ線A2から図中右端に至る部分に 2列ずつ窓部33a、33bを開けた状態に感熱性接着剤18を塗布する。
【0023】 ついで、図7に示すように、被収納物14を一方の窓部33a内に載置すると ともに、被収納物14の載置部分に対応する部分をミシン抜きにし、ミシン目2 2を形成する。
【0024】 次に、図示の折線部A1で谷折りし、折線部A2で山折りし、これを、例えば 図8に示すような加熱加圧ローラ装置34を用い、一対のシリコーンローラ35 、36により押出すことにより、両面から加熱、加圧する。この場合の押出し速 度は、1.5−20m/分、ロ−ラ圧は約8kg/cm2 、加熱温度は150−16 0℃とする。
【0025】 ついで、各面ごとに裁断し仕上げ断ちし、図1に示すようなカード型収納体を 得ることができる。なお、各面ごとの裁断は図6の段階でおこなってもよい。
【0026】 なお、上記実施例では、最下層の台紙11と中間層の台紙12との接着を、熱 可塑性樹脂層相互間の疑似接着、およびその外側周辺部の感熱性接着剤18によ る接着を介しておこなった例について説明したが、これに限らず、疑似接着のみ 、あるいは感熱性接着剤のみにより接着させてもよく、さらには熱融着によって 接着させてもよい。
【0027】 なお、本考案のカード型収納体は、化粧品に限らず、その他の粉状材料、香辛 料、建装材等、種々の粉状物質、ペースト状物質の収納にも適用することができ る。
【0028】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案のよれば、最上層の台紙と中間層の台紙との接着を 疑似接着により行うようにしたから、中間層の台紙上の被収納物が密封され、被 収納物が外気に触れるおそれがなく、被収納物の品質の劣化、飛散を防止するこ とができ、さらに台紙相互間を開いたときにも台紙表面がベトつく虞もなく、衛 生上も極めて好ましい。
【0029】 また台紙相互間を一度剥がした際は、再接着が不可能なので、印刷記録面のプ ライベート保護の点でも好ましい。さらに、ミシン目部分が不注意に破損する虞 もなく、したがって、そのままの状態では郵送や書籍類への綴じ込みが可能とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるのカード型収納体の
断面図。
【図2】図1に示すカード型収納体の接着部の一部を拡
大して示す断面図。
【図3】図1に示すカード型収納体の開放状態を示す斜
視図。
【図4】本考案の他の実施例に係わるのカード型収納体
の断面図。
【図5】本考案に係わるのカード型収納体の製造例を説
明するためのもので、使用される原紙の斜視図。
【図6】本考案に係わるのカード型収納体の製造例を説
明するためのもので、感熱性接着剤を塗布した状態を示
す斜視図。
【図7】本考案に係わるのカード型収納体の製造例を説
明するためのもので、被収納体を載置した状態を示す斜
視図。
【図8】本考案に係わるのカード型収納体の製造装置を
示す斜視図。
【図9】従来のカード型収納体を示す斜視図。
【符号の説明】
11…最下層の台紙、12…中間層の台紙、13…最上
層の台紙、14…被収納物、15、16…塩化ビニル樹
脂フィルム、17…疑似接着面、20、21…塩化ビニ
ル樹脂フィルム、22…ミシン目、31、32…塩化ビ
ニル樹脂フィルム、33a、33b…窓部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙を3層に重ねた積層体からなり、最
    下層の台紙と中間層の台紙との間に被収納物を収容し、
    最上層の台紙と中間層の台紙とを相互に接着してなるカ
    ード型収納体であって、中間層の台紙に該被収納物を露
    出させるための窓部をミシン目を介して形成するととも
    に、少なくとも該窓部の周囲を最下層の台紙と接着し、
    該最上層の台紙と中間層の台紙とを疑似接着してなるこ
    とを特徴とするカード型収納体。
  2. 【請求項2】 該積層体が台紙を山折り、谷折りを介し
    て三つ折りにしたものからなることを特徴とする請求項
    1記載のカード型収納体。
  3. 【請求項3】 最上層の台紙と中間層の台紙との対向面
    の周辺部が感熱性接着剤を介して接着されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のカード型収納体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0435562U (ja) * 1990-07-20 1992-03-25

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