JPH0411829A - ケーキ用油脂組成物 - Google Patents

ケーキ用油脂組成物

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JPH0411829A
JPH0411829A JP11379890A JP11379890A JPH0411829A JP H0411829 A JPH0411829 A JP H0411829A JP 11379890 A JP11379890 A JP 11379890A JP 11379890 A JP11379890 A JP 11379890A JP H0411829 A JPH0411829 A JP H0411829A
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西村 修身
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川中 秀雄
Saburo Kaneko
三郎 金子
Masako Kotani
小谷 真子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ケーキ用油脂組成物に関し、更に詳しくは、
スポンジケーキ、バターケーキ、パウンドケーキ等の各
種ケーキ類において、口の中でだんご状になりにくく、
口どけの良いケーキを製造し得るケーキ用油脂組成物に
関する。
〔従来技術と問題点〕
近年、ケーキ用の油脂組成物として各種乳化剤を含有す
る起泡性乳化油脂や起泡剤が出現し、これにより比較的
ソフトなケーキの機械による大量生産が可能となった。
しかし、最近における消費者の志向として、より一層口
どけが良く、口の中でだんご状になりにくいケーキが求
められる様になった。このような社会的ニーズに対応し
て、クエン酸塩や酒石酸塩を含有するケーキ生地及びケ
ーキが提案されている(特開昭63−304936、特
開平1−285145)、Lかし乍ら、これらにより比
較的口どけが良く、口の中でだんご状になりにくいケー
キが得られるようになったものの、未だ充分に満足する
までには到っていないのが実情である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはかかる現状に鑑み、上記問題点を解消する
べく鋭意研究した結果、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、硫酸塩及び塩化物からなる群より選択
される2種以上の塩類を0.05〜3重量%(無水物換
算)含有してなるケーキ用油脂組成物を内容とするもの
である。
本発明に用いられる硫酸塩としては、硫酸マグネシウム
、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、硫
酸アルミニウムカリウムが特−に好ましく、単独又は2
種以上組み合わせて用いられる。また、塩化物としては
、塩化カリウム、塩化ナトリウムが特に好ましく、単独
又は2種以上組み合わせて用いられる。塩類は少なくと
も2種が用いられ、その添加量は無水物換算で0.05
〜3重量%であり、より好ましくは0.5〜1.5重量
%である。用いられる塩類が1種の場合、又は添加量が
上記の範囲より少ないとケーキの口どけを良くする効果
が充分発揮されず、また多過ぎるとケーキの風味を損な
う場合がある。
本発明の塩類は、ケーキ作成時に小麦粉や卯と容易に接
触させるために水に溶解させておくことが望ましく、従
って、本発明の油脂組成物は水と油脂との乳化物である
ことが望ましい。
油脂組成物の乳化型は油中水型でも水中油型でも効果は
変わらないが、微生物的な安定性の面から油中水型の乳
化物であることが好ましい。この場合、水の量は塩類を
溶解させ、乳化の安定性を損なわない範囲であればよく
、特に限定はされないが、通常3〜60重量%である。
本発明の油脂組成物に用いられる油脂は特に限定はされ
ないが、ケーキ作成時に卵の泡に対する消泡効果を小さ
くするという意味から、常温で液状の油脂、例えばコー
ン油、ナタネ油、大豆油、綿実油、ヒマワリ油、オリー
ブ油、サフラワー油等が挙げられ、これらは単独もしく
は2種以上組み合わせて使用される。
本発明の油脂組成物の乳化を安定にさせる目的で乳化剤
が用いられるが、その種類は何ら限定されるものではな
い。この他、油脂組成物中は必要に応じて着色剤や香味
側等が用いられる。
本発明の油脂組成物を製造する方法は特に限定されない
が、特に油中水型を例にとって述べると、まず塩類を水
に、乳化剤を油脂にそれぞれ溶解させ、前者を後者の中
にホモミキサー等により攪拌しながら徐々に加えて乳化
させ、撹拌しながら冷却する方法が好適である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例及び比較例を挙げて更に詳細に説
明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。
実施例1 コーン油            888g水    
                100g乳化剤(ポ
リグリセリン縮合リシルイン酸エステル、商品名rCR
−ED J版本薬品製)  4g硫酸アルミニウムアン
モニウム    4g塩化ナトリウム        
    4g上記配合のうち、硫酸アルミニウムアンモ
ニウムと塩化ナトリウムを水に溶解し、これを乳化剤を
60℃にてコーン油に溶解したものの中にホモミキサー
(特殊機化工業■製)で撹拌しながら徐々に加えて乳化
し、攪拌しながら冷却して油中水型の油脂組成物を得た
実施例2 実施例1において、硫酸アルミニウムアンモニウムの代
わりに硫酸マグネシウム3Gを、また塩化ナトリウムの
代わりに塩化カリウム5gを用いた他は、実施例1と同
様にして油中水型の油脂組成物を得た。
実施例3 実施例1において、硫酸アルミニウムアンモニウム、塩
化ナトリウムの代わりに、硫酸カルシウム2g、硫酸ア
ルミニウムカリウム2g、塩化ナトリウム4gを用いた
他は実施例1と同様にして油中水型の油脂組成物を得た
実施例4 コーン油            650g水    
                314gβ−サイク
ロデキストリン     30g塩化カリウム    
         3g塩化ナトリウム       
    3g上記配合のうち、β−サイクaデキストリ
ン、塩化カリウム、塩化ナトリウムを水に溶かし、これ
をコーン油の中にホモミキサーで攪拌しながら、徐々に
加えて乳化させ、水中油型の油脂組成物を得た。
比較例1 実施例1において、塩類を全く用いない他は実施例1と
同様にして油中水型の油脂組成物を得た。
比較例2 実施例1において、硫酸アルミニウムアンモニウムと塩
化ナトリウムの代わりにクエン酸ナトリウム8gを用い
た他は実施例1と同様にして油中水型の油脂組成物を得
た。
比較例3 比較例2において、クエン酸ナトリウムの代わりに酒石
酸ナトリウム8gを用いた他は比較例2と同様にして油
中水型の油脂組成物を得た。
比較例4 実施例4において、塩化カリウムと塩化ナトリウムを用
いない他は実施例4と同様に行ない、水中油型の油脂組
成物を得た。
比較例5 実施例1において、硫酸アルミニウムアンモニウム4g
及び塩化ナトリウム4gに代えて、硫酸アルミニウムア
ンモニウム6gを用いた他は、実施例1と同様にして油
中水型の油脂組成物を得た。
以上の実施例及び比較例で得られた油中水型油脂組成物
を用いて、下記の配合にてスポンジケーキを作成し、そ
の食感を評価した。その結果を第1表に示す。
〔スポンジケーキ作成〕
薄刃物               2kg上白II
                2kg全卵    
           2.8 kgベーキングパウダ
ー        20g粉末マルトース      
  300g起泡性乳化油脂        240g
油脂組成物          400g上記配合のう
ち、全卵、砂糖、粉末マルトース、起泡性乳化油脂、油
脂組成物を30コートのミキサーボウルに入れ、ワイヤ
ーホイツパ−で低速2分間ミキシングしてから篩にかけ
た小麦粉とヘーキングパウダーを加え、さらに低速で3
0秒間ミキシングし、次いで高速でホイップして比重0
.45g/ccの生地を得た。この生地を165°Cの
オーブンで35分間焼成し、スポンジケーキを得た。
第 ■ 表 〔作用・効果〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、硫酸塩及び塩化物からなる群より選択される2種以
    上の塩類を0.05〜3重量%(無水物換算)含有して
    なるケーキ用油脂組成物。 2、硫酸塩が、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫
    酸アルミニウムアンモニウム及び硫酸アルミニウムカリ
    ウムからなる群より選択される少なくとも1種である請
    求項1記載の組成物。 3、塩化物が、塩化カリウム及び塩化ナトリウムからな
    る群より選択される請求項1記載の組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008278834A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Adeka Corp 菓子類、菓子類の製造方法、及び菓子類の塩味消失防止方法

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