JPH04117685U - 玉計数機 - Google Patents

玉計数機

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JPH04117685U
JPH04117685U JP1997491U JP1997491U JPH04117685U JP H04117685 U JPH04117685 U JP H04117685U JP 1997491 U JP1997491 U JP 1997491U JP 1997491 U JP1997491 U JP 1997491U JP H04117685 U JPH04117685 U JP H04117685U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉づまりや玉計数機の設置スペースを増すこ
となく、パチンコ玉などの計数速度を向上させる。 【構成】 玉を受け入れるホッパーの玉排出口に2つ以
上の計数ユニットを接続して設け、これらの計数ユニッ
トに対応して検知部をそれぞれ設け、検知部を通過する
玉を検知して信号を表示部に送り、表示部にて玉数をカ
ウントし表示する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パチンコ玉等の玉計数機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の玉計数機1aは、図13に示すように、玉aを受け入れるホッパーbと、 このホッパーb下部の玉排出口cに接続して設け、玉aを複数列に整列しかつ所 定角度の傾斜を有した底板に対して玉排出口c近傍の基端側から先端側に行くに 従って徐々に狭まり玉aを1つずつ通過させる1つの計数ユニットdと、この計 数ユニットdの各列を通過する各玉aを検知する検知部eと、この検知部eの信 号に基づき計数ユニットd内を通過する玉数を演算表示する表示部とからなり、 この玉計数機1aの下流側には、玉aを上方に運搬するためのリフターや、玉a の汚れなどを取り除くための研磨装置などの各種機器が設置されている。
【0003】 そして、この玉計数機1aのホッパーbに玉aを投入すると、ホッパーbは、 その玉排出口cに向かって底板が傾斜しているから、玉aが玉排出口cに向かっ てころがり、玉排出口cから計数ユニットd内に落下し、側板及び底板により仕 切って玉aを一つずつ通過させるように構成した複数の通路により、玉aを複数 列に整列させる。これら複数の通路は傾斜しかつ徐々に狭まっているから、複数 列に整列した玉aは1つずつころがり検知部eを通過する。この検知部eには発 光部及び受光部よりなる光センサがあり、玉aがこの検知部eを通過して光セン サの光を遮断するのをパルス信号として取り出し、この通路ごとのパルス信号数 を通路数分加算して玉aを計数する。この玉aの計数速度は、種々の工夫の結果 、現状ではかなりのものになっており、例えば、12000 個/分〜24000 個/分ほ どになっている。
【0004】 また、上述のように構成した従来の玉計数機1aの計数速度を上げるには、計 数ユニットdの傾斜を急にすることにより容易に実施することができる。しかし 、計数ユニットdの傾斜を急にすると、玉aが通路につまりやすくなるから、こ のつまりを防止するため、通路上面に振動板hを取り付け、この振動板hを矢線 A方向に開閉させるものが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の玉計数機1aでは、重力を利用してホッパーbの 広い玉投入口から狭い玉排出口cに玉aを集め、更に、その玉aを計数ユニット dの複数の通路に分け、複数の通路を通過させて、その過程で玉aを計数するも のであるから、一定の落差を必要とする。この落差が大きければ、玉aの計数速 度を高めることが可能になるが、その分玉排出口cや計数ユニットd内で玉づま りが生じ、人手が必要になったり、機高が高くなって取り扱いにくくなったり、 そのことによりむだな空間が生じることになり、結局、玉計数機1aの計数速度 は一定の限界がある。
【0006】 また、上述の玉計数機1aでは、計数ユニットdの傾斜はつまりを防止する意 味から比較的ゆるやかであり、単位時間あたりの1つの通路を通過する玉数はそ れほど多くない。このため、玉計数機1aの1台あたりの計数速度を上げるには 、通路数を多くする以外に方法はなく、全体として玉計数機1aが大型化し、狭 い設置面積をいかに有効に使用するかの観点からは望ましく、計数ユニットdの 傾斜を急にし、つまりを防止する振動板hを設けた玉計数機でも、振動板hを開 閉させてその振動により通路における玉のつまりを防止するものであるから、振 動板hが開いた時に玉aが重なりあったりして、逆につまりが生ずる場合がある 。
【0007】 更に、従来の玉計数機1aでは、これの下流側に設置した各種機器の処理速度 により、その計数速度が規制されてしまう。このため、例えば、パチンコ玉を計 数するのに時間がかかり、客を待たせたりして不快感を与えるのに対処すべく、 計数速度の速い玉計数機1aを設置しようとしても、この玉計数機1aの更新に 伴って、これらのリフターや研磨装置などが、その計数速度に沿った処理速度を 有するものであれば良いが、そうでない場合は、これらリフターや研磨装置も同 時に更新しなければならず、設置スペースやコストの理由から、これらリフター や研磨装置を更新できない場合がある。
【0008】 そこで、本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、機高は従来と同様かそ れ以下でむだな空間を生じさせず、狭い設置面積を有効に活用でき、しかも、玉 づまりもほとんど生じることがなく、玉の計数速度を向上させることができる玉 計数機を提供することを目的とする。
【0009】 加えて、その計数速度が下流側に設置する各種機器の処理速度よりも大きなも のであっても、各種機器を計数速度に合わせたものに更新しなくても設置可能な 玉計数機を提供するとを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の玉計数機は、玉を受け入れ一時滞留すると 共に下部にある玉排出口に集めるホッパーと、該ホッパーの玉排出口に接続して 設けると共に玉を複数列に整列し通過させる計数ユニットと、該計数ユニットの 各列を通過する各玉を検知する検知部と、該検知部の信号に基づき前記計数ユニ ット内を通過する玉数を演算表示する表示部とからなる玉計数機において、前記 ホッパーの玉排出口に前記計数ユニットを2以上接続して設けると共に2以上の 計数ユニットに対応して検知部を設け、該検知部からの信号に基づき前記計数ユ ニット内を通過する玉数を演算表示するものである。
【0011】 また、少なくとも玉を受け入れ一時滞留すると共に下部にある玉排出口に集め るホッパーと、該ホッパーの玉排出口に接続して設けると共に玉を複数列に整列 しかつ所定角度の傾斜を有した底板に対して前記玉排出口近傍の基端側から先端 側に徐々に狭めて玉を1つずつ通過させる計数ユニットとを少なくとも具備して 前記計数ユニットにつまり防止装置を設けてなり、該つまり防止装置は前記計数 ユニット上面に進退運動可能な規制板を設け、かつ該規制板を進退運動させる駆 動部を設けたものであり、この駆動部は、ソレノイドと、該ソレノイドのプラン ジャーに回動自在に連結してプランジャーの進退運動を増幅するリンクとからな るものが良い。
【0012】 更に、玉を受け入れ一時滞留すると共に下部にある玉排出口に集めるホッパー と、該ホッパーの玉排出口に接続して設けると共に玉を複数列に整列し通過させ る計数ユニットと、該計数ユニットの各列を通過する各玉を検知する検知部と、 該検知部の信号に基づき前記計数ユニット内を通過する玉計数を演算表示する表 示部とからなる玉計数機において、前記玉排出口と前記検知部との間に玉の流通 量を制御する計数シャッターを設け、かつ前記検知部の下流に一定量の玉を貯留 可能であると共に一定量の玉を排出するタンクを設けたものであり、このタンク に玉排出量を制御するシャッターを設けたものが良い。
【0013】
【作用】
上記構成になる玉計数機によれば、ホッパーに投入した玉は、玉排出口に向か って集められ、玉排出口から2以上の計数ユニットに分かれて落下し、2以上の 計数ユニットに分かれて落下し、2以上の計数ユニットにて玉を複数列にそれぞ れ整列して1つずつ通過させ、これらの2以上の計数ユニットの各列をそれぞれ 通過する玉を各列に設けた検知部にて検知して、これらの検知部から発信した信 号に基づき表示部にて玉計数を演算表示する。
【0014】 また、他の玉計数機によれば、ホッパーの玉排出口から計数ユニットの基端側 に落下した玉は、複数列に整列され所定角度の傾斜を有した底板により基端側か ら先端側にころがりながら先端側に行くに従って徐々に狭まって玉が1つずつ通 過するが、その際つまろうとする玉を規制板の進退運動によりくずし、各列とも 玉が1つずつ通過するようになる。また、駆動部がソレノイドとソレノイドのプ ランジャーの進退運動を増幅するリンクとからなっていると、リンクにより増幅 したソレノイドの進退運動を規制板に直接伝達でき、規制板の進退運動をより簡 単に行なえる。
【0015】 そして、更に他の玉計数機によれば、計数シャッターを全開にして、ホッパー に投入した玉を玉排出口に向かって集め、玉排出口から計数ユニットに落下させ 、計数ユニットにて玉を複数列にそれぞれ整列して1つずつ通過させ、各列に設 けた検知部にて検知して表示部にて玉数を演算表示すると共にタンクに玉を一旦 貯留し、そのタンクの玉排出量をその下流側に設けた各種機器の処理速度とほぼ 同一であると、計数速度と処理速度との差の玉がタンク内に貯り、タンクが満杯 になったら計数シャッターを作動させ下流側の処理速度と同一以下の計数速度に し、タンク内の玉が減り、例えば全体の70%位になったら計数シャッターを開き 、最大の計数速度にて玉を計数する。また、タンクにシャッターを設けてあると 、タンクの下流側にある各種機器の処理速度にあわせて自由にタンクの玉排出量 を制御できる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1から図12に基づいて詳述する。 図1は本考案の玉計数機の斜視図、図2は玉計数機の要部の側面図、図3は計 数ユニットの斜視図である。図において、1は玉計数機を示し、該玉計数機1は 、計数機本体2と、この計数機本体2の上部に位置して設け玉3を受け入れ一時 滞留できるホッパー4と、このホッパー4の下部に連続して設け複数列に作った 通路5により玉3を整列し通過させる2つの計数ユニット6、6と、これら計数 ユニット6、6の通路5を通過する玉3をそれぞれ検知する検知部7、7と、こ れら検知部7、7の信号に基づき計数ユニット6、6を通過する玉3の合計数量 を演算表示する表示部8とから構成している。
【0017】 前記計数機本体2は、直方体をなし、上面には前記表示部8の1部を構成する 表示パネル9があり、他の部分は開口して前記ホッパー4を取り付けている。ま た、計数機本体2の背面には電源スイッチ10及び電源コード(図示せず)が取り 付けてあり、その下面には計数後の玉3を受けるシュート(図示せず)があり、 このシュートにパイプ等を接続し、玉3を所定場所に移送するようになっている 。
【0018】 前記ホッパー4は、四角錐状をなし、側板4a─はゆるやかな傾斜を有して、 底部が開口して玉排出口11を形成し、受け入れた玉3を玉排出口11に集め落下さ せる。このホッパー4の容量は、例えば、客がパチンコ台にて出玉させた玉3を 入れた最大の容量1ぱい分の容量以上に設定する。
【0019】 前記2つの計数ユニット6は、ホッパー4の玉排出口11の中心部に位置した仕 切板12を境にして左右に設けられている。従って、通路5の全体数量は、1つの 計数ユニット6にある通路5の数量の2倍になるから、通路5を通過する玉3の 数量も2倍になり、1台の玉計数機1あたりの計数速度が2倍になる。すなわち 、ホッパー4の容量は、玉3を入れる最大の容量1ぱい分の容量以上に設定され るから、ホッパー4の外形寸法(たてよこ寸法)は一定の大きさを必要とし、そ の外形寸法の範囲内に、従来と同数の通路数を有する計数ユニット6を2つ以上 設けることが可能になるものである。この計数ユニット6は、その基端(仕切板 12)側から先端側に傾斜して側壁の役目を担い長く形成した側壁バー13─及び底 壁の役目を担い短く形成した底壁バー14─が交互に配置され、側壁バー13、13と 底壁バー14とで1つの玉3が丁度通過出来る前記通路5を次々に形成してなる。 この通路5は、基端側から先端側に行くに従い高さ寸法が徐々に狭まり、先端出 口15近傍では1つの玉3のみが通過できる高さ寸法となっている。これをガイド するための天板16が側壁バー13上面先端部に張られている。
【0020】 前記検知部7は、計数ユニット6の1本の通路5ごとにその先端出口15に位置 して発光面17a及び受光面17bを有する光センサ17を取り付け、先端出口15から 出る玉3により、光センサ17の光をさえぎるごとにそれをパルス信号として取り 出し、そのパルス信号を表示部8に発信する発信器18からなる。この検知手段は 光センサに限らず、他の手段、例えば磁気センサでも良い。
【0021】 そして、表示部8にて通路5ごとに発信器18にて発信したパルス信号を加算し て行き、更に各通路5の加算数を合算して玉3の玉3の総数量を演算する。この 演算後の玉3の総数量は、直ちに表示部8の一構成要素である表示パネル9に表 示されるようになっている。
【0022】 なお、図1中19は玉数をプリントアウトするプリンターである
【0023】 次に上記構成になる玉計数機1の作動状態について説明する。 まず、玉計数機1の電源スイッチ10をオンすると共に他の受け入れ条件を確認 し、問題がなければ受け入れ準備完了となる。次に、パチンコ台等の遊戯機から 出玉した玉3の入った容器から玉3をホッパー4に投入する。ホッパー4の容量 は、容器に入った1ぱい分の玉3の容量よりも充分余裕があるから、玉3はホッ パー4からあふれることなく、ゆるやかな傾斜をなした側板4aにより中央部に ある玉排出口11に集まり、この玉排出口11から落下して2つの計数ユニット6、 6のいずれかに落下する。いずれかの計数ユニット6に落下した玉3は、側壁バ ー13─により規制されて各通路5─に入る。この際、各通路5の基端側は深く2 コの玉3が重なり合うが、底壁バー14─の傾斜と通路5の高さ寸法を徐々に狭め ている天板16とにより、玉3は通路5ごとに整列される。通路5ごとに整列され た玉3は1つづつに先端出口15から排出される。このため、検知部7の光センサ 17の発光面17aから発光した光は、玉3により1つごとにさえぎられ受光面17b に達せず、検知部7の発信器18によりこれをパルス信号として取り出し、このパ ルス信号を表示部8に発信する。
【0024】 表示部8では通路5ごとに発信されたパルス信号を加算すると共に各通路5の 加算数を順次合算して、玉3の総数量を演算し、その結果を表示パネル9に表示 する。従って、計数ユニット6が2つあるから、落差をそれほど大きくしなくて も、玉3の計数速度を総合的に速くすることができ、1つの計数ユニット6を設 置することにより生ずる空間を有効に利用することができる。
【0025】 図4は本考案の他の実施例を示す玉計数機1bであり、図1乃至図3に示す実 施例との差異は、計数ユニット6を重ねた状態で玉3を同方向に複数列に整列し て玉3を計数する点にある。他の構成、作用は図1乃至図3の実施例と同様なの で、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0026】 なお、上述の実施例では計数ユニット6を2つ設けたものについて説明したが 、これに限定されず、2つ以上の複数であってもよい。
【0027】 図5乃至図7は本考案の他の実施例を示す玉計数機1cであり、図5はつまり 防止装置を内蔵した玉帰趨機の傾斜図、図6はつまり防止装置の側面図、図7は つまり防止装置の平面図である。図において、1cは玉計数機を示し、該玉計数 機1cは、図1乃至図3の実施例と略同様な構成であり、計数ユニット6が1つ である点と、計数ユニット6の側壁バー13の上面を進退運動して、玉づまりを防 止するつまり防止装置20を有する点とで異なっている。他の構成については図1 乃至図3の実施例と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0028】 このつまり防止装置20は、前述の側壁バー13の上面を進退運動可能に設けた規 制板21を駆動部22にて進退運動させるものである。規制板21は、計数ユニット6 の全通路5を共通してその一部を覆う板23の四辺に、補強枠24、(24)、25、(25) を取り付け、これらの補強枠25、(25)に二つのローラ26、26、(26 、26) を回動 自在に取り付け、更に図示している補強枠25のローラ26、26の間に固定ピン27を 取り付けてなる。これらローラ26は、計数ユニット6の両端の側壁バー13、13に 取り付けたレール28、28上をころがる。
【0029】 また、駆動部22は、レール28の側面に固定した軸29に回動自在に取り付けた第 1リンク30を有しており、この第1リンク30の一端にある長孔30aに上述の固定 ピン27が回動自在に係合してあり、第1リンク30の他端にピン31を突設し、この ピン31は、レール28の側面に固定した軸32に回動自在に取り付けた第2リンク33 の一端と係合している。更に、この第2リンク33の他端は第3リンク34の一端に ピン35により回動自在に連結している。そして、この第3リンク34の他端は、駆 動源となるソレノイド36のプランジャー37に軸38を介して固定されている。従っ て、駆動部22のソレノイド36を作動させ、プランジャー37を一定時間ごとに進退 運動させると、この進退運動は、第3リンク34、第2リンク33、第1リンク30を 介して増幅し、規制板21を進退運動させる。
【0030】 次に上記構成になる玉計数機1cの作動状態について説明する。 まず、玉計数機1cの電源スイッチ10をオンすると共に他の受け入れ条件を確 認し、問題がなければ受け入れ準備完了となる。次に、パチンコ台等の遊戯機か ら出玉させた玉3の入った容器からホッパー4に玉3を投入する。ホッパー4の 容量は、容器に入った1杯分の玉3の容量よりも充分余裕があるから、玉3はホ ッパー4からあふれることなく、ゆるやかな傾斜をなした側板4aにより中央部 にある玉排出口11に集まり、この玉排出口11から落下して計数ユニット6に落下 する。計数ユニット6に落下した玉3は、側壁バー13─により規制されて各通路 5─に入る。この際、各通路5の基端側は深いから2個の玉3が重なり合うが、 底壁バー─14の傾斜と通路5の高さ寸法を徐々に狭めている規制板21及び天板16 とにより、玉3は通路5ごとに1つずつ整列される。通路5ごとに整列された玉 3は1つずつ先端出口15から排出される。この際、通路5は徐々に狭まっている から、この過程で玉3が1つずつ整列されず、玉づまりが生ずることがあり、特 に計数速度を高めようとして通路5の傾斜を急にした場合に生じやすい。規制板 21は駆動部22のソレノイド36によるプランジャー37の進退運動により、通路5を 構成する側壁バー13─上に沿って進退運動をするから、玉3のつまりはこれによ りくずされて解消される。
【0031】 すなわち、ソレノイド36のプランジャー37の進退運動は、第3リンク34により 第2リンク33を軸32を中心として回動させ、第2リンク33の一端によりピン31に 当接して第1リンク30を軸29を中心として回動させ固定ピン27を介して規制板21 を進退運動させる。そして、検知部7の光センサの発光面から発光した光は、玉 3により1つごとに遮られ受光面に達せず、発信器よりこれをパルス信号として 取り出し、このパルス信号を表示部8に発信する。
【0032】 表示部8では通路5ごとに発信されたパルス信号を加算すると共に各通路5の 加算数を順次合算して、玉3の総数量を演算し、その結果を表示パネル9に表示 する。
【0033】 図8乃至図12は、本考案の実施例を示す玉計数機1dであり、図8は玉計数機 の斜視図、図9は玉計数機の要部の側面図、第10図は玉計数機の主要部の平面図 、図11は玉計数機の計数シャッターを開いた状態の図9と同状の側面図、図12は タンクの斜視図である。図において、1dは本考案の玉計数機を示し、該玉計数 機1dは、図1乃至図3の実施例都略同様な構成であり、計数ユニット6(6a 、6b)の玉排出口11における玉3の流通を制御する計数シャッター40と、検知 部7の下流に一定量の玉3を排出するタンク41とを有する点で異なっている。他 の構成については、図1乃至図3の実施例と同様なので、図面に符号を付してそ の説明を省略する。
【0034】 前記タンク41は、前記計数機本体2の下面にあり計数後の玉3を受け、これに パイプ等を接続し、玉3を所定場所に移送するものである。 前記計数シャッター40は、ホッパー4の玉排出口11における計数ユニット66側 の開口を開閉して、玉3を計数ユニット66側に流通させたり止めたりするL字板 42があり、このL字板42を駆動部43にて開閉させるものである。
【0035】 駆動部43は、ソレノイド44が取付板45を介してホッパー4の側板に固定されて おり、ソレノイド44のプランジャー46が第1リンク47の一端にピン48により回動 自在に連結している。第1リンク47の他端はホッパー4に引っ張りばね49により 引っ張られている。取付板45に固定した軸50を中心として回動する第2リンク51 は、その側端に回動ピン52により前述の第1リンク47に回動自在に連結している 。そして、この第2リンク51の先端には前述のようにL字板42が固定されている 。
【0036】 図9は計数シャッター40が玉排出口11の計数ユニット6b側開口を閉じている 状態を示し、この第2リンク51が軸50を中心として図2中反時計方向に回転する と、L字板42が玉排出口11の側板53の外側に移動して計数ユニット6b側の開口 を開くことになり(図11参照)、玉3が計数ユニット6b側にも流通する。逆に 第2リンク51を時計方向に回転させると、元に戻り計数ユニット6b側の開口を 閉じることになる。
【0037】 なお、前記タンク41は、前述のとおり計数機本体2の下面に取り付けられ、傾 斜板41aにより排出口54に玉3を集めるようになっており、この排出口54は、こ れの下流に接続するリフター、研磨装置などの各種機器の玉3の処理速度に合わ せた開口面積を有し、その処理速度以上の玉3が排出口54から出ないようになっ ている。そして、この排出口54の開口面積は、上流側の計数ユニット6(6a、 6b)による計数速度に見合う開口面積としても良く、この場合には、玉排出量 を制御するスライド方式のシャッター55を取り付け、そのシャッター55により玉 排出量を制御すれば良い。
【0038】 次に、上記構成になる玉排出機1dの作動状態について説明する。 まず、玉計数機1dの電源スイッチ10をオンすると共に他の受け入れ条件を確 認し、計数シャッター40を図11に示すように開にセットして、その他問題がなけ れば受け入れ準備完了となる。次に、パチンコ台等の遊戯機から出玉した玉3の 入った容器から玉3をホッパー4に投入する。ホッパー4の容量は、容器に入っ た1杯分の玉3の容量よりも充分余裕があるから、玉3はホッパー4からあふれ ることなく、ゆるやかな傾斜をなした側板4aにより中央部にある玉排出口11に 集まる。計数シャッター40が開になっているから、この玉排出口11から落下して 2つの計数ユニット6a、6bの双方に落下する。双方の計数ユニット6a、6 bに落下した玉3は、側壁バー13─により規制されて各通路6─に入る。この際 、各通路6の基端側は深く2個の玉3が重なり合うが、底壁バー14─の傾斜と通 路6の高さ寸法を徐々に狭めている天板16とにより、玉3は通路6ごとに1つず つ整列さる。通路6ごとに整列された玉3は1つずつに先端出口15、15からタン ク41内に排出される。このタンク41は玉3を一旦貯留して排出口54から配管など により各種機器から送られる。このタンク41の排出口54から排出される玉3の排 出速度v1 は、各種機器の処理速度v2 とほぼ同一であるから、双方の計数ユニ ット6a及び6bのそれぞれ有する計数速度v3 との関係がv1 ≒v2 ≒v3 で あると、玉排出口11は全開であるから、タンク41の排出速度v1 <計数ユニット 6a及び6bの計数速度2v3 となり、計数速度v3 分の玉3がタンク41内に徐 々に貯留されて来る。玉3がタンク41内に満杯になるとレベル検知器により検知 され、計数シャッター40の駆動部43に対し閉の指令が出され、ソレノイド44に通 電して引っ張りばね49のばね力に抗してプランジャー46が図11中左側に移動する から、第1リンク48により第2リンク51が軸50を中心として時計方向に回転して 、第2リンク51の先端に固定しているL字板42を玉排出口11の側板57の外側から 玉排出口11の計数ユニット6b側開口に移動させ閉じる(図9に状態になる)。 このため、玉3は計数ユニット6bのみを通り、約半分に減り、タンク41が玉3 によりあふれるのを防止する。以後この状態で運転され、ホッパー4への玉3の 供給が行なわれなくなると、タンク41に貯留している玉3が減り、ついには空に なる。通常タンク41が例えば全体の70%になると、このことをレベル検知器が検 知して、計数シャッター40の駆動部43に対して開の指令を出し、上述の閉の場合 と逆の作動により計数シャッター40は開となる。
【0039】 従って、2倍の計数速度v3 が排出速度v1 より大きくても、玉3がタンク41 に貯留される間は、2倍の計数速度v3 で玉計数機1dを使用することになり、 タンク41の容量の決め方によっては、あるいは排出速度v1 以上の2倍の計数速 度v3 が長く続くことがないから、客を待たせたりすることがほとんど無くなり 、また、各種機器の処理速度等を大きくしなくても良いことになる。
【0040】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の玉計数機によれば、ホッパーに投入され玉が玉 排出口に向かって集められ、玉排出口から2以上の計数ユニットに落下して、2 以上の計数ユニットにて玉を分け、それぞれの計数ユニットにて玉を直ちに複数 列に整列して通過させ、これらの計数ユニットの各列をそれぞれ通過する玉を検 知部にて検知して、これらの検知部から発信した信号に基づき表示部にて玉数を 演算表示することができる。従って、従来のように1つの計数ユニットを設ける ことにより生ずるむだな空間に、1つ以上の計数ユニットを設けることが可能に なり、機高も同様かそれ以下におさえることが可能となり、計数ユニットの傾斜 を増すこともないから、玉づまりもほとんど生じない。このため、トータル的に 計数速度を向上させることができる効果がある。
【0041】 また、ホッパーの玉排出口から計数ユニットの基端側に落下した玉は、複数列 に整列され所定角度の傾斜を有した底板により、基端側から先端側にころがりな がら先端側に行くに従って除々に狭まって玉が1つずつ通過するが、その際つま ろうとする玉を規制板の進退運動によりくずし、各列とも玉が1つずつ移動する ようになる。従って、計数ユニットの傾斜をきつくしても玉つまり現象を解消で き、玉の計数速度を向上させることが可能になり、設置スペースを有効に使用で き、玉の計数時間を短縮させる効果を得ることができる。
【0042】 また、駆動部がソレノイドとこれのプランジャーの進退運動を増幅するリンク とからなっていると、リンクにより増幅したソレノイドの進退運動を規制板に直 接伝達でき、規制板の進退運動をより簡単に行なえる。従って、つまり防止装置 を全体として容易に作ることが可能になる。
【0043】 更に、計数シャッターを全開にして、ホッパーに投入した玉を玉排出口に向か って集め、玉排出口から計数ユニットに落下させ、計数ユニットにて玉を複数列 にそれぞれ整列して1つずつ通過させ、各列に設けた検知部にて検知して、表示 部にて玉数を演算表示すると共にタンクに玉を一旦貯留し、そのタンクの玉排出 量をその下流側に設けた各種機器の処理速度とほぼ同一であると、計数速度と処 理速度との差の玉がタンク内にた貯り、タンクが満杯になったら、計数シャッタ ーを作動させ下流側の処理速度と同一以上の計数速度にし、タンク内が減り、例 えば全体の70%位になったら計数シャッターを開き、最大の計数速度にて玉を計 数する。従って、玉を計数するのに客を長く待たせることがほとんどなくなり、 下流側に設置している各種機器の処理速度に制約されて計数速度の速い玉計数機 を採用することがでいないこともない。更に、計数速度をます為に各種機器を取 り替える必要もないなどの効果を奏する。
【0044】 そして、タンクにシャッターを設けてあると、タンクの下流側にある各種機器 の処理速度に合わせて自由にタンクの玉排出量を制御できる。従って、各種機器 の処理速度にタンクの玉排出速度をより一層容易にしかも正確に対応させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の玉計数機の斜視図
【図2】本考案の玉計数機の主要部の側面図
【図3】計数ユニットの斜視図
【図4】本考案の他の実施例を示す側面図
【図5】本考案のつまり防止装置を内蔵した玉計数機の
斜視図
【図6】本考案のつまり防止装置の側面図
【図7】つまり防止装置の平面図
【図8】本考案の他の実施例をしめす玉計数機の斜視図
【図9】玉計数機の主要部の側面図
【図10】玉計数機の主要部の平面図
【図11】玉計数機の計数シャッターが開いた状態の図9
と同状の側面図
【図12】タンクの斜視図
【図13】従来の玉計数機の主要部の側面図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d──玉計数機 3、a──玉 4、b──ホッパー 6、6a、6b、d──計数ユニット 7、e──検知部 8──表示部 11、c──玉排出口 14──底壁バー(底板) 20──つまり防止装置 21──規制板 22──駆動部 30──第1リンク(リン
ク) 33──第2リンク(リンク) 34──第3リンク(リン
ク) 36──ソレノイド 37──プランジャー 40──計数シャッター 41──タンク 55──シャッター

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉を受け入れ一時滞留すると共に下部に
    ある玉排出口に集めるホッパーと、該ホッパーの玉排出
    口に接続して設けると共に玉を複数列に整列し通過させ
    る計数ユニットと、該計数ユニットの各列を通過する各
    玉を検知する検知部と、該検知部の信号に基づき前記計
    数ユニット内を通過する玉数を演算表示する表示部とか
    らなる玉計数機において、前記ホッパーの玉排出口に前
    記計数ユニットを2以上接続して設けると共に2以上の
    計数ユニットに対応して検知部を設け、該検知部からの
    信号に基づき前記計数ユニット内を通過する玉数を演算
    表示することを特徴とする玉計数機。
  2. 【請求項2】 少なくとも玉を受け入れ一時滞留すると
    共に下部にある玉排出口に集めるホッパーと、該ホッパ
    ーの玉排出口に接続して設けると共に玉を複数列に整列
    しかつ所定角度の傾斜を有した底板に対して前記玉排出
    口近傍の基端側から先端側に徐々に狭めて玉を1つずつ
    通過させる計数ユニットとを少なくとも具備して前記計
    数ユニットにつまり防止装置を設けてなり、該つまり防
    止装置は前記計数ユニット上面に進退運動可能な規制板
    を設け、かつ該規制板を進退運動させる駆動部を設けて
    いることを特徴とする玉計数機。
  3. 【請求項3】 前記駆動部は、ソレノイドと、該ソレノ
    イドのプランジャーに回動自在に連結してプランジャー
    の進退運動を増幅するリンクとからなる請求項2記載の
    玉計数機。
  4. 【請求項4】 玉を受け入れ一時滞留すると共に下部に
    ある玉排出口に集めるホッパーと、該ホッパーの玉排出
    口に接続して設けると共に玉を複数列に整列し通過させ
    る計数ユニットと、該計数ユニットの各列を通過する各
    玉を検知する検知部と、該検知部の信号に基づき前記計
    数ユニット内を通過する玉計数を演算表示する表示部と
    からなる玉計数機において、前記玉排出口と前記検知部
    との間に玉の流通量を制御する計数シャッターを設け、
    かつ前記検知部の下流に一定量の玉を貯留可能であると
    共に一定量の玉を排出するタンクを設けたことを特徴と
    する玉計数機。
  5. 【請求項5】 前記タンクに玉排出量を制御するシャッ
    ターを設けた請求項4記載の玉計数機。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331440A (en) * 1976-09-02 1978-03-24 Takeshi Hashimoto Pachinko game ball supplying device
JPS53135080U (ja) * 1977-03-30 1978-10-25
JPS60177878U (ja) * 1984-05-04 1985-11-26 株式会社 ソフイア ゲーム機の賞球排出装置
JPH04129584A (ja) * 1990-09-20 1992-04-30 Ace Denken:Kk パチンコ玉計数機の計数装置

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