JPH04117558U - 植物栽培ハウスにおけるシート開閉装置 - Google Patents

植物栽培ハウスにおけるシート開閉装置

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JPH04117558U
JPH04117558U JP1991027696U JP2769691U JPH04117558U JP H04117558 U JPH04117558 U JP H04117558U JP 1991027696 U JP1991027696 U JP 1991027696U JP 2769691 U JP2769691 U JP 2769691U JP H04117558 U JPH04117558 U JP H04117558U
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウス棟部をハウス全長にわたって開閉でき
るようにしてハウス内部の温度管理を行うこと。 【構成】 第1シート4及び第2シート5からなるビニ
ールシートでハウスを覆い、第1シート4はハウス棟部
に載置した可動軸6に固定され、第2シート5はハウス
棟部に直接固定され、ハウス棟部に軸架された固定軸2
1と上記可動軸6とを紐23で連結し、上記固定軸21
がハウスの枠体2に設けた軸受保持体15の二股支持部
18に回動自在に嵌合されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、植物栽培ハウスにおけるシート開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アーチ状の枠体を連続して設置し、この枠体群にビニールシートを被覆してハ ウス状の栽培室を形成する所謂ビニールハウスにおいては、ハウス内部の温度管 理が重要な課題である。ハウス内が高温になったときにハウス内部を換気する目 的でハウス棟部に天窓を設けたものが知られているが、上記天窓は設備費が高価 であって一般に普及する迄に至っていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、ハウス棟部をハウス全長にわたって開閉で きるようにしてハウス内部の温度管理が容易に行えるシート開閉装置を提供する ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案において課題を解決するための手段は、アーチ状の枠体を複数本並列し 、並列された枠体群に上記枠体の左右半分ずつを第1シート及び第2シートから なるビニールシートで覆い、上記第1シートの側端はハウス棟部に載置した可動 軸に固定され、上記第2シートはハウス棟部に直接固定され、ハウス棟部に軸架 された固定軸と上記可動軸とを紐で連結し、上記可動軸又は上記固定軸を回転す ることによってハウス棟部のビニールシートを開閉するシート開閉装置において 、上記固定軸が一端が上記枠体に固定するための取付基端部に形成され該取付基 端部に設けた腕杆及び該腕杆に設けた二股支持部を備えた軸受保持体の上記二股 支持部に回動自在に嵌合されていることを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】 ハウス1は、アーチ状の枠体2を複数本並列すると共に並列された枠体2を互 いに連結する横杆3によって骨組が形成され、この骨組にビニールシートを被覆 したものである。又、ビニールシートは上記枠体2を正面からみて垂直線を中心 に左側部分を覆う第1シート4と、右側部分を覆う第2シート5とに分割されて おり、該第1シート4の頂部側端はハウス棟部の全長と同じ長さを有する可動軸 6に巻き付けられ、又、上記第2シート5の頂部側端はハウス棟部に直接固定さ れている。
【0006】 このため上記可動軸6を回転して第1シート4を当該可動軸6に巻き込んで行 くと、ハウス棟部において第2シート5との間に隙間7が生じハウス棟部が開口 される。
【0007】 なお、上記第1シート4及び第2シート5の裾部は何れも巻上軸8,9に巻き 付けられており、該巻上軸8,9にシート端部を巻き込むことでハウス裾部を開 口することが出来るようになっている。
【0008】 上記第2シート5の頂部側端は上記枠体2に直交する方向に固定された支持杆 10に取り付けられており、詳しくは断面C字状の上記支持杆10内にシート側 端を折り返して重合し、ジグザグ状に折曲された針金11を該支持杆10内に装 着してシートを固定している。なお、上記支持杆10は予め上記枠体2に嵌合し たコ字型金具12の爪部13に係止されており、又、該コ字型金具12の下部開 口部は楔金14で上記枠体1に固定されている。
【0009】 上記支持杆10に隣接して軸受保持体15が設けられている。この軸受保持体 15は、一端が断面コ字型の取付基端部16に形成され、該取付基端部16に固 定されかつ側面ヘ字状に折り曲げられていて上記支持杆10をまたいで上記枠体 2と平行に延びる腕杆17、ならびに該腕杆17の先端に上記枠体2と直交する 方向に開口する二股支持部18とからなる。なお、上記二股支持部18には上方 の各先端に小孔19をあけておく、又、上記取付基端部16は上記枠体2に嵌め 込み楔金20で固定されている。
【0010】 上記軸受保持体15はハウスの両端に設けられると共に、ハウス途中は適宜間 隔で設けられ、該軸受保持体15の二股支持部18にハウス棟部の全長と同一長 さの固定軸21が回動自在に嵌合されている。なお、該固定軸21を上記二股支 持部18内に嵌合したとき、二股部の各先端に設けた小孔19に針金22を挿入 し、当該針金22の先端を折り曲げておくと上記固定軸21が脱落しない。
【0011】 さらに又、上記可動軸6と該固定軸21とは紐23で連結されており、当該紐 23の長さは可動軸6が第1シート4を巻き込んでハウス棟部の開口部を最も開 けたときの可動軸6と固定軸21との距離と同じ長さとしておく。
【0012】 上記紐23が最も引き延ばされている状態において、固定軸21を回転すると 紐23が該固定軸21に巻き付けられ、従って可動軸6は当該固定軸21に向っ て引き寄せられ同時に第1シート4は巻き戻されてハウス棟部を覆う。上記可動 軸6が上記固定軸21に接合したとき、第1シート4の頂部側端は第2シート5 の頂部側端の上に重合され、これによりハウス棟部は閉塞される。なお、ハウス 棟部を開口するときは、上記とは逆に可動軸6に第1シート4を巻き付けるよう に該可動軸6を回転する。
【0013】 上記可動軸6及び上記固定軸21はハウス棟部の開閉時に回転させるので、各 軸の端部においてハウスから突出する部分に先端の断面形状が四角形の工具取付 管24,25を挿入し、両者をビス止めなどにより固定している。
【0014】 なお、ハウスは被覆したビニールが風であおられるので、シートを被覆した上 から上記枠体2に沿いかつ適宜間隔でバンド26を張設している。
【0015】 実施例は上記の構造であって、可動軸6と固定軸21が接合しているときは、 該可動軸6に固定された第1シート4の側端が第2シート5の側端の上に重合さ れていてハウス棟部は閉塞されている。この状態のとき、上記固定軸21には紐 23が巻き付けられている。
【0016】 ハウス棟部を開口する場合は、まず、可動軸6の工具取付管24に断面四角形 の図示しない工具を挿入して該可動軸6を回転する。これにより可動軸6は第1 シート4を巻き込むと共に紐23を巻き付けながら上記固定軸21から遠ざかり 、該可動軸6が支持杆10から離れた分だけハウス棟部が開放される。なお、紐 23が全部巻き戻されると可動軸6は回転できなくなり、このときハウス棟部は 最も開放される。
【0017】 又、ハウス棟部が開口されたときは、第1シート4及び第2シート5の裾部の 巻上軸8,9を回転して各シートの裾部を巻き上げれば、ハウス内は裾部から棟 部に向って風が通りハウス内部が換気される。
【0018】 次に、ハウス棟部を閉塞する場合は、固定軸21をその工具取付管25に工具 を挿入して当該軸を回転する。固定軸21を回転すれば紐23が該固定軸21に 巻き付けられると共に、可動軸6は第1シート4を巻き戻しながら固定軸21に 向って引き付けられ、該可動軸6が上記支持杆10上に達したときにハウス棟部 は閉塞される。そして固定軸21を回転し続けると可動軸6は上記支持杆10を 乗り越えて該固定軸21に接合し、このため可動軸6に固定した第1シート4は 第2シート5上に重合し、当該部を完全に閉塞する。
【0019】 さらに又、上記巻上軸8,9を巻き戻してシート裾部を下げれば、ハウス全体 がビニールシートで被覆されることになる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、ハウスに被覆するビニールシートが第1シートと第2シートに分割 されていて、第1シートは可動軸に固定され第2シートはハウス棟部に直接固定 され、ハウス棟部に設けた固定軸と上記可動軸を紐で連結したシート開閉装置に おいて、上記固定軸をハウス枠体に固定した軸受保持体の二股支持部に回動自在 に軸架するようにしたものであるから、ハウス棟部をハウス全長にわたって開閉 できるのでハウス内部の温度管理が容易なこと、及び上記軸受保持体はビニール シートの被覆作業後に設置できるためシートを損傷しないで済むことなどの効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のシート開閉装置を表わす全体の
斜視図である。
【図2】図2は同平面図である。
【図3】図3は同正面図である。
【図4】図4は軸受保持体の斜視図である。
【図5】図5は可動軸及び固定軸の軸端を表わす斜視図
である。
【図6】図6はビニールハウスの一部を表わす斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ハウス 2 枠体 3 横杆 4 第1シート 5 第2シート 6 可動軸 7 隙間 8 巻上軸 9 巻上軸 10 支持杆 11 針金 12 コ字型金具 13 爪部 14 楔金 15 軸受保持体 16 取付基端部 17 腕杆 18 二股支持部 19 小孔 20 楔金 21 固定軸 22 針金 23 紐 24 工具取付管 25 工具取付管 26 バンド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ状の枠体を複数本並列し、並列さ
    れた枠体群に上記枠体の左右半分ずつを第1シート及び
    第2シートからなるビニールシートで覆い、上記第1シ
    ートの側端はハウス棟部に載置した可動軸に固定され、
    上記第2シートはハウス棟部に直接固定され、ハウス棟
    部に軸架された固定軸と上記可動軸とを紐で連結し、上
    記可動軸又は上記固定軸を回転することによってハウス
    棟部のビニールシートを開閉するシート開閉装置におい
    て、上記固定軸が一端が上記枠体に固定するための取付
    基端部に形成され該取付基端部に設けた腕杆及び該腕杆
    に設けた二股支持部を備えた軸受保持体の上記二股支持
    部に回動自在に嵌合されていることを特徴とする植物栽
    培ハウスにおけるシート開閉装置。
  2. 【請求項2】 二股支持部の二股各先端には小孔が設け
    られており、該小孔に固定軸脱落防止のための針金を挿
    入することを特徴とする請求項1に記載の植物栽培ハウ
    スにおけるシート開閉装置。
JP1991027696U 1991-03-29 1991-03-29 植物栽培ハウスにおけるシート開閉装置 Expired - Lifetime JPH0733646Y2 (ja)

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JPH0733646Y2 JPH0733646Y2 (ja) 1995-08-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676895U (ja) * 1979-11-21 1981-06-23
JPS6137246U (ja) * 1984-08-11 1986-03-07 狭山精密工業株式会社 合成樹脂粒体清浄装置

Patent Citations (2)

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