JP3054396B2 - シート掛け装置 - Google Patents

シート掛け装置

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JP3054396B2
JP3054396B2 JP10031190A JP3119098A JP3054396B2 JP 3054396 B2 JP3054396 B2 JP 3054396B2 JP 10031190 A JP10031190 A JP 10031190A JP 3119098 A JP3119098 A JP 3119098A JP 3054396 B2 JP3054396 B2 JP 3054396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は栽培作物、特に、温
室内の畝に植えた苗等に保温シートを掛けるためのシー
ト掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
温室は、栽培作物の育成を促進するため、昼間はビニー
ルシートを巻き取り、太陽光線を取り入れて暖める一
方、夜間は保温のためにビニールシートを展開して閉鎖
される。このため、従来より、前述の開閉作業に要する
労力を軽減すべく、種々の工夫が行われている。しか
し、夜間の冷え込みが強くビニールシートを展開して温
室を閉鎖しただけでは保温が十分でない場合がある。こ
のような場合には、苗を植えた畝に所定ピッチでアーチ
状フレームを立て、このアーチ状フレームに沿って保温
用ビニールシートを掛け、苗を二重に覆う必要がある。
【0003】しかしながら、前記アーチ状フレームに保
温用ビニールシートを掛ける作業は、多くの労力を必要
とするにもかかわらず、手間がかかり、機械化が困難で
あった。特に、長い畝に立設したアーチ状フレームに沿
って保温用ビニールシートを掛ける作業を機械化しよう
とすると、装置が大型化,複雑化し、高価となるので、
実用的でなく、実質的に労力の軽減を図ることが困難で
あるという問題点がある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、シート掛け
作業に要する労力の軽減を、簡易な構造で安価に実現で
きるシート掛け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるシート掛
け装置は、前記目的を達成するため、所定の間隔で平行
に張り渡した複数本のガイド用ロープと、このガイド用
ロープの少なくとも1本に巻き付けて両端を前記ガイド
用ロープに架け渡した回動可能なスライド軸と、このス
ライド軸から吊り下げた複数の支持体に回動可能に架け
渡した第1巻取軸と、この第1巻取軸に一端を固定した
吊り下げ体を介して吊り下げられた第2巻取軸と、この
第2巻取軸に一端縁部を固定し、前記吊り下げ体ととも
に巻き取り可能なシートと、前記スライド軸および第1
巻取軸の一端側に取り付けられた駆動手段と、この駆動
手段にスライド可能に取り付けられ、かつ、下端近傍に
前記第2巻取軸の一端部を回動可能に支持する垂直ガイ
ド軸と、からなる構成としてある。また、前記支持体の
少なくとも1つが、前記ガイド用ロープに係止してスラ
イド軸を軸心方向に位置規制するものであってもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる実施形態を
図1ないし図7の添付図面に従って説明する。第1実施
形態にかかるシート掛け装置は、図1に示すように、所
定間隔で平行に張り渡したガイド用ワイヤロープ10,
11に、スライド軸20の両端近傍をそれぞれ巻き付け
て吊り下げたものである。
【0007】すなわち、前記ガイド用ワイヤロープ10
および11は、支柱12,12および13,13にそれ
ぞれ架け渡して平行に並設した金属パイプ14,15
に、両端をそれぞれ固定して平行に張り渡されている。
そして、ガイド用ワイヤロープ10の外側近傍には、ス
ライド軸20を支持するガイド用ワイヤロープ16が平
行に張り渡されている。
【0008】前記スライド軸20は、その両端近傍に吊
り下げた板状支持体21,21に第1巻取軸23の両端
をそれぞれ挿通して回動可能に吊り下げてある。さら
に、スライド軸20および第1巻取軸23は、その一端
をギヤボックス24に接続することにより、着脱可能な
ハンドル20a,23aを介してそれぞれ回動可能とな
っている。
【0009】また、第1巻取軸23は、一端部を固定し
た複数の吊り下げ体25を介し、第2巻取軸26を吊り
下げている。この第2巻取軸26には畝30の表面を覆
うビニールシート27の一端縁部が固定され、前記吊り
下げ体25と共に巻き取り可能となっている。さらに、
第2巻取軸26の一端は、前記ギヤボックス24にスラ
イド可能に取り付けられたガイド軸28の下端近傍に、
回動可能に支持されている。このため、着脱可能なハン
ドル26aを介してビニールシート27を巻き取ること
ができる。したがって、第1巻取軸23を回動して吊り
下げ体25を巻き取ることにより、第2巻取軸26が引
き上げられると、垂直ガイド軸28がギヤボックス24
の側面に沿って上方にスライドする。このため、作業中
における第2巻取軸26の揺れが小さくなり、円滑なシ
ート掛け作業を行うことができる。
【0010】なお、前記ギヤボックス24には、スライ
ド軸20および第1巻取軸23の逆回転を防止するため
にロック機構がそれぞれ内蔵されており、第2巻取軸2
6にもヒモ等からなる図示しないロック機構が設けられ
ている。また、前記吊り下げ体25は、線状あるいは巾
広のシート状であってもよい。
【0011】次に、前述の構成を有するシート掛け装置
の操作方法について説明する。ただし、説明の便宜上、
図3ないし図5においてギヤボックス24は図示しな
い。まず、図3に示すように、スライド軸20がガイド
用ワイヤロープ10,11の左端に位置し、吊り下げ体
25が展開して第2巻取軸26が折り畳まれたシート2
7の上に乗っている。このとき、第2巻取軸26にはビ
ニールシート27の約半分が巻き取られている。
【0012】そして、第1巻取軸23を回転させて吊り
下げ体25を巻き取ることにより、第2巻取軸26を最
上位まで引き上げる。このとき、第2巻取軸26は回動
することなく、折り畳まれたビニールシート27を伸展
させながら上昇する。ついで、スライド軸20を回転さ
せると、ワイヤロープ10,11が巻き取られると同時
に解放されるので、スライド軸20は、回転しながら移
動する。このため、ビニールシート27が支柱13側に
引き出され、畝30の上方を移動する。さらに、スライ
ド軸20が畝30の上方を移動中に第2巻取軸26のロ
ック機構を解除し、第2巻取軸26に巻き取ったビニー
ルシート27を展開しながら移動させる(図4)。
【0013】そして、スライド軸20がワイヤロープ1
0,11の右端に達した場合に、スライド軸20の回動
作業を停止する。そして、第1巻取軸23のロック機構
を解除すると、第2巻取軸26およびビニールシート2
7の自重により、第1巻取軸23が回動して吊り下げ体
25を展開する。このため、ビニールシート27が畝3
0に立設したアーチ状フレーム31に沿って覆い、シー
ト掛け作業が完了する(図5)。
【0014】次に、ビニールシート27を取り払い、畝
30を開放する場合には、第1巻取軸23を回動させて
吊り下げ体25を巻き取り、第2巻取軸26を引き上げ
る。そして、スライド軸20を前述の動作と逆方向に回
転させてワイヤロープ10,11の左端まで移動させて
も、ビニールシート27は半分に折り畳まれた状態で畝
30の左側半分を覆っている。このため、第2巻取軸2
6を回転させてビニールシート27を巻き取り、畝30
全面を露出させる。そして、第1巻取軸23を回転させ
て吊り下げ体25を展開し、元の状態に復帰させること
により、シート除去作業が完了する。
【0015】第2実施形態は、図6に示すように、板状
支持体21の代わりに、ボックス状支持体22を使用し
た場合である。すなわち、このボックス状支持体22に
は、例えば、図7に示すように、スライド軸20および
第1巻取軸23の一端が挿通されている。そして、ガイ
ド用ワイヤロープ10,11は、滑車22aを介して引
き出されている。また、ボックス状支持体22から突出
するスライド軸20および第1巻取軸23の基部には、
抜け止め用Cリング22bがそれぞれ取り付けられ、位
置規制されている。さらに、ガイド用ワイヤロープ16
がスライド軸20の略中央に巻き付けて張り渡されてい
る(図6)。
【0016】したがって、本実施形態によれば、Cリン
グ22bによってスライド軸20に抜け止めされたボッ
クス状支持体22がワイヤロープ10,11に係止し、
スライド軸20の軸心方向の位置ずれを防止する。この
ため、長期間、使用してもスライド軸20がワイヤロー
プ10,11から脱落することがなく、信頼性,操作性
が向上するという利点がある。他は前述の第1実施形態
とほぼ同様であるので、説明を省略する。
【0017】なお、畝30の上に立設したアーチ状フレ
ーム31にシート27を掛ける場合、形成されるトンネ
ルの両端開口部は、ビニールシート27を長めに被せる
ことにより、ビニールシート27の自重によって閉じて
もよい。また、畝30の両端に位置するアーチ状フレー
ム31だけに別のビニールシートを予め被せておき、ビ
ニールシート27で畝30の表面を直接被覆してもよ
い。
【0018】また、前述の操作方法では、手動でスライ
ド軸20および第1,2巻取軸23,26を回動させて
操作する方法について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、例えば、ポータブルのモータでギヤボックスの軸等
を操作してもよい。
【0019】さらに、前述の実施形態では、2枚の板状
支持体21あるいは2つのボックス状支持体22で第1
巻取軸23を吊り下げる場合について説明した。しか
し、必ずしもこれに限らず、より長い畝をシートで覆う
場合には、これらを組み合わせることにより、あるい
は、3つ以上の支持体で第1巻取軸を吊り下げてもよ
い。また、スライド軸のたわみを防止すべく、より多く
のガイド用ロープでスライド軸,第1巻取軸を吊り下げ
るようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1にかかるシート掛け装置によれば、スライド
軸を回動させて移動させることにより、シートの一端を
引っ張って畝等を覆うことができる。このため、畝に対
するシート掛け作業の大部分を機械化でき、労力を軽減
できる。特に、構造が簡単になり、少ない部品点数で距
離の長い温室等の畝をシートで被覆できる。また、ガイ
ド用ロープでスライド軸を吊り下げているので、移動距
離を必要に応じて容易に変更できるだけでなく、高い組
立精度を必要とすることなく、スライド軸を円滑に移動
させることができる。請求項2によれば、スライド軸に
取り付けた支持体の少なくとも1つがガイド用ロープに
係止し、前記スライド軸を軸心方向に位置規制する。こ
のため、ガイド用ロープからスライド軸がずれて脱落す
ることがなく、信頼性,操作性が向上するという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1実施形態にかかるシート掛け
装置の斜視図である。
【図2】 図1に示したシート掛け装置の側面拡大図で
ある。
【図3】 図1に示したシート掛け装置の操作方法を示
す動作直前の正面図である。
【図4】 図1に示したシート掛け装置の操作方法を示
す動作途中の正面図である。
【図5】 図1に示したシート掛け装置の操作方法を示
す作業終了後の正面図である。
【図6】 本願発明の第2実施形態にかかるシート掛け
装置の斜視図である。
【図7】 図6に示したシート掛け装置の要部拡大斜視
図である。
【符号の説明】
10,11,16…ガイド用ワイヤロープ、12,13
…支柱、14,15…金属パイプ、20…スライド軸、
21,22…支持体、23…第1巻取軸、24…ギヤボ
ックス、25…吊り下げ体、26…第2巻取軸、27…
ビニールシート、28…垂直ガイド軸、30…畝、31
…アーチ状フレーム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔で平行に張り渡した複数本の
    ガイド用ロープと、 このガイド用ロープの少なくとも1本に巻き付けて両端
    を前記ガイド用ロープに架け渡した回動可能なスライド
    軸と、 このスライド軸から吊り下げた複数の支持体に回動可能
    に架け渡した第1巻取軸と、 この第1巻取軸に一端を固定した吊り下げ体を介して吊
    り下げられた第2巻取軸と、 この第2巻取軸に一端縁部を固定し、前記吊り下げ体と
    ともに巻き取り可能なシートと、 前記スライド軸および第1巻取軸の一端側に取り付けら
    れた駆動手段と、 この駆動手段にスライド可能に取り付けられ、かつ、下
    端近傍に前記第2巻取軸の一端部を回動可能に支持する
    垂直ガイド軸と、 からなることを特徴とするシート掛け装置。
  2. 【請求項2】 支持体の少なくとも1つが、ガイド用ロ
    ープに係止してスライド軸を軸心方向に位置規制するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート掛け装置。
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