JP2021085266A - 日除け装置 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、上記日除け装置は、日除けシートの他端側を壁方向に進退させることによって、窓から差し込む日光の量を調節できるようにしたり、風が強い日などは、日除けシートを壁側に折り畳んで、日除け装置が破損したりしないようにすることができる。
しかも、日除けシートと地面や床面との間に十分な高さの日陰空間を確保できるため、庭用のテーブルやいすをこの日陰空間内に収容してティータイムなどを庭先で楽しめる。
また、上記の日除け装置の場合、日除けシートは、天井部のみを形成するようになっているため、道路沿いなどにおいて、建物の敷地外からの視線を防ぎにくいという問題がある。
すなわち、スライド部が側フレームに沿ってスムーズにスライドし、進退手段によって、容易に日除けシートの他端を進退させることができる。
すなわち、連結バーによってスライド部が連動して動くようになるとともに、ウェート部材の重みで、日除けシートがまっすぐと伸びた状態で進退するとともに、風によって日除けシートが、はためかないようになる。
すなわち、側フレームの間隔を一定に保持できるとともに、横桟部材によって日除けシートが受けられ、天部下方への日除けシートの弛みを防止できる。
すなわち、側面日除けシートによって、側フレームの側面方向からの日差しや視線を遮ることができる。
したがって、この日除け装置は、日除けシートが、その他端の前支柱部の所望高さ位置まで、覆うことができ、建物の壁から前支柱部までの長さを短くしても、太陽の高度に応じた日除けを確実にできる。
また、敷地外からの視線も防ぐことができる。
図1〜図6は、本発明の1つの実施の形態をあらわしている。
日除けシート1は、合成繊維製のメッシュ状織布からなり、一端が後述する進退手段6によって日除けシート1が進退する方向に回転自在な後述する進退手段6の巻回ローラ63に固定され、他端が後述するウェート部材4の連結バー42が取り付けられている。
天部21は、前支柱部23側に向かって一定下り勾配になっている。
天部21の水平面に対しての勾配角は、後述するウェート部材4の自重によってスライド部41が天部21の下り勾配によって下降するようにできれば、特に限定されない。
ベース板24は、必要に応じてアンカー等の金具(図示せず)で地面に固定されるが、前支柱部23の下端部とともに、コンクリート基礎に埋設されてもよい。
湾曲部22は、上に凸で前支柱部23に向かって徐々に接線が垂直に近づく湾曲形状をしていて、天部21の下端と、前支柱部23の上端との間を滑らかに連結している。
スライド部41は、図5に示すように、略U字形をした本体部41aと、3つのガイドローラ41bを備えている。
連結バー42は、スライド部41の側フレーム2に沿ったスライドを阻害しない位置で両スライド部41を連結するとともに、日除けシート1の他端に設けられた筒状固定部12に挿通されている。
すなわち、日除けシート1の他端は連結バー42を介してウェート部材に固定されている。
巻回ローラ63は、両側フレーム2の天部21間にその回転軸が回転自在に支持されているとともに、日除けシート1がその一端を固定された状態に巻回されている。
操作ハンドル62は、この操作軸61aの下端に設けられた環状の受部に、上端のフックを軽視することによって操作軸61aに着脱可能になっている。
そして、進退手段6は、操作ハンドル62を操作して操作軸61aを左右いずれかに回転させることによって、巻回ローラ63を日除けシート1の巻き取り方向あるいは送り出し方向に回転させて、日除けシート1を巻き戻し送り出しできるようになっている。
なお、ベース板32は、必要に応じてアンカー等の金具で地面に固定されるが、支柱本体31の下端部とともに、コンクリート基礎に埋設されてもよい。
支柱本体31間には、巻回ローラ63の上部で日除けシート1の一端側を覆うカバー7が設けられている。
シート本体51は、日除けシート1と同じ材質のメッシュ状織布で形成されていて、その外縁が、略側フレーム2および後支柱部3の支柱本体31に沿う形状をしている。
対となる支持テープ52は、図示していないが、一方の支持テープ52に面ファスナーの雄部材が取り付けられ、他方の支持テープ52に面ファスナーの雌部材が取り付けられている。
また、シート本体51は、図において、二点鎖線で示す水平方向の中間位置で2枚の分割シートからなり、この分割シートが、二点鎖線で示す位置でファスナー接合されていて、ファスナーのスライダーを上方に上げることによって、二つ割りにして、支持テープ52を解除しなくても、日除け装置Aの側面方向を必要に応じて開放できるようになっている。
したがって、日除けシート1の他端には、ウェート部材4の荷重がかかり、日除けシート1の他端の前支柱部23方向への進出(巻き戻し)長さが変わっても、日除けシート1が常に伸張状態を保つ。
すなわち、この日除け装置Aは、進退手段6の操作ハンドル62を操作することによって、日除けシート1の他端を天部21の後支柱部3側から前支柱部23の下端の自由な位置に進退させることができる。
また、敷地外からの視線も防ぐことができる。
また、この日除け装置Aは、日除けシート1の他端にウェート部材4が取り付けられているとともに、ウェート部材4のスライド部41に、重力によって、スライド部が側フレーム2に沿って常に傾斜に沿って下降する方向に力か加わっているので、日除けシート1は常に伸張状態に保たれる。
上記の実施の形態では、前支柱部が垂直に立設されていたが、水平面に対し少し傾斜していても構わない。
上記の実施の形態では、側面日除けシートの横桟部に巻回された支持テープが面状ファスナーによってループ形状を保持するようになっていたが、支持テープにボタンと、ボタン孔を設けて、ボタンをボタン孔に嵌合して、ループ形状を保持するようにしてもよいし、2本の支持テープの先端部を結ぶようにしても構わないし、支持テープを設けず、側面日除けシートの周縁部にはと目孔を設け、必要に応じでこのはと目孔に紐を通し、この紐を横桟部に結び付けるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、操作ハンドルで縦軸を回転させて回転軸を回転させるようにしていたが、回転軸に直結したスプロケットにループ状にしたチェーンをかけ、チェーンの操作によって回転軸を回転させるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、側フレームの天部後端側が後支柱部によって支持されていたが、建物躯体への取り付けが可能であれば、側フレームを建物躯体に直接固定するようにしても構わない。
H 建物
W 掃き出し窓
1 日除けシート
2 側フレーム
21 天部
22 湾曲部
23 前支柱部
24 ベース板
3 後支柱部
31 支柱本体31
32 ベース板
4 ウェート部材
41 スライド部
41a 本体部
41b ガイドローラ
41c 軸
42 連結バー
5 側面日除けシート
51 シート本体
52 支持テープ
6 進退手段
61 ギヤボックス
61a 操作軸
62 操作ハンドル
63 巻回ローラ
Claims (6)
- 日除けシートと、この日除けシートの両側を支持する一対の側フレームを備え、
前記側フレームが、天部と、この天部の前端側を支持する前支柱部を有するとともに、
後端側を建物の壁または後支柱部に支持されるとともに、
前記日除けシートの長手方向の一端を前記建物の壁または後支柱部側に固定した状態で、前記日除けシートの他端を前記一端側から遠ざかる方向に進退させて日差しを調整する前記日除けシートの進退手段を備える日除け装置であって、
前記側フレームの前記天部が、後端側から前端側に向かって下り勾配となっていて、前記天部の下端と、前記前支柱部の上端が、下り勾配が徐々に大きくなる湾曲部を介して連設されているとともに、
少なくとも前記側フレームのそれぞれに前記側フレームの天部から前記前支柱部の下端部までスライド自在に装着されるスライド部と、前記日除けシートの他端部を固定する固定部を有するウェート部材を備え、
前記天部が、前記スライド部の自重により、前記スライド部を前記日除けシートの他端とともに前記天部の下り勾配に沿ってスライド可能な勾配角になっていることを特徴とする日除け装置。 - 前記ウェート部材は、前記スライド部が、他方のスライド部方向に開口を有する平面視略U字形をしているとともに、前記側フレームの壁面に当接するガイドローラを内部に備えている請求項1に記載の日除け装置。
- 前記ウェート部材は、前記スライド部同士が、前記スライド部のスライドを妨げない位置で連結バーによって連結されていて、前記日除けシートの他端部が前記連結バーに固定されている請求項1または請求項2に記載の日除け装置。
- 前記側フレーム同士が、前記スライド部のスライド方向に間欠的に設けられた複数の横桟部材によって連結されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の日除け装置。
- 前記進退手段が、前記建物の壁または後支柱部側に水平な回転軸を有する巻回ローラを備え、
前記日除けシートが、前記巻回ローラの回転軸中心での回転によって巻き取り巻き戻し可能に、その一端を前記巻回ローラに固定されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の日除け装置。 - 前記側フレームの側面を覆う側面日除けシートを備えている請求項1〜請求項5のいずれかに記載の日除け装置。
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Citations (5)
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JP2004132053A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Kazunobu Shibata | 日除け装置及び汎用取付け装置 |
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2019
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