JPH04117395A - ペプチドの溶解および反応媒質、これを使用するペプチドの合成方法 - Google Patents

ペプチドの溶解および反応媒質、これを使用するペプチドの合成方法

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JPH04117395A
JPH04117395A JP2413572A JP41357290A JPH04117395A JP H04117395 A JPH04117395 A JP H04117395A JP 2413572 A JP2413572 A JP 2413572A JP 41357290 A JP41357290 A JP 41357290A JP H04117395 A JPH04117395 A JP H04117395A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はペプチド合成に使用する溶解および反応媒質、
ならびに、この媒質中でのペプチド合成方法に関する。
ペプチドの液相合成方法は多数あるが、次の点で共通し
ている。
ペプチド合成の終りに分離できる保護基で、アミノ酸の
側鎖の官能基を保護してもよく、 アミノ酸縮合の後に分離できる保護基で、アミノ酸の官
能性(Nα)アミノ基を保護し、 アミノ酸の保護されている官能性カルボン酸基を活性化
し、末端官能基のCが保護され、官能性アミノ基が、遊
離している。ヘプチドまたはアミノ酸と縮合させ、 すべてのアミノ酸を縮合させた後に、保護基をすべて分
離してペプチドを得る縮合反応は、たとえばMerri
field合成によって不均一相またば均一液相におい
て縮合させることができる。
一般に、ペプチド合成には、アミノ酸の末端官能性カル
ボン酸基のCをエステルの形で保護することが必要であ
る。
ペプチドの均一相合成の場合は、下詑のエステルを選ぶ
ことができる。
メチル、ベンジルまたはt−ブチルのエステル;有機溶
媒に可溶なポリマーのエステル、たとえばM、Mutt
erらのJulius  Liebigs  Anno
len  der  Chemie  1975.pp
、901〜915に記載のポリエーテルのエステル;お
よび本出願人のフランス特許出願89 06700に特
許請求したGPCエステルはさらに良好である。
ペプチドの不均一相合成の場合は、有機溶剤に不溶なポ
リマーのエステルが特に好ましい。たとえば次のポリマ
ーを挙げることができる。
R,B、 Merr if ie ldノJ、 A、 
C,S、 p、 2149.2154 (1963)に
よって導入されたスチレンジビニルベンゼンコポリマー
;E、Atherton、R,C,5heppardの
J、A、C,S、97.p6584.6585 (19
75)のポリジメチルアクリルアミド−co−B。
C−β−Ala −N’ −アクロイリルーへキサメチ
レンジアミン;Tregearらの米国特許3 700
 609およびChem、Abs t、71p5082
41  (1969);およびセルロース。
ペプチドの不均一相合成は、撹拌機つき反応器、反応カ
ラム、または他の技術たとえば膜の使用によって実施す
ることができる・最終生成物の収率および純度は、各工
程の収率に依存する。これは、一方において損失の相果
的坩加、他方において副生物から所望の生成物を分離す
る問題にもとづく。この問題はアミノ酸の員数が増加す
ると、合成過程において大きな問題となる。
その他、均一液相媒質において縮合を行う特殊な場合に
、これらすべての方法は、同一の欠点を伴なう:中間的
に保護されたアミノ酸またはペプチドの溶解度は小さい
ので、体積的生産性が低い。
この欠点は次の多くの著者によって指摘されている、M
、Nar i ta、K。
Ishikawa、J、Y、ChenおよびY、Kim
、Int、J、Peptide  Protein  
Ros、24580 (1984)、E、Grossお
よびJ、Meienho−fer、The  Pept
ides:AnalysisSynthesis、Bi
ology、Academic  Press、1゜4
5、  (1979)。
M、MutterおよびE、Bayer、The  P
eptides:Analysis、5ynthesi
s、Biology、Acadernic  Pres
s、2,288 (1980)。
FuhrhopおよびPenzcin、Organic
  5ynthesis。
Verlag  Chemie、4.1.2.Pept
ides、219 (1984a)体積単位についての
生産性は、水不溶性溶剤たとえばクロロホルムまたは酢
酸エチルを使用するときに、特に低い。たとえばN−(
2−ニトロ−フェニルスルフェニル)−αベンジル−フ
ェニルアラニル−Nωニトロ−L−アルギニンの4−二
トロベンジルエステルは、クロロホルムを溶剤として1
1につき0.016モルを合成する:E、Wu”n5c
h、Methoden  der  Organisc
hem  Chemie、XV−2,5ynthese
  von  Peptiden、Georg  Ch
ieme  Verlag、108 (1974)また
ベンジルオキシカルボニル−し−プロピル−L−チロシ
ンのメチルエステルは、酢酸エチルを溶剤として11に
つき0.050モルを合成する:M、B。
clansky、A、Bodansky、The  P
ractice  of  Peptide  5yn
thesis、Springer−Verlag、14
0 (1984)。
水溶性溶剤は特に不便であって、はとんど利益がない。
実際、高濃度の媒質中でペプチド合成を行うときには、
水洗によって直接精製することができないが、精製は導
入された過剰の反応剤および副反応生成物を除去するた
めに必要である。
そのため、水溶性溶剤を通常蒸留し、次に水不溶性溶剤
で置換えて洗浄する。
これは精製工程において大量の溶剤を必要とするので、
かきの問題と同じことになる。しかも反応物質の処理は
、蒸留および再溶解という操作が加わるのでさらに複雑
となる。
それ故テトラヒドロフラン中、2モル/lで調製したジ
ペプチドZ−Cys(S−BZ b) −Ty r  
OE tは、水洗前に0.1モル/1として酢酸エチル
中に移す:M、Bodansky、The  Prac
tice  of  Peptide  5ynthe
sis、Springer−Verlag、129 (
1984)。
保護されたジペプチドZ−Lys  (Z)−GIV−
○Etは、アセトニトリル中、0.13/lで合成し、
最初の溶剤を酢酸エチル中、0.05モル/1に置換え
た後精製した(同上文献150.1984)。同様にZ
−A l a−Ty r −0CH3は、ジメチルホル
ムアミド中、0.3モル/1で合成し、水洗精製の前に
酢酸エチル中に0.1モル/lとして移した(同上文献
148.1984)。
一般に極性を有する水溶性溶剤の使用は、産業衛生上の
問題(DMS○、HMPT)および化学的選択計面の問
題で、さらに不利を伴なう。一般に、極性溶剤は、活性
Nを保護されているアミノ酸のラセミ化に実際に好都合
である:D、SKemp、Peptides、Anal
ysis、5ynthesis、Biology;1,
354−355.1979゜それ故、水不溶性の有機溶
剤中でペプチド中間体の濃度が高く、かつ工業的生産の
要求を満たす溶液を得ることは、いまだ解決されていな
い。
本発明の目的は、ペプチド縮合収率を向上させる反応媒
質を提供することである。また本発明の他の目的は、ペ
プチド、一般に2〜50個のアミノ酸、特に3〜20個
のアミノ酸からなるペプチドの合成および精製全容易に
行う反応媒質を見出すことである。
さらに他の目的は、高い濃度、たとえば少なくとも0.
1M、一般に0.2Mで均一媒質中でペプチドを合成で
きる反応媒質を提供することである。
これらの目的、および後に明かになる目的は水不溶性溶
剤の群から選ぶ希釈剤AとフェノールBを含む、ペプチ
ドの合成および精製に使用する溶解および反応媒質によ
って達成することができる。
フェノールBの量は希釈剤Aの少なくとも1/200で
あることが好ましい。
この上限は厳密なものではないので、希釈剤Aなしに、
純粋または混合物のフェノールBを使用することも、次
の条件において、本発明の範囲に含まれる:フェノール
Bは、融点が高くとも50℃(本明細書において、特記
しない限りは数字のゼロは重要な意味を有しない);フ
ェノールBは、減圧することもできる蒸留によって反応
生成物から分離することができる; フェノールBは、いかなる割合でも水と混合しない。
フェノールBは、水洗によって副生物の除去全妨げる安
定な乳濁液全形成しない ハロゲン化フェノール、特にジクロロフェノールが有利
であり、モノクロロフェノールが好ましく、なおたとえ
ば低分子量のアルコールフェノールも上記条件に適合す
る。
単独で使用することもできるが、上記条件を満足するフ
ェノールは、希釈剤Aと混合して使用できる有用なフェ
ノール類を含むことができる。
しかし、1つの希釈剤Aと1つのフェノールBを使用す
ることが好ましい。
フェノールB対希釈剤Aの重量比は、1/Z00〜1.
1/20〜1/2が好ましい。この重量比は、狭義のフ
ェノール(C6H50H) または分子量がこれと著し
く相違しないフェノール類にも適用される。
高分子量のフェノール類には、モル/lの濃度を少なく
とも510  Mとし、領 1〜2Mが有利であり、0
.5〜1.5Mが好ましい。
希釈剤AおよびフェノールBは、すべての割合で混合し
ないときは、フェノール類含量の上限は、2つの限度、
すなわち上記限度および溶解度の限度より低いここで、
フェノールBは、フェノール類およびその混合物を含む
ものとする。
希釈剤Aは、フェノール(C6H50H)の重量の少な
くとも1%、好ましくは少なくとも2%を溶解するのに
十分な極性を有し、かつ水と、すべての割合では混合し
ない十分な疎水性を有する有機溶剤である。
水は希釈剤Aを多くとも10重量%、さらに多くとも1
重量%を溶解しないことが好ましい。これは第3の溶剤
としてフェノールBが存在するときも同様である。
希釈剤Aは石油留分を含む混合物でもよい。勿論、操作
条件において、希釈剤Aばフェノール類およびペプチド
合成に使用する反応剤に対して不活性であることが必要
である。
好ましい希釈剤は、芳香族誘導体、エーテル、エステル
およびハロゲン化溶剤からなる群から選ぶ。
これらの希釈剤としては、ハロゲン化脂肪族誘導体とし
てジクロロメタン、12−ジクロロエタン、1,1.1
−トリクロロエタン;芳香族誘導体としてトルエン;ハ
ロゲン化芳香族誘導体としてクロロベンゼン;エステル
として酢酸エチル、酢酸イソプロピル;エーテルとして
t−ブチル−メチルエーテルおよびアニソールを挙げる
ことができる。
工業的経済の理由から、希釈剤Aは大気圧で蒸留可能か
、または−次または二次の真空で蒸留できることが好ま
しい。
一般にフェノールBは次の一般式(I)で示される化合
物およびそれらの混合物の群から選ぶ。
(R1) nAr  OH(■) 式中、Arは単環もしくは多環の複素環または非複素環
の芳香族基を表し、置換基R1は、同一または相違して
いてもよく、次の原子または基を表す:ハロゲン、好ま
しくはふっ素、塩素、臭素;基−Z−R2(Zは一重結
合または酸素を表し、R2は水素、ヒドロキシ化または
モノもしくはポリハロゲン化されていてもよい多くとも
8個の炭素原子を含むアリール基またはアルコール基を
表す)nは、ゼロまたは多くとも芳香族核の置換可能な
位置の数に等しい整数であるアルコール基は、le  
Dictionaire  de  la  Chim
ieDuval  Presses  5cienti
fiques  Internationale  P
ar is  Vie、(1959)で定義されており
、多くとも6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖
の脂肪族残基またはアリール脂肪族残基であることがで
きる。
置換可能な位置の数は、当業者によって周知の単純な方
法によって容易に知ることができる。
たとえば、Ar=フェニル〈5、 Ar=ピリジルく4、 Ar=ナフチルく7、 Ar=キノイルく6゜ フェノールBの炭素原子は、多くとも30個が有利であ
り、多くとも20個が好ましい。
官能性フェノールの隣接位置が置換されていないか、ま
たは障害を与えない基で置換されていることが望ましい
障害を与えない基としては、三次または二次の炭素によ
って、隣接位置の基に結合されている基と考えることが
できる。
単環式化合物は、効果および価格の点でもっとも好まし
い化合物であり、六員環(ピリミジルまたはフェニル環
)を有するものが好ましい。
またZ−R2ば、水酸基を3回、好ましくは2回より多
く表すことができない式(I)において基Rは、次の基
または原子から選ぶことが有利である。
メチル、エチル、プロピル、ブチル、 トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、メトキシ
、エトキシ、プロピロキシ、ブチロキシ、フェニル、ヒ
ドロキシフェニルおよびArOH。
フェノキシ、ヒドロキシフェノキシ、 ふっ素、塩素、臭素。
フェノールの分子量を高めないために、式(I)のnは
、多くとも5とし、多くとも3とすることが好ましい。
良好な結果を与えるフェノールとして、次のフェノール
類を挙げることができる。
一置換されていてもよいヒドロキシピリジン、一置換さ
れていてもよいヒドロキシキノリン、モノハロゲノフェ
ノール、好ましくはモノロロフェノール、ポリハロゲノ
フェノール、好ましくはポリフルオロフェノール、炭素
原子1〜4個のアルキル基、炭素原子1〜4個のアルコ
キシ基、炭素原子1〜2のペルフルオロアルキル基、2
2.2−トリフルオロエチル基で一置換または二置換さ
れたフェノール、ジフェノール、 狭義のフェノール、 一置換または二置換されていてもよいナフトール。
本発明の媒質は、保護されていてもよいアミノ酸を少な
くとも0.05M濃度で溶解することができる。
アミノ酸はCまたはNを保護することができる。後者の
場合、たとえばアスパラギン酸の場合には、側鎖の官能
性酸基上で活性化することもできる。アミノ酸は天然ま
たは合成であることができる。本発明の媒質は、保護さ
れているペプチドと同様に、保護されていなイヘプチド
(HCI、Pro−Gly−NH2:HCI、Hi 5
−Trp : 2HCI、Ar g−Pr o)も溶解
して、合成を行うことができる。
本発明の媒質は、アミノ酸、ペプチド、および保護化ま
たは活性化されている反応剤を同時に溶解できることに
よって、その場でアミノ酸を保護化または活性化するこ
とができる。そのように、本発明の媒質は、フェノール
Bおよび希釈剤Aの他に、縮合していないアミノ酸も含
むペプチド、および/または保護化および/もしくは活
性化する反応剤も、同時にまたは順次導入して含むとき
に、反応剤の作用をすることができる。
ペプチドは、単位のアミノ酸を含めて、CまたはNを保
護されていてもよい。
後者の場合は酸は官能性酸基上で活性化されていること
ができる。
勿論、アミノ酸の官能基は、合成において目的とする官
能性の酸基またはアミン基の他でも、もし必要であれば
当業者に慣用の技術によって同様に保護することができ
る。
本発明の媒質は、有機相におけるペプチドの溶解度を特
に増加させることができる。
一般に、フェノール性添加剤の存在なしに有機希釈剤A
中のペプチドの溶解度をベースとして、溶解度を良好に
変えることができる。
またこの媒質は、ペプチド合成の多様な工程にお′V)
で、良好な体積的収率を達成することができる。特に縮
合工程における生産性を向上させる。
本発明の媒質の多くの利点のうち、特にNが保護され、
Cが活性化されているアミノ酸またはペプチドと、Cが
保護されていないアミノ酸またはペプチドとの縮合がこ
の媒質中で反応させるとき、極めて容易であることに注
意したい。これは、約20員さらに50員までのオリゴ
ペプチドの合成に極めて有用である。これは本発明の媒
質が同時または順次に導入する成分として次のものを含
み、反応剤の作用をするときに著しい。
a)水に混合しない溶剤の群から選ぶ希釈剤A;b)フ
ェノールB; C)末端のNもCも保護されていないアミノ酸を1〜5
0個、好ましくは1〜20個含むオリゴペプチド。
フェノールBの量は、希釈剤Aの少なくとも1/200
とすることが好ましいこの上限は厳密なものではない。
フェノールB対希釈剤Aの重量比は、1/200〜1が
有利であり、1/20〜1/2が好ましい。
上記重量比は狭義のフェノール自身にも、また分子量が
C6H50Hと比べて大きくは違わないフェノール類に
ついても適用される。
分子量の大きいフェノールについて、モル/1で表す濃
度は、少なくとも5〜10   Mとし、0.1〜2M
が有利であり、0.5〜1.5Mが好ましい。
希釈剤AとフェノールBとがすべての割合では混合しな
いときフェノールの含量の上限は、上記の限度および溶
解限度より低い。
オリゴペプチドの含量は、ここでは縮合していないアミ
ノ酸の場合を含み、その含量は少なくとも10−2M、
好ましくは0.1Mとする。より高い濃度は溶解限度に
対応する。当業者が媒質中の溶解度を不十分と判断する
ならば、オリゴペプチドの懸濁液を使用できることを理
解されるであろう。
また本発明は、保護されていてもよいペプチドを液体媒
質中で合成する方法に関し、官能性酸基が保護されてい
てもよい最初のアミノ酸またはペプチドを原料とし、こ
れに官能性酸基が活性化され、官能性アミン基が保護さ
れているアミノ酸を加え、これらの反応剤を本発明の媒
質に溶解する。
同様に、本発明は保護されていてもよいペプチドを液体
媒質中で合成する方法を目的とし、最初のアミノ酸また
はペプチドを原料として、本発明によって溶解し、末端
官能性酸基のCが活性化され、末端官能性アミン基のN
が保護されている他のペプチドを、本発明の媒質中に溶
解して縮合させる。
たとえば官能性アミン基は、カルバメート基によって、
またはβジカルボニル化された化合物との反応によって
、保護される。
Nが保護された反応剤よの官能性酸基は有機酸または無
機酸の塩化物、クロロぎ酸アルキル、カルボジイミド、
またはこれらのカポニルジイミダゾールによって活性化
されたエステルまたはアシルイミダゾールによって活性
化される。
Nが保護されたアミノ酸またはペプチドを、最初のアミ
ノ酸またはペプチドと縮合させた後に、末端官能性アミ
ノ基のNは、どの方法でも遊離させることができる力板
加水分解、または酸もしくは塩基による分解、または光
分解によって行うことが有利である。
末端Cが保護された最初のアミノ酸またはペプチドは、
エステル化またはアミド化によって保護することが好ま
しい。一般にこれを反応媒質中に導入し、次に官能性酸
基または官能性ア、ミノ基が保護されたアミノ酸または
ペプチドを加える。反応剤の添加順序は限定しない。反
応が終ると、酸性、塩基性または中性溶液で水洗して副
生物および過剰の反応剤を有機相から除去する。次に官
能性アミノ基を遊離する。最後に官能性酸基が活性化さ
れ、官能性アミノ基が保護された新しいアミノ酸または
新しいペプチドを導入する。
驚くべきことに、この媒質は、アミノ酸とペプチドの反
応性を向上させ、縮合反応速度を著しく改良する。
この方法の重要な利点は、濃厚な有機相から、過剰の反
応剤および縮合副生物を単なる水洗によって除去できる
ことであり、これはフェノールの乳濁化防止によって容
易に行うことができ、これらは本発明の研究中に達成す
ることができた。過剰の反応剤は、たとえばCが活性化
されNが保護されたアミノ酸またはペプチド、あるいは
Cが保護され、Nが活性化されたアミノ酸またはペプチ
ド、さらに縮合促進触媒たとえばヒドロキシベンゾトリ
アゾール、イミダゾール、N−ヒドロキシこはく酸アミ
ドなとである。
本発明の媒質は、保護基を分離する工程で生産性を向上
することができる。なおたとえばt−ブチルオキシカル
ボニルのように酸に感応性を有する基を、通常の反応剤
、たとえばトリフルオロ酢酸または塩酸によって分離す
ることができ、また加水分解ができる基、たとえばベン
ジルオキシカルボニル、ベンジルのエーテルもしくはエ
ステル、またはアルギニンの側鎖のグアニジソ官能基を
保護するニトロ基を分離することができる。
この媒質は塩基遊離基、たとえばスルホフルオレニル−
メチル−オキシカルボニルを、通常使用される反応剤た
とえばジエチルアミンまたはピペリジンによって分離す
ることができる。また光分解可能な保護基の分離もでき
る。さらに電気化学的還元によって保護基を分離するこ
ともできる。
この方法の重要な利点は、均一相において、単純な操作
で分離工程から触媒を除去できることである。カーボン
に吸着されたパラジウムのような加水分解触媒は濾過に
よって除去されるが、酸性または塩基性の触媒は水洗に
よって除去できる。ペプチドまたはペプチド中間体は濃
厚な有機溶液として残る。
この溶解方法の他の利点としては、ペプチド合成に必要
なすべての操作に適合しており、縮合の多様な工程を直
結連結することができ、またペプチドを分離しないでも
溶剤を変えずに水洗によって保護基の分離および精製を
行うことができる。
本発明の方法は、合成を反復して行うことができるので
、自動化した形態で有利に実施することができる。
この方法は有機溶剤に余り溶解しないペプチド、たとえ
ばグリシル、アルギニル、グルタミニル、アスパラギニ
ル、セリニル、トレオニルおよびプロリニルの基を含む
ペプチドの合成に特に有利である。
この明細書で目的としないパラメータについても、本発
明の方法は、通常の条件で達成することができる。
この合成によって生成したペプチドは医薬、ワクチン、
農業用成長剤または植物防疫剤の合成に使用することが
できる。
次に実施例によって本発明を説明する力板これは本発明
を限定するものではない。
溶解試験の原型 ペプチド中間体の25℃の溶解度を次のように測定した
精確に計量したペプチド中間体をパイレックス管内に入
れた。試験すべき溶剤またはその混合物を精密にピペッ
トで導入し、ペプチド重量対溶剤体積の比を8g/10
0cm3とした。
管をスクリューストッパで閉じ、He i do 1 
ph、Top−Mi x型攪拌器に載せ、最高速度で6
0秒間振動させた。
固体が完全に溶解する場合は、溶解度が8g7100C
m3であり、溶解しない場合は、溶剤を2倍量として上
記操作を反復する。
順次4回希釈しても、完全に溶解しない場合は、固体の
量を減らして測定を反復する。
与えられた溶剤中の溶解度が0.05g/100cm3
より小さい場合は、40℃に加熱し、かつ付加的な攪拌
を4分間行っても、結果が変らないことを確めた。
記;溶剤/添加剤の混合物の組成は重量比で表す。
7策なペプチドの溶解 伝↓ L−セリニル−し−チロシン、メチルエステル 
塩酸塩(HCI、5er−〇CH3) 次の溶剤中の溶解度Sを測定した。
ジクロロメタン: sho、05g/100cm3ジク
ロロメタン/フェノールの4/1混合物: 8>s >
4 g> 100 cm3例λ L−)リプトファニル
ーL−セリニル−L−チロシン メチルエステルトリフ
ルオロ酢酸塩(CF  C0OH,Trp−3er−T
yr−〇CH3)例1と同様にして次の溶剤中の溶解度
Sを測定した。
ジク。。7タン: sho、05g7100cm300
0m3 ジクロロメタン/フェノールの4/ 1混合物: 8>
s>4g>19i13  L−トリプトファニル−L−
セリニル−L−チロシンTr p−3e r−Ty r
−○CH3)例1と同様にして溶解度Sを測定した。
ジクロロメタ:/:S<領 05 g 7100 c 
m 3ジクロロメタン/フエノールの4/1混合物; 
s>8g/l 00cm3メチルエステル ジクロロメタン/4−t−ブチルフェノールの4/1混
合物:s>8g/100゜m3 ジクロロメタン/2,6−シメトキシフエノールの4/
1混合物:s>8g710Cm3 ジクロロメタン/2,6−シメチルフエノールの4/1
混合物:s>8g/10om3 ジクロロメタン/2,6−ジクロロフェノールの4/1
混合物:s〉8g/10om3 ジクロロメタン/2−ヒドロキシピリジンの5/1混合
物:s>8g7100cジクロロメタン/2−メトキシ
フェノールの4 / 1 混合物: s>16g/10
0゜m3 ジクロロメタン/3−)リフルオロメチルフェノールの
4/1混合物:s>8g/ 100 c m 3 ジクロロメタン/2,3,4,5.6−ペンタフルオロ
フェノールの4/1混合物: s>8 g/ 100c
m3 酢酸エチル: s<0. 05 g7100 cm3酢
酸エチル:フェノールの9/1混合物: s=8g71
00cm3例1と同様にして溶解度Sを測定した。
ジクロロメタン: s<0.05g7100cm3ジク
ロロメタン/フエノールの4/1混合物: s=2g7
100cm3伝Σ:N−ベンジルオキシカルボニル−L
−ピログルタニル−L−ヒスチジン(Z−p  G l
 u −Hi s)例1と同様にして溶解度Sを測定し
た。
ジクロロメタン:S〈0.05g/10100Cジクロ
ロメタン/フェノールの4/1混合物: 8>s>4g
7100cm3ジクロロメタン/4−メトキシフェノー
ルの4/1混合物:2〉s〉1g/10om3 ジクロロメタン/2−ヒドロキシピリジンの5/1混合
物:s=0.3g/10off13 ジクロロメタン/3−)リフルオロメチルフェノールの
4/1混合物:8〉S〉4g/100cm3 2−’7GO7エ/−)’v: 8>s>4g/100
cm3ペンタフルオロフェノール/ジクロロメタンゐ4
/1混合物:8〉S〉4g/10cm3 倒立 L−アルギニル−L−プロリン、二塩酸塩(2H
CI、Arg−Pro)例1と同様にして溶解度Sを測
定した。
ジクロロメタン: s<0.05g7100cm3ジク
ロロメタン/フエノールの4/1混合物: s=2 g
/ 100 cm3ジクロロメタン/2−クロロフェノ
ールの1/1混合物: 2>s>1 g/100゜m3 伝L L−口イシル−L−アルギニル−L−プロリル−
グリシンアミド塩酸塩(HCI、Leu=Arg−Pr
o−Gly−NH2)例1と同様にして溶解度Sを測定
した。
ジクロロメタン: s<0. 05 g/ 100 c
rn3ジクロロメタン/4−メトキシフェノールの4/
1混合物:S=4g/100Cジクロロメタン/フェノ
ールの4/1混合物: s=4 g7100 cm3ジ
クロロメタン/3−)リフルオロメチルフェノールの4
/1混合物−s=4g/100cm3 ジクロロメタン/2−クロロフェノールの2/1混合物
:2>s>1g/100cm3 ジクロロメタン/2,3,4,5.6−ペンタフルオロ
フェノールの4/1混合物:4>s>2g/100cm
3 2−クロロフェノール:4〉S〉2g/10100Cジ
クロロメタン/4−t−ブチルフェノールの4/1混合
物:1>s>0.5g7100cm3 ジクロロメタン/2−ヒドロキシピリジンの5/1混合
物:s=1g7100cm3 比較のために、本発明でない添加剤のジメチルホルムア
ミドを試、験した。
ジクロロメタン/ジメチルホルムアミドの4/1混合物
:s<0.5g/100crn3 例8L−プロリルーグリシンアミド塩酸塩(HCI、P
ro−Gly−NH2例1と同様に溶解度Sを測定した ジクロロメタン: s<0.05g7100cm3ジク
ロロメタ:/ / 7 x /−ルの4/1混合物: 
s>16g7100cm3ジクロロメタン/4−メトキ
シフェノールの4/1混合物:8>s >4 g / 
100 cm3ジクロロメタン/2−クロロフェノール
の2 / 1 混合物:2>s>1g/100cm3 ジクロロメタン/2−ヒドロキシピリジンの5/1混合
物:4>s>2g/100 c m 3 比較のために、本発明でない添加剤のジメチルホルムア
ミドを試、験した。
ジクロロメタン/ジメチルホルムアミドの4/1混合物
:s<0.5 g 7100 cm3 (M9  N−ε−トリフルオロアセチル−し−リシル
−L−プロリン(Lys(T FA)−Pr o) 例1と同様にして溶解度を測定した。
ジ’yUOメタンニs<0.05g7100cm3酢酸
エチル: s<0.05 g7100 cm3ジクロロ
メタン/フェノールの4/1混合物: s>20g/1
00cm3ジクロロメタン/4−t−ブチルフェノール
の4/1混合物:s〉8g/100cm3 ジクロロメタン/2,6−シメトキシフエノールの4/
1混合物;s>8g/100cm3 ジクロロメタン/2,6−シメチルフエノールの4/1
混合物:s=8g7100cm3 ジクロロメタン/2−ヒドロキシピリジンの5/1混合
物:s>8g/100cm3 ジクロロメタン/2,6−ジクロロフェノールの4/1
混合物:s>8g/100cm3 ジクロロメタン/2−メトキシフェノールの471混合
物:s>8g7100cm3 ジクロロメタン/3−)リフルオロメチルフェノールの
4/1混合物:s>8g7100cm3 ジクロロメタン/2−クロロフェノールの4/1混合物
:s>8g/100cm3 ジクロロメタン/2,3,4,5.6−ペンタフルオロ
フェノールの4/1混合物: s>8 g7100cm
3 酢酸エチ)’v/ 7 工/ −)’v(7) 9 /
 1混合物s=8g7100cm3伝よ0N−t−ブチ
ルオキシカルボニル−ペンタグリシンメチルエステル(
Bo c −G 1 y−G l y−G l y−G
 l y−G l y−OCH3): (Boc  G
ly5−OCH3) ジクロロメタン中の溶解度は、Boc−Gly  −0
CH3飽和溶液として、外部標準を使用してHPLCに
より測定した。
他の溶解度は例1と同様にして測定した。
ジクロロメタ:/: s=0.33g/100cm3ジ
クロロメタン/フェノールの20/1混合物:S=領5
g/100cm3 ジクロロメタン/フェノールの4/1混合物:s=4g
/100cm3 アニソール:s<0.05g/100cm3アニソール
/フェノールの4/1混合物:s=4g/100cm3 2−クロロフェノール: s>8g7100cm3ジク
ロロメタン/2−クロロフェノールの4/1混合物:2
>s>1g7100cm3 ジクロロメタン/4−メトキシフェノールの4 / 1
 混合物:4>s>2g/10orn3 例11N−t−ブチルオキシカルボニル−ペンタグリシ
ン ベンジルエステル(Boc−Gly−Gly−Gl
y−Gly−Gly−○−CH2−Ph)ジクロロメタ
ン中の溶解度は、飽和溶液の上澄液にいき外部標準を使
用してHPLCにより測定した。他の溶解度は例1と同
様にして測定した。
ジクロロメタン:s=0.07g7100cm3ジクロ
ロメタン/フエノールの9/1混合物:s >5 g7
100 cm3 比較のために、本発明でない添加剤を試、験した。
ジクロロメタン/トリフルオロエタノールの9/1混合
物:sく2g/100cm3* ジクロロメタン/2−オクタツールの9/1混合物:S
く2g/10100C* ジクロロメタン/ピバル酸の9/1混合物:Sく2g/
100cm3* ジクロロメタン/ジメチルホルムアミドの971混合物
: s<2g7100cm3* LiC1飽和ジクロロメタン:Sく2g/10100C
**2g7100cm3以下の濃度は試験しなかった。
例12  N−ベンジルオキシ−カルボニル−β−ベン
ジル−L−アスパルチル−1−アミノシクロプロパンカ
ルボン酸 メチルエステル(Z−Asp−(○B 21
 )  A c c  OCH3)例1と同様にして溶
解度を測定した。
t−ブチルメチル−T−−−rル: s<0.5g71
00cm3t−ブチルメチルエーテル/4−t−ブチル
フェノールの6/1混合物:S〉12 g7100 c
m3 クロロヘンゼン: s<1.5g/100cm3クロロ
ベンセン/4−t−ブチルフェノールの4/1混合物:
s>20g/10om3 アニソール:s>2.5g/100cm3アニソール/
4−t−ブチルフェノールの4:1混合物: s>25
 g7100c酢酸エチ71/ : S=2. 5 g
/ 100 cm3酢酸エチル/2−ヒドロキシピリジ
ン飽和溶液:10>s>5g7100cm3 ペプチドの合成 例13  L−アスパルチル−1−アミノシクロプロパ
ン−カルボン酸プロピルエステル(Asp−Acc−〇
pr) 記:このジペプチドエステルは、C,Mape l l
 i、M、Gary  Newton、C,E、Rin
goldおよびC,H,S t amme rノI n
 t、 G、 Peptide Protein Re
s、 30.498−510 (1987)によれば、
蔗糖の200倍の甘味を有する。
3の三ロパイレックス反応器を乾燥窒素流で不活性とし
、17℃の水で冷却し、アニソール37.5cm3の攪
拌床に、下記を順次導入した。
N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−アスパ
ラギン酸(25ミリモル)N−エチル−N’−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(30ミ
リモル)およびヒドロキシピリジン(42,5ミリモル
)。
懸濁液は急速に溶液となり、15分の終りに交互に下記
を溶液に加えた。
1−アミノシクロプロパンカルボン酸プロピルエステル
(30ミリモル)および4−t−ブチルフェノール(5
g) 1夜攪拌した後30℃において反応混合物を2N塩酸2
50m3で洗浄し、無機物を除去した水10cm  お
よびNaCl飽和塩水30m3からなる水溶液1工程2
 縮合工程に連続して保護基の加水分解有機相40cm
  を、予め蒸留水1000m3 およびカーボンに3
%吸着させたパラジウム2.8gを入れ、窒素で不活性
とした2000m3の三ロパイレックス反応器に移した
混合物を55℃とし、常圧の水素気流を4時間通した。
工程3 ペプチドの分離 反応混合物をミリポア5Aのフィルタで濾過し、触媒は
フィルタ上で35℃の水100m3で2回洗浄した。有
機相は沈降分離して除去した。
液相を酢酸エチル300m3で3回洗浄した後、真空蒸
留して、残渣60gを得た。
これは自然に結晶しな。
懸濁液にアセトン240cm3を加えて、多孔率No、
4のガラスフィルタで濾過した。
固体はアセトンで洗浄し、4.41gの定量になるまで
乾燥した。濾液は乾燥するまで濃縮し、水110m3に
溶解した。
アセトン66Cm3を加えて第2の固体を分離し、これ
は真空乾燥後1.52gであった。
結果 L−アスパルチル−1−アミノ−シクロプロパン−カル
ボン酸プロピルエステル−水和物を収率86%で得、こ
れは融点179℃の白色固体であった。
DMSO中の溶液として、RMN IHスペクトルは3
60Mhzを示シた。
元素分析:C11,H2S、N2.05.IH20計算
値:C47,83,H7,3,NIo、14,034.
76実験値:C47,,69,H7,1,NIo、01
,034.81含水量(Karl  Fischer)
:6.48%電位差計測定 官能性アミン基:102% 官能性酸基:98% 例14 比較のために例13の試験において、4−t−ブチルフ
ェノールの添加および2−ヒドロキシピリジンの添加を
省いたが、急速に攪拌不能な反応混合物となった。
液−抽出によるペプチドの精製 例15 グリシル−グリシル−L−フェニルアラニル−
L−ロイシン ベンジルエステル (Gly−Gly−
Phe−Leu−OBz1)このテトラペプチドを合成
した後に、水洗して精製するために、このテトラペプチ
ドのジクロロメタンと水との間の分配を次に試験した。
ジクロロメタン12cm3中のGly−Gly−Phe
−Leu−OBz l塩酸塩0.9ミリモルの溶液を、
2N  KHC○3水溶液3cm  の存在で強く攪拌
した。この混合物は乳濁液とな′す、多数日間安定であ
った。フェノールの存在で比較試、験を行った。
例16 フェノール3.9gを有機溶媒に加えた後に、
例15と同様に分配試験を行った。同様に攪拌した後に
2つの脂質液相を得、少なくとも15分間これを沈降分
離した。HPLC分析の結果、水相は使用したテトラペ
プチドの僅か0゜4%を含んだ。
例17N−t−ブチルオキシカルボニル−L−フェニル
アラニル−L−バリンベンジルエステル(Boc−Ph
e−Va l−05z l)500m3のパイレックス
反応器に順次下記を常温で導入した。
N−t−ブチルオキシカルボニル−し−フェニルアラニ
ンの2−ヒドロキシピリジンエステル3.6ミリモル、
1.23g、バリン ベンジルエステル塩酸塩3ミリモ
ル、0.73g。
液を形成した。
これに対して、反応溶剤としてジクロロメタン/フェノ
ールの9/1混合物を使用したときは、すべての洗浄は
困難なく行われ、どの場合も沈降分離は急速に行われた
例18 旦他 ペプチド縮合工程におけるフェノールの影響を検
討する。
検肘赳な締金 Boc−Phe−0−Py+HC1,Va 1−OBz
 l+NMMCH2C12(フェノールありおよびなし
)Boc−Phe−Val  0Bzl+HC1,NM
M操作 縮合は還流塩化メチレン中で、N−t−ブチルオキシ−
し−フェニルアラニン−2−ヒドロキシピリジンエステ
ル(Boc−Phe−〇PY)1.2当量と、バリンベ
ンジルエステル(Val  0Bzl)塩酸塩1当量と
を、Nメチルモルホリン(NMM)の存在で接触させた
Val  0Bzlの消失および上記ペプチドの出現が
認められた。相関関係は測定の正確の限度で完全であっ
た。
表1にペプチドの縮合収率を示す。これによれば活性化
および反応速度、Val 0Bzl残留率に対する溶剤
の顕著な影響がわかる。
2つの試験は完全な均一相媒質で行った。1つはフェノ
ールC6H50Hの10重量%の塩化メチレン中で、他
はフェノールなしの塩化メチレン中で縮合させる。
特に反応速度に顕著な差があり、ペプチドの収率90%
は、塩化メチレン単独では2時間を要しフェノール10
重量%を含む塩化メチレン中では20分で達成した。
表1 縮合収率とVai 0Bzl残留率に対するフェノール
の影響例19ヘフチド縮合速度に対する○−クレソール
の958反応 CH2C1□ BocPheO3u    −’:  LeuOH+ 
 DIPEAo−クレゾール 1.2当量     1当量    1当量    7
.2当量またはなしBocPheLeuOH+  HO
3u、         DIPEA操作 塩化メチレン中で、N−t−ブチルオキシカルボニル−
L−フェニルアラニンのヒドロキシこはく酸エステル(
Boc  Phe  03u)1.2当量と、遊離のロ
イシン(Leu  0H)1”J量とを、ジイソプロピ
ルエチルアミン(D I PEA)1当量の存在で常温
で反応させた。
ロイシンは不溶性であるので、不均一相媒質で2つの試
験を行った。1つは〇−クレゾール7.2当量を加え、
他はこれを加えなかった。
ジペプチドBoc  Phe  Leu  OHのロイ
シンに対する収率を時間を変えて測定した。
表2に示すように、O−クレゾールは縮合反応速度に顕
著な効果を与える。反応1時間で収率を比較すると、0
−クレゾールを加えた場合は、加えない場合の6倍に達
した。
表2 Boc he eu OH/ロイシン縮合収 率に対するO−クレゾールの影響

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペプチドの合成および/または精製に使用
    する溶解および反応媒質であって、水と混合しない溶剤
    の群から選ばれた希釈剤AとフェノールBを含むことを
    特徴とする媒質。
  2. 【請求項2】フェノールB対希釈剤Aとの重量比は、1
    /200〜1である、請求項1記載の媒質。
  3. 【請求項3】希釈剤は、芳香族、エーテル、エステルお
    よびハロゲン化された溶剤の群から選ばれている、請求
    項1記載の媒質。
  4. 【請求項4】フェノールBは次の一般式( I )(R_
    1)_n−Ar−O−H( I ) (式中、Arは単環もしくは多環の複素環または非複素
    環の芳香族基を表し、置換基R_1は同一でも相違して
    いてもよく、ハロゲン原子;基−Z−R_2(Zは一重
    結合または酸素原子であることができ、R_2は水素;
    ヒドロキシ化またはモノもしくはポリハロゲン化されて
    いてもよい、多くとも8個の炭素原子を含むアルコール
    またはアリール基)を表し、nは、ゼロまたは多くとも
    芳香族核の置換可能な位置の数に等しい整数であるで示
    される化合物およびそれらの混合物の群から選ばれてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の媒質。
  5. 【請求項5】フェノールBは多くとも30個の炭素原子
    を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の媒質。
  6. 【請求項6】フェノールの隣接位置の官能基は置換され
    ていないか、または障害とならない基で占められている
    、請求項1〜5のいずれかに記載の媒質。
  7. 【請求項7】基−Arは単環式芳香族である請求項4〜
    6のいずれかに記載の媒質。
  8. 【請求項8】式( I )において、基Rは次の基または
    原子:メチル、エチル、プロピルおよびブチル; トリフルオロメチルおよびペンタフルオロメチル;メト
    キシ、エトキシ、プロピロキシおよびブチロキシ;フェ
    ニル、ヒドロキシフェニルおよびArOH;オキシフェ
    ニルおよびヒドロキシオキシフェニル;ふっ素、塩素お
    よび臭素 の群から選ばれている、請求項4〜7のいずれかに記載
    の媒質。
  9. 【請求項9】式( I )において、nは多くとも5に等
    しい、請求項4〜8のいずれかに記載の媒質。
  10. 【請求項10】フェノールAは、 一置換されていてもよいヒドロキシピリジン、一置換さ
    れていてもよいヒドロキシキノリン、モノハロゲン化フ
    ェノール、 ポリハロゲン化フェノール、 炭素原子1〜4個のアルキル基、炭素原子1〜4個のア
    ルコキシ基、炭素原子1〜2個のペルフルオロアルキル
    基または2,2,2−トリフルオロエチル基で一置換ま
    たは二置換されたフェノール、 ジフェノール、 狭義のフェノール、 一置換または二置換されていてもよいナフトールから選
    ばれている、請求項1〜6,8および9のいずれかに記
    載の媒質。
  11. 【請求項11】縮合していないアミノ酸も含み、1〜5
    0員のペプチドをさらに含む、請求項1〜10のいずれ
    かに記載の媒質。
  12. 【請求項12】ペプチドは、Cが保護されている、請求
    項11記載の媒質。
  13. 【請求項13】アミン化されたペプチドは、Nが保護さ
    れている、請求項11記載の媒質。
  14. 【請求項14】アミン化されたペプチドは、官能性酸基
    上で活性化されている、請求項13記載の媒質。
  15. 【請求項15】末端のCもNも保護されていないペプチ
    ドをさらに含む、請求項1〜10のいずれかに記載の媒
    質。
  16. 【請求項16】前記ペプチドの濃度は少なくとも10^
    −^2Mである、請求項15記載の媒質。
  17. 【請求項17】前記ペプチドは、アミノ酸である、請求
    項15記載の媒質。
  18. 【請求項18】保護されていてもよいペプチドを、末端
    のCもNも官能性酸基上で保護されていない最初のアミ
    ノ酸またはペプチドを原料とし、官能性酸基上で活性化
    され、かつ官能性アミン基上で保護されているアミノ酸
    を加えて、保護されていてもよいペプチドを液体媒質中
    で合成する方法であって、反応剤を請求項1〜10のい
    ずれかに記載の媒質に溶解することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】官能性酸基上で保護されている最初のア
    ミノ酸またはペプチドを原料とし、官能性酸基上で活性
    化され、かつ官能性アミン基上で保護されているアミノ
    酸を加えて、保護されていてもよいペプチドを液体媒質
    中で合成する方法であって、 請求項1〜10のいずれかに記載の媒質中に反応剤を溶
    解することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】請求項1によって溶解された最初のアミ
    ノ酸またはペプチドを原料とし、末端の官能性酸基のC
    が活性化され、末端の官能性アミン基のNが保護されて
    いる他のペプチドを、液体媒質中で縮合させて、保護さ
    れていてもよいペプチドを合成する方法であって、反応
    剤を請求項1〜10のいずれかに記載の媒質に溶解する
    ことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】官能性アミン基がカルバメート基によっ
    て、またはβジカルボニル化された化合物との反応によ
    って保護されている、請求項18〜20のいずれかに記
    載の方法。
  22. 【請求項22】最初のアミノ酸またはペプチ
    ドの末端の官能性酸基のCは、エステル化またはアミド
    化によって保護されている、請求項19〜21のいずれ
    かに記載の方法。
  23. 【請求項23】Nが保護されている反応剤の官能性酸基
    を、有機酸または無機酸の塩化物、クロロぎ酸アルキル
    、カルボジイミド、活性化されたエステル、またはアシ
    ルイミダゾールによって活性化する、請求項18〜21
    のいずれかに記載の方法。
  24. 【請求項24】末端のNが保護されているアミノ酸また
    はペプチドを、最初のアミノ酸またはペプチドと縮合さ
    せた後に、末端の官能性アミン基のNを加水分解、酸性
    分解または塩基性分解によって遊離させる、請求項18
    〜21のいずれかに記載の方法。
  25. 【請求項25】末端のCが保護されているか、もしくは
    保護されていないアミノ酸またはペプチドを反応媒質に
    導入し、次に官能性酸基上で活性化され、かつ官能性ア
    ミン基上で保護されているペプチドまたはアミノ酸を加
    え、この導入順はどちらでもよく、 反応終了後に、酸性、塩基性または中性の水溶液で有機
    相を洗浄して、過剰の反応剤および副生物を除去し、次
    に官能性アミン基を遊離させ、最後に、官能性酸基上で
    活性化され、かつ官能性アミン基上で保護されている新
    しいアミノ酸または新しいペプチドを導入する、請求項
    18〜24のいずれかに記載の方法。
JP2413572A 1989-12-04 1990-12-04 ペプチドの溶解および反応媒質、これを使用するペプチドの合成方法 Expired - Fee Related JP2608345B2 (ja)

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FR9008593A FR2664278B1 (fr) 1990-07-06 1990-07-06 Milieu reactionnel et solubilisant de peptides et procede de synthese de peptides utilisant ce milieu.
FR90/08593 1990-07-06

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