JPH04116479U - 被固定物の固定構造 - Google Patents

被固定物の固定構造

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JPH04116479U
JPH04116479U JP1991044572U JP4457291U JPH04116479U JP H04116479 U JPH04116479 U JP H04116479U JP 1991044572 U JP1991044572 U JP 1991044572U JP 4457291 U JP4457291 U JP 4457291U JP H04116479 U JPH04116479 U JP H04116479U
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protrusion
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JP1991044572U
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Inventor
誠 堤
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子パッケージ等の被固定物を基台
上の所定位置に一定の位置関係で一義的に位置決めし、
固定できるようにする。 【構成】 第1及び第2部材20、30の被固定物6が
当接する部位に直交2方向の突出部210、220と3
10、320とをそれぞれ設け、第1部材20を固定側
とし、基台10上の一方側所定位置に位置決め・固定す
ると共に、第2部材30を可動側とし、この第2部材3
0を基台10上の他方側所定位置に基台10との間に設
けた係合部36、14の係合によりこの係合部回りに遊
動可能に配設し、第1、第2部材20、30間に挟み込
まれた被固定物6を第2部材30の突出部310、32
0によって第1部材20の突出部210、220側へ押
し付け、この押し付け状態で第2部材30を基台10上
に固定する。第2部材30の固定と同時に、被固定物6
を位置決め・固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、固体撮像素子等の被固定物を基台上の所定位置に位置決め・固定 するための固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビデオカメラや電子スチルカメラ等には、CCD(電荷結合素子) 等の固体撮像素子が用いられている。この固体撮像素子100は、図3に示すよ うに、中心部が撮像レンズ101の光軸αと一致するように精度良く位置決めさ れている。このため、固体撮像素子100は、従来図4に示すような固定構造に よって基台上に予め位置決めして固定され、この基台を介して撮像レンズ101 の後方側に取付られている。
【0003】 図4に示す従来の固定構造は、基台1と、第1部材2と、テーパ面4、5を有 する第2部材3とにより構成されている。この場合、被固定物6は、固体撮像素 子100を中央部に保持してモールド成形された固体撮像素子パッケージである 。第1部材2は、外形略コ字型に形成されており、基台1の一面側所定位置にネ ジ止め固定されている。この第1部材2には、被固定物6の一方の縦側面6aを X方向から固定するX固定部2a、2bと、被固定物6のいずれか一方の横側面 6b、6cをY方向から固定するY固定部2c、2dとが形成されている。また 、第2部材3は、基台1の一面側所定位置に取付けられており、その両側に形成 した長孔3a、3bとネジ8a、8bとの嵌合を介してX方向にスライド可能に 保持されている。第2部材3の、被固定物6の隅角部2箇所にテーパ面4、5が 形成されている。
【0004】 図4の固定構造において、被固定物6を固定する場合、先ず、基台1上の所定 位置に第1部材2をネジ止め固定する一方、その反対側所定位匿にネジ8a、8 bを長孔3a、3bにそれぞれネジ嵌合させて第2部材3をX方向にスライド可 能に取付ける。次に、第1部材2と第2部材3の間に被固定物6を挟み込み、被 固定物6の一方の縦側面6aを第1部材2のX固定部2a、2bに当接・係止す ると共に、その一方側の横側面6cをY固定部2dに当接・係止する。そののち 、第2部材3をX方向へスライドさせ、そのテーパ面4、5にて被固定物6の隅 角部2箇所を当接・係止し、この状態で、ネジ8a、8bを締付けると、第2部 材3が基台上に固定され、被固定物6が基台1上に第1、第2部材2、3を介し て固定される。このようにして、被固定物6を基台1上に位置決め固定していた 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の固定構造は、ネジ8a、8bと第2部材3の長孔3a、 3bとの嵌合部分に寸法公差上、必ずスキマが生じるので、被固定物6を直交す るX、Y2方向について位置決め調整を行ったとしても、スキマが生じた分だけ 被固定物6がX、Y軸に対して傾いたり、位置ズレしたりすることがある。した がって、従来の固定構造は、被固定物6の取付上、個々にバラツキが生じ、一定 の位置関係で、一義的に確実に位置決め固定することはできなかった。
【0006】 この考案は、以上の点に鑑み提案されたもので、固体撮像素子パッケージのよ うな被固定物を第1、第2部材を用いて基台上の所定位置に一定の位置関係で確 実に位置決め・固定できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、第1及び第2部材の被固定物が当接す る部位に直交2方向の突出部をそれぞれ設け、第1部材を固定側とし、基台上の 一方側所定位置に位置決め・固定すると共に、第2部材を可動側とし、この第2 部材を基台上の他方側所定位置に基台との間に設けた係止部回りに遊動可能に配 設し、第1、第2部材間に挟まれた被固定物を第2部材の突出部によって第1部 材の突出部側に押し付け、この押し付け状態で第2部材を基台上に固定する固定 構造を採用した。第1部材は、例えば突起と孔との嵌合によって基台上の一方側 所定位置に位置決めされ、ネジ止めによって固定される。また、第2部材は、例 えば突起と孔との嵌合によりこの嵌合部回りに遊動され、そのX、Y方向の突出 部によって被固定物を第1部材の突出部側へ押し付けると共に、この押し付け状 態で基台上にネジ止めによって固定される。
【0008】
【作用】
第1、第2部材間に被固定物を介在させ、挟み込んだ状態で、第2部材を突起 と孔の嵌合部回りに遊動・回動させ、その突出部によって被固定物を第1部材の 突出部側に押し付けると、被固定物が予め設定した直交2方向に位置決めされる 。すなわち、被固定物は、第2部材の突出部によって第1部材の突出部側に押し 付けられると、両部材の突出部によって予め設定した位置関係にズレなく位置規 制され、仮固定される。次に、第2部材を基台上にネジ止め固定すると、被固定 物が一定の位置関係で位置決めされて基台上に固定される。
【0009】
【実施例】
図1、図2は本考案に係る固定構造の一実施例を示すもので、この固定構造は 、基台10と、第1部材20と、第2部材30とにより構成されている。
【00010】 基台10は、平板矩形状に形成され、その一方側所定位置に第1部材20が固 定される。また、その他方側所定位置には、第2部材30が遊動可能に配置され る。基台10の一方側2箇所に孔11、12が形成されている。孔11の近くに 第1部材20をネジ止めするネジ孔13が形成されている。一方、基台10の他 方側所定位置に孔14が形成されている。この孔14の近くに第2部材30をネ ジ止めするネジ孔15が形成されている。
【00011】 第1部材20は、被固定物6の縦側面6dと横側面6bとに相対する2つの辺 部21、22を略L状に形成しており、この辺部21、22にX方向の突出辺部 210と、Y方向の突出辺部220とが形成されている。X方向の突出辺部21 0は、Y軸と平行であり、X軸と直交する面を有している。また、Y方向の突出 辺部220はX軸と平行であり、Y軸と直交する面を有している。各突出辺部2 10、220には、被固定物6の上側縁を位置規制する係止片23、24が突設 されている。さらに、第1部材20の基台10のネジ孔13と対応する位置に取 付孔25が貫通形成されている。また、第1部材20の基台10との対向面の2 箇所に上記孔11、12と嵌合する突起26、27が突設されている。第1部材 20は、突起26、27と孔11、12との嵌合により基台10上の一方側所定 位置に位置決め仮固定され、次に、取付ネジ40を取付孔25を通して上記ネジ 孔13にネジ込むことにより、基台10の一方側所定位置に位置決め・固定され る。このとき、2つの突出辺部210、220の被固定物6と接する面がX方向 及びY方向にそれぞれ位置出しされる。
【00012】 第2部材30は、被固定物6の一方側の縦側面6aと横側面6cとにそれぞれ 相対する2つの辺部31、32を略L状に形成したものであり、この辺部31、 32にX方向の突出辺部310とY方向の突出辺部320とが形成されている。 X方向の突出辺部310はY軸と平行であり、X軸と直交する面を持っている。 また、Y方向の突出辺部320はX軸と平行であり、Y軸と直交する面を持って いる。各突出辺部310、320には、被固定物6の上側縁を位置規制する係止 片33、34が突設されている。さらに、第2部材30の基台10のネジ孔15 と対応する位置に取付孔35が貫通形成されている。また、第2部材には、基台 10の孔14と対応・嵌合する突起36が突設されている。突起36は、孔14 の径よりも小径に形成されている。この突起36と孔14との嵌合により、第2 部材30が基台10上に嵌合部回りに遊動可能に取付けられる。
【00013】 次に、上記構成の固定構造による被固定物6の固定手順について説明する。こ のとき、第1部材20は基台10上の一方側所定位置に位置決め固定されている 。
【00014】 先ず、被固定物6を基台10上の取付位置へ設置する。第2部材30は突起3 6と孔14との嵌合により、基台10上の他方側所定位置に嵌合部回りへ遊動可 能に取付けられている。被固定物6は、第1部材20の辺部21、22と第2部 材30の辺部31、32との間に挾み込まれる。そして、第1部材20の突出辺 部210、220と、第2部材30の突出辺部310、320とは、被固定物6 を挾んでX方向及びY方向でそれぞれ相対する。この状態で、第2部材30を突 起36と孔14との嵌合部を中心に遊動・回動させ、図1の矢印200方向へ押 し付ける。すると、被固定物6は、第1部材20の突出辺部210、220と第 2部材30の突出辺部310、320とによって挟み付けられ、X、Y直交2軸 方向に位置決め・仮固定される。すなわち、被固定物6は、第1部材20の突出 辺部210と第2部材30の突出辺部310との間、及び第1部材20の突出辺 部220と第2部材30の突出辺部320との間に挾み付けられ、X、Y各方向 に対して位置規制される。次に、被固定物6をX、Y各方向に位置決めした状態 で、取付ネジ40を取付孔35を通して基台10のネジ孔15にネジ込み、ネジ 締めを行うと、第2部材30が基台10の他方側所定位置にネジ止め固定される 。第2部材30を固定すると同時に、図1に示すように、被固定物6の基台10 に対する位置決め・固定が終了する。その際、被固定物6の縦・横各側面6a〜 6dと第1、第2部材20、30の各辺部21、22及び31、32との間には 、各突出辺部210、220及び310、320の突出高さに見合う間隔の隙間 が形成されている。これによって、被固定物6は、4側面と各突出辺部210、 220及び310、320との最少の接触面積で位置決め保持されることになり 、被固定物である固体撮像素子パッケージに製作上の寸法誤差等が生じていても 、寸法誤差の影響を受けることが少なく位置規制することができ、位置決めの精 度をさらに良くすることができる。
【00015】 なお、第1部材20及び第2部材30の各突出辺部210、220及び310 、320の形成位置、幅、形状等は任意に設計可能である。要するに、被固定物 6をX、Y直交2方向に正しく位置規制できる形状、大きさであれば良い。また 、第1部材20の各突起と基台10の孔、及び第2部材30の突起と孔との関係 を前述と逆の関係にし、第1、第2部材20、30側に孔を形成し、基台10側 に孔と嵌合する突起を突設するようにしても良い。
【00016】 上記のように、被固定物6が基台上に位置決め・固定されたのち、被固定物6 、すなわち、その中央部の固体撮像素子100は、図3のように基台10を介し て撮像レンズ101の後方部に取付られる。その際、固体撮像素子100は、基 台10上でX、Y各方向に正しく位置決めされているので、レンズ光軸αに対し て精度良く位置決めされる。
【00017】
【考案の効果】
以上の説明に明らかな通り、本考案によれば、固体撮像素子パッケージ、それ に類する被固定物を常時一定の位置関係で基台上に一義的に位置決めし、固定す ることができる。しかも、被固定物を仮止めした状態で、第2部材を第1部材側 へ押し付けて固定するだけで良いので、被固定物の位置決め・固定も極めて簡単 に行える。
【00018】 なお、第1、第2部材の各突出部は、被固定物を挟み込んだ状態で、第2部材 を第1部材側ヘ押し付けたとき、被固定物を直交2方向に正しく位置決めして挟 持できる位置、形状を有することが必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る被固定物の固定構造を示す平面図
である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】固定構造によって固定された固体撮像素子をビ
デオカメラの撮像レンズ後方に取付けた状態を示す略線
図である。
【図4】従来の固定構造を示す平面図である。
【符号の説明】
6 被固定物 100 固体撮像素子 10 基台 20 第1部材 21、22 辺部 210、220 突出辺部 30 第2部材 31、32 辺部 310、320 突出辺部 11、12 孔 26、27 突起 14 孔 36 突起 13、15 ネジ孔 25、35 取付孔 40 取付ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子等の被固定物を基台上に設
    けた第1部材と第2部材との間に両側方より挟持し、前
    記基台上の所定位置に位置決めし、固定する固定構造で
    あって、前記第1及び第2部材の前記被固定物が当接す
    る部位に直交2方向の突出部をそれぞれ設け、前記第1
    部材を固定側とし、前記基台上の一方側所定位置に位置
    決め・固定すると共に、前記第2部材を可動側とし、こ
    の第2部材を前記基台の他方側所定位置に該基台との間
    に設けた係止部回りに遊動可能に配設し、前記挾持され
    た被固定物を前記第2部材の突出部によって前記第1部
    材の突出部側に押し付けて前記第2部材を前記基台上に
    固定するようにして成る被固定物の固定構造。
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