JPH04116255U - 自動車のリヤシエルフ構造 - Google Patents

自動車のリヤシエルフ構造

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JPH04116255U
JPH04116255U JP2703291U JP2703291U JPH04116255U JP H04116255 U JPH04116255 U JP H04116255U JP 2703291 U JP2703291 U JP 2703291U JP 2703291 U JP2703291 U JP 2703291U JP H04116255 U JPH04116255 U JP H04116255U
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supply
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信孝 今田
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三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤシェルフパネル1に空気清浄器6を非常
に簡単に後付けできると共に、リヤシェルフ上面の意匠
をシンプルにすることができる自動車のリヤシェルフ構
造を提供することにある。 【構成】 スピーカー取付穴2,3を備えたリヤシェル
フパネル1と、スピーカー本体4,5と、リヤシェルフ
パネル1の上側に設置されるスピーカーダクト8と、こ
のスピーカーダクト8を覆うスピーカーネット12と、
このスピーカーネット12を表出する開口部14を有し
リヤシェルフパネル1上に被せられたリヤシェルフトリ
ム13とで構成し、リヤシェルフパネル1に後付けされ
る空気清浄器6の給・排気口接続用穴7を設けると共
に、この穴7の上側に対向し且つ上端がスピーカーネッ
ト12下面に開口する空気清浄器用給・排気ダクト11
をスピーカーダクト8の側部に一体に設けたことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の室内のリアシート後部のリヤシェルフ構造に関し、 特にカーステレオのスピーカーやオプションで後付けされる空気清浄器が備えら れる自動車のリヤシェルフ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の一般的な乗用車にあっては、カーステレオを備えたものが多く販売され ている。このカーステレオのリヤスピーカーは車両後部のリヤシェルフ上に備え られるものが多い。
【0003】 このリヤシェルフ構造は、図示しないが、ボディのリヤシェルフパネル左右寄 り部にスピーカー取付穴を設け、この左右のスピーカー取付穴の下部にそれぞれ スピーカー本体を取付け、前記リヤシェルフパネルの上側に前記左右のスピーカ ー本体と各々対向して一体成形品よりなるスピーカーダクトをそれぞれ設け、こ の左右のスピーカーダクトの上側をそれぞれスピーカーネットで覆い、この左右 のスピーカーネットを表出する開口部を有するリヤシェルフトリムを前記リヤシ ェルフパネル上に被せた構成となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来の自動車のリヤシェルフ構造では、オプションとして 空気清浄器をリヤシェルフに後付設置する場合、リヤシェルフパネルに空気清浄 器の給・排気口接続用穴を設けると共に、その上側のリアシェルフトリムに給・ 排気ダクト装着穴を穿設しなければならない。このために、空気清浄器の後付け 作業が非常に面倒で多くの工数がかかりコスト高を招く問題があった。
【0005】 また、最近の乗用車にあっては、カーステレオの出力アップや高音質化などに より、リヤシェルフ上に左右2個ずつ(低音域用と中音域用)の合計4個のスピ ーカーが設置されたり、その他にハイマウントストップランプやチャイルドレス トレイントが設置される場合が多く、反面車室内の居住空間を出来るだけ広くす るためにリヤシェルフの面積を小さくする傾向があり、このためにオプションで 前記空気清浄器を後付けするにも、その給・排気ダクトのレイアウトが困難とな っていると共に、それら各種用品がリヤシェルフに混み入って配することになる ので、リヤシェルフ上面の意匠性が悪くなる問題があった。
【0006】 本考案は前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、左右 にスピーカーなどが設置されている狭いスペースのリヤシェルフに対しても空気 清浄器を後付けで非常に楽に具合よく取付けることができ、コストの低減が図れ ると共に、リヤシェルフ上面の意匠をシンプルで美しいデザインにすることが可 能な自動車のリヤシェルフ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動車のリヤシェルフ構造では、スピーカー取付穴を有したリヤシェ ルフパネルと、このリヤシェルフパネルのスピーカー取付穴に取付けられるスピ ーカー本体と、前記リヤシェルフパネルの上側に前記スピーカー本体と対向して 設置されるスピーカーダクトと、このスピーカーダクトの上側を覆うスピーカー ネットと、このスピーカーネットを表出する開口部を有し前記リヤシェルフパネ ル上に被せられたリヤシェルフトリムとで構成し、リヤシェルフパネルに後付け される空気清浄器の給・排気口接続用穴を設けると共に、この穴の上側に対向し 且つ上端が前記スピーカーネット下面に開口する空気清浄器用給・排気ダクトを 前記スピーカーダクトの側部に一体に設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
前記構成の自動車のリヤシェルフ構造では、リヤシェルフに空気清浄器を後付 け設置する場合には、リヤシェルフパネルに予め形成した給・排気口接続用穴に 下側から空気清浄器の給・排気口を嵌め込むようにして取付ける。これで空気清 浄器が簡単に後付けできると共に、その空気清浄器の給・排気口とリヤシェルフ パネル上のスピーカーダクトの空気清浄器用給・排気ダクトとが連通し、この給 ・排気ダクトを介してこの上面を覆うスピーカーネットの部分から空気清浄器が 空気を給・排気して、車室内空気の清浄化を行うようになる。
【0009】 また、この空気清浄器用給・排気ダクトを前記スピーカーダクトの側部に一体 に設け、且つ前記給・排気口接続用穴の上側に対向し且つ上端が前記スピーカー ネット下面に開口するように構成したので、リヤシェルフの各種用品のレイアウ トが楽にできるようになり、リヤシェルフ上面の意匠をシンプルで美しいデザイ ンにすることができるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の自動車のリヤシェルフ構造の一実施例を図1及び図2に基づい て説明する。
【0011】 図1はリヤシェルフの断面図(図2のA−A線に沿う断面図)、図2はリヤシ ェルフの平面図である。図中1は車体後部に略水平に配置されたリヤシェルフパ ネルである。このリヤシェルフパネル1には、左右対称に低音域スピーカー用取 付穴2,2とその外側近傍にやはり左右対称に中音域スピーカー用取付穴3,3 とが穿設されている。これら左右の低音域スピーカー用取付穴2,2には低音域 スピーカー4,4がフランジ部4aを載架して取り付けられ、中音域スピーカー 用取付穴3,3には中音域スピーカー5,5がフランジ部5aを載架して取り付 けられている。更にこのリヤシェルフパネル1の前記左右の低音域スピーカー用 取付穴2,2より中央寄り近傍に空気清浄器6の後付け用の給・排気口接続用穴 7,7が予め設けられている。なお、その空気清浄器6は上面の左右一方に給気 口6aを、他方に排気口6bを突出しているものである。
【0012】 また、前記リヤシェルフパネル1の上面に左右対称に配してスピーカーダクト 8,8がそれぞれ取り付けられている。これら左右のスピーカーダクト8,8は 合成樹脂等の一体成形品からなり、それぞれ中央部に低音域スピーカーダクト9 を有し、外側に中音域スピーカーダクト10を有し、これと反対の内側に隣接し て空気清浄器用給・排気ダクト11を有した構成である。
【0013】 そして、低音域スピーカーダクト9は前記低音域スピーカー用取付穴2に対向 して接続され、中音域スピーカーダクト10は前記中音域スピーカー用取付穴3 に対向して接続され、空気清浄器用給・排気ダクト11は給・排気口接続穴7に 対向して接続されている。なお、前記空気清浄器用給・排気ダクト11は筒形状 に形成されている。
【0014】 この左右のスピーカーダクト8,8の上面には各々スピーカーネット12が覆 い被さるように配置されている。このスピーカーネット12は網目板或いは多孔 金属板等を湾曲して構成したものである。このスピーカーネット12は樹脂成形 板或いはハードボード等からなるリヤシェルフトリム13により支持されている 。このリヤシェルフトリム13は左右対称に略楕円形状の開口部14を有してい る。この開口部14から前記スピーカーネット12が表出した状態で取り付けら れている。このスピーカーネット12の下面に前記スピーカーダクト8の低音域 スピーカーダクト9と、中音域スピーカーダクト10と、空気清浄器用給・排気 ダクト11の上端が開口されている。
【0015】 なお、図2に示す如く、このスピーカーネット12の近傍3か所に子供用補助 シートを止め付けるチャイルドレストレイント15が備えられ、また、車体のリ ヤガラス16に対向してハイマウントストップランプ17が配置されている。
【0016】 しかして、このように構成された自動車のリヤシェルフ構造によれば、空気清 浄器6を後付けしない場合は、前記空気清浄器用給・排気口ダクト11に適当な 詰め物をし、空気の流通を防止するようにしている。
【0017】 空気清浄器6を後付けする場合は、トランクルーム内から空気清浄器6をリヤ シェルフパネル1の下面側に押し付けて、その空気清浄器6の給気口6aと排気 口6bを給・排気口接続用穴7に嵌め込むようにして取付け固定する。これで空 気清浄器6が簡単に後付けできると共に、その空気清浄器6の給・排気口6a, 6bとリアシェルフパネル1上のスピーカーダクト8の空気清浄器用給・排気ダ クト11とが連通し、この給・排気ダクト11を介してこの上面を覆うスピーカ ーネット12の部分から空気清浄器6が空気を給・排気して、車室内空気の清浄 化を行うようになる。
【0018】 また、この空気清浄器用給・排気ダクト11を前記スピーカーダクト8の側部 に一体に設け、且つ前記空気清浄器6の給・排気口接続用穴7の上側に対向し且 つ上端が前記スピーカーネット12下面に開口するように構成したので、リヤシ ェルフの各種用品のレイアウトが楽にできるようになり、リヤシェルフ上面の意 匠をシンプルで美しいデザインにすることができるようになる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の自動車のリヤシェルフ構造は、前述の如く構成したから、リヤシェル フパネルに新たに空気清浄器の給・排気口接続用穴を穿設したり、リヤシェルフ トリムに空気清浄器用給・排気ダクトの取付穴を穿設しなくても、空気清浄器を 後付けでき、この後付け作業が楽に行えると共に、リヤシェルフをシンプルにす ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自動車のリヤシェルフ
構造の断面図(図2のA−A線に沿う断面図)。
【図2】同上自動車のリヤシェルフ構造の平面図。
【符号の説明】
1…リヤシェルフパネル、2,3…スピーカー取付穴、
4,5…スピーカー本体、6…空気清浄器、7…給・排
気口接続用穴、8…スピーカーダクト、11…空気清浄
器用給・排気ダクト、12…スピーカーネット、13…
リヤシェルフトリム、14…開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカー取付穴を有したリヤシェルフ
    パネルと、このリヤシェルフパネルのスピーカー取付穴
    に取付けられるスピーカー本体と、前記リヤシェルフパ
    ネルの上側に前記スピーカー本体と対向して設置される
    スピーカーダクトと、このスピーカーダクトの上側を覆
    うスピーカーネットと、このスピーカーネットを表出す
    る開口部を有し前記リヤシェルフパネル上に被せられた
    リヤシェルフトリムとを備えてなる自動車のリヤシェル
    フ構造において、前記リヤシェルフパネルに後付けされ
    る空気清浄器の給・排気口接続用穴を設けると共に、こ
    の穴の上側に対向し且つ上端が前記スピーカーネット下
    面に開口する空気清浄器用給・排気ダクトを前記スピー
    カーダクトの側部に一体に設けたことを特徴とする自動
    車のリヤシェルフ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106315A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Toyota Motor Corp 蓄電装置の冷却構造
JP2007127409A (ja) * 2003-08-18 2007-05-24 Max Co Ltd 空調装置およびスピーカーシステム

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JP2543906Y2 (ja) 1997-08-13

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