JPH04116250U - 衝突検知装置付車載用放電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、ヘッドランプのレンズ面の破損を
検出し、高圧又は点灯装置の作動を停止可能にするもの
である。 【構成】一定以上の衝撃に対して動作するＧセンサ６の
信号をコントロールユニット５を介して高圧発生部３及
び点灯装置４に伝達し、高電圧の停止又は出力の停止機
能を有することを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、車載用放電灯システムに利用される車載用放電灯に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来の車載用放電灯装置は、図２のように、ヘッドランプａの破損検出信号ｅ を、放電灯ｂに接続された高圧発生部ｃに伝達し、該高圧発生部ｃに点灯装置ｄ を接続し、スイッチＳＷを介してバッテリーｆに接続している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前記従来の技術では、事故等でヘッドランプが破損した場合、外部へ の高電圧の感電が生ずる。

【０００４】 また、レンズ面に透明電極等を塗付したヘッドランプの破損を検出する方法で は、付属回路によるコストアップ又は放電灯の紫外線による劣化が生ずるという 問題点がある。

【０００５】 そこで、本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑み案出されたもので、ヘッド ランプのレンズ面の破損を検出し、高圧発生部及び点灯装置の作動を停止可能な 衝突検知装置付車載用放電灯の提供を目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における衝突検知装置付車載用放電灯にお いては、一定以上の衝撃に対して動作するＧセンサの信号をコントロールユニッ トを介して高圧発生部及び点灯装置に伝達し、高電圧の停止又は出力の停止機能 を有することを特徴としている。

【０００７】

【作用】

Ｇセンサに、前方から、その大きさ以上の衝撃が加わった場合、Ｇセンサはオ ンし、コントロールユニットから高圧発生部及び点灯装置へ高圧停止信号又は運 転停止信号が送られ、外部への感電を防止する。

【０００８】

【実施例】

実施例について図１を参照して説明すると、ヘッドランプ１の放電灯２には、 高圧発生部３を接続すると共に、該高圧発生部３には点灯装置４を接続し、また 、該点灯装置４には、スイッチ７を介してバッテリー８が接続されている。

【０００９】 車体（図示省略）には、一定以上の衝撃に対して動作するＧセンサ６を設置し 、前記Ｇセンサ６の信号を検出制御し、高圧発生部３及び点灯装置４に高電圧の 停止又は出力の停止信号を送るコントロールユニット５が接続され、該コントロ ールユニット５は、高圧発生部３及び点灯装置４に接続されている。

【００１０】 また、前記Ｇセンサ６及びコントロールユニット５の代わりに、既存のエアバ ックシステム（図示省略）を利用して、高圧発生部３及び点灯装置４に接続し、 高電圧を停止する機能又は出力を停止する機能を持つように構成してもよい。

【００１１】 そして、一定以上の大きさ以上の衝撃が加わった場合、Ｇセンサ６はオンし、 コントロールユニット５から高圧停止信号又は運転停止信号が送られ、高圧発生 部３及び点灯装置７へ伝達され、外部への感電を防止する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 Ｇセンサ及びコントロールユニットを付けて、ヘッドランプの破損につながる 前方からの衝撃を検知し、放電灯による高電圧の外部への放出を防ぐことができ る。

【００１３】 また、現在装着車が増えているエアバックシステムを利用して、新たなヘッド ランプ検出機能を付加することなく、放電灯装置に、高圧停止機能及び運転停止 機能を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の回路ブロック図である。

【図２】従来例の回路ブロック図である。

【符合の説明】

１ ヘッドランプ ２ 放電灯 ３ 高圧発生部 ４ 点灯装置 ５ コントロールユニット ６ Ｇセンサ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一定以上の衝撃に対して動作するＧセンサ
   の信号をコントロールユニットを介して高圧発生部及び
   点灯装置に伝達し、高電圧の停止又は出力の停止機能を
   有することを特徴とする衝突検知装置付車載用放電灯。