JPH04116178A - 耐チッピング性に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法 - Google Patents
耐チッピング性に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法Info
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- JPH04116178A JPH04116178A JP23321390A JP23321390A JPH04116178A JP H04116178 A JPH04116178 A JP H04116178A JP 23321390 A JP23321390 A JP 23321390A JP 23321390 A JP23321390 A JP 23321390A JP H04116178 A JPH04116178 A JP H04116178A
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Landscapes
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、Zn−Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法
に係り、特に自動車の外面材(ボディー)に用いるのが
好適な耐チッピング性に優れたZn−Ni系合金めっき
鋼板の製造方法に関する。
に係り、特に自動車の外面材(ボディー)に用いるのが
好適な耐チッピング性に優れたZn−Ni系合金めっき
鋼板の製造方法に関する。
〈従来の技術〉
近年、道路に散布される凍結防止剤による自動車車体の
腐食を防止するため、自動車用鋼板を中心に高耐食性が
求められるようになり、その−環として各種Zt+系合
金電気めっき鋼板が開発され、その使用が増加している
。
腐食を防止するため、自動車用鋼板を中心に高耐食性が
求められるようになり、その−環として各種Zt+系合
金電気めっき鋼板が開発され、その使用が増加している
。
従来、自動車用鋼板として用いられるZn系合金電気め
っき鋼板は、片面のみをめっきした鋼板が多く、−船釣
に車体外面側には、非めっき面側(冷延鋼板)を使用し
、該鋼板上に化成処理→電着塗装→中′塗り→上塗りの
3コートが行われていたが、最近では、自動車車体外面
の防錆性をも向上させるため、車体外面側にもZn系合
金電気めっきを施した鋼板が用いられるようになりつつ
ある。
っき鋼板は、片面のみをめっきした鋼板が多く、−船釣
に車体外面側には、非めっき面側(冷延鋼板)を使用し
、該鋼板上に化成処理→電着塗装→中′塗り→上塗りの
3コートが行われていたが、最近では、自動車車体外面
の防錆性をも向上させるため、車体外面側にもZn系合
金電気めっきを施した鋼板が用いられるようになりつつ
ある。
しかし、Zn系合金めっき被膜は、硬くて脆いため、自
動車車体外面に使用した場合、道路上の小石がはね自動
車車体外面に衝突する、いわゆるチッピング等によるめ
っき被膜の剥離が生じ易いという問題があった。
動車車体外面に使用した場合、道路上の小石がはね自動
車車体外面に衝突する、いわゆるチッピング等によるめ
っき被膜の剥離が生じ易いという問題があった。
この問題を有利に解決する手段として、特公昭61−4
39号公報には、通常のZn−Niめっきの下地に高N
i含有率のZn−Ni前めっきを施すことが開示されて
いる。
39号公報には、通常のZn−Niめっきの下地に高N
i含有率のZn−Ni前めっきを施すことが開示されて
いる。
しかし、この技術では、前めっきのために通常めっきと
は異なるめっき液を必要とするため、めっき液の管理が
煩雑になる問題があったが、前めっきを通常めっきと同
じめっき液によって行った後に、めっき層を陽極溶解す
るか、めっ゛き液中に無電解浸漬して、めっき層中の卑
な相を溶出させることで、高Ni前めっきと同等のめっ
き密着性を付与する技術が開発された(めっき層の陽極
熔解としては特開昭63−11690号公報、無電解浸
漬処理としては特開昭62−211397号公報に開示
されている)。
は異なるめっき液を必要とするため、めっき液の管理が
煩雑になる問題があったが、前めっきを通常めっきと同
じめっき液によって行った後に、めっき層を陽極溶解す
るか、めっ゛き液中に無電解浸漬して、めっき層中の卑
な相を溶出させることで、高Ni前めっきと同等のめっ
き密着性を付与する技術が開発された(めっき層の陽極
熔解としては特開昭63−11690号公報、無電解浸
漬処理としては特開昭62−211397号公報に開示
されている)。
しかしながら、陽極溶解には、そのために特に電源装置
や対極を必要とするので設備費やランニングコストが嵩
む問題があり、一方、無電解浸漬では、めっき層の溶出
速度が小さいために、めっき層を十分に溶解するにはラ
インスピードを下げるか浸漬用のセル長を長くしなけれ
ばならず、やはり設備費が嵩んだり、生産性を阻害する
問題があった。
や対極を必要とするので設備費やランニングコストが嵩
む問題があり、一方、無電解浸漬では、めっき層の溶出
速度が小さいために、めっき層を十分に溶解するにはラ
インスピードを下げるか浸漬用のセル長を長くしなけれ
ばならず、やはり設備費が嵩んだり、生産性を阻害する
問題があった。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明は、上記従来技術の問題点を有利に解決するもの
であって、具体的には、鋼板上にZn−Ni前めっきし
た後にめっき液中に無電解浸漬してめっき層の自然熔解
を行った後にZn−Niの通常めっきを施す技術の、前
めっき層の十分な熔解に要する処理時間を短縮すること
を目的とする。
であって、具体的には、鋼板上にZn−Ni前めっきし
た後にめっき液中に無電解浸漬してめっき層の自然熔解
を行った後にZn−Niの通常めっきを施す技術の、前
めっき層の十分な熔解に要する処理時間を短縮すること
を目的とする。
<msを解決するための手段〉
第1の発明は、鋼板にZn−Ni系合金電気めっきを施
すに際し、Zn−Ni系合金電気めっきに用いるめっき
液と同一組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2g/dの
Zn−Ni系合金のプレめっきを施した後、前記めっき
液と同一組成の液温が60″C超のめっき液中にて無電
解浸漬処理し、その後前記めっき液にて所定量のZn−
Ni系合金めっきを施すことを特徴とする耐チッピング
性に優れた3n−Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法
である。
すに際し、Zn−Ni系合金電気めっきに用いるめっき
液と同一組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2g/dの
Zn−Ni系合金のプレめっきを施した後、前記めっき
液と同一組成の液温が60″C超のめっき液中にて無電
解浸漬処理し、その後前記めっき液にて所定量のZn−
Ni系合金めっきを施すことを特徴とする耐チッピング
性に優れた3n−Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法
である。
そして第2の発明は、鋼板にZn、=Ni系合金電気め
っきを施すに際し、Zn−Ni系合金電気めっきに用い
るめっき液と同一組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2
g/dのZn−Ni系合金のプレめっきを施した後、鋼
板温度を50℃以上にして、前記めっき液と同一組成の
めっき液中にて無電解浸漬処理し、その後前記めっき液
にで所定量のZn−Ni系合金めっきを施すことを特徴
とする耐デツピング性に優れた2n−Ni系合金電気め
っき鋼板の製造方法であ〈作 用〉 以下、本発明の耐チッピング性に優れたZn−Ni系合
金電気めっき鋼板の製造方法について詳細に説明する。
っきを施すに際し、Zn−Ni系合金電気めっきに用い
るめっき液と同一組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2
g/dのZn−Ni系合金のプレめっきを施した後、鋼
板温度を50℃以上にして、前記めっき液と同一組成の
めっき液中にて無電解浸漬処理し、その後前記めっき液
にで所定量のZn−Ni系合金めっきを施すことを特徴
とする耐デツピング性に優れた2n−Ni系合金電気め
っき鋼板の製造方法であ〈作 用〉 以下、本発明の耐チッピング性に優れたZn−Ni系合
金電気めっき鋼板の製造方法について詳細に説明する。
通常、Zn−Ni系合金電気めっき鋼板を工業的に製造
するには、電解脱脂→水洗→酸洗→水洗等の前処理を行
った後、所定の組成の電解液を用い、数個ないし土数個
のセルから成るめっき浴で順次陰極処理を行い、所定合
金含有量および所定付着量の電気めっきを行う。
するには、電解脱脂→水洗→酸洗→水洗等の前処理を行
った後、所定の組成の電解液を用い、数個ないし土数個
のセルから成るめっき浴で順次陰極処理を行い、所定合
金含有量および所定付着量の電気めっきを行う。
本発明においては、上記の通常の前処理を行った後、ま
ずZn−Ni系合金電気めっきに用いるめっき液と同一
組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2g/ボのZn−N
i系合金のプレめっき(以下プレめっきと呼ぶ)を施し
た後、前記めっき液と同一組成の液温が60″C超のめ
っき液中にて無電解浸漬処理するか、或いは、鋼板温度
を50°C以上にして、前記めっき液と同一組成のめっ
き液中にて無電解処理し、その後前記めっき液にて所定
量のZn−Ni系合金めっき(以下主めっきと呼ぶ)を
施す。
ずZn−Ni系合金電気めっきに用いるめっき液と同一
組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2g/ボのZn−N
i系合金のプレめっき(以下プレめっきと呼ぶ)を施し
た後、前記めっき液と同一組成の液温が60″C超のめ
っき液中にて無電解浸漬処理するか、或いは、鋼板温度
を50°C以上にして、前記めっき液と同一組成のめっ
き液中にて無電解処理し、その後前記めっき液にて所定
量のZn−Ni系合金めっき(以下主めっきと呼ぶ)を
施す。
プレめっきの付着量は0.1〜2 g/rrTとする。
その理由は次による。付着量が0.1g/rrf未満で
は、液温60℃鰯のめっき液中での無電解浸漬処理によ
り、はぼ全量脱落するため耐チンピング性の改善効果が
ない、また、2g/mを超えると、60°C超のめっき
液中でD電解浸漬処理をしても、あるいは、鋼板温度を
50°C以上にしてめっき液中で無電解浸漬処理をして
も微細なりランクがプレめっき層全面に入らなくなり、
プレめっき層と素地板界面の応力緩和が不十分となり、
耐チッピング性の改善効果が少なくなるためである。
は、液温60℃鰯のめっき液中での無電解浸漬処理によ
り、はぼ全量脱落するため耐チンピング性の改善効果が
ない、また、2g/mを超えると、60°C超のめっき
液中でD電解浸漬処理をしても、あるいは、鋼板温度を
50°C以上にしてめっき液中で無電解浸漬処理をして
も微細なりランクがプレめっき層全面に入らなくなり、
プレめっき層と素地板界面の応力緩和が不十分となり、
耐チッピング性の改善効果が少なくなるためである。
無電解浸漬処理液を加温する場合は、その温度は60°
C超とする。その理由は、液温が60°C以下では溶解
力が低下して無電解浸漬処理時間を長く必要とし、生産
能力の低下をきたすため得策ではないからである。無電
解浸漬処理液の温度の上限は特に限定するd・要はない
が、後続して行う主めっきの品質およびライン操業上か
ら80℃以下が好ましい。
C超とする。その理由は、液温が60°C以下では溶解
力が低下して無電解浸漬処理時間を長く必要とし、生産
能力の低下をきたすため得策ではないからである。無電
解浸漬処理液の温度の上限は特に限定するd・要はない
が、後続して行う主めっきの品質およびライン操業上か
ら80℃以下が好ましい。
tIi4仮を加温する場合は、プレめっき後の鋼板温度
を50“C以上とする。その理由は、後続して行うめっ
き液中での無電解浸漬処理によるプレめっき層の化学溶
解を促進させるためであり、鋼板温度が50″C未満で
は溶解力が低下して無電解浸漬処理時間を長く必要とし
、生産能力の低下をきたすため得策ではないからである
。綱板温度の上限は特に限定する必要はないが、ライン
操業上の観点から90°C以下が好ましい。
を50“C以上とする。その理由は、後続して行うめっ
き液中での無電解浸漬処理によるプレめっき層の化学溶
解を促進させるためであり、鋼板温度が50″C未満で
は溶解力が低下して無電解浸漬処理時間を長く必要とし
、生産能力の低下をきたすため得策ではないからである
。綱板温度の上限は特に限定する必要はないが、ライン
操業上の観点から90°C以下が好ましい。
なお、鋼板の加温は無電解浸漬直前の鋼板温度が上記範
囲にあるようにすれば良(、特に加温する位置を限定す
るものではない、すなわちプレめっきセルと無電解浸漬
セルの間で加温しても良いし、プレめっき前に加温して
も良い。
囲にあるようにすれば良(、特に加温する位置を限定す
るものではない、すなわちプレめっきセルと無電解浸漬
セルの間で加温しても良いし、プレめっき前に加温して
も良い。
プレめっき前に鋼板を加温する場合、通常の操業条件な
らば、プレめ、き前の鋼板温度を60°C以上に加温し
ておけば、プレめっき後無電解浸漬前の鋼板温度を50
°C以上にすることができる。
らば、プレめ、き前の鋼板温度を60°C以上に加温し
ておけば、プレめっき後無電解浸漬前の鋼板温度を50
°C以上にすることができる。
またjtuaの加温手段は、加熱ロールと接触させる方
法、誘導加熱する方法、赤外線ヒーターによって加熱す
る方法等多種あるが、いずれを用いてもよい。
法、誘導加熱する方法、赤外線ヒーターによって加熱す
る方法等多種あるが、いずれを用いてもよい。
無電解浸漬処理時間は、上記プレめっき付着量との関係
から素地鋼板との密着性が良好なプレめっき層を形成す
るのに好適な時間を選定するのがよく、具体的には0,
5秒以上、3秒未満が好ましい、 v4@解浸漬処理時
間が0.5秒未満ではプレめっき層全面にクランクが入
らず、耐チッピング性が改善できない、また、3秒以上
の無電解浸漬処理をしても耐チッピング性の改善効果が
変わらず、必要以上にその時間を長くすることは生産能
力の低下をきたすため得策ではない。
から素地鋼板との密着性が良好なプレめっき層を形成す
るのに好適な時間を選定するのがよく、具体的には0,
5秒以上、3秒未満が好ましい、 v4@解浸漬処理時
間が0.5秒未満ではプレめっき層全面にクランクが入
らず、耐チッピング性が改善できない、また、3秒以上
の無電解浸漬処理をしても耐チッピング性の改善効果が
変わらず、必要以上にその時間を長くすることは生産能
力の低下をきたすため得策ではない。
本発明の適用可能なZn−Ni系合金電気めっきの種類
としては、2元素、3元素またはそれ以上のいかなるも
のでも可能であり、P、 Co、 Sn、 Sb。
としては、2元素、3元素またはそれ以上のいかなるも
のでも可能であり、P、 Co、 Sn、 Sb。
■、Fe、 Ti、 Mn、 Si、 TI、 Bi、
Pb、 /Vおよびそれらの酸化物、炭化物、窒化物
等のうち1種または2種以上を意図的に添加したもの、
あるいは不可避的に混入したもの等あらゆるZn−Ni
系合金または複合めっき皮膜の形成に通用することがで
きる。
Pb、 /Vおよびそれらの酸化物、炭化物、窒化物
等のうち1種または2種以上を意図的に添加したもの、
あるいは不可避的に混入したもの等あらゆるZn−Ni
系合金または複合めっき皮膜の形成に通用することがで
きる。
また、プレめっき、主めっきのめっき方式としては、水
平型、縦型、ラジアル型等従来より用いられている任意
の方式が適用可能である。
平型、縦型、ラジアル型等従来より用いられている任意
の方式が適用可能である。
さらに、本発明に用いるめっき浴としては、硫酸塩浴、
塩化物浴およびこれらの混合浴を用いればよい。
塩化物浴およびこれらの混合浴を用いればよい。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
板厚0.8閣の5pcc鋼板を常法に従って、脱脂→水
洗→酸洗→水洗をした後、この鋼板に主めっきに用いる
めっき液を用いてZn−Ni系合金電気プレめっきを行
った0次いでこのめっき液と同一のめっき液中に鋼板を
無電解浸漬処理をした。その後、直ちに同一のめっき液
にて主めっきを行い、めっき付着量30g/nl Ni
含有率12%のZn−Ni系合金電気めっき鋼板を得た
。
洗→酸洗→水洗をした後、この鋼板に主めっきに用いる
めっき液を用いてZn−Ni系合金電気プレめっきを行
った0次いでこのめっき液と同一のめっき液中に鋼板を
無電解浸漬処理をした。その後、直ちに同一のめっき液
にて主めっきを行い、めっき付着量30g/nl Ni
含有率12%のZn−Ni系合金電気めっき鋼板を得た
。
なお、プレめっきの付着量および無電解浸漬処理のめっ
き液温度とその時間は第1表に示す通りである。また、
めっき浴およびめっき条件は以下の通りである。
き液温度とその時間は第1表に示す通りである。また、
めっき浴およびめっき条件は以下の通りである。
めっき浴組成 N15Oa・61hO250g/m2
ZnSO,・71120 130 g / lNa
2SO440g / 1 めっき条件 pll 1.6浴
温 55°C 11t流密度 50A/dd かくして得られためっき鋼板に対し、日本ペイント製の
リン酸塩処理液サーフダインSD2500MZ (Di
p方式)を用いて化成処理を行い、次いでカチオン電着
塗装(30μ厚)→中塗り塗装(35,n厚)→上塗り
塗装(351厚)の3コートを順次施し、以下に示す冷
凍チッピング試験(飛石試験)を行った。
ZnSO,・71120 130 g / lNa
2SO440g / 1 めっき条件 pll 1.6浴
温 55°C 11t流密度 50A/dd かくして得られためっき鋼板に対し、日本ペイント製の
リン酸塩処理液サーフダインSD2500MZ (Di
p方式)を用いて化成処理を行い、次いでカチオン電着
塗装(30μ厚)→中塗り塗装(35,n厚)→上塗り
塗装(351厚)の3コートを順次施し、以下に示す冷
凍チッピング試験(飛石試験)を行った。
その結果を第1表に示す。
(冷凍チッピング試験)
3コートした塗装板を一20°Cに冷却し、15個の小
石(0,3g/個の大理石)を1個ずつ空気圧4kg/
c−で噴射して塗装板に衝突させ、セロテープ剥離によ
りめっき被膜の耐チッピング性を調べた。
石(0,3g/個の大理石)を1個ずつ空気圧4kg/
c−で噴射して塗装板に衝突させ、セロテープ剥離によ
りめっき被膜の耐チッピング性を調べた。
その評価方法は次の通りである。
5・・・最大剥離径5点の平均値が4閣未満4・・・最
大剥離径5点の平均値が4m以上6肛未満3・・・最大
剥離径5点の平均値が611II11以上8肺未満2・
・・最大剥離径5点の平均値が8M以上10Ili1未
満1・・・最大剥離径5点の平均値が1011I11以
上第1表の結果から明らかなように、本発明法により得
られたm板は、いずれも冷凍下での耐チッピング性に優
れている。
大剥離径5点の平均値が4m以上6肛未満3・・・最大
剥離径5点の平均値が611II11以上8肺未満2・
・・最大剥離径5点の平均値が8M以上10Ili1未
満1・・・最大剥離径5点の平均値が1011I11以
上第1表の結果から明らかなように、本発明法により得
られたm板は、いずれも冷凍下での耐チッピング性に優
れている。
(実施例2)
板r¥0.8団の5PCC鋼板を常法に従って、脱脂→
水洗→酸洗→水洗をした後、この鋼板に主めっきに用い
るめっき液を用いてZn−Ni系合金電気プレめっきを
行った。引き続き熱風にて鋼板を温熱し、次いでこのめ
っき液と同一のめっき液中にて鋼板を無電解浸漬処理を
した。その後、直ちに同めっき液にて主めっきを行い、
めっき付着量30g/rrf、Ni含有率12%のZn
−Ni系合金電気めっき鋼板を得た。
水洗→酸洗→水洗をした後、この鋼板に主めっきに用い
るめっき液を用いてZn−Ni系合金電気プレめっきを
行った。引き続き熱風にて鋼板を温熱し、次いでこのめ
っき液と同一のめっき液中にて鋼板を無電解浸漬処理を
した。その後、直ちに同めっき液にて主めっきを行い、
めっき付着量30g/rrf、Ni含有率12%のZn
−Ni系合金電気めっき鋼板を得た。
なお、プレめっきの付着量と無電解浸漬前の板温(プレ
めっき後の熱風温熱後の板温)および無電解浸漬処理時
間は第2表に示す通りである。また、めっき浴およびめ
っき条件は以下の通りである。
めっき後の熱風温熱後の板温)および無電解浸漬処理時
間は第2表に示す通りである。また、めっき浴およびめ
っき条件は以下の通りである。
めっき浴組成 N15Oa・611□0 250g
/m2ZnSO−・7820 130 g / 1N
a2S0440 g / n めっき条件 pH1,6 浴 温 55°C 電流密度 50A/d己 かくして得られためっき鋼板に対し、日本ペイント類の
リン酸塩処理液サーフダインS D2500MZ (D
i’p方式)を用いて化成処理を行い、次いでカチオン
電着塗装(3otnn厚)→中塗り塗装(35t!Wl
厚)→上塗り塗装(35n厚)の3コートを順次施し、
実施例1と同様の冷凍チッピングiil:験を行った。
/m2ZnSO−・7820 130 g / 1N
a2S0440 g / n めっき条件 pH1,6 浴 温 55°C 電流密度 50A/d己 かくして得られためっき鋼板に対し、日本ペイント類の
リン酸塩処理液サーフダインS D2500MZ (D
i’p方式)を用いて化成処理を行い、次いでカチオン
電着塗装(3otnn厚)→中塗り塗装(35t!Wl
厚)→上塗り塗装(35n厚)の3コートを順次施し、
実施例1と同様の冷凍チッピングiil:験を行った。
その結果を第2表に示す。なお、評価方法も実施例1の
場合と同しである。
場合と同しである。
第2表の結果から明らかなように、本発明法により得ら
れた@板は、いずれも冷凍下での耐チッピング性に優れ
ている。
れた@板は、いずれも冷凍下での耐チッピング性に優れ
ている。
(実施例3)
板厚0.8mmの5PCC1iiI板を常法に従って、
脱脂→水洗→酸洗を行い、次いで熱水で湯洗を行った後
、鋼板に主めっきに用いるめっき液を用いてZn−Ni
系合金電気プレめっきを行った。その後このめっき液と
同一のめっき液中に鋼板を無電解浸漬処理をした。次い
で直ちに同めっき液にて主めっきを行い、めっき付着量
30 g / 11?、 Ni含有率12%のZn−N
i系合金電気めっき鋼板を得た。
脱脂→水洗→酸洗を行い、次いで熱水で湯洗を行った後
、鋼板に主めっきに用いるめっき液を用いてZn−Ni
系合金電気プレめっきを行った。その後このめっき液と
同一のめっき液中に鋼板を無電解浸漬処理をした。次い
で直ちに同めっき液にて主めっきを行い、めっき付着量
30 g / 11?、 Ni含有率12%のZn−N
i系合金電気めっき鋼板を得た。
なお、プレめっき前の板温とプレめっきの付着Mおよび
無電解浸漬処理時間は第3表に示す通りである。また、
めっき浴およびめっき条件は以下の通りである。
無電解浸漬処理時間は第3表に示す通りである。また、
めっき浴およびめっき条件は以下の通りである。
めっき浴組成 NiSO4・61120 250g
/lZn5Oa ・71120 130 g / ’
Na’zSO440g / 1 めっき条件 pH1,6 浴 温 55°C 電流密度 50A/d艷 かくして得られためっき鋼板に対し、日本ペイント製の
リン酸塩処理液サーフダインSD2500MZ (Di
p方式)を用いて化成処理を行い、次いでカチオン電着
塗装(3hv厚)→中塗り塗装(35nr¥)→上塗り
塗装(35I!m厚)の3コートを順次施し、実施例1
と同様の冷凍チッピング試験を行った。その結果を第3
表に示す、なお、評価方法も実施例1の場合と同しであ
る。
/lZn5Oa ・71120 130 g / ’
Na’zSO440g / 1 めっき条件 pH1,6 浴 温 55°C 電流密度 50A/d艷 かくして得られためっき鋼板に対し、日本ペイント製の
リン酸塩処理液サーフダインSD2500MZ (Di
p方式)を用いて化成処理を行い、次いでカチオン電着
塗装(3hv厚)→中塗り塗装(35nr¥)→上塗り
塗装(35I!m厚)の3コートを順次施し、実施例1
と同様の冷凍チッピング試験を行った。その結果を第3
表に示す、なお、評価方法も実施例1の場合と同しであ
る。
第3表の結果から明らかなように、本発明法により得ら
れためっき鋼板は、いずれも冷凍下での耐チッピング性
に優れている。
れためっき鋼板は、いずれも冷凍下での耐チッピング性
に優れている。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明の製造方法によれば、Zn
−Ni系合金電気めっき鋼板の製造において、Zn−N
i系合金めっき液を何ら変更することなく、冷延鋼板と
同等の耐チンピング性、特に冷凍域での耐チッピング性
が極めて優れたZn−Ni系合金電気めっき8板を容易
に製造することができる。
−Ni系合金電気めっき鋼板の製造において、Zn−N
i系合金めっき液を何ら変更することなく、冷延鋼板と
同等の耐チンピング性、特に冷凍域での耐チッピング性
が極めて優れたZn−Ni系合金電気めっき8板を容易
に製造することができる。
Claims (2)
- (1) 鋼板にZn−Ni系合金電気めっきを施すに際
し、Zn−Ni系合金電気めっきに用いるめっき液と同
一組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2g/m^2のZ
n−Ni系合金のプレめっきを施した後、前記めっき液
と同一組成の液温が60℃超のめっき液中にて無電解浸
漬処理し、その後前記めっき液にて所定量のZn−Ni
系合金めっきを施すことを特徴とする耐チッピング性に
優れたZn−Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法。 - (2) 鋼板にZn−Ni系合金電気めっきを施すに際
し、Zn−Ni系合金電気めっきに用いるめっき液と同
一組成のめっき液にて鋼板に0.1〜2g/m^2のZ
n−Ni系合金のプレめっきを施した後、鋼板温度を5
0℃以上にして、前記めっき液と同一組成のめっき液中
にて無電解浸漬処理し、その後前記めっき液にて所定量
のZn−Ni系合金めっきを施すことを特徴とする耐チ
ッピング性に優れたZn−Ni系合金電気めっき鋼板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233213A JP2974741B2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 耐チッピング性に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233213A JP2974741B2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 耐チッピング性に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04116178A true JPH04116178A (ja) | 1992-04-16 |
JP2974741B2 JP2974741B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=16951532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2233213A Expired - Fee Related JP2974741B2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 耐チッピング性に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974741B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP2233213A patent/JP2974741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2974741B2 (ja) | 1999-11-10 |
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