JPH04116009A

JPH04116009A - 巻取紙用紙庫及び巻取紙の貯蔵方法

Info

Publication number: JPH04116009A
Application number: JP2237846A
Authority: JP
Inventors: Takemi Watanabe; 渡辺　武美
Original assignee: Kaneda Kikai Seisakusho KK
Current assignee: Kaneda Kikai Seisakusho KK
Priority date: 1990-09-07
Filing date: 1990-09-07
Publication date: 1992-04-16
Anticipated expiration: 2014-03-08
Also published as: JP2865403B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、新聞社や印刷工場等に於ける巻取紙の貯蔵方
法とこれに使用する巻取紙用紙庫の改良に関するもので
ある。

（従来の技術）出願人は先きに、第１０図の如き傾斜状の床面４上に複
数枚の床盤１を階段状に配設して成る巻取紙用紙庫を開
発し、特開昭６４−２２７０６号として公開している。

即ち、前記床盤１は矩形状の鋼板材５．補強用チャンネ
ル材６、ストッパー３、緩衝部材２．支持部材７及び支
軸８等より構成されており、巻取紙９の荷重によって傾
斜し、ストッパー３が床面４上へ接当することにより一
定の傾斜角度を有する傾斜床が紙庫内に形成される。

尚、第１０図に於いて１０は緩衝材受け、１１は搬入用
コンベヤ、１２は蹴出装置、１３は搬出用コンベヤ、１
４はストッパー装置である。

前記傾斜床式の巻取紙用紙庫に於いては、巻取紙９が蹴
出装置１２によってコンベヤ１１上から床盤１上へ乗せ
られると、床盤１の前端部が順次下降して所定の角度だ
け傾斜すると共に、傾斜時の衝撃が緩衝部材２により吸
収される。その結果、蹴出装置［１２によって床盤１上
へ載せられた巻取紙９は、はぼ一定の速度で下方へ向っ
て転がることになり、貯蔵中の巻取紙９が少なくて転が
り距離が長い場合でも、上方から転がってくる巻取紙９
により下方の巻取紙９に大きな衝撃が加えられることは
皆無となり、極めて好都合である。

しかし乍ら、従前の傾斜床式の巻取紙用紙庫にあっては
、床盤１上を巻取紙９が転がる際に、各床盤１の縦目に
よって巻取紙９の外表層部が損傷を受けることが多くあ
り、実用上様々な支障を生じている。

また、下方に位置する巻取紙９に加わる衝撃力が減少す
るとは云うものの、転がり方式である限り衝撃力を零に
することは不可能である。その結果、どうしても巻取紙
の外層部に衝撃による歪みが発生することになり、これ
が原因となって１巻取紙の自動紙継用処理や自動ワンプ
剥離処理に於いて処理ミスが多発することになる。

更に、紙庫の床面４そのものを傾斜状に形成すると共に
、その上面に多数の床盤１やストッパー装置１４を設け
ねばならず、それ等の据付やレベル調整に多数の手数を
要すると云う難点がある。

加えて、巻取紙９の貯蔵量が多いと、ストッパー装置１
４の駆動に要する動力が著しく増大すると共に、傾斜床
であるため紙庫の巻取紙搬入側の天井が必然的に低くな
り、様々な不都合を生ずることになる。

（発明が解決しようとする課題）本発明は従前の傾斜床式の巻取紙用紙庫に於ける上述の
如き問題、即ち■床盤１の継ぎ目や巻取紙同士の衝突に
よって巻取紙外層部に損傷を生じ易く、その後の自動紙
継用処理や自動ワンプ剥離処理に於いて処理ミスが多発
すること、■紙庫床面の構造が複雑になり、建設費や保
守管理費の削減が困難になること、及び（４７紙鹿の巻
取紙搬入側の天井高さが低くなること等の問題を解決せ
んとするものであり、平坦な床面を有する紙庫でもって
多数の巻取紙を高能率で搬入並びに搬出することが出来
ると共に、貯蔵中に巻取紙に損傷を生ずる様なことが全
く、しかも比較的安価に紙庫の建設を行なえるようにし
た巻取紙用紙庫と、これを利用した巻取紙の貯蔵方法を
提供するものである。

（課題を解決するための手段）本件請求項（１）に記載の発明は、紙庫Ａの巻取紙搬入
側に配設した電磁誘導方式のリフト付巻取紙搬送車工と
；前記紙庫Ａの巻取紙搬出側に配設した電磁誘導方式の
リフト無し巻取紙搬送車Ｍと；前記紙庫Ａの平坦な床面
に配設され、前記両巻取紙搬送車Ｉ、Ｍを自動走行させ
る電磁誘導ラインＪと；前記紙庫Ａ内の電磁誘導ライン
Ｊを中央にしてその上方に配設され、巻取紙ＡＯを支持
する上・下動自在な支持体３２を備えた複数基の可動型
巻取紙保持袋Ｈｐとを発明の基本構成とするものである
。

また、請求項（３）に記載の発明は１紙庫Ａの巻取紙搬
入側と巻取紙搬出側に夫々配設した電磁誘導方式のリフ
ト付巻取紙搬送車１と；前記紙庫Ａの平坦な床面に配設
され、前記巻取紙搬送車■を自動走行させる電磁誘導ラ
インＪと：前記紙庫Ａ内の電磁誘導ラインＪを中央にし
てその上方に配設され、巻取紙Ａｏを支持する一対の平
行な支持体３５を備えた複数基の固定型巻取紙保持装Ｗ
Ｑとを発明の基本構成とするものである。

更に、請求項（４）に記載の発明は、電磁誘導方式のリ
フト付巻取紙搬送車工に巻取紙Ａｏを積載し、電磁誘導
ラインＪに沿って前記巻取紙搬送重工を紙庫Ａ内の所定
位置へ誘導し、巻取紙搬送重工のリフト２０を作動して
巻取紙Ａｏを上昇させたあと、前記電磁誘導ラインＪの
上方に設けた可動型巻取紙保持袋ＭＰの上・下動自在な
支持体３２を伸長して当該支持体３２上に巻取紙Ａｏを
保持せしめ、その後巻取紙搬送重工のリフト２０を下降
してこれを巻取紙積載箇所へ戻すと共に、巻取紙Ａｏを
保持した何れかの可動型巻取紙保持装置Ｐの下方へリフ
ト無し巻取紙搬送車Ｍを位置せしめ、保持装置Ｐの支持
体３２を下降して巻取紙Ａ。

を搬送車Ｍに積載したあと、当該搬送車Ｍを電磁誘導ラ
インＪに沿って輪転印刷工場Ｂへ走行させることを発明
の基本構成とするものである。

本件請求項（５）に記載の発明は、電磁誘導方式のリフ
ト付巻取紙搬送車工に巻取紙Ａｏを積載し、電磁誘導ラ
インＪに沿って巻取紙搬送重工を紙庫Ａ内の所定位置へ
誘導し、前記巻取紙搬送車Ｉのリフト２０を下降して電
磁誘導ラインＪの上方に設けた固定型巻取紙保持装置Ｑ
の一対の平行な支持体３５上に巻取紙Ａｏを保持せしめ
、その後巻取紙搬送重工のリフト２０を下降して前記保
持装置Ｑの下方を進行させ、これを巻取紙積載箇所へ戻
すと共に１巻取紙ＡＯを保持した何れかの固定型巻取紙
保持装置Ｑの下方へリフト付巻取紙搬送車Ｉを位置せし
め、リフト２０を上昇させて巻取紙ＡＯを積載したあと
、当該搬送車■を電磁誘導ラインＪに沿って輪転印刷工
場Ｂへ走行させることを発明の基本構成とするものであ
る。

（作用）両巻取紙搬送車Ｉ、Ｍは電磁誘導ラインＪに沿って自動
走行し、所定の位置での停止、発進、リフト２０の作動
等を行なう。

リフト付巻取紙搬送車工に巻取紙Ａｏを積載し、リフト
２０を上昇したあと、可動型巻取紙保持装置Ｐの支持体
３２を上昇させることにより巻取紙Ａｏを支持体３２上
に保持する。尚、巻取紙Ａ。

を保持装置Ｐへ保持せしめた後の搬送重工は、リフト２
０を下降することにより、巻取紙Ａｏを保持している保
持装置Ｑの下方を通ることが可能となる。

巻取紙ＡＯを保持している保持装置Ｐの下方へリフト無
し搬送車Ｍを位置せしめ、保持装置Ｐの支持体３２を下
降させることにより、巻取紙ＡＯは搬送車Ｍに積載され
る。尚、保持装置Ｐの支持体３２を限度まで下降させる
ことにより、搬送車Ｍは保持装ＭＰの間を通って進行す
ることが出来る。

一方、巻取紙ＡＯを積載したリフト付巻取紙搬送車Ｉを
固定型巻取紙保持装置Ｑの下方に位置せしめ、リフト２
０を下降することにより１巻取紙Ａｏは保持装置［Ｑの
支持体３５上に保持される。

尚、リフト２０を下降することにより空の搬送重工は固
定型巻取紙保持装置Ｑの下方を通って進行することがで
きる。

巻取紙を保持した固定型巻取紙保持装置Ｑの下方へリフ
ト付巻取紙搬送車■を位置せしめ、リフト２０を上昇さ
せることにより巻取紙ＡＯは搬送車Ｉに積載される。

尚、巻取紙Ａｏを積載した搬送重工は、リフト２０を上
昇せしめた姿勢とすることにより、空の固定型巻取紙保
持装置Ｑの下方を通って進行することができる。

（実施例）以下、第１図乃至第９図に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明に係る巻取紙用紙庫の平面概要図であり
、第２図は第１図のＡ−Ａ視部分断面図である。

また、第３図は巻取紙移載装置の断面概要図であり、第
４図（Ａ）及び第４図（Ｂ）は本発明で使用する電磁誘
導式の巻取紙搬送車の正面図である。

第１図を参照して１巻取紙用紙庫Ａは輪転印刷工場Ｂの
隣接地域に設けられており、その巻取紙搬入側には巻取
紙搬入用のトラックヤードＣや巻取紙受入用のプラット
ホームＤ１巻取紙移送用のトレーエレベータ装置Ｅ、ス
ラットコンベヤ装置Ｆ１巻取紙のワンプマーク読取装置
Ｇ、電磁誘導式の巻取紙搬送車（以下ＡＧＶと略称する
）へ巻取紙を積載する巻取紙移載装置Ｈ，リフト付巻取
紙搬送車（リフト付ＡＧＶと略称する）Ｉ、リフト付Ａ
ＧＶ（Ｉ）の電磁誘導ラインＪ等が配設されている。

また５巻取紙用紙庫Ａの巻取紙搬出側には、残芯キッカ
装置に−ＡＧＶ充電装置ｆＬ、リフト無しＡＧＶ（Ｍ）
及びその誘導ラインＪ等が配設されている。

更に、巻取紙用紙庫Ａと輪転印刷工場Ｂとの間には、巻
取紙のワンプ処理袋ＮＮ及び自動紙継用処理装置Ｏが夫
々設けられている。

一方１巻取紙用紙庫Ａの内部には可動型巻取紙保持装置
Ｐ、固定型巻取紙保持装ＷＱ、残連保持装置Ｒ１残芯受
取装置Ｓ、各ＡＧＶの電磁誘導ラインＪ、ＡＧＶ制御装
置Ｔ及び可動型巻取紙保持装置の制御装置Ｕ等が夫々設
けられている。

又、紙庫Ａの球面は平坦面に形成されており。

その床面上に後述する巻取紙保持装置Ｐ、Ｑ等が。

更に床面内にはＡＧＶの電磁誘導ラインＪ等が埋設され
ている。

前記トレーエレベータ装置Ｅは公知の巻取紙用昇降装置
であり、プラットホームＤと紙庫Ａの設置レベルが異な
る場合にのみ使用され、巻取紙を紙庫Ａのレベルにまで
運搬すると共に、後述するスラットコンベヤ装置Ｆ上へ
巻取紙を移載する。

前記スラットコンベヤ装置Ｆ及びワンプマーク読取装置
Ｇは夫々公知の装置であり、前者はトレーエレベータ装
置Ｅからの巻取紙を巻取紙移載装置Ｈまで運搬し、また
、後者はその途中に於いて巻取紙の所謂ワンプマークを
読み取って９巻取紙ＡＯの種類の判別や数量のチエツク
等を行なうと共に、必要なデータの記録並びに移載をす
る。

前記巻取紙移載装置Ｈは、スラットコンベヤ装ＷＦによ
り搬送されてきた巻取紙Ａｏをリフト付ＡＧＶ（Ｉ）へ
移載するものである。当該移載装置Ｈは第３図に示す如
く、固定支持材１５とスライド支持材１６及び駆動装置
１７等から構成されており、キッカ１８にょリスラット
コンベヤＦ上の巻取紙Ａｏを矢印方向へ転がし、先ずス
ライド支持材１６により巻取紙Ａｏを受は止めたあと、
スライド支持材１６を矢印方向へ移動させることにより
、巻取紙Ａｏをリフト付ＡＧＶ（Ｉ）の受台上へ下降さ
せるものである。

前記リフト付ＡＧＶ（Ｉ）は第４図（Ａ）に示す如く公
知の電磁誘導方式の搬送台車１９に昇降自在なリフト２
０を設けたものであり、リフト２０の受台２１上に巻取
１１ｃＡｏが積載される。

前記台車１９は１０００園Ｘ　８００　ｗｍ　Ｘ　３０
０−の外形寸法に形成されており、また、リフト受台２
１の寸法は３００ｍｘ６００ｍに、リフト昇降高さは５
０〜８ｏ■に、積載重量はｌ　、　５　ｔｏｎに夫々選
定されている。

当該リフト付ＡＧＶ（Ｉ）には、第５図に示す如く、台
車１９の中央両側に駆動モータ付の疑動輪２２．２２が
、また台車１９の前・後両側に補助輪２３．２３が、更
に台車１９の中央に駆動モータ付のリフト評動軸２４が
夫々設けられている。

また、前記台車１９には駆動用バッテリ２５、サーボア
ンプ２６、リアクトル２７．ピックアップコイル２８、
制御盤２９等が積載されており、床面に埋設された誘導
線Ｖ、受信用ループコイルＷ、及び送信用ループコイル
コイルＸからなる電磁誘導ラインＪに沿って、地上しこ
設置されたＡＧＶ制御装置Ｔからの制御を受けつつ自動
走行をすると共に、巻取紙ＡＯの積込み（リフト２０の
上昇）及び積降、しくリフト２０の下降）を自動的に行
なう。

尚、前記リフト付ＡＧｖ（Ｉ）は高速・中速及び低速前
進、低速後退及びスピーンターンを行なうことが出来、
また自動走行の他に手押しによる走行も出来ることは勿
論である。

また、当該リフト付ＡＧＶ（Ｉ）のリフト２０は手動操
作によって昇・降させることが出来、更に、当該リフト
付ＡＧＶ（Ｉ）には走行注意音発信装置や衝突防止装置
、入線・脱線表示装置等の公知の付属装置が配設されて
いる。

前記リフト無しＡＧｖ（Ｍ）は、第４図（Ｂ）に示す如
く前記リフト付ＡＧＶ（Ｉ）がらリフト２０を取り除い
たものであり、電磁誘導方式による自動走行システムそ
のものは前記リフト付ＡＧＶ（Ｉ）と基本的に同一であ
る。

前記可動型巻取紙保持装置Ｐは第６図及び第７図に示す
如く、電磁誘導ラインＪの両側に立設した一対の脚体３
０，３０と両脚体３０．３０の上方より斜め上向きにハ
状に取付けた一対の油圧シリンダ３１．３１と、両油圧
シリンダ３１のピストンロノド先端に水平に取付けた一
対の支持体３２゜３２とから形成されており、両支持体
３２．３２の間へ巻取紙Ａｏを積載したリフト付ＡＧＶ
（Ｉ）や、巻取紙Ａｏを搬出するためのリフト無しＡＧ
Ｖ（Ｍ）が入っている。

即ち、リフト付ＡＧＶ（Ｉ）によって搬入されて来た巻
取紙Ａｏを当該保持袋ＭＰにより保持する場合には、保
持装置Ｐの中央下方の所定位置へリフト付ＡＧｖ（Ｉ）
を停止させ５リフト２０を上昇して巻取紙ＡＯを所定位
置まで持ち上げる。

次に、保持装置のシリンダ３１を作動させ、支持体３２
を上昇せしめて巻取紙Ａｏに接当させた後、リフト２０
を下降する。これにより４巻取紙Ａｏは両支持体３２．
３２間に保持される。

また、保持装置Ｐに保持されている巻取紙Ａ。

を搬出する際には、空のリフト無しＡＧＶ（Ｍ）を保持
中の巻取紙Ａｏの下方に位置せしめ１次に油圧シリンダ
３１を作動して支持体３２を下降せしめ、巻取紙Ａｏを
ＡＧＶ［Ｍ）の荷台上へ降ろすと共に、支持体３２を更
に下降して１巻取紙Ａｏを両支持体３２からフリーにし
、その後ＡＧｖ（Ｍ）を輪転印刷工場Ｂ側へ走行させる
。

換言すれば、前記可動型巻取紙保持装置ｉＰはリフト付
ＡＧＶ（１）によって巻取紙ＡＯを紙庫へ搬入し、且つ
リフト無しＡＧＶ（Ｍ）によって巻取紙ＡＯを紙庫から
搬出するシステムの場合に用いられ、紙庫Ａ内には複数
基の保持装ＭＰを直列状に設けたユニストが、複数列配
設される。

尚、本実施例に於いては、両油圧シリンダ３１が伸縮す
る型式の可動型巻取紙保持袋ＷＰとしているが、片側の
油圧シリンダ３１のみを伸縮させ且つ他方の支持体３２
をローラ型式とした可動型巻取紙保持装置Ｐとしても良
い。

前記固定型巻取紙保持装置Ｑは第８図及び第９図に示す
如く、電磁誘導ラインＪを中央にしてその両側に対向状
に配設した一対の脚体３３，３３と、各脚体３３，３３
の上端より上方へへ状しこ突出せしめた一対の支持部材
３４．３４と各支持部材３４．３４に水平に取付けた一
対の支持体３５゜３５とから形成されている。

当該固定型巻取紙保持装置Ｑは巻取紙Ａｏの紙庫への搬
入並びに搬出をリフト付ＡＧＶ（Ｉ）を用いて行なう場
合に使用され、一対の支持体３５゜３５の中央下方にリ
フト付Ａ　Ｇ　Ｖ　（Ｉ　、）を停止させ。

リフト２０を下降させることによりリフト受台２１上に
積載した巻取紙Ａｏを支持体３５．３５に保持せしめる
。

また、リフト付ＡＧｖ（Ｉ）に巻取紙ＡＯを積載する場
合には、支持体３５，３．５の下方にリフト付ＡＧＶ（
Ｉ）を停止させ１次にリフト２０を上昇させる。これに
より、保持されている巻取紙ＡＯはリフト受台２１上に
積載される。

前記大連保持装置Ｒは、印刷の途中で巻取紙を交換した
場合に印刷機から取は外された巻取紙を保管するもので
あり、前記可動型保持装置Ｐとほぼ同様の構造を有して
いる。

即ち、当該大連保持装置Ｒによって保持する巻取紙ＡＯ
の外径は紙の使用量に応じて不同である。

従って外径が不同な巻取紙に対応するため、支持体３２
の可動範囲が大きく選定されており、外径の小さな巻取
紙を保管する場合には南支持体３２゜３２の間隙を小さ
くする。

前記残芯キラ力装置Ｋ及び残芯受取装置Ｓは公知の装置
と同一であり、リフト無しＡＧＶ（Ｍ）又は残芯受台を
設けたＡＧＶによって運搬されて来た巻取紙の残芯は、
当該残芯キラ力装置ＫによってＡＧＶから残芯受取装置
（Ｓ）上へ降される。

前記巻取紙ワンプ処理装置Ｎ及び自動紙継処理装置○は
、紙庫Ａと輪転印刷工場Ｂとの間に設けられており、前
者によって巻取紙ＡＯの外装紙（ワンプ）や巻取紙両側
面の保護用鏡板が取り除かれ、更に後者によって巻取紙
の始端部の整形や紙継用接着層が形成される。

また、前記充電装置り、ＡＧＶ制御制御装置型動型巻取
紙保持装置の制御装置Ｕ及び電磁誘導ラインＪ等は全て
公知のものであり、バッテリ駆動型のリフト付ＡＧＶ（
Ｉ）及びリフト無しＡ　Ｇ　Ｖ　（Ｍ）の走行制御やリ
フト２０の作動制御等がＡＧＶ制御制御装置型磁誘導ラ
インＪ及びＡＧＶに搭載されている制御盤２９等により
行なわれる。また、保持装置の制御装置Ｕからの信号に
より、可動型巻取紙保持装置ｐの作動が制御される。

次に１紙庫Ａへの巻取紙の搬入、貯蔵並びに搬出につい
て説明する。

前記紙庫Ａへの巻取紙の搬入側には複数台のリフト付Ａ
ＧＶ（Ｉ）が配設されており、巻取紙移載装置Ｈにより
積載した巻取紙ＡＯを紙庫Ａ内へ搬入し、予め定めた一
定の順序に従って、可動型巻取紙保持族ｗＰ上へ巻取紙
を順次貯蔵して行く。

尚、巻取紙ＡＯを保持装置Ｐへ貯けた後のリフト付ＡＧ
Ｖ（Ｉ）は、そのリフト２０を下降した状態で前方の各
巻取紙保持装置ＭＦの下をく、ぐり、ラインＪ工を通し
て巻取紙移載装置Ｈ下へ戻される。

一方、紙庫Ａの搬出側には複数基のリフト無しＡＧＶ（
Ｍ）が配設されており、予かしめ定められた一定の順序
に従って各巻取紙保持装置Ｐの下方へ引き入れられ、巻
取紙保持装置Ｐの支持体３２を下降させることにより、
貯蔵中の巻取紙ＡＯがリフト無しＡＧｖ（Ｍ）上に積載
される。

巻取紙Ａｏを積載したＡ　Ｇ　Ｖ　（Ｍ）は、支持体３
２を引き下げた巻取紙保持装置Ｐの下方を通過して主誘
導ラインＪに入り、ワンプ処理装置Ｎ−自動紙継処理装
置〇−印刷工場Ｂの順に巻取紙ＡＯを搬送し、最後に主
誘導ラインＪに戻される。

尚１本実施例に於いては、紙庫の搬入側にリフト付ＡＧ
Ｖ（Ｉ）を、また紙庫の搬出側にリフ、ト無しＡＧｖ（
Ｍ）を使用し、且つ可動型巻取紙保持袋＠Ｐを紙庫Ａ内
に設けるようにしているが、紙庫の搬入及び搬出側の両
方にリフト付ＡＧ■（Ｉ）を使用し、且つ紙庫Ａ内に固
定型・巻取紙保持装置１Ｐを設けることも可能である。

（発明の効果）本発明に於いては、紙庫の搬入側にリフト付ＡＧＶ（Ｉ
）を、また紙庫の搬出側にリフト無しＡＧＶ　（Ｍ）若
しくはリフト付ＡＧＶ（Ｉ）を配設すると共に、紙庫Ａ
内に可動型巻取紙保持装置Ｏ若しくは固定型巻取紙保持
装置Ｑを設け、搬入側及び搬出側のＡＧＶ（Ｉ）、（Ｍ
）を夫々電磁誘導ラインＪに沿って自動走行させると共
に、ＡＧＶのリフト２０の作動によって巻取紙ＡＯの保
持及び積載を。

また可動型巻取紙保持装置０の作動によって巻取紙Ａｏ
をリフト無しＡ　Ｇ　Ｖ　（Ｍ）へ積載するようにして
いる。

その結果、従前の巻取紙Ａを転がす方式の紙庫レコ比較
して巻取紙の搬入貯蔵及び搬出を極めて能率よく行なえ
ると共に、巻取紙の損傷の発生頻度が著しく減少し、自
動紙継用処理や自動ワンプ処理等に於ける処理ミスが大
幅に減少する。

また、紙庫Ａ内の床面ば平坦面で良く、且つ紙庫Ａ内に
は電磁誘導ラインＪと可動型巻取紙保持装置Ｏ若しくは
固定型巻取紙保持装置ＩＱを並列状しこ設置するだけで
よいため０紙庫の構造が極めて簡素化され、紙庫の建設
費や保守管理費の大幅な引下げが可能となる。

更に、印刷工場内に於いて、巻取紙を積載したＡＧｖ（
Ｉ）若しくはＡＧｖ（Ｍ）をトラバーサ上へ直接乗せる
ことにより、輪転機給紙部への巻取紙の装着が極めて簡
単化され９作業能率の大幅な向上が可能となる。

本発明は上述の通り、優れた実用的効用を奏するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る巻取紙用紙庫の平面概要図であり
、第２図は第１図のＡ−Ａ視拡大断面図である。第３図は巻取紙移載装置の断面概要図である。第４図（Ａ）はリフト付自動巻取紙搬送車（リフト付Ａ
ＧＶ）の正面図であり、第４図（Ｂ）はリフト無し自動
巻取紙搬送車（リフト無しＡＧＶ）の正面図である。第
５図はリフト付ＡＧＶの機器の配置を示す説明図である
。第６図は可動型巻取紙保持装置の側面図であり、第７図
は可動型巻取紙保持装置の平面図である。第８図は固定型巻取紙保持装置の側面図であり、第９図
は固定型巻取紙保持装置の平面図である。第１０図は従前の傾斜床式巻取紙用紙庫の断面概要図で
ある。Ａ　巻取紙用紙庫Ｂ　輪転印刷工場ＣトラックヤードＤ　プラットホームＥ　トレーエレベータ装置スラットコンベヤ装置ワンプマーク読取装置巻取紙移載装置リフト付巻取紙搬送車電磁誘導ライン残芯キラ力装置充電装置リフト無し巻取紙搬送車巻取紙ワンプ処理装置自動紙継処理装置可動型巻取紙保持装置固定型巻取紙保持装置大連保持装置残芯受取装置ＡＧＶ制御装置可動型巻取紙保持装置の制御装置巻取紙固定支持材スライド支持材駆動装置３０・３３３２・３５搬送台車リフト受台駆動軸補助輪リフト駆動軸駆動用バッテリーサーボアンプリアクトルピックアップコイル制御盤脚体シリンダー支持体支柱第４図（Ａ）第４図（Ｂ）第６図第５図ｂｌＪ第８図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）紙庫（Ａ）の巻取紙搬入側に配設した電磁誘導方
式のリフト付巻取紙搬送車（Ｉ）と；前記紙庫（Ａ）の
巻取紙搬出側に配設した電磁誘導方式のリフト無し巻取
紙搬送車（Ｍ）と；前記紙庫（Ａ）の平坦な床面に配設
され、前記両巻取紙搬送車（Ｉ）、（Ｍ）を自動走行さ
せる電磁誘導ライン（Ｊ）と；前記紙庫（Ａ）内の電磁
誘導ライン（Ｊ）を中央にしてその上方に配設され、巻
取紙（Ａｏ）を支持する上・下動自在な支持体（３２）
を備えた複数基の可動型巻取紙保持装置（Ｐ）とから構
成した巻取紙用紙庫。
（２）可動型巻取紙保持装置（Ｐ）を、電磁誘導ライン
（Ｊ）の両側に並設した一対の上・下動自在な支持体（
３２）、（３２）から構成した請求項（１）に記載の巻
取紙用紙庫
（３）紙庫（Ａ）の巻取紙搬入側と巻取紙搬出側に夫々
配設した電磁誘導方式のリフト付巻取紙搬送車（Ｉ）と
；前記紙庫（Ａ）の平坦な床面に配設され、前記巻取紙
搬送車（Ｉ）を自動走行させる電磁誘導ライン（Ｊ）と
；前記紙庫（Ａ）内の電磁誘導ライン（Ｊ）を中央にし
てその上方に配設され、巻取紙（Ａｏ）を支持する一対
の平行な支持体（３５）を備えた複数基の固定型巻取紙
保持装置（Ｑ）とから構成した巻取紙用紙庫
（４）電磁誘導方式のリフト付巻取紙搬送車（Ｉ）に巻
取紙（Ａｏ）を積載し、電磁誘導ライン（Ｊ）に沿って
前記リフト付巻取紙搬送車（Ｉ）を紙庫（Ａ）内の所定
位置へ誘導し、前記巻取紙搬送車（Ｉ）のリフト（２０
）を作動して巻取紙（Ａｏ）を上昇させたあと前記電磁
誘導ライン（Ｊ）の上方に設けた可動型巻取紙保持装置
（Ｐ）の上・下動自在な支持体（３２）を伸長して当該
支持体（３２）上に巻取紙（Ａｏ）を保持せしめ、その
後リフト付巻取紙搬送車（Ｉ）のリフト（２０）を下降
してこれを巻取紙積載個所へ戻すと共に、巻取紙（Ａｏ
）を保持した何れかの可動型巻取紙保持装置（Ｐ）の下
方へリフト無し巻取紙搬送車（Ｍ）を位置せしめ、保持
装置（Ｐ）の支持体（３２）を下降して巻取紙（Ａｏ）
を搬送車（Ｍ）に積載したあと、当該搬送車（Ｍ）を電
磁誘導ライン（Ｊ）に沿って輪転印刷工場（Ｂ）へ走行
させることを特徴とする巻取紙の貯蔵方法。
（５）電磁誘導方式のリフト付巻取紙搬送車（Ｉ）に巻
取紙（Ａｏ）を積載し、電磁誘導ライン（Ｊ）に沿って
リフト付巻取紙搬送車（Ｉ）を紙庫（Ａ）内の所定位置
へ誘導し、前記巻取紙搬送車（Ｉ）のリフト（２０）を
下降して、電磁誘導ライン（Ｊ）の上方に設けた固定型
巻取紙保持装置（Ｑ）の一対の平行な支持体（３５）上
に巻取紙（Ａｏ）を保持せしめ、その後リフト付巻取紙
搬送車（Ｉ）のリフト（２０）を下降して前記保持装置
（Ｑ）の下方を進行させ、これを巻取紙積載箇所へ戻す
と共に、巻取紙（Ａｏ）を保持した何れかの固定型巻取
紙保持装置（Ｑ）の下方へリフト付巻取紙搬送車（Ｉ）
を位置せしめ、リフト（２０）を上昇させて巻取紙（Ａ
ｏ）を積載したあと、当該搬送車（Ｉ）を電磁誘導ライ
ン（Ｊ）に沿って輪転印刷工場（Ｂ）へ走行させること
を特徴とする巻取紙の貯蔵方法。