JPH04115565U - グラインダ装置 - Google Patents

グラインダ装置

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JPH04115565U
JPH04115565U JP1989591U JP1989591U JPH04115565U JP H04115565 U JPH04115565 U JP H04115565U JP 1989591 U JP1989591 U JP 1989591U JP 1989591 U JP1989591 U JP 1989591U JP H04115565 U JPH04115565 U JP H04115565U
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JP
Japan
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grinder
workpiece
base
polished
wire brush
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Application number
JP1989591U
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English (en)
Inventor
信昭 大木
誠 遠藤
秀俊 河渕
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 教示に基づくティーチングラインに沿ってロ
ボットのアームを動かしグラインダによるワークの研摩
作業等を行なう場合、ワークに凹凸があると砥石等がワ
ークを切り込んでしまったり逆にワークに砥石等が当ら
なかったりするので、これを防止する。 【構成】 ロボットのアーム1に取り付けたベース10
に、グラインダ3の重心位置に配置した回動軸13を介
して回動自在にグラインダ3を取り付け、回動軸13か
ら離れた位置に配置したエアシリンダ14とダンパ17
とによりベース10とグラインダ3とを連結し、エアシ
リンダ14におけるロッド14bのストロークの中間位
置でワイヤブラシホィール21が被研摩面5aに当るよ
うにすることにより、被研摩面5aに凹凸があった場合
のワークへの切り込みやワークにワイヤブラシホィール
21が当らなくなることの防止となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転する砥石等を被加工物に一定の押圧力で押しつけるグラインダ 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被加工物における外表面をロボットに取り付けたグラインダによって研摩する 場合、グラインダを外表面に沿って移動させるとともに一定の圧力で押圧する必 要がある。図7はグラインダ装置の構成図であり、図のようにロボットのアーム 1に力検出器2を介してグラインダ3が取り付けられ、グラインダ3に具えられ るとともに回転駆動される砥石4がワーク5の被研摩面5aに一定の押圧力で押 圧される。
【0003】 次に、図8(a)〜(d)に基づいてロボットによるワークの研摩作業を説明 する。図8(a)に示すようにロボットのアーム1はティーチングライン6に沿 って図中の左から右へ動き、それによって砥石4は回転しながら右方へ移動する 。移動に伴うワーク5の被研摩面5aから砥石4への反力F1が力検出器2によ って検出され、図8(b)に示すように被研摩面5aの低い位置へ砥石4が移動 することにより砥石4がεだけ下がると、基準の反力F0に対して反力F1が小さ くなり、ティーチングライン6が−Zの方向へ補正される。これによりF1=F0 となる。
【0004】 逆に、図8(c)に示すように砥石4の位置がεだけ上がると、基準の反力F 0 に対して反力F1が大きくなり、ティーチングライン6が+Zの方向へ補正され 、F1=F0となる。図8(d)のようにF1=F0であればティーチングライン6 の補正は行われない。このように、砥石4の反力を検出し、この反力からティー チングラインを設定し、ティーチングラインに沿ってアームを動かすことにより 補正しながら倣い制御を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが被研摩面の変化を検出してこの変化にアームを追従させるまでに応答 時間がかかるため、グラインダの送り速度が速いと補正制御の速度が追いつかず 、このため砥石がワークに強く押圧されてワークを切り込んだり逆にワークに砥 石が当らなかったりする。
【0006】 また、補正が可能な砥石とワークとの距離は、砥石を用いる場合で1.0〜5. 0mm/分、ワイヤブラシを用いる場合で10〜20mm/分となり、ワークの 寸法誤差を考慮するとそれ以上になることもある。そして、この条件下で0.1 〜1.0mm程度の微調整を必要とするため、制御の遅れはワークの仕上面を悪 化させることになる。
【0007】 一方、一般的にグラインダの自重が力検出器に加わるためにグラインダの姿勢 を変えると力検出器の出力値に影響を与えることになり、その補正が必要になる ことから適正な制御をする場合には制御が複雑になる。
【0008】 そこで本考案は、斯る課題を解決したグラインダ装置を提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
斯る目的を達成するための本考案の構成は、ロボットのアームにベースを固定 し、グラインダの重心位置に配置した回動軸を介してグラインダを回動自在にベ ースに取り付け、グラインダの回転する砥石等がワークに押圧されるように回動 軸のまわりにグラインダを付勢するためのエアシリンダを、回動軸から離れた位 置におけるベースとグラインダとの間に介在させたことを特徴とし、あるいはロ ボットのアームにベースを固定し、ベースとグラインダとのうちのいずれか一方 にエア式のロータリーアクチュエータの本体を固定し、他方にはロータリーアク チュエータの出力軸を固定するとともに、当該出力軸の軸心をグラインダの重心 位置に設定したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1のグラインダ装置においてはエアーシリンダが、そして請求項2のグ ラインダ装置においてはロータリーアクチュエータが砥石等をワークへ押圧する 付勢手段として働く。従ってワークの被研摩面に凹部があれば砥石等は被研摩面 へ向かって移動し、逆に凸部があれば被研摩面から離れる。このため、砥石等が ワークを切り込んだり、逆にワークから離れてしまったりすることがなく、適正 な研摩が可能である。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。本考案によるグ ラインダ装置の実施例1の構成を、図1(a),(b)に示す。アーム1にベー ス10が取り付けられ、ベース10にグラインダ3を保持するホルダ23が回動 自在に取り付けられる。即ち、ベース10の両側に下方へ突出する一対のアーム 11が取り付けられ、一対のアーム11間に配置されたホルダ23が一対の軸受 12と一対の回動軸13とを介して一対のアーム11に取り付けられる。この回 動軸13はグラインダ3の重心位置に配置される。
【0012】 回動軸13と離れた位置には、ベース10とグラインダ3との間にエアシリン ダ14が設けられる。図1(b)に示すようにコの字形のステー15がベース1 0の側面に固着され、グラインダ3の一方側に固着した支持軸16とステー15 の一端との間にエアシリンダ14が設けられる一方、グラインダ3の他方側に固 着した支持軸18とステー15の他端との間にダンパ17が設けられる。
【0013】 エアシリンダ14においては、シリンダ本体14aが回動自在にステー15の 一端に結合され、ロッド14bの先端に結合された軸受19に支持軸16が回動 自在に支持される。一方、ダンパ17においては、ダンパ本体17aが回動自在 にステー15の一端に結合され、ロッド17bの先端に結合された軸受20に支 持軸18が回動自在に支持される。
【0014】 グラインダ3にはワイヤブラシホィール21が取り付けられ、図示しないモー タによって駆動される。
【0015】 次に斯るグラインダ装置の作用を説明する。グラインダ3はベース10に対し て回動軸13のまわりに回動自在である。図1(a)においてロッド14bがシ リンダ本体14a内へ引っ込む方向へエアによる圧力を加えると、ワイヤブラシ ホィール21を被研摩面5aへ押圧することができ、押圧力はエアの圧力によっ て調整できる。ワイヤブラシホィール21が回動する動作の範囲はロッド14b のストロークによって決定され、研摩作業時のロッド14bの基準位置がストロ ークの中間位置となるようにロボットの教示の際に調整しておく必要がある。
【0016】 エアシリンダ14による押圧力を加えながらワイヤブラシホィール21による 被研摩面5aの研摩を行なうと、被研摩面5aの凹凸に対してロボットのアーム 1が追従できない場合があっても、ワイヤブラシホィール21に対して被研摩面 5aが接近するとエアシリンダ14内のエアが圧縮されてワイヤブラシホィール 21が被研摩面5aから逃げ、逆にワイヤブラシホィール21に対して被研摩面 5aが離れるとエアの圧力によってワイヤブラシホィール21が被研摩面5aに 接近する。従って、ワークを切り込んだり、逆にワークにワイヤブラシホィール 21が当らないということはない。
【0017】 エアシリンダ14と並列にダンパ17が設けられることから、グラインダ3に 不意な力が加わって回動軸13のまわりに回転振動を生じようとしても、これが 防止される。また、ワイヤブラシホィール21を図1(a)のように上方から被 研摩面5aへ押圧する場合だけでなく横あるいは下から押圧する場合等があるが 、どのような姿勢においてもワイヤブラシホィール21を一定の押圧力で被研摩 面へ押圧することができる。これは、回動軸13がグラインダ3の重心位置にあ ることにより、グラインダ3の自重がワイヤブラシホィール21の押圧力に影響 を与えないからである。
【0018】 次に、実施例2を図2(a),(b)に基づいて説明する。この実施例は、実 施例1のワイヤブラシホィールに代えてオフセット砥石22を用いたものであり 、その他の構成,作用は実施例1と同じなので説明を省略する。このほか、オフ セット砥石22だけでなくバフに取り変えることもでき、この場合には研摩,み がきが行なえる。
【0019】 次に、実施例3を図3(a),(b)に示す。図のように、アーム11に軸受 12を介して回動軸13が回動自在に支持され、回動軸13の一端にはホルダ2 3が固着される。この回動軸13の軸心は前記実施例と同様にグラインダ3の重 心位置に設けられる。そして、アーム11の外側にエア式のロータリーアクチュ エータ24が固着されるとともにその出力軸24aがキー25を介して回動軸1 3と連結される。
【0020】 ロータリーアクチュエータ24は、図3(b)に示すように構成される。左右 一対のシリンダ室26を形成したシリンダ27内に一対のピストン28,29が 移動自在に具えられ、双方のピストン28,29間に回転自在に設けられた出力 軸24aにピニオン30が取り付けられるとともにこのピニオン30が夫々のピ ストン28,29の外周面に形成されたラック28a,29aと噛み合う。31 ,32はシリンダ室26,26へエアを送るためのエア供給孔である。
【0021】 図3(a)ではグラインダ3の右側のみの構造を示してあるが、図中のグライ ンダ3の左側は右側と対称に構成される。
【0022】 斯るグラインダ装置においては、図3(b)に示す破線矢印方向あるいは実線 矢印方向へエアが流れることによってピストン28,29が上下動し、出力軸2 4aが時計方向あるいは反時計方向へ回動する。これにより図3(a)の回動軸 13が回動し、砥石等が被研摩面へ押圧される。従って、ピストン室26内に一 定の圧力を加えてピストン28,29を中立位置にしておけば、実施例1のよう にエアシリンダを設けた場合と同様に作用する。その他の構成,作用は実施例1 と同様なので説明を省略する。
【0023】 次に、実施例4を図4(a),(b)に基づいて説明する。この実施例は図1 の実施例を一部変更したものなので、異なる部分のみを説明する。図4(b)に 示すように回動軸13に取り付けたねじりばね33の一端が、回動軸13の端部 にあって半径方向へ伸びる溝34内に嵌め込まれる一方、他端がアーム11に植 設したピン35によって回動しないように拘束される。一方、ダンパ14はステ ー15の両端に取り付けられる。
【0024】 この場合においても、ねじりばね33によってワイヤブラシホィール21が回 動するストロークの中間位置を基準に研摩作業が行われるようにロボットに教示 を行う。
【0025】 ワークへのワイヤブラシホィール21の押圧力はねじりばね33の強さを変え ることで調整でき、ワイヤブラシホィール21の動く範囲はダンパ14のストロ ークによって規制される。その他の構成,作用は実施例1と同様なので説明を省 略する。
【0026】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように、本考案によるグラインダ装置によれば回転する 砥石等を一定の圧力で被研摩面へ押圧するエアシリンダやエア式のロータリーア クチュエータを具えたので、被研摩面に凹凸があってもグラインダが回動軸まわ りに回動することにより砥石等が被研摩面から逃げる方向あるいは接近する方向 へ移動し、ワークを切り込んだり逆にワークに砥石等が当らなかったりするとい うことはない。従って、被加工面のあらし,研摩,みがき,ポリッシング等の一 定の押圧力で加工する作業をロボット化できる。
【0027】 また、グラインダの重心位置に回動軸を配置したので、グラインダの自重が砥 石等の押圧力に影響を与えず、グラインダの作業姿勢のいかんに拘らず適正な加 工が行なえる。
【0028】 グラインダの回動範囲内でワークの加工誤差を吸収してしまうので、一定の仕 上精度となり、ティーチングポイントもあまり精密である必要がなくティーチン グ工数の削減となる。
【0029】 エアシリンダ等により砥石等に一定の押圧力を付与するだけの構成なので、複 雑な制御を必要とせず、構成が簡単である。そして、押圧力はエアの圧力を変え るだけでよいことから調整が容易であり、バネを用いた場合と異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グラインダ装置の実施例1に係り、図1(a)
は構成図、図1(b)は図1(a)のA−A矢視図。
【図2】グラインダ装置の実施例2に係り、図2(a)
は構成図、図2(b)は図2(a)のB−B矢視図。
【図3】グラインダ装置の実施例3に係り、図3(a)
は要部断面図、図3(b)はロータリーアクチュエータ
の構成図。
【図4】グラインダ装置の実施例4に係り、図4(a)
は構成図、図4(b)は図4(a)のC部の拡大図。
【図5】グラインダ装置の実施例5に係り、図5(a)
は構成図、図5(b)は図5(a)のD部の拡大図。
【図6】図4(a),図5(a)のE−E矢視断面図。
【図7】従来のグラインダ装置の構成図。
【図8】図8(a),(b),(c),(d)はグライ
ンダ装置の作用説明図。
【符号の説明】
1…アーム 3…グラインダ 5…ワーク 5a…被研摩面 10…ベース 13…回動軸 14…エアシリンダ 21…ワイヤブラシホィール 22…オフセット砥石 24…ロータリーアクチュエータ 24a…出力軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのアームにベースを固定し、グ
    ラインダの重心位置に配置した回動軸を介してグライン
    ダを回動自在にベースに取り付け、グラインダの回転す
    る砥石等がワークに押圧されるように回動軸のまわりに
    グラインダを付勢するためのエアシリンダを、回動軸か
    ら離れた位置におけるベースとグラインダとの間に介在
    させたことを特徴とするグラインダ装置。
  2. 【請求項2】 ロボットのアームにベースを固定し、ベ
    ースとグラインダとのうちのいずれか一方にエア式のロ
    ータリーアクチュエータの本体を固定し、他方にはロー
    タリーアクチュエータの出力軸を固定するとともに、当
    該出力軸の軸心をグラインダの重心位置に設定したこと
    を特徴とするグラインダ装置。
JP1989591U 1991-03-29 1991-03-29 グラインダ装置 Pending JPH04115565U (ja)

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JP1989591U JPH04115565U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 グラインダ装置

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