JPH04114411U - エアクリーナ構造 - Google Patents

エアクリーナ構造

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JPH04114411U
JPH04114411U JP1929391U JP1929391U JPH04114411U JP H04114411 U JPH04114411 U JP H04114411U JP 1929391 U JP1929391 U JP 1929391U JP 1929391 U JP1929391 U JP 1929391U JP H04114411 U JPH04114411 U JP H04114411U
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JP
Japan
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intake
air
air cleaner
outlet
case
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Withdrawn
Application number
JP1929391U
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English (en)
Inventor
中村正則
垂門健二
杉野信晶
石川孝成
深田博貴
外園和昭
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気入口と吸気出口とがオフセットして形成
されたエアクリーナの軽量化および吸気流れの整流化を
図る。 【構成】 エアクリーナ10のケース11内の上下壁面に補
強用の内リブ22,26 を形成し、該内リブを吸気出口に指
向させた湾曲形状などに形成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの吸気系に設置するエアクリーナの構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの吸気系に介装するエアクリーナとして、例えば、実開平2−87954 号公報に見られるように、このエアクリーナに吸気流量を検出するエアフローメ ータを直接取り付けるようにした構造が公知であり、このようにエアクリーナに ある程度の重量を有する部品を支持する場合には、上記エアクリーナの剛性を高 める必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、エンジンのコンパクト化に伴いエアクリーナの設置スペースが狭く なり、このエアクリーナについてもコンパクト化を行う結果、該エアクリーナに 対する吸気の流入方向と流出方向とがオフセットして形成される傾向にあり、こ のようにオフセットしている場合にエアクリーナ内の吸気流れに乱れやよどみが あると、通気抵抗が増大すると共に、雰囲気温度によって吸気温度が上昇して充 填効率の低下を招いたりする問題を有する。また、エアクリーナの出口にエアフ ローメータを設置するものでは、該エアフローメータに乱れた吸気が流れるとそ の検出精度が低下する恐れもある。
【0004】 一方、エアクリーナケースの肉厚を薄く形成することで、その軽量化を図る場 合に、このケースの剛性低下に伴って吸気脈動の影響などによる振動騒音が発生 し易くなり、これの対策が必要となり、リブの形成が剛性向上に有効であるが、 前記整流化の問題と併せて簡易な構造で改善することが要望されている。
【0005】 そこで本考案は上記事情に鑑み、エアクリーナケースの補強と吸気流れの整流 化とを兼ねてリブを配設するようにしたエアクリーナ構造を提供することを目的 とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案のエアクリーナ構造は、エアクリーナの吸気入 口の吸気の流入方向に対し、吸気出口がオフセットして設置され、エアクリーナ のケース内部に補強用の内リブを形成すると共に、該内リブを吸気出口に指向さ せて形成したものである。
【0007】 また、前記内リブに吸気出口に指向する湾曲部を形成し、吸気入口の吸気の流 入方向を上記湾曲部に向けて形成するのが好適であり、さらに、吸気出口の直下 流にエアフローメータを配置するようにしてもよい。
【0008】 具体的には、吸気入口から内リブ形成面に対して所定角度で吸気を流入させる と共に、エレメントを挾んで上壁面と下壁面に内リブを形成し、さらに、吸気流 入方向と吸気流出方向とが所定角度を有している構造に構成してなる。
【0009】
【作用および効果】
上記のようなエアクリーナ構造では、エアクリーナの吸気入口から流入した吸 気は吸気出口方向に指向して形成されている内リブによって案内されると共に、 整流されて円滑に流れて吸気出口から流出するものであり、通気抵抗の低減およ び温度上昇の抑制が行え、さらにエアフローメータを設置したものでは該エアフ ローメータでの検出精度が確保できるものである。
【0010】 一方、前記エアクリーナケースへの内リブの設置によってその剛性が高まり、 軽量化が実現できると共に振動騒音の低減が得られ、しかもエアクリーナへのエ アフローメータの支持が可能となるものである。
【0011】
【実施例】 以下、図面により本考案の実施例を説明する。図1は一実施例のエアクリーナ の正面図、図2は平面図、図3は分割面に垂直な方向から見た平面図、図4は下 ケースの平面図、図5は上ケースの底面図である。
【0012】 エアクリーナ10は、ボックス状のケース11内にエレメント(図示せず)が収容 されて構成される。上記ケース11は斜めに形成された分割面によって下ケース12 と上ケース13とに分割され、両ケース12,13 のボルト15および締具16の締結によ って一体化される。そして、下ケース12の側面には吸気入口17が下方に向けて斜 めに形成される一方、上ケース13の背面には吸気出口18が斜め後方に向けて形成 され、この入口17と出口18はオフセットして配置され、流入方向と流出方向とが 平面状態で図2に示すように所定角度( 120°程度の鈍角)をなしている。
【0013】 また、上記上ケース13の吸気出口18の部分には外側からエアフローメータ20が 装着され、このエアフローメータ20が吸気の流出ガイドの役目を兼ねている。
【0014】 前記下ケース12は、底壁12a の周囲に左右側壁12b,12c と前後壁12d,12e が上 方に伸びて連接され、前記入口17が開口する左側壁12b は高く反対側の右側壁12 c は低く、各壁の上端における斜めの分割面の周囲には締結用のフランジ12f が 形成されている。上記下ケース12の外面には上記フランジ12f に対して周囲の各 壁から外リブ21が形成されている。
【0015】 また、この下ケース12の内面には底壁12a に所定間隔で内リブ22(図4参照) が立設されている。この内リブ22は、前記吸気入口17の近傍ではこの入口17から の吸気の流入方向に沿って反対側の右側壁12c に向かって所定間隔で平行に伸び るように形成され、中間部が前記出口18方向に指向するように後壁12e 側に湾曲 する湾曲部22a に形成され、さらに右側壁12c の近傍では略45度の角度で、右側 壁12c および後壁12e に連接されている。上記内リブ22は吸気入口17から流入し た吸気を整流すると共に湾曲部22a に沿って後方の前記出口18方向に案内するよ うに構成されている。
【0016】 なお、上記下ケース12の底壁12a における吸気入口17の近傍部分には、水抜穴 23が開口され、また、この底壁12a に形成された内リブ22は一部が除去されて切 欠部22b が形成され、上記水抜穴23に向けて水が流れるようにしている。
【0017】 一方、前記上ケース13は、上壁13a の周囲に左右側壁13b,13c と前後壁13d,13 e が下方に伸びて連接され、左側壁13b は短く反対側の右側壁13c は長く、各壁 の上端における斜めの分割面の周囲には締結用のフランジ13f が形成されている 。上記上ケース13の外面には下ケース12と同様に上記フランジ13f に対して周囲 の各壁から外リブ25が形成されている。
【0018】 また、この上ケース13の内面には上壁13a に所定間隔で内リブ26(図5参照) が立設されている。この内リブ26は、後壁13e の中央近傍に左側壁13b に向けて 斜めに開口形成された前記吸気出口18の部分から、左側壁13b および前壁13d に 向けて所定間隔で放射状に案内リブ26a が形成されると共に、右側壁13c の近傍 には左右方向に横リブ26b が形成されている。上記案内リブ26a は、前記吸気入 口17の近傍から出口18方向に指向するように形成されエレメントを通過した吸気 を出口18方向に案内するように構成されている。
【0019】 上記のような構成のエアクリーナ10では、その上下のケース12,13 の外部およ び内部にリブ21,22,25,26 を設置することでケース11の補強を行って剛性を高め 、ケース11の肉厚を薄くして軽量化を図ることができ、また、剛性の向上により ケース11の各壁の振動を抑制して吸気騒音の低減が図れ、しかも、吸気出口18部 分にエアフローメータ20を直接支持して構造のコンパクト化が得られる。
【0020】 また、前記ケース11内側の上面および底面に形成した内リブ22,26により、吸 気入口17から底面の内リブ22に向けて流入した吸気は、この内リブ22の湾曲部22 a によって出口18方向に指向して案内されされると共に、整流されて円滑にエレ メントを通過するように流れ、このエレメントを通過した吸気は上面の内リブ26 (案内リブ26a)によって周囲から出口18に向けて案内され、この出口18からエア フローメータ20を経て下流側に流出するものであって、上記整流作用による円滑 な吸気の流れで通気抵抗が低減し、さらに、エアクリーナ10内部に停滞して周囲 の熱による加熱作用が少なく流出する吸気の温度上昇を抑制でき、しかも、前記 整流でエアフローメータ20を流れる吸気に乱れが少なく良好な検出精度が確保で きるものである。
【0021】 なお、上記実施例の構造のエアクリーナ10のケース11に対して、その下ケース 12および上ケース13の周壁の内側に内側リブを配設し、上記周壁と内側リブとに よって二重壁構造を形成し、外部から中心側への熱伝達を遮断してエアクリーナ 内部を流通する吸気の温度上昇を抑制するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるエアクリーナ構造を
示す正面図
【図2】同エアクリーナの平面図
【図3】分割面に垂直な図1のA−A方向から見た同エ
アクリーナの矢視図
【図4】下ケースの平面図
【図5】上ケースの底面図
【符号の説明】
10 エアクリーナ 11 ケース 12 下ケース 12a 底壁 13 上ケース 17 吸気入口 18 吸気出口 20 エアフローメータ 21,25 外リブ 22,26 内リブ 22a 湾曲部 26a 案内リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石川孝成 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 深田博貴 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 外園和昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアクリーナのケースに形成された吸気
    入口からの吸気の流入方向に対し、吸気出口がオフセッ
    トして設置されているエアクリーナにおいて、上記エア
    クリーナのケース内部に補強用の内リブを形成すると共
    に、該内リブを前記吸気出口に指向させて形成したこと
    を特徴とするエアクリーナ構造。
  2. 【請求項2】 前記内リブに吸気出口に指向する湾曲部
    を形成し、吸気入口からの吸気の流入方向を上記湾曲部
    に向けて形成したことを特徴とする請求項1記載のエア
    クリーナ構造。
  3. 【請求項3】 前記吸気出口の直下流にエアフローメー
    タを配置したことを特徴とする請求項1または2記載の
    エアクリーナ構造。
  4. 【請求項4】 前記吸気入口は内リブの形成面に対して
    所定角度で吸気を流入させると共に、エレメントを挾ん
    で上壁面と下壁面に吸気出口に指向する内リブを形成
    し、さらに、吸気入口からの吸気の流入方向と吸気出口
    からの吸気の流出方向とが所定角度を有して屈曲してい
    ることを特徴とする請求項1記載のエアクリーナ構造。
JP1929391U 1991-03-28 1991-03-28 エアクリーナ構造 Withdrawn JPH04114411U (ja)

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