JPH04114404U - ろ過エレメント - Google Patents

ろ過エレメント

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JPH04114404U
JPH04114404U JP2379791U JP2379791U JPH04114404U JP H04114404 U JPH04114404 U JP H04114404U JP 2379791 U JP2379791 U JP 2379791U JP 2379791 U JP2379791 U JP 2379791U JP H04114404 U JPH04114404 U JP H04114404U
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valve
filtration element
hole
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end plate
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JP2379791U
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Inventor
好光 野島
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株式会社土屋製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ろ過エレメントのリリーフ弁の支点を広げ、
目詰まり時に加わる液体の集中応力を緩和し、リリーフ
弁の破損を防ぐ。 【構成】 ろ過エレメント2の端板3aに孔4を設け、
孔4に合わせて周壁に一対の開口5a,5aを有し、上
端が開放した有底筒状の弁箱5を取付ける。弁箱5の両
開口5a,5a間に、弾性を有するU字形の板バルブ6
を、弁箱5の底壁5C全面と接触させて配置して、ろ過
エレメント2にリリーフ弁を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は液体ろ過器、主として内燃機関潤滑油用ろ過器に使用されるリリー フ弁を備えたろ過エレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のろ過エレメントとして、リリーフ弁の構造を簡素化すべく屈曲板 バルブを用いたものがある。この一例として実開昭63ー157211号公報に 示すものがあり、このものは、ろ過エレメントの端板に周壁上縁を外方に曲げた 孔を設け、フォーク部と拡大部を備えた屈曲板バルブを、前記孔の周壁首部にフ ォーク部を係合させ拡大部を周壁上縁に圧接させて取付けたものである。そして このろ過エレメントは、ろ過体の目詰りなどによるろ過エレメント外側(上流側 )の液体の圧力上昇に伴い、適時屈曲板バルブが押し広げられ、ろ過体を通過さ せることなく液体をリリーフさせる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記した従来のろ過エレメントにあっては、弾性拡開可能な屈曲 板バルブのフォーク部を端板に設けた孔の周囲壁首部に係合させて、端板と周壁 上縁とで屈曲板バルブを保持している。したがって屈曲板バルブの拡大部に加わ るろ過エレメント外側(上流側)の液圧を孔と屈曲板バルブの係合部が支点とな って支えることになり、周囲壁上縁にはたえず力が集中してしまい、この部分に 破損を来たしたり、周壁首部が伸ばされ屈曲板バルブの正確な作動が損なわれた 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこの問題を解決するもので、ろ過エレメントとして環状ろ過体の上、 下端に、流体の流れ方向に対して上流側と下流側とを区画する端板を固着し、一 方の端板に上流側と下流側とが連通する孔を設け、この端板の下流側の面に、周 囲壁面に対向する開口を有し上端が開放した有底筒状の弁箱を、前記孔に中心軸 を合わせて上端を固定し、弁箱の両開口間に弾性体をU字形に屈曲した板バルブ を挿入して配置したものである。
【0005】
【作用】
ろ過エレメントの上流側の液圧が上昇し、板バルブの弾性力に抗してU字形の 板バルブの一方側が内方へ押し込まれても、板バルブに加わる圧力が一部分に集 中することなく弁箱の底壁面との接触部全体で均等に受ける。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面にしたがって説明する。図1は本考案のろ過エ レメントを収容した液体ろ過器を示すもので、ひだ折りされて菊花状に形成され た環状ろ過体2aが、この上、下端に両端部を覆って流体の上流側と下端側を区 画する端板3a、3bが固着されてろ過エレメント2を成している。ろ過エレメ ント2の端板3aは図2のように中央部に孔4を有し、該孔はろ過エレメント2 の上流側、下流側を連通させる。端板3aの下流側の面の孔4の内周縁には内側 に突出し弁座となる突部4aが形成されている。端板3aの突部4aの外方には 、孔4に中心軸を合わせて図2に示すような周壁面の対向する位置に一対の開口 5a、5aを有し上端が開放しその外縁にフランジ面5bを形成した有底筒状の 弁箱5が、上端のフランジ面5bを溶接されて固定されている。弁箱5内には、 図2に示すように金属製の板バネをU字形に屈曲し、その一端近傍に内方に突出 した断面コの字状の段部6aを設けた板バルブ6が、弁箱5の一方開口5aに挿 入され、段部6aを底壁面5cに嵌合させかつ多端外面を端板3aの突部4aに 圧接させて、両開口5a、5aに渡して配置されてリリーフ弁が形成されている 。このリリーフ弁を配したろ過エレメント2は、コップ状の容器1内に上側端板 3aが板バネ10を介して保持され下側端板3bがゴム製逆止弁11を介して液 体の入口8および出口9を有する底板7によって液密に収容されている。
【0007】 図3は作動油の補助タンク内に本考案のろ過エレメントを収容したものであ って、ろ過エレメント2’はろ材を筒状に形成した環状ろ過体 2'a の上、下端 にそれぞれ補給孔12、出口孔13を設けた端板 3'a、3'b を固着したもので、 上端の端板 3'a には環状ろ過体 2'a 外周の外方に流体の流れ方向に対する上流 側と下流側とを連通する孔4' を設け、該孔の下流側に上側に突出した環状の突 部 4'a を形成し、さらに該突部の外方に孔4' に中心軸を合わせ、周壁面の対 向する位置に一対の開口5a、5aを有し上端が開放した有底筒状の弁箱5を固 着し、該弁箱内に板バルブ6が段部6aを底壁面5cに嵌合されて配置されてい る。このろ過エレメント2' は周壁に入口管8' を有し底壁に出口管9' を有す るコップ状ボデイ1' とカバー7' とよりなるケーシング内に上端の端板 3'a の 外周を周壁に液密に当接させるとともに下端の端板 3'b を底壁に液密に当接さ せるとともに下端の端板 3'b を底壁に液密に当接させて収容されている。
【0008】 なお、図1のろ過エレメント2において液体の逃がし通路となる孔4は、上部 端板3aの中央部だけでなく、上、下端板3a、3bの菊花状の環状ろ過体2a の内側ひだ間に位置する部位など環状ろ過体2aを通過することなく流体の流れ 方向に対して上流側と下流側が連通する場所であればいずれに設けてもよい。
【0009】 これらのろ過エレメント2、2' は、板バルブ6の他端外面が端板3a、3'a の孔4、4’を閉じてろ過エレメント2、2' の上流側の液体が環状ろ過体2a 、2'a を通過することなく下流側に流れ込まないようにしているが、液体中の不 純物によって環状ろ過体2a,2'a が目詰りするなどしてろ過エレメント2、2 ' 上流側の液圧が一定圧以上になると板バルブ6の他端側が内方に押し込まれて 孔4が開き、液体をろ過エレメント2、2' の下流側に流入させて圧力を緩和さ せる。
【0010】
【考案の効果】
以上のようにこの考案のろ過エレメントは、端板に弁箱を固定し、弁箱内にU 字形に屈曲させた板バルブを配置したので、弁箱の底壁面とこの面と接触した板 バルブの面とが全面に亘って板バルブの他端外面に加わる液圧を受ける支点とな り、この液圧を接触面全体が均等に受けることができ、板バルブや弁箱の局所に 液圧による荷重が集中したり、偏荷重が加わる欠点が解消され、耐久性の優れた リリーフ弁を備えたろ過エレメントを提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のろ過エレメントを収容した液体ろ過器
の断面図。
【図2】本考案のろ過エレメントに係わる端板、弁箱、
板バルブの分解斜視図。
【図3】本考案の他の実施例を示すろ過エレメントを収
容した液体ろ過器の断面図。
【符号の説明】
2、2' 環状ろ過体 3a、3b、3'a、3'b 端板 4、4’ 孔 5 弁箱 5a 開口 6 板バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01M 11/03 B 8109−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状ろ過体の上、下端に、流体の流れ方
    向に対して上流側と下流側とを区画する端板を固着し、
    一方の端板に上流側と下流側とが連通する孔を設け、こ
    の端板の下流側の面に、周壁面に対向する開口を有し上
    端が開放した有底筒状の弁箱を、前記孔に中心軸を合わ
    せて固設し、弁箱の両開口間に弾性を有するU字形の板
    バルブを配置したろ過エレメント。
JP1991023797U 1991-03-18 1991-03-18 ろ過エレメント Expired - Lifetime JP2556052Y2 (ja)

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JP1991023797U JP2556052Y2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 ろ過エレメント

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JP1991023797U JP2556052Y2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 ろ過エレメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04114404U true JPH04114404U (ja) 1992-10-08
JP2556052Y2 JP2556052Y2 (ja) 1997-12-03

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143616U (ja) * 1985-02-27 1986-09-04
JPS62150096A (ja) * 1985-12-25 1987-07-04 Hitachi Ltd 密閉形ロ−タリ圧縮機
JPS62150095A (ja) * 1985-12-25 1987-07-04 Hitachi Ltd ロ−タリ圧縮機

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62150095A (ja) * 1985-12-25 1987-07-04 Hitachi Ltd ロ−タリ圧縮機

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Publication number Publication date
JP2556052Y2 (ja) 1997-12-03

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