JPH04113635U - タイル張付用シート及び目地用シート - Google Patents

タイル張付用シート及び目地用シート

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JPH04113635U
JPH04113635U JP1762491U JP1762491U JPH04113635U JP H04113635 U JPH04113635 U JP H04113635U JP 1762491 U JP1762491 U JP 1762491U JP 1762491 U JP1762491 U JP 1762491U JP H04113635 U JPH04113635 U JP H04113635U
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JP
Japan
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sheet
joint
base material
tile
tiles
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Application number
JP1762491U
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English (en)
Inventor
善次郎 渡邊
Original Assignee
株式会社大共
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シート状基材1の一側面に、複数のタイルT
を所定の目地間隔Wをおいて保持する粘着剤を層状に塗
布し、この粘着剤層2に、目地の形状に対応した格子状
に形成された保水性の目地用シート3を貼付けてある。
目地用シート3は、紙又はプラスチックフィルム或いは
その複合体を基材3aとし、カルボキシメチルセルロー
スの単体、又は、カルボキシメチルセルロースを主剤と
して充填剤、増量剤、バインダー等を混合した混合剤3
bを塗布して構成されている。 【効果】 コンクリート養生後のタイル洗浄工程を利用
して、タイル群の隣接間に所定の目地を能率良く形成し
ながらも、製造時や施工時におけるタイルの位置ずれが
少なく、しかも、乾燥処理工程の削減によって生産性を
も高めることができる。また、安全で保水性に優れた目
地用シートを能率良く製造することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート躯体又はコンクリート板の施工時にタイルも同時に張 り付けるタイルシート工法に用いるタイル張付用シート及びそれに使用する目地 用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
タイルシート工法に用いるタイル張付用シートとしては、従来から種々のもの が提案されており、その代表的なものは次の通りである。 図4に示すように、シート状基材50の一側面に、複数のタイルTを所定 の目地間隔をおいて保持するアクリル系の粘着剤を層状に塗布し、この粘着剤層 51に、目地の形状に対応した格子状で、かつ、目地深さに相当する高さを有す る発泡樹脂製の目地形成部材52を貼付けたもの。 図5に示すように、シート状基材53の一側面に、複数のタイルTを所定 の目地間隔をおいて保持するでんぷん糊を主成分とするリターダー配合糊54を 塗布したもの。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前者のタイル張付用シートによる場合は、目地形成部材52が撥水性で、かつ 、目地深さに相当する高さの発泡樹脂から構成されているため、コンクリートの 養生後にシート状基材50をタイルTから剥離する際、目地形成部材52がタイ ルTの側面に引っ掛かって層間破断を招来し易く、その結果、目地形成部材52 の破損した一部が目地内で硬化したコンクリート55に強く接着した状態で残存 することになるため、シート状基材50の剥離後に行われるタイル洗浄工程でも 落ちにくく、その除去に多くの手間を要する不都合があった。 また、後者のタイル張付用シートによる場合は、シート状基材53に塗布され るリターダー配合糊54がでんぷん糊を主成分とする水溶性であるため、シート 状基材53に保持されたタイルT群の隣接間、つまり、目地形成空間内に打設コ ンクリート55の一部が回り込んでも、この回り込んだコンクリート55aは、 水分を吸収したリターダー配合糊54に常時接触することになる。その結果、目 地形成空間に入り込んだコンクリート55aの硬化速度が他の部位のコンクリー ト55bよりも遅くなるため、シート状基材53の剥離後に行われるタイル洗浄 時に、未硬化のコンクリート55aが簡単に洗い落とされ、タイルの隣接間に所 定の目地を能率良く現出することができる。反面、比較的重量のあるタイルを水 溶性のリターダー配合糊54の主成分であるでんぷん糊で接着するため、タイル Tの保持能力が低く、製造時や施工時にタイルTの位置ずれを招来し易い。しか も、シート状基材53の全面にリターダー配合糊54を層状に塗布し、この糊層 の所定位置にタイルTを貼付けたのち、リターダー配合糊54を乾燥処理する必 要があるため、生産性が低くなる不都合があった。 本考案は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その第1目的は、コン クリート養生後のタイル洗浄工程を利用して、タイル群の隣接間に所定の目地を 能率良く形成しながらも、製造時や施工時におけるタイルの位置ずれが少なく、 しかも、生産性を高めることのできるタイル張付用シートを提供する点にあり、 第2目的は、安全で保水性に優れ、かつ、能率良く製造することのできる目地用 シートを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の第1請求項によるタイル張付用シートで は、シート状基材の一側面に、複数のタイルを所定の目地間隔をおいて保持する 粘着剤を層状に塗布し、この粘着剤層に、目地の形状に対応した格子状に形成さ れた吸水性の目地用シートを貼付けてあることを特徴とする。 本考案の第2請求項による目地用シートは、紙又はプラスチックフィルム或い はその複合体を基材とし、カルボキシメチルセルロースの単体、又は、カルボキ シメチルセルロースを主剤として充填剤、増量剤、バインダー等を混合した混合 剤を塗布して構成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】 シート状基材の粘着剤層に所定枚数のタイル及び保水性の目地用シートを貼付 けたタイル張付用シートを型枠の内面側に付設してコンクリートを打設すると、 打設コンクリートの一部はタイル群の隣接間に形成される目地形成空間内に回り 込んで当該目地形成空間に臨む目地用シートと接触する。この目地用シートは打 設コンクリート中の水分を吸収して保水状態となるため、当該目地用シートに接 触するコンクリートの硬化速度が他の部分よりも遅くなり、その結果、シート状 基材の剥離後に行われるタイル洗浄時に、目地形成空間内に位置する未硬化のコ ンクリートが簡単に洗い落とされ、タイルの隣接間に所定の目地を能率良く現出 することができるのである。しかも、このような保水性を備えた専用の目地用シ ートを用いるが故に、シート状基材に層状に塗布される粘着剤としても、タイル の保持力を考慮するだけで済むとともに、従来のような乾燥処理工程も削減する ことができる。
【0006】
【考案の効果】
従って、本考案の第1請求項によるタイル張付用シートでは、コンクリート養 生後のタイル洗浄工程を利用して、タイル群の隣接間に所定の目地を能率良く形 成しながらも、製造時や施工時におけるタイルの位置ずれが少なく、しかも、乾 燥処理工程の削減によって生産性をも高めることができるに至った。 また、本考案の第2請求項による目地用シートでは、基材に塗布されるカルボ キシメチルセルロースの特性のうち、特に、新水性、水溶液の高粘性、皮膜形成 能、無毒性、接着性を有効利用して、安全で保水性に優れた目地用シートを能率 良く製造することができる効果がある。
【0007】
【実施例】
図1及び図2に示すタイル張付用シートは、プラスチックフィルムや紙等のシ ート状基材1の一側面に、複数のタイルTを所定の目地間隔Wをおいて保持する 粘着剤を層状に塗布し、この粘着剤層2に、目地の形状に対応した格子状に形成 された保水性を備えた目地用シート3と、当該目地用シート3の各貫通孔3cに 対応する部位に配置されるタイルTとを貼付けてある。 このタイル張付用シートの、前記シート状基材1の底面から目地用シート3の 上面までの総厚みHは0.5〜2mmに設定されている。 前記粘着剤としては、天然ゴム,合成ゴムを基本材料とするゴム系粘着剤、ア クリル酸エステル共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤、シリコーンゴムと シリコーン樹脂とによって構成されるシリコーン系粘着剤、ビニルエーテルポリ マーを原料とするビニル系粘着剤があり、一般的にはアクリル系粘着剤が好適で ある。 前記目地用シート3は、紙又はプラスチックフィルム或いはその複合体を基材 3aとし、水溶性のカルボキシメチルセルロースの単体、又は、カルボキシメチ ルセルロースを主剤として充填剤、増量剤、バインダー等を混合した水溶性の混 合剤3bを塗布して構成されている。 また、この目地用シート3を製作する場合、所定寸法に予め裁断された基材3 aをタイルTの形状及び寸法に対応した格子状に打ち抜き加工したのち、上述の カルボキシメチルセルロースの単体又はこれを主剤とする混合剤3bを塗布して 製作する方法と、前記基材3aとしてロール状に巻かれたシートを使用し、当該 シートを移送しながら上述のカルボキシメチルセルロースの単体又はこれを主剤 とする混合剤3bを塗布したのち、タイルTの形状、大きさに対応した格子状に 打ち抜き加工する方法とが考えられるが、後者の方が生産性の面で優れている。 そして、図3に示すように、上述の如く構成されたタイル張付用シートを型枠 4の内面側に付設して、コンクリート5を打設すると、打設コンクリート5の一 部5aはタイルT群の隣接間に形成される目地形成空間S内に回り込んで当該目 地形成空間Sに臨む目地用シート3と接触する。この目地用シート3は打設コン クリート5中の水分を吸収して保水状態となるため、当該目地用シート3に接触 するコンクリート5aの硬化速度が他の部分5bよりも遅くなる。その結果、シ ート状基材1の剥離後に行われるタイル洗浄時に、目地形成空間S内に位置する 未硬化のコンクリート5aが簡単に洗い落とされ、タイルTの隣接間に所定深さ の目地を能率良く現出することができる。
【0008】 上述の実施例では、目地用シート3として、基材3aに水溶性のカルボキシメ チルセルロースの単体又はこれを主剤とする水溶性の混合剤3bを塗布して構成 したが、これの代わりに澱粉を主成分とするものを塗布して実施してもよい。要 するに、目地用シート3としては、目地形成空間S内に回り込んだコンクリート 5aを未硬化の状態に維持できる程度の水分を保持できるものであれば、如何な る保水性材料を用いて実施してもよい。
【0009】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のタイル張付用シートの要部を示す概略
斜視図
【図2】要部の断面図
【図3】施工時の要部の断面図
【図4】従来のタイル張付用シートを示す概略断面図
【図5】他の従来のタイル張付用シートを示す概略断面
【符号の説明】
1 シート状基材 2 粘着剤層 3 目地用シート 3a 基材 3b 混合剤 T タイル W 目地間隔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材(1)の一側面に、複数の
    タイル(T)を所定の目地間隔(W)をおいて保持する
    粘着剤を層状に塗布し、この粘着剤層(2)に、目地の
    形状に対応した格子状に形成された保水性の目地用シー
    ト(3)を貼付けてあるタイル張付用シート。
  2. 【請求項2】 紙又はプラスチックフィルム或いはその
    複合体を基材(3a)とし、カルボキシメチルセルロー
    スの単体、又は、カルボキシメチルセルロースを主剤と
    して充填剤、増量剤、バインダー等を混合した混合剤
    (3b)を塗布して構成されている目地用シート。
JP1762491U 1991-03-25 1991-03-25 タイル張付用シート及び目地用シート Pending JPH04113635U (ja)

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