JPH04113431U - 複合コンデンサ - Google Patents

複合コンデンサ

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Publication number
JPH04113431U
JPH04113431U JP2433691U JP2433691U JPH04113431U JP H04113431 U JPH04113431 U JP H04113431U JP 2433691 U JP2433691 U JP 2433691U JP 2433691 U JP2433691 U JP 2433691U JP H04113431 U JPH04113431 U JP H04113431U
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JP
Japan
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solid electrolytic
electrolytic capacitor
capacitor
temperature
capacitor element
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Pending
Application number
JP2433691U
Other languages
English (en)
Inventor
敏勝 鈴木
英昭 落合
Original Assignee
日立エーアイシー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波領域の等価直列抵抗が小さく、温度特
性やバイアス特性の安定な複合コンデンサを提供するこ
と。 【構成】 2ケの固体電解コンデンサ素子1及び2を互
いに陰極どうしを接続して無極性とし、これ等の固体電
解コンデンサ素子1及び2の陽極間にセラミックコンデ
ンサ素子7を接続した複合コンデンサ。 【効果】 無極性にした固体電解コンデンサ素子にセラ
ミックコンデンサ素子を接続することによって、各々の
特徴を出すことができ、高周波領域等において等価直列
抵抗を低下でき、温度特性やバイアス特性を安定化でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は固体電解コンデンサ素子とセラミックコンデンサ素子とからなる複合 コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
タンタル等の固体電解コンデンサは、温度特性やバイアス特性に優れているた めに、通信機をはじめ産業用機器や小形民生用機器等に用いられている。特に、 固体電解コンデンサは有極性であるために極性を逆にして実装することがある。 従来、これを防止するために、2ケの固体電解コンデンサ素子の陰極どうしを接 続して無極性としたコンデンサを用いることがある。
【0003】 また、セラミックコンデンサは、一般的に、高周波領域に於いて等価直列抵抗 (以下ESRと略す)が小さく、良好な周波数特性を示し、主として通信機等の 分野に使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、タンタル等の固体電解コンデンサは高周波領域においてESRが大き く、これを2ケ用いて無極性とすると2倍近いESRとなる欠点がある。 また、セラミックコンデンサは温度特性やバイアス特性の変化が大きい欠点が ある。
【0005】 本考案の目的は、以上の欠点を改良し、高周波領域のESRが小さく、温度特 性やバイアス特性の安定な複合コンデンサを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、互いに陰極どうしを接続した2ケの 固体電解コンデンサ素子と、これらの固体電解コンデンサ素子の陽極間に接続し たセラミックコンデンサ素子とからなる複合コンデンサを提供するものである。
【0007】
【作用】
無極性にした2ケの固体電解コンデンサ素子とセラミックコンデンサ素子とを 用いているため、高周波領域では後者の影響が大きく、ESRを低下できる。そ して前者の影響により温度特性やバイアス特性の変化を減少し、安定化できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。 図1において、1及び2は、タンタルの固体電解コンデンサ素子であり、互い に陰極を接続して無極性になっている。3及び4はこれらの固体電解コンデンサ 素子1及び2から引き出した陽極リードである。5及び6は各々陽極リード3及 び4に溶接した端子である。7は端子5及び6間に半田接続したセラミックコン デンサ素子である。8は固体電解コンデンサ素子1及び2、セラミックコンデン サ素子7を被覆する樹脂外装である。
【0009】 次に、上記実施例と、従来例とにつき、周波数特性、温度特性及びバイアス特 性を測定し、図2〜図4に示した。 実施例Aは、2ケのタンタル固体電解コンデンサ素子を無極性にした状態で定 格35V、47μFとし、これに定格25V、0.1μFのセラミックコンデン サ素子を接続したものとする。 また、従来例Bは、定格35V、4.7μFの、無極性にしたタンタル固体電 解コンデンサ素子を用いたコンデンサとする。そして従来例Cは、定格25V、 0.1μFのセラミックコンデンサ素子を用いたコンデンサとする。
【0010】 図2から明らかな通り、本考案の実施例Aによれば、10KHz未満の周波数 領域では従来例Bの特性に近く、10KHzを越える周波数領域では従来例Cの 特性に近似していて、ESRが全領域に渡って低い値になっている。
【0011】 また、図3から、温度変化に対する容量変化率は、実施例Aが−55℃〜85 ℃の温度域で0%である。これに対して、従来例Bもほとんど0%である。しか し、従来例Cは、温度−55℃で−70%、温度0℃で0%、温度85℃で−8 0%となり、温度変化が著しく大きい。
【0012】 そして図4によれば、実施例Aはバイアス電圧9V迄、容量変化率が0%であ る。また、従来例Bは9Vにおいて−1%、従来例Cは9Vにおいて−30%と なる。
【0013】
【考案の効果】
以上の通り、本考案によれば、無極性にした固体電解コンデンサ素子にセラミ ックコンデンサ素子を並列に接続することによって、各々の特徴を出すことがで き、高周波領域等においてESRが低く、温度やバイアス電圧に対して容量変化 率等の安定した複合コンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図を示す。
【図2】等価直列抵抗の周波数変化のグラフを示す。
【図3】容量変化率の温度変化のグラフを示す。
【図4】容量変化率のバイアス電圧変化のグラフを示
す。
【符号の説明】
1,2…固体電解コンデンサ素子、7…セラミックコン
デンサ素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに陰極どうしを接続した2ケの固体
    電解コンデンサ素子と、これらの固体電解コンデンサ素
    子の陽極間に接続したセラミックコンデンサ素子とから
    なる複合コンデンサ。
JP2433691U 1991-03-20 1991-03-20 複合コンデンサ Pending JPH04113431U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017098519A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 複合電子部品及びその実装基板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017098519A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 複合電子部品及びその実装基板

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