JPH04113379U - 差圧制御弁 - Google Patents
差圧制御弁Info
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- JPH04113379U JPH04113379U JP1695591U JP1695591U JPH04113379U JP H04113379 U JPH04113379 U JP H04113379U JP 1695591 U JP1695591 U JP 1695591U JP 1695591 U JP1695591 U JP 1695591U JP H04113379 U JPH04113379 U JP H04113379U
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Landscapes
- Safety Valves (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧力変化に対する感度が良く、しかも低流量ま
で正確に流量制御をすることができる差圧制御弁を提供
することを目的とする。 【構成】高圧側流路1と低圧側流路2との間に形成され
たシリンダ3と、上記シリンダ3内に摺動自在に嵌挿さ
れたピストン4と、上記ピストン4を上記低圧側流路2
側から上記高圧側流路1側へ向かって付勢する付勢手段
18,19,30と、上記高圧側流路1と上記低圧側流
路2とを連通するように上記ピストン4に穿設された連
通孔5と、上記連通孔5の高圧側開口部に形成された弁
座7と、上記弁座7に上記高圧側流路1側から対向する
ように配置された弁体8と、上記ピストン4の高圧側端
面から上記シリンダ3の端面にまたがって上記両端面に
密着するように配置された可撓性のある薄いシート6と
を設けた。
で正確に流量制御をすることができる差圧制御弁を提供
することを目的とする。 【構成】高圧側流路1と低圧側流路2との間に形成され
たシリンダ3と、上記シリンダ3内に摺動自在に嵌挿さ
れたピストン4と、上記ピストン4を上記低圧側流路2
側から上記高圧側流路1側へ向かって付勢する付勢手段
18,19,30と、上記高圧側流路1と上記低圧側流
路2とを連通するように上記ピストン4に穿設された連
通孔5と、上記連通孔5の高圧側開口部に形成された弁
座7と、上記弁座7に上記高圧側流路1側から対向する
ように配置された弁体8と、上記ピストン4の高圧側端
面から上記シリンダ3の端面にまたがって上記両端面に
密着するように配置された可撓性のある薄いシート6と
を設けた。
Description
【0001】
この考案は、高圧側流路と低圧側流路との差圧を所定圧に維持して流量を制御
するための差圧制御弁に関する。
【0002】
差圧制御弁は一般に、図2に示されるように、高圧側流路51と低圧側流路5
2との連通口に形成された弁座53に向かって、低圧側流路52側からボール状
の弁体54をコイルスプリング55などによって付勢して、両流路51,52の
差圧を一定に保ち、高圧側流路51から低圧側流路52に流れる流体の流量制御
を行うようになっている。
【0003】
差圧制御弁において圧力変化に対する感度を良くするためには、弁の受圧面積
を大きくする必要がある。一方、流量を低流量まで正確に制御するためには、弁
と弁座との間の流路の径が小さい方がよい。
【0004】
しかし、上述のような従来の差圧制御弁においては、弁54の受圧面積も弁5
4と弁座53との間の流路の径も、共に高圧側流路51の直径dによって決まっ
てしまうため、圧力に対する感度をあげるために受圧面積を大きくしようとする
と流路の径も大きくなって低流量の制御が不正確になり、逆に低流量を正確に制
御するために流路の径を小さくしようとすると受圧面積が小さくなって圧力変化
に対する感度が悪くなってしまう欠点があった。
【0005】
そこで本考案は、圧力変化に対する感度が良く、しかも低流量まで正確に流量
制御をすることができる差圧制御弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の差圧制御弁は、高圧側流路と低圧側流路
との間に形成されたシリンダと、上記シリンダ内に摺動自在に嵌挿されたピスト
ンと、上記ピストンを上記低圧側流路側から上記高圧側流路側へ向かって付勢す
る付勢手段と、上記高圧側流路と上記低圧側流路とを連通するように上記ピスト
ンに穿設された連通孔と、上記連通孔の高圧側開口部に形成された弁座と、上記
弁座に上記高圧側流路側から対向するように配置された弁体と、上記ピストンの
高圧側端面から上記シリンダの端面にまたがって上記両端面に密着するように配
置された可撓性のある薄いシートとを設けたことを特徴とする。
【0007】
流体の差圧はピストンの端面にかかり、ピストンの外径を有効径とする面積に
作用する。
【0008】
一方、弁と弁座との間の流路の径は、ピストンに穿設された連通孔の高圧側開
口(弁座)の径によって決まる。この弁座はピストンに穿設されているから当然
にピストンの外径より小さく、弁座の直径とピストンの外径とを、最も適切な比
になるように形成することができる。
【0009】
図面を参照して実施例を説明する。
【0010】
図1は、流体(液体)の流量を制御するための差圧制御弁を示しており、11
は、高圧側流路1を囲む高圧側配管。12は、低圧側流路2を囲む低圧側配管で
ある。高圧側配管11の端部と低圧側配管12の端部とは、鉄製のシリンダ3と
非磁性体のスリーブ13とを介して連結されている。
【0011】
14は、シリンダ3をスリーブ13に位置決めするための非磁性体よりなるス
トッパ。15,16及び17はシール用のOリングである。
【0012】
シリンダ3とスリーブ13の内部には、それらに対して軸方向に摺動自在に、
鉄製のピストン4が嵌挿されている。
【0013】
このピストン4には、高圧側流路1と低圧側流路2とを連通させる細長い連通
孔5が、軸線位置に貫通して穿設されている。
【0014】
また、ピストン4と低圧側配管12の端部との間には第1の圧縮コイルスプリ
ング18が介装されていて、ピストン4が高圧側に向かって付勢されている。
【0015】
ピストン4の高圧側の端面はシリンダ3の高圧側端面と略同面になるように配
置されており、その両者の端面にまたがって密着するように、可撓性のある薄い
シート6が配置されている。
【0016】
このシート6は、例えば厚さ0.05mm程度のポリイミド樹脂製のフィルムで
あり(図1には、明瞭に示されるよう実際より厚く図示されている)、外縁部側
が高圧側配管11の端面とシリンダ3の端面との間に挟み付けられている。そし
て、ピストン4の外周部とシリンダ3との間の隙間に高圧側流路1から流体が流
れ込まないようにシールする役割を果たしている。
【0017】
なお、シート6は、必ずしもポリイミド樹脂製でなくても、薄くてしなやかで
あり、かつゴムのようには変形せず、動作に往復差を生じないものであればよい
。
【0018】
ピストン4は、高圧側から第1の圧縮コイルスプリング18よりも弱い第2の
圧縮コイルスプリング19によって、低圧側に向かって付勢されている。21は
、第2の圧縮コイルスプリング19とピストン4との間に介挿された中間筒であ
り、シート6の内縁部をピストン4の端面に押し付けている。
【0019】
また、第2の圧縮コイルスプリング19のばね座22は高圧側配管11に螺合
されているので、このばね座22を回転させて軸方向に進退させることによって
、ピストン4にかかるばね力を調整することができる。
【0020】
8は、ピストン4に穿設された連通孔5の高圧側開口(弁座)7に対向して配
置された球状の弁体であり、弁座7の直径より太い直径を有していて、ピストン
4が最も高圧側へ移動したときには、弁座7が弁体8によって塞がれる。
【0021】
弁体8は、基端側を低圧側配管12に螺合させることによって固定的に配置さ
れたロッド24の先端に取り付けられて、中間筒21内に配置されており、ロッ
ド24の先端に対しては固着されていても固着されていなくてもよい。
【0022】
またロッド24は、ねじ部24aも含めて、太い部分の軸方向と垂直の断面が
4角形に形成されており、高圧側流路1から低圧側流路2へ流体が流れるのに充
分な隙間が、連通孔5との間に確保されている。
【0023】
スリーブ13の周囲には電磁コイル30が配置されている。31及び32は、
シリンダ3及びピストン4などと共に磁気回路を形成するための鉄製のヨークと
鉄板。35は、電磁コイル30が巻回されたリールである。
【0024】
このように取り付けられた電磁コイル30に通電をすると、ピストン4に軸方
向に電磁力が作用する。したがって、その電流の大きさを変えることによって、
ピストン4に作用する付勢力を任意に調整することができる。
【0025】
このように構成された本実施例の差圧制御弁は、高圧側流路1と低圧側流路2
の差圧が、2つの圧縮コイルスプリング18,19と電磁コイル30とによって
ピストン4に作用する付勢力よりも大きいと、ピストン4が低圧側に移動して弁
座7と弁体8との間が開き、高圧側流路1から低圧側流路2に流体が流れる。
【0026】
そして、差圧が付勢力と釣り合う位置でピストン4が静止し、高圧側流路1か
ら低圧側流路2へ一定の流量が流れる。
【0027】
したがって電磁コイル30への通電量を変えることによって差圧を任意に変え
て流量制御を行うことができる。
【0028】
このような差圧制御弁において、差圧を受けるのはピストン4の端面(外径D
)であり、弁座7の直径はそれに比べて数分の1になっている。そして、ピスト
ン4の外周部への流体の漏れはシート6によって阻止されている。
【0029】
したがって、圧力変化に対する感度をあげるためにピストン4の径Dを太くす
ると同時に、流量を低流量まで正確に制御するために弁座7の直径を小さくする
ことができ、その差圧制御弁の用途に応じてピストン4の外径Dと弁座7の直径
とを各々最も適切な寸法に設定することができる。
【0030】
本考案の差圧制御弁によれば、圧力変化に対する感度を左右するピストンの径
と低流量の制御性を左右する弁座の径とを互いに独立して自由に設定することが
できるので、圧力変化に対する感度が良くてしかも低流量まで正確な流量制御を
行うことができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】従来例の部分略示図である。
1 高圧側流路
2 低圧側流路
3 シリンダ
4 ピストン
5 連通孔
6 シート
7 弁座
8 弁体
18 コイルスプリング
19 コイルスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】高圧側流路と低圧側流路との間に形成され
たシリンダと、上記シリンダ内に摺動自在に嵌挿された
ピストンと、上記ピストンを上記低圧側流路側から上記
高圧側流路側へ向かって付勢する付勢手段と、上記高圧
側流路と上記低圧側流路とを連通するように上記ピスト
ンに穿設された連通孔と、上記連通孔の高圧側開口部に
形成された弁座と、上記弁座に上記高圧側流路側から対
向するように配置された弁体と、上記ピストンの高圧側
端面から上記シリンダの端面にまたがって上記両端面に
密着するように配置された可撓性のある薄いシートとを
設けたことを特徴とする差圧制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1695591U JP2525189Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 差圧制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1695591U JP2525189Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 差圧制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113379U true JPH04113379U (ja) | 1992-10-02 |
JP2525189Y2 JP2525189Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31903811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1695591U Expired - Fee Related JP2525189Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 差圧制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525189Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1695591U patent/JP2525189Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525189Y2 (ja) | 1997-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |