JPH0411320Y2 - - Google Patents

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JPH0411320Y2
JPH0411320Y2 JP1984132032U JP13203284U JPH0411320Y2 JP H0411320 Y2 JPH0411320 Y2 JP H0411320Y2 JP 1984132032 U JP1984132032 U JP 1984132032U JP 13203284 U JP13203284 U JP 13203284U JP H0411320 Y2 JPH0411320 Y2 JP H0411320Y2
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JP
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band
key button
switch
switch member
band body
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JP1984132032U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は電子腕時計等のバンドスイツチ構造
に関する。
〔考案の背景〕
近年、電子腕時計等においては、合成樹脂製の
時計バンドにスイツチ部を設け、このスイツチ部
を操作することにより、所定の情報を入力し、計
算等を行なうようにしたものが開発されている。
しかしながら、従来のバンドスイツチ構造で
は、時計バンドの内部にスイツチ部材を接着剤等
で固定しているため、時計バンドを湾曲させたと
きに、時計バンドの伸縮とスイツチ部材の伸縮と
が異なると、スイツチ部材が剥れたり、あるいは
破損したりする等の不都合があり、曲げに対する
強度が弱く、耐久性に乏しいものであつた。ま
た、時計バンドを湾曲させて腕に取り付けたとき
に、時計バンドの表面に設けられたキー釦がスイ
ツチ部材の接点部からずれてしまい、確実なスイ
ツチの導通が得られず、導通信頼性が悪い等の欠
点もある。
〔考案の目的〕
この考案は上記のような事情を背景になされた
もので、簡単な構造で容易に実装することがで
き、曲げによるスイツチ部の破損を防ぐことがで
きると共に、湾曲時にも確実なスイツチの導通を
得ることができ、耐久性および導通信頼性の高い
バンドスイツチ構造を提供するものである。
〔考案の要点〕
この考案は上記のような目的を達成するため
に、弾性部材よりなるバンド本体の表面にキー釦
を設けると共に内部に空洞を形成し、このバンド
本体の空洞内に一端部を固定してスイツチ部材を
配置すると共に、このスイツチ部材にバンド本体
のキー釦と対応してバンド本体の長手方向に長い
接点部を設けることにより、バンド本体の湾曲時
にキー釦がずれて接点部から外れないようにした
ものである。
〔実施例〕 以下、第1図ないし第6図を参照して、この考
案の一実施例を説明する。
第1図は電子腕時計の外観斜視図であり、図中
1は合成樹脂等の弾性部材よりなる時計バンドで
ある。この時計バンド1は上下一対のバンド本体
2,3よりなり、一方のバンド本体(図中下側)
2にはスイツチ部4が設けられていると共に、時
計ケース5が一体に形成されている。スイツチ部
4はバンド本体2の上面に各種のキー釦4a…を
備えているほか、内部に後述するスイツチ部材6
を備えており、キー釦4a…を操作することによ
り、所定の情報を入力するようになつている。な
お、他方のバンド本体(図中上側)3は後述する
ように、時計ケース5に連結されている。また、
時計ケース5の側壁には時計機能と計算機能とを
切り替える切替スイツチ5c、およびランプスイ
ツチ5dが設けられている。
第2図は上記電子腕時計の拡大断面図である。
時計バンド1の一方(図中右側)のバンド本体2
は、その上部にキー釦4a…が膨出形成されてお
り、内部に空洞7が時計ケース5側から先端側に
向つて細長く形成されていると共に、この空洞7
内にスイツチ部4のスイツチ部材6が配置されて
いる。このスイツチ部材6は、一枚のフレキシブ
ルシート8を2つに折り曲げ、この間にスペーサ
9を介して上下に重ね合わせたものであり、キー
釦4a…と対応する箇所にそれぞれ接点部6a…
が設けられている。この接点部6a…はスペーサ
9に形成された開口9a…を通して上下に対向す
るフレキシブルシート8の対向面に可動接点10
…および固定接点11…を設けたものである。こ
れら各接点10…,11…は第5図および第6図
に示すように、バンド本体2の長手方向に長い楕
円形状をなしており、バンド本体2に膨出形成さ
れたキー釦4a…が押されたとき、キー釦4aの
下面中央に形成された押圧突起4b…により上側
の可動接点10…が押し下げられて下側の固定接
点11…に接触し導通するようになつている。こ
の場合、スイツチ部材6はその一端部12付近が
空洞7内に接着剤等で固定されている。したがつ
て、スイツチ部材6は、バンド本体2が真直に延
びているときは第3図および第5図に示すよう
に、キー釦4aの押圧突起4bが接点部6aの右
側(時計ケース5から遠い方向)に位置し、また
バンド本体2が湾曲したときには第4図および第
6図に示すように、キー釦4aの押圧突起4bが
接点部6aの中心に位置するようになつている。
なお、スイツチ部材6を空洞7内に配置する場合
には、バンド本体2を成形するときに、同時に組
み込まれる。即ち、バンド本体2は上下半分づつ
成形されるようになつている。このため、例えば
上側の一次成形品2aを成形し、この一次成形品
2aの下側にスイツチ部材6を配置した後、下側
の二次成形品2bを一次成形品2aと一体に成形
することにより、内部に形成される空洞7内にス
イツチ部材6が上述したように組み込まれるよう
になつている。この場合、スイツチ部材6のフレ
キシブルシート8の一端部は空洞7から時計ケー
ス5内に導出されている。
一方、時計ケース5は上述したバンド本体2と
同じ合成樹脂等の弾性部材により、バンド本体2
と一体に成形されている。この時計ケース5の上
部には時計ガラス14がベゼル13を介して装着
されている。また、時計ケース5の内部にはモジ
ユール15が収納されており、時計ケース5の下
部には裏蓋16が取り付けられている。モジユー
ル15は上部ハウジング17と下部ハウジング1
8とを備え、下部ハウジング18は裏蓋16に設
けられたビス19…により時計ケース5内に固定
されている。この下部ハウジング18内には回路
基板20が支持柱21…により支持されている。
この回路基板20の下面にはLSI等の電子部品2
2が設けられていると共に、上述したスイツチ部
材6のフレキシブルシート8が接続されている。
また、回路基板20の上面には液晶表示装置23
がインタコネクタ24,24を介して配置されて
おり、下部ハウジング18に取り付けられた上部
ハウジング17により押え付けられている。した
がつて、モジユール15は、通常は液晶表示装置
23で時刻等の情報を表示し、また切替スイツチ
5cを計算機能に切り替えて、バンド本体2のス
イツチ部4を操作したときには、その操作に応じ
た置数および演算結果等の情報を表示するように
なつている。
また、他方のバンド本体(図中左側)3は、そ
の端部に設けられた連結支持部材25により時計
ケース5の裏蓋16に連結されている。この連結
支持部材25は、バンド本体3と裏蓋16とを連
結するほか、バンド本体3側の時計ケース5を上
方へ突出させ、右下がりに傾斜させて保持するこ
とにより、スイツチ部4の操作時に液晶表示装置
23の表示を見易くするものである。即ち、連結
支持部材25はバンド本体3の端部に一体的に設
けられた略平板状のものであり、裏蓋16の下側
に配置され、その先端側(図中右側)に連結部2
6が形成されていると共に、基端側(図中左側)
に支持部27が形成されている。連結部26は反
対側のバンド本体2の下側へ突出した裏蓋16の
取付部16aにばね軸26aにより回動可能に連
結されている。また、支持部27はバンド本体3
の端部側に形成された突起であり、時計ケース5
の側壁に形成された上下2つの凹部5a,5bに
係脱可能に係合し、時計ケース5を固定保持する
ようになつている。即ち、支持部27は、上側の
凹部5aに係合したときに、第2図に示すように
時計ケース5をバンド本体2,3間に収納保持
し、また下側の凹部5bに係合したときに、時計
ケース5の右端側をバンド本体3の上方へ突出さ
せ、時計ケース5を右下がりに傾斜させて保持す
る。なお、このとき、時計ケース5は連結部26
のばね軸26aを中心に適宜回動する。
しかるに、上記のような電子腕時計の時計バン
ド1によれば、合成樹脂等の弾性部材よりなるバ
ンド本体2の上面にキー釦4a…を形成すると共
に内部に空洞7を形成し、この空洞7内に一端部
12を接着固定してスイツチ部材6を配置し、か
つこのスイツチ部材6にバンド本体2の長手方向
に長い楕円状の接点部6a…を設けたので、構造
が簡単で、容易にスイツチ部材6を実装すること
ができる。しかも、バンド本体2の湾曲等により
バンド本体2が伸縮しても、内部のスイツチ部材
6はこれに追従して伸縮することがないので、仮
に、バンド本体2が必要以上湾曲しても、スイツ
チ部材6は破損することがない。また、スイツチ
部材6の接点部6a…がバンド本体2の長手方向
に長い楕円状に形成されているので、バンド本体
2の湾曲時にキー釦4a…がずれても、キー釦4
a…の押圧突起4b…はスイツチ部材6の接点部
6a…から外れてしまうことがなく、どのような
状態でも確実なスイツチ操作が行なえる。この場
合、特にスイツチ部材6はバンド本体2が湾曲し
たときに、キー釦4a…の中心にある押圧突起4
b…が接点部6a…の中心に位置するので、腕に
取り付けて使用するのに極めて都合がよい。
なお、上述した実施例ではスイツチ部材6の一
端部12付近を空洞7内に接着剤等で固定した
が、この考案はこれに限られることなく、空洞7
内に保持突起を設け、この保持突起でスイツチ部
材6の端部12を固定するようにしてもよい。
また、スイツチ部材6は一枚のフレキシブルシ
ート8を折り曲げたものに限らず、2枚のフレキ
シブルシートを積層したものでもよい。また、ス
イツチ部材6の接点部6a…は楕円形状のものに
限らず、バンド本体2の長手方向に長いものであ
れば、どのような形状のものであつてもよい。
さらに、上述した実施例は計算機能付き電子腕
時計に適用した場合について説明したが、この考
案は何等これに限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案のバンドスイツ
チ構造によれば、弾性部材よりなるバンド本体の
表面にキー釦を設けると共に内部に空洞を形成
し、この空洞内に一端部を固定したスイツチ部材
を配置すると共に、このスイツチ部にバンド本体
のキー釦と対応しバンド本体の長手方向に長い接
点部を設けたので、構造が簡単で、容易にスイツ
チ部材を実装することができる。しかも、バンド
本体の湾曲等によりバンド本体が伸縮しても、こ
れに追従して内部のスイツチ部材は伸縮すること
がないので、バンド本体を必要以上に湾曲させて
も、スイツチ部材が破損することはない。さら
に、スイツチ部材の接点部はバンド本体の長手方
向に長いので、バンド本体の湾曲時にキー釦がず
れても、接点部から外れることがなく、確実なス
イツチ操作を行なうことができる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図は電子
腕時計の外観斜視図、第2図はその拡大断面図、
第3図および第4図は第2図のA部を示し、第3
図はバンド本体を真直に延ばした状態の拡大断面
図、第4図はバンド本体を湾曲させた状態の拡大
断面図、第5図および第6図はキー釦と接点部と
の位置関係を示し、第5図は第3図の状態のとき
を示す図、第6図は第4図の状態のときを示す図
である。 1……時計バンド、2……バンド本体、4……
スイツチ部、4a……キー釦4、6……スイツチ
部材、6a……接点部、7……空洞、12……一
端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面にキー釦を有し内部に空洞を有すると共に
    この空洞内に前記キー釦の裏面に形成された突部
    が配置された弾性材料よりなる腕時計のバンド本
    体と、このバンド本体の前記空洞内の前記キー釦
    と対応する位置に配置され相対向する接点部が形
    成されたスイツチ部材とを備えたバンドスイツチ
    構造において、前記キー釦の裏面に形成された突
    部は前記スイツチ部材の前記相対向する前記接点
    部より小さく形成され、前記スイツチ部材の前記
    相対向する接点部はバンド本体が真直状態及び湾
    曲状態のいずれであつても前記突部が前記接点部
    と重なる位置に配置されるように前記バンド本体
    の長手方向にそつて長く形成されてなるバンドス
    イツチ構造。
JP1984132032U 1984-08-30 1984-08-30 Expired JPH0411320Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984132032U JPH0411320Y2 (ja) 1984-08-30 1984-08-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984132032U JPH0411320Y2 (ja) 1984-08-30 1984-08-30

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JPS6148525U JPS6148525U (ja) 1986-04-01
JPH0411320Y2 true JPH0411320Y2 (ja) 1992-03-19

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ID=30690600

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984132032U Expired JPH0411320Y2 (ja) 1984-08-30 1984-08-30

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58162088U (ja) * 1982-04-23 1983-10-28 塩尻工業株式会社 腕時計入力装置

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JPS6148525U (ja) 1986-04-01

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