JPH04112915A - 冷却ファンの油圧駆動装置 - Google Patents

冷却ファンの油圧駆動装置

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JPH04112915A
JPH04112915A JP22670190A JP22670190A JPH04112915A JP H04112915 A JPH04112915 A JP H04112915A JP 22670190 A JP22670190 A JP 22670190A JP 22670190 A JP22670190 A JP 22670190A JP H04112915 A JPH04112915 A JP H04112915A
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hydraulic
hydraulic pump
cooling fan
motor
engine
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    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/02Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air
    • F01P7/04Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio
    • F01P7/044Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio using hydraulic drives

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車における冷却ファンの油圧駆動装置に
間する。
[従来の技術] 第2図は、大型車等における従来の冷却ファンの油圧駆
動装置をシステム図によって示したものであり 図示し
ていないエンジンによって駆動されている油圧ポンプ1
は吐出管路1bを介して油圧モータ2に連通し、油圧モ
ータ2はエンジンから離れた位置に設置されたラジェー
タ用の冷却ファン2bに連動し、油圧モータ2の排出管
路2cはリザーバ7に連通し、吐出管路1bにはリリー
フ弁8を設け、リリーフ弁8の出口管路はりザーパ7に
開放し、油圧モータ2と並列にチェック弁2aを設けて
いる。
上記従来における第2図の冷却ファンの油圧駆動装置に
おいて、その作用は下記のようになっている。
エンジンが駆動されることによって、油圧ポンプ1はリ
ザーバ7から作動油を吸入し、その吸入した作動油は油
圧モータ2に圧送されて油圧モータ2を駆動し、その駆
動によって冷却ファン2bが回転し、その回転によって
生じた空気の流れがラジェータにおける水を冷却する。
このような従来における冷却ファンの油圧駆動装置にお
いて、冷却ファン2bの送風能力は特別のエンジン使用
状態、例えば自動車の低速高出力の走行状態等を考慮し
て、エンジンから発生する熱量をラジェータにおいて放
散5せるに十分な容量に設計されている。
し発明が解決しようとする課題] 一ヒ記従来における冷却ファンの油圧駆動装置が、上記
のように、特別なエンジン使用に対しても、エンジンか
ら発生する熱をラジェータにおいて放散させるに十分な
容量に設計されていると言うことは、逆に言えば、通常
の使用状態において、冷却ファン2bは余分の送風能力
を有していることにな、る。
このことは、その冷却ファンの油圧駆動における通常の
使用範囲において、その駆動にエンジンが必要以上の動
力を使用していることになる。
本発明の目的は、冷却ファン2bの有効動力使用を可能
とした冷却ファンの油圧駆動装置を提供することにある
〔課題を解決するための特徴コ (1)請求項1の発明の特徴 エンジンによって駆動される油圧ポンプ(第1の油圧ポ
ンプ)からの吐出圧油によって駆動される油圧モータは
、該エンジンの冷却水を冷却するラジェータの空冷ファ
ンを駆動する従来の構成に加えて、 その油圧ポンプの主吐出管路にはチエ−7り弁を介して
枝管路を設け、その枝管路には電動機によって選択的に
駆動される第2の油圧ポンプの吐出管路が連通している
点に特徴がある。
このことは、通常、冷却ファンの冷却風量の少なくて済
む状態において第2の油圧ポンプを駆動せず、第1の油
圧ポンプから吐出した圧油のみによって油圧モータ、す
なわち冷却ファンを駆動する。
これに対して冷却ファンに大量の風量を必要とするとき
は、第1の油圧ポンプと第2の油圧ポンプの両者からの
吐出圧油によって油圧モータを駆動して、冷却ファン2
bをより高速回転で回転させる。
すなわち、第1の油圧ポンプを駆動しているエンジンの
回転速度が同じであっても、冷却ファンの回転速度を選
択的に高あるいは低に設定できる。したかって1通常の
冷却ファン駆動に対しては、第1の油圧ポンプの容量を
特殊使用状態を考慮した余裕をも含めた大容量にしてお
く必要がない。
なお、第2の油圧ポンプの作動が停止しているときは、
主吐出管路側の油圧によってチェック弁が閉じている。
(2)請求項2の発明の特徴 エンジンによって駆動される油圧ポンプからの吐出圧油
によって駆動される油圧モータが、該エンジンの冷却水
を冷却するラジェータの空冷ファンを駆動する従来の冷
却ファンの油圧駆動装置において その油圧ポンプからの吐出管路に第1のチェック弁を設
け、その油圧ポンプとその第1のチェック弁との間の吐
出管路に高あるいは低の油圧設定を可能とする圧力設定
手段を設け、その第1のチェック弁と油圧モータとの間
の主油圧管路から第2のチェック弁を介して枝管路を設
け、その枝管路は電動機によって選択的に駆動される第
2の油圧ポンプの吐出管路が連通していることを特徴と
している。
このことは、上記請求項1において「エンジンの回転速
度が同じであっても、冷却ファンの回転速度を選択的に
高あるいは低に設定できる」と言う使用に加え、下記の
使用方法も可能になる。
自動車の加速時において、圧力設定手段の設定圧を大気
圧等の低い値に設定すれば、油圧ポンプが無負荷になっ
て、その分エンジンは自動車の加速エネルギを高めるこ
とが可能になる。
この場合において、第2の油圧ポンプを駆動してやれば
、その油圧エネルギによって冷却ファンを駆動すること
が可能になる。
また、この場合において、第1のチェック弁は第2の油
圧ポンプからの吐出油圧によって閉じられている。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明における冷却ファンの油圧駆動装置の
一実施例をシステム図によって示したものであり、図示
していないエンジンによって駆動されている油圧ポンプ
lは吐出管路1bチェック弁1a、主油圧管路IC2切
換弁3および入口管路2dを介して油圧モータ2に接続
し、油圧モータ2はエンジンから離れた位置に設置され
たラジェータ用の冷却ファン2bに連動し、油圧モータ
2の排出管路2Cはリザーバ7に連通している。
吐出管路1bには第1のリリーフ弁4を設はリリーフ弁
4におけるパイロット管路4bは絞り流路4Cおよび第
2のリリーフ弁4aを介してリザーバ7に連通し、井つ
パイロット管路4bからはバイパス回路として、リリー
フ弁4aと並列にリザーバ7に接続したオン会オフ弁6
を設け、油圧モータ2と並列にチェック弁2aを設けて
いる。
チェック弁1aと切換弁3を接続する主油圧管路ICか
らは、枝管路になってチェック弁5aおよび管路5Cを
介して油圧ポンプモータ5に接続し、油圧ポンプモータ
5の管路5dはリザーバ7に連通し、切換弁3からの枝
管路3bは油圧ポンプモータ5の管路5Cに連通し、油
圧ポンプモータ5はモータ・ジェネレータ5bに連動し
ている。
以上の本発明における実施例の構成において以下その作
用を説明する。
通常の状態、すなわちエンジンのウォータジャケットに
おける水温が適切な温度にあり、且つ自動車が駆動走行
状態にあるときは、切換弁3におけるソレノイド3aが
オフ(off )になり、オン・オフ弁6におけるソレ
ノイド6aはオン(On)となって、切換弁3の切換位
置が3Bに設定し、オン拳オフ弁6は閉の状態になって
いる。
この状態において、エンジンによって駆動された油圧ポ
ンプ1からは、リザーバ7から汲みヒげた作動油が、吐
出管路1b、チェック弁1a、主油圧管路1c、切換位
置3Bおよよび入口管路2dを介して油圧モータ2に圧
送され、その圧送によって油圧モータ2は冷却ファン2
bを回転させ、その油圧モータ2において仕事をした作
動油は排出管路2Cを介してリザーバ7に戻る。
この場合において、リリーフ弁4aはリリーフ弁4の設
定圧を設定し、そのリリーフ弁4の設定圧は吐出管路1
bの最高設定圧となっている。
ここで、入口管路2dにおける作動油圧は冷却ファン2
bの駆動トルクに比例し、その駆動トルクは冷却ファン
2bの回転速度の自乗に比例している。したがって、こ
の状態においては従来と同様、そのリリーフ弁4によっ
て設定されている設定圧力までの間において、冷却ファ
ン2bあるいは油圧ポンプlの回転速度の自乗に比例し
て、吐出管路1b、主油圧管路ICおよび入口管路2d
の作動油圧が変化する。
また、このように駆動された冷却ファン2bの回転によ
ってラジェータに空気流が生じ、その空気流がラジェー
タに流れる水を冷却する。
なお、この場合、チェック弁5aおよび2aのそれぞれ
は、主油圧管路4 cあるいは入口管ン 路2dにおいて生している油圧によってそれぞれ閉じた
状態になっている。
この油圧ポンプlの駆動状態からエンジンの回転速度が
急速に低下させられた場合、油圧モータ2および冷却フ
ァン2bは、今までの回転慣性によって回転するため、
入口管路2dが排出管路2Cに対して低圧化しようとす
る。
側の作動油がチェック弁2aを介して入口管路2d側に
補充され、油圧モータ2および冷却フマン2bはフリー
ホイール作用を行なう。なおこのフリーホイール作用の
構成は公知である一F記通常の状態に対して、ラジェー
タ水温が未だ低い状態においては、ラジェータに冷却用
の風を送る必要はない。そのため、このようなラジェー
タ水温の未だ低い状態においては、ソレノイド6aをオ
フにして、オン・オフ弁6を開状態とする。
このことは、リリーフ弁4においてパイロット管路4b
がオン・オフ弁6を介してリザーバ7の大気圧に開放5
れ、リリーフ弁4の設定圧をそのパイロット管路4bの
圧力、すなわち大気圧に設定したことになる。
その結果、この状態においては吐出管路1bが大気圧と
なって冷却ファン2bは駆動されず油圧ポンプ1は無負
荷状態となる。
上記エンジンの駆動状態に対して、その自動車において
エンジンブレーキの必要となるときは、下記のような作
用となる。
通常、自動車の走行開始後のエンジンブレーキが必要と
なるときには、既にラジェータ水温は適温になっている
から、ソレノイド6aはオンになって、オン争オフ弁6
は閉の状態になりリリーフ弁4の設定圧は高い値に設定
されている。
この状態において、エンジンのアクセルペダルを零に戻
したとき、あるいはエンジンブレーキの指示信号によっ
て、ソレノイド3aはオンにされ、切換弁3の切換位置
が3Aに設定される。
このことによって、油圧ポンプlから吐出した圧力油は
、吐出管路1b、チェック弁1a、主油圧管路ICおよ
び切換位置3Aを介して枝管路3bから管路5Cに圧送
されて、油圧ポンプモータ5を駆動し、モータ・ジェネ
レータ5bが発電機として駆動され、そのモータ・ジェ
ネレータ5bにおいて発電した電力は、図示していない
バッテリに充電される。
このように、エンジンに対して油圧ポンプ1が駆動負荷
を与え、その油圧ポンプ1の駆動によって発生した油圧
エネルギは、モータ・ジェネレータ5bにおいて電気エ
ネルギに変換して八ツテリに回収され、且つその駆動負
荷分が、エンジンのエンジンブレーキ能力を向上させる
なお、この場合において、切換弁3における切換位置3
Aには主油圧管路ICから入口管路2dに連通する通路
、に絞りが入っている。
このことは下記のことを意味している。
今まで冷却ファン2bを比較的に高速で駆動していた場
合、仮に急に上記エンジンブレーキに入るために入口管
路2dへの圧油供給を完全に停止させたとすると、油圧
モータ2の回転慣性によって入口管路2dが急激な負圧
になる。
また、この場合、そのことによって上述のように、チェ
ック弁2aの存在によって油圧モータ2はフリーホイー
ル作用をすることにはなるしかし、そのとき主油圧管路
1c側からの圧油供給が完全に停止すると、チェック弁
2aの存在のみでは、入口管路2dにおける作動油圧が
低くなり過ぎ、入口管路2dにキャビテーシ璽ンの生ず
る恐れがある。
このようなことから、切換位置3Aにおける主油圧管路
1cから入口管路2dの間に主油圧管路1c側から入口
管路2d側への一部圧油供船用の絞り流路を設けている
ものである。
上記エンジンブレーキを必要とする場合において、仮に
上記のようにラジェータ水温が低過ぎる場合であっても
、オン・オフ弁6はそのエンジンブレーキを優先して、
この場合、ンレノイド6aをオンにしてリリーフ弁4の
設定圧力を正規の高い設定圧力に設定し、上記エンジン
ブレーキのかかる状態とするようにしている。
上記エンジンブレーキの作用に対して、自動車の加速時
においては、下記のような作用となる。
自動車の加速時には、切換弁3を切換位置3Bに設定し
、オン・オフ弁6を開の状態に設定し、モータΦジェネ
レータ5bを電動機の状態に設定して、上記充電した八
ツテリにおける電力によってモータ・ジェネレータ5b
を駆動する。
このことによって、リリーフ弁4の設定圧すなわち吐出
管路1bの設定圧はリザーバ7と同じ大気圧になり、モ
ータ・ジェネレータ5bの駆動によって油圧ポンプモー
タ5がポンプ作用を行ない、油圧ポンプモータ5はリザ
ー7へ7からの作動油を管路5dから吸入して管路5c
に吐出し、その吐出した圧油はチエ−7り弁5aを押し
開き、更に主油圧管路1c、切換位置3Bおよび入口管
路2dを介して油圧モータ2を駆動し、その駆動によっ
て冷却ファン2bか上述の場合と同様に、ラジェータに
冷却風を送ることになる。
この場合において、吐出管路1bは上記のように大気圧
になり、且つ主油圧管路lc側に油圧ポンプモータ5か
らの吐出油圧が生しているから、チェック弁1aは閉じ
、且つチェック弁2aも入口管路2dに生じている油圧
によって閉じている。
上記加速時の作用によって、冷却ファン2bの駆動はエ
ンジンからのエネルギを使用せず、すなわち油圧ポンプ
1を無負荷にしてバッテリの電気エネルギによって冷却
ファン2bを駆動している。
したがって、自動車の加速時には、今まで冷却ファン2
bをエンジンによって駆動していた分、エンジンの出力
に余裕が生じ、その余裕分をもって、エンジンは有効に
自動車を加速させることができることになる。
上記第1図の構成は、上記加速時のように第1の油圧ポ
ンプとしての油圧ポンプlを無負荷にして、油圧ポンプ
モータ5を第2の油圧ポンプとしてポンプ作用させてい
るが、この第1図の構成は下記の使用方法も可能となっ
ている。
第1の油圧ポンプ1にポンプ作用を行なわせると共に、
油圧ポンプモータ5を第2の油圧ポンプとして作動させ
て冷却ファン2bを駆動したとき、その状態における冷
却ファン2bからの風量を、その自動車の走行状態にお
ける最大のラジェータ冷却風量となるように設計してお
く 。
このような設計において、通常のラジェータ冷却風量の
比較的小容量でよい状態においては切換弁3を切換位置
3Bに設定し、オン・オフ弁6を閉の状態に設定したま
ま、第1の油圧ポンプとしての油圧ポンプlのみの駆動
によって冷却ファン2bを駆動する。
これに対して、自動車の走行速度が遅く且つエンジンか
らの出力を長時間、高い出力にするような走行、すなわ
ちエンジンからの熱発生量が多く且つ自動車の走行によ
ってラジェータに入ってくる風量が少ないような走行の
場合は冷却ファン2bによるラジェータへの冷却風量を
多くしてやる必要がある。
このような場合は、同じく切換弁3を切換位置3Bに設
定し、オン舎オフ弁6を閉の状態に設定したまま、油圧
ポンプlからの吐出圧油を油圧モータ2に圧送すると共
に、油圧ポンプモータ5にも第2の油圧ポンプとしての
作動をさせ、その油圧ポンプモータ5からの吐出圧油を
も油圧モータ2に圧送する。
すなわち、油圧モータ2の回転速度は入口管路2dに供
給される圧油流量に比例するから油圧ポンプlからの圧
油に加えて油圧ポンプモータ5からの圧油が入口管路2
dに圧送されたことによって、油圧モータ2すなわち冷
却ファン2bは 上記通常時の作用に比し、より高速の
回転をする。
このことは下記のことを意味している。
上述のように、冷却ファン2bの駆動トルクは、入口管
路2dに圧送される単位時間あたりの圧油流量の自乗に
比例しあるいは入口管路2d、管路ICおよび吐出管路
1bの油圧に比例している。すなわち、入口管路2dの
作動油圧は入口管路2dへ圧送される単位時間あたりの
圧油流量の自乗に比例している。
したがって、エンジンの回転速度が同じであったと仮定
し、油圧ポンプlのみの圧油圧送による冷却ファン2b
の回転速度の低いときは、油圧ポンプlおよび油圧ポン
プモータ5の両者によって冷却ファン2bを高い回転速
度にして駆動する場合に比し、入口管路2dおよび吐出
管路1bの作動油圧が低くなっている。
また、この場合において、油圧ポンプ1の負荷トルクも
吐出管路1bにおける作動油圧に比例しており、且つ油
圧ポンプ1の駆動出力[Pslは、その負荷トルクとそ
の回転速度との積に比例している。
その結果、同一エンジン回転速度の場合、油圧ポンプ1
と油圧ポンプモータ5の両者によって冷却ファン2bを
駆動する特殊走行時に比し油圧ポンプ1のみによって冷
却ファン2bを駆動する通常走行時には、エンジン1の
冷却ファン2bを駆動する消費動力が少なくて済むこと
になる。
以上の実施例において、上記加速時に吐出管路1bを大
気圧にして、油圧ポンプ1を無負荷にするような作用を
させる必要のない場合は、チエ−ツク弁1aを省略して
、吐出管路1bと主油圧管路1cを連通状態のままにす
ることができる。
また、上述のエンジンブレーキ時においても油圧ポンプ
lによって冷却ファン2bを駆動したままにし、且つ主
油圧管路1cの油圧エネルギによって油圧ポンプモータ
5を駆動してバッテリに電気エネルギを充電させるよう
な作用をさせる必要のない場合は、切換弁3および枝管
路3bを省略して、主油圧管路ICを入口管路2dに連
通させたままの構成にできる。
また、以上の実施例において、第1のリリーフ弁4、第
2のリリーフ弁4aおよびオン・オフ弁6は、上記のよ
うに、吐出管路ibにおける設定圧力を設定する圧力設
定手段となっている。それは吐出管路1bにおける最高
圧力を所定の許容最大圧力かあるいは大気圧かのいずれ
かに選択設定するものである。
しかし、この圧力設定手段は、例えばリリーフ弁4にお
けるパイロット管路4bの設定圧力を電磁比例制御弁に
よってアナログ的に連続制御させるものであってもよい
また、上記第1図における実施例においては油圧ポンプ
モータ5によってエンジンブレーキ時における油圧ポン
プ1の負荷動力を電気エネルギに変換して、これをバッ
テリに充電させている。
しかし、上記のように、油圧ポンプモータ5を第2の油
圧ポンプとして作用させるのみに使用するときは、モー
タ・ジェネレータ5bを電動機とし、その電動機は、他
の発電機によって充電された電気エネルギを使用するも
のであってもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明における効果は
下記のとおりである。
(1)請求項1の発明の効果 ラジェータ冷却風量の多く必要になる特別の状態におい
てのみ、エンジンによって駆動されている第1の油圧ポ
ンプ1に加え、バッテリ電力によって駆動される第2の
油圧ポンプからの吐出圧油も合流させて冷却ファン2b
をより高速で駆動し、通常時においては、エンジン駆動
の第1の油圧ポンプlからの吐出圧油のみによって冷却
ファン2bを比較的に低回転速度で駆動させうることに
している。
したがって、通常時における冷却ファン2bのエンジン
による駆動消費出力を有効に少なくすることが可能にな
るものである。
(2)請求項2の発明の効果 請求項1の発明の構成に加え、第1の油圧ポンプlとM
lのチェック弁1aとの間の吐出管路1bに高あるいは
低に設定可能な圧力設定手段を設けているから、 イ:請求項1におけると同じ使用とその効果が可能であ
り、 ロ:且つ、自動車の加速時において、その圧力設定手段
を低の設定圧力に設定して第1の油圧ポンプ1を無負荷
化し、電力駆動による第2の油圧ポンプを作動させて冷
却ファン2bを駆動するようにできるから、その加速時
においてエンジンが今まで駆動していた第1の油圧ポン
プ1の無負荷化した分、エンジンの加速余裕を生しさせ
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における冷却ファンの油圧駆動装置の
一実施例をシステム図によって示したものであり、第2
図は、従来における冷却ファンの油圧駆動装置をシステ
ム図によって示したものである。 実施例に使用した主な符号は下記のとおりである。 l:油圧ポンプ、  lb:吐出管路、  2:油圧モ
ータ、  2b:冷却ファン、  3:切換弁、  4
および4a:リリーフ弁、 5:油圧ポンプモータ、 
 5b:モータ書ジェネレータ特許出願人  三輪精機
株式会社 代表者 西海悦史

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンによって駆動される第1の油圧ポンプから
    の吐出圧油によって駆動される油圧モータが、該エンジ
    ンの冷却水を冷却するラジエータの空冷ファンを駆動す
    る構成において、 前記第1の油圧ポンプの主吐出管路にはチ ェッケ弁を介して枝管路を設け、その枝管路は電動機に
    よって選択的に駆動される第2の油圧ポンプの吐出管路
    が連通していることを特徴とする冷却ファンの油圧駆動
    装置。 2、エンジンによって駆動される第1の油圧ポンプから
    の吐出圧油によって駆動される油圧モータは、該エンジ
    ンの冷却水を冷却するラジエータの空冷ファンを駆動し
    、その第1の油圧ポンプからの吐出管路には第1のチェ
    ック弁を設け、その第1の油圧ポンプとその第1のチェ
    ック弁との間の該吐出管路には、高あるいは低の油圧設
    定を可能とする圧力設定手段を設け、その第1のチェッ
    ク弁と前記油圧モータとの間の主油圧管路からは、第2
    のチェック弁を介して枝管路を設け、その枝管路は電動
    機によって選択的に駆動される第2の油圧ポンプの吐出
    管路が連通していることを特徴とする冷却ファンの油圧
    駆動装置。
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CN107237681A (zh) * 2017-08-15 2017-10-10 桂林航天工业学院 一种降温性能卓越的汽车水箱
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