JPH04112398U - 自動車用衣類乾燥装置 - Google Patents

自動車用衣類乾燥装置

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JPH04112398U
JPH04112398U JP2065891U JP2065891U JPH04112398U JP H04112398 U JPH04112398 U JP H04112398U JP 2065891 U JP2065891 U JP 2065891U JP 2065891 U JP2065891 U JP 2065891U JP H04112398 U JPH04112398 U JP H04112398U
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dryer
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air
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尚 武智
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の車室内部に空調装置の温風等を利用
した乾燥装置を、必要時に安全且つコンパクトに設置す
る。 【構成】 洗濯された衣類を収容して車室1内の例えば
リヤフロア11に載置される乾燥機40を有し、この乾
燥機40を乾燥ダクト33等を介して空調装置20に温
風を必要時に導入するように連結し、且つ乾燥機40か
らの排気ダクト45を車外に連結して構成し、エンジン
運転時の空調装置20からの温風を乾燥機40に導入す
ることを所定時間継続することにより、乾燥機40の衣
類を安全且つ確実に乾燥することを可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗用車等の自動車の車体内部に搭載され、空調用温風等を用いて洗 濯された衣類を乾燥する自動車用衣類乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用車の自動車に関しては、通常の乗用車以外に荷物の積載量を増大し たワゴンやライトバン車、乗員の搭乗数を増大したワンボックス車等の種々のタ イプのものが出現している。そして、これらの車両の空調装置が小型で低コスト 化されるのに伴い、上記自動車のほとんど全てに空調装置が装備される傾向にあ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記自動車の空調装置は、温風や冷却風を車室内やフロントガラス に吹出して、乗員の環境を良好に保ったり、フロントガラスの曇り止めを行うよ うに構成されており、この空調装置を他の目的に使用することはできない。
【0004】 ここで近年、自動車の性能の向上や道路事情の整備に伴い、長期間の間自動車 を運転しながら各地を回って営業等の活動を行う社員が多くなってきている。こ のように長期間出張する場合は、着替えの衣類を多く携帯することが要求され、 自動車を使用することである程度は可能である。しかし、身に着けて汚れた衣類 を長期間そのままに放置すると、悪臭や衣類の傷みを生じて好ましくない。一方 、汚れた衣類は宿泊地のホテル等で洗濯することは可能であるが、洗濯をしても 完全に乾燥することができない場合は、かえって衣類を傷めることになって好ま しくない。このため、汚れた衣類はまとめて家族の場所に送ったり、コインラン ドリやホテルの乾燥設備を利用して極力洗濯するように心掛けているのが現状で ある。このため、自動車に装備されている空調装置の温風等を利用した洗濯物の 乾燥設備を、車室内部に装着することが望まれている。
【0005】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、自動車の車室内部に空調装置の温 風等を利用した乾燥装置を、必要時に安全且つコンパクトに設置することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、洗濯された衣類を収容して車室内のフロ アの所定の場所に載置される乾燥機を有し、この乾燥機をダクトを介して空調装 置に温風を必要時に導入するように連結し、且つ車外に排気を排出するように連 結するものである。
【0007】
【作用】
上記構成に基づき、車室内に載置される乾燥機に洗濯された衣類を収容して空 調装置の側に連結し、エンジン運転して空調装置からの温風を乾燥機に導入する ことで、その温風が乾燥機を介し車外に順次流れて乾燥機を使用することが可能 になり、この状態を所定時間継続することにより乾燥機の衣類が安全且つ確実に 乾燥される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1と図2において、ライ トバン車の概略について説明すると、車輪2を有する車体1の内部のフロントフ ロア3にフロントシート4a,4bとリヤシート5a, 5bが設置され、各シー ト部にフロントドア6、リヤドア7がそれぞれ設けられる。ルーフ8は高い状態 で後方に延びてそこにリヤゲート9が開閉可能に取付けられ、リヤシート5a, 5bの後ろのクオータトリム10等の間にリヤフロア11が設けられて、荷物を 多く積載することが可能になっている。また、フロントガラス12の下部にはイ ンストルメントパネル13が設けられ、この内部に空調装置20が装着されてい る。
【0009】 空調装置20は図3に示すように、装置本体21の内部のブロアファン22の 吸入側に外気と内気の吸入口23,24がダンパ25を有して設けられ、ブロア ファン22の吐出側にエバポレータコア26、ヒータコア27等が設置される。 そして、装置本体21はダンパ28を有してデフグリル29、ベントダクト30 、リヤダクト31に連通して構成される。
【0010】 そこで、上記空調装置20の装置本体21には更に乾燥ダクト32がダンパ3 3を有して取付けられ、この乾燥ダクト32がフロントフロア3の例えばフロン トシート4a,4b、リヤシート5a, 5bの間を通してリヤフロア11の側に 延設され、乾燥機40に連結される。乾燥機40は図1、図2のように所定の容 量の本体41に開閉扉42が設けられ、本体41の内部にハンガ43により多数 の洗濯した衣類Aを吊下げることが可能になっており、リヤフロア11の所定の 場所に転倒しないように載置される。本体41には吸気ダクト44と排気ダクト 45が連結され、排気ダクト45にはリヤドア7の窓枠14の一部に嵌合して固 定することが可能な排気口46が設けられている。そして、乾燥ダクト32に継 手47により吸気ダクト44を連結することで、乾燥機40を使用することが可 能に構成される。
【0011】 次に、この実施例の作用について説明する。先ず、乾燥機40の不使用時には 乾燥ダクト32のダンパ33を閉じることで、空調装置20を使用する際の温風 等の漏洩が防止され、車室内を従来と同様に空調することができる。一方、乾燥 機40をリヤフロア11に載置し、吸気ダクト44を乾燥ダクト32に連結し、 排気口46をリヤドア7の窓枠14で外に排気するように装着することで、乾燥 機40を使用することが可能になる。そこで、その乾燥機40の本体41の内部 に洗濯した衣類Aを吊下げ、エンジン運転して停止または走行する際に、冬期に おいて車室内を空調装置20で暖房する場合は乾燥用ダンパ33も開き、車室内 を暖房する必要の無い場合は乾燥用ダンパ33のみを開いて空調装置20を作動 する。すると、温風が乾燥ダクト32を通って乾燥機40に送られ、本体41内 部の洗濯された衣類Aを乾燥し、湿った空気は排気ダクト45を介し排気口46 から車外に排出される。このような温風供給を衣類Aの乾燥状態を見ながらエン ジンの負担にならないように連続して行うと、厚手の衣類Aでも確実に乾燥して 再び使用することが可能になる。
【0012】 図4の本考案の第2の実施例について説明する。この実施例は空調装置20の リヤダクト31を利用するものであり、リヤダクト31の吹出口31aに着脱可 能に装着される連結ダクト48を有し、この連結ダクト48が乾燥機40の本体 に取付けられ、これ以外は上記実施例と同様に構成されている。従って、この実 施例では乾燥機40使用時に連結ダクト48をリヤダクト31の吹出口31aに 連結し、空調装置20をリヤダクト側モードで作動するのであり、これによりリ ヤダクト31の温風が乾燥機40に流入してその内部の洗濯された衣類Aを同様 に乾燥することができる。
【0013】 図5の本考案の第3の実施例について説明する。この実施例は温風を各別に発 生するものであり、温風発生装置50を有する。温風発生装置50は装置本体5 1の内部にブロアファン52、ヒータコア53を有して、外気吸入口54、乾燥 ダクト55が連結されている。そして、乾燥ダクト55は乾燥機40の側に連結 することが可能になっている。従って、この実施例では夏期において車室内を空 調装置20で冷房するような条件でも、温風発生装置50を作動すると乾燥機4 0にはヒータコア53による温風が流入し、この温風で洗濯された衣類Aを乾燥 することができる。
【0014】 以上、本考案の実施例について説明したが、乾燥機は実施例に限定されるもの ではなく、バッテリ電源を用いた撹拌装置を付加することもできる。温風の熱源 には排気熱を利用しても良い。また、ライトバン車の場合について説明したが、 通常の乗用車ではトランクルームを利用して同様に乾燥機を装着することもでき る。
【0015】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、乗用車の自動車の車体内部に空調装置 の温風を利用した衣類の乾燥機が装備されるので、例えば自動車で長期出張する ような人にとっては、汚れた衣類を洗濯した後移動中に確実に乾燥して再使用す ることができ、その実用的効果は非常に大きい。乾燥機は空調装置の温風、車室 内のスペース等を利用して装備されるので、構造が簡単になり、安全性も高い。 第1の実施例では空調装置の装置本体に乾燥ダクト等を介して乾燥機が連結され るので、乾燥機使用時の操作性が良く、第2の実施例ではリヤダクトに乾燥機が 連結されるので、構造を大幅に簡素化できる。第3の実施例では専用の温風発生 装置が装備されるので、車室内部の空調と各別に乾燥機を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる自動車用衣類乾燥装置をライト
バン車に適応した実施例の断面図である。
【図2】図1の後方断面図である。
【図3】同自動車用衣類乾燥装置を空調装置に組み付け
た実施例の展開図である。
【図4】本考案の第2の実施例として空調装置に組み付
けた場合の展開図である。
【図5】本考案の第3の実施例として空調装置に組み付
けた場合の展開図である。
【符号の説明】
1 車体 11 リヤフロア 20 空調装置 32 乾燥ダクト 33 ダンパ 40 乾燥機 44 吸気ダクト 45 排気ダクト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯された衣類を収容して車室内のフロ
    アの所定の場所に載置される乾燥機を有し、この乾燥機
    をダクトを介して空調装置に温風を必要時に導入するよ
    うに連結し、且つ車外に排気を排出するように連結する
    ことを特徴とする自動車用衣類乾燥装置。
  2. 【請求項2】 上記空調装置にダンパを有して乾燥ダク
    トを取付け、この乾燥ダクトを車室内の後方に延設して
    リヤフロアに載置される乾燥機に連結し、乾燥機からの
    排気ダクトの排気口をドア窓枠に設置することを特徴と
    する請求項1記載の自動車用衣類乾燥装置。
  3. 【請求項3】 上記空調装置のリヤダクトに乾燥機の連
    結ダクトを着脱可能に装着することを特徴とする請求項
    1記載の自動車用衣類乾燥装置。
  4. 【請求項4】 上記空調装置と各別にヒータコア等を有
    する温風発生装置を備え、この温風発生装置を乾燥機側
    に連結することを特徴とする請求項1記載の自動車用衣
    類乾燥装置。
JP2065891U 1991-03-08 1991-03-08 自動車用衣類乾燥装置 Pending JPH04112398U (ja)

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