JPH04112176U - 車両のリアホイールハウス - Google Patents

車両のリアホイールハウス

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JPH04112176U
JPH04112176U JP1570091U JP1570091U JPH04112176U JP H04112176 U JPH04112176 U JP H04112176U JP 1570091 U JP1570091 U JP 1570091U JP 1570091 U JP1570091 U JP 1570091U JP H04112176 U JPH04112176 U JP H04112176U
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
rear wheel
wheel house
rear floor
joint
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1570091U
Other languages
English (en)
Inventor
裕行 小野
良久 岩永
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体のねじり変形に対する強度及び耐久性を
向上した車両のリアホィールハウスを提供することにあ
る。 【構成】 リアホィールハウスは、インナパネル22と
アウタパネル24とからなり、後輪の上部部分を囲む形
状を有したホィールカバーパネル20と、インナパネル
22に一体にして設けられ、インナパネル22とリアフ
ロアパネル26との結合部側に近接して位置し且つこの
結合部に沿って延びるとともに、車体の車幅方向に窪ん
だ凹所42とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等の車体に後輪を覆うようにして設けられている車両のリ アホィールハウスに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4を参照すると、自動車の車体2が示されており、図4中のV−V線に沿う断 面は、即ち、リアホィールハウス4の断面は、図5に示されている。図5から明 かなように、リアホィールハウス4は、2点鎖線で示されている後輪6の上部を 囲むような形状を有し、そして、その内側の下端部8は、リアフロアパネル10 の側縁に結合されている。従って、図5の断面でみたとき、リアホィールハウス 4は、リアフロアパネル10に結合されて、上方に延びる垂直部12と、この垂 直部12に続く円弧部14とからなっている。なお、図5中、矢印方向からみた とき、リアホィールハウス4は、略半円形をなしている。
【0003】 ここで、リアホィールハウス4とリアフロアパネル10側との結合に関して詳 述すると、リアホィールハウス4は、その下端部8がリアフロアパネル10の側 縁を折曲した立ち上げたフランジ16に対し、リアフロアサイドメンバ18の一 部を挟み付けるようにして、スポット溶接により相互に結合されている。従って 、これらリアフロアパネル10、リアサイドメンバ及びリアホィールハウス4の 結合部は、これらを3重に重ね合わされて構成されているから、結合部の剛性は 、周囲の部分に比べて大きなものとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動車の走行中、その走行状況や路面状況により、車体には、その 軸線回りのねじり変形が発生する。このようなねじり変形は、リアホィールハウ ス4自体の変形をも生起して、その固定側部分、つまり、前述した垂直部12に 、圧縮応力や引っ張り応力を繰り返して与えることとなる。ここで、垂直部12 は、前述したように剛性の大きな結合部を介してリアフロアパネル10に連結さ れていることから、垂直部12に働く圧縮及び引っ張り応力は、特に、結合部に 集中して加わり、このため、リアホィールハウス4は、上記結合部の部位から破 断し易い不具合がある。
【0005】 この考案は、上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところ は、車体のねじれに対する強度を簡単な構成で高め、その耐久性に優れた車両の リアホィールハウスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の車両のリアホィールハウスは、車体のリアフロアパネルに結合され るとともに、このリアフロアパネルの側方に突出して設けられ、後輪の上部部分 を囲む形状を有したホィールカバーパネルと、このホィールカバーパネルに一体 にして設けられ、リアフロアパネルとの結合部側に近接して位置するとともに、 この結合部に沿って延び、且つ、車体の車幅方向に窪んだ凹所とを備えて構成さ れている。
【0007】
【作用】
上述したリアホィールハウスによれば、そのホィールカバーパネルの一部に、 車幅方向に窪んだ凹所を設けてあり、しかも、この凹所がホィールカバーパネル とリアフロアパネルとの間の結合部に近接して、この結合部に沿って延びている から、例え車体の軸線回りのねじり変形に伴い、ホィールカバーパネルの全体が 変形しようとしても、ホィールカバーパネルは、その一部、即ち、前記凹所の領 域が強制的に変形するだけとなる。従って、ホィールカバーパネルとリアフロア パネルとの間の結合部に加わる応力集中が低減され、リアホィールハウスの強度 及び耐久性が向上することとなる。
【0008】
【実施例】
図1を参照すると、第1実施例に係わるリアホィールハウスの断面が示されて おり、図1は、車体に対し、図5の場合と同様な方向からの断面図である。 リアホィールハウスは、ホィールカバーパネル20を備えており、このホィー ルカバーパネル20は、インナパネル22とアウタパネル24との分割型となっ ている。インナパネル22は、平坦な底を有したボウルをその直径方向に切断し て得た半割形状をなしており、そして、インナパネル22は、その切断縁が下方 を向き、且つ、その底が車体の内側に位置するようにして、リアフロアパネル2 6に結合されている。また、インナパネル22の半周縁には、径方向外側に突出 したフランジ22aが一体に形成されており、また、周方向でみたインナパネル 22の両端縁にも、フランジ22aに連なる一体のフランジ22bが形成されて いる。
【0009】 インナパネル22は、アウタパネル24に結合されており、具体的には、イン ナパネル22のフランジ22aがアウタパネル24の垂直部28に重ね合わされ て、スポット溶接されている。アウタパネル24は、上述した垂直部28と、こ の垂直部28から一体にして車体の外側に突出した湾曲部30とからなっている 。この湾曲部30は、図1に示されているように、インナパネル22の上部部分 と対称な形状となっており、それ故、アウタパネル24の湾曲部30は、インナ パネル22と協働して、後輪32の上部部分を囲むようなホィール収容空間を規 定している。
【0010】 更に、アウタパネル24の外側は、クォータパネル34により覆われており、 このクォータパネル34は、車体のルーフに続いている。 前述したインナパネル22とリアフロアパネル26との間の結合部に関して詳 述すると、リアフロアパネル26の側縁部分には、上方に向けて折曲されたフラ ンジ36が一体にして形成されており、このフランジ36は、インナパネル22 の下端部に重ね合わされている。一方、リアフロアパネル26の下面には、リア フロアサイドメンバ38が取り付けられている。このリアフロアサイドメンバ3 8は、上方に向けて開口した樋形状をなし、その開口の一方の側端縁は、外側に 折曲されて、リアフロアパネル26の下面に重ね合わされるフランジ40となっ ており、他方の側端縁は、インナパネル22の下端部をリアフロアパネル26の フランジ36とで挟むように上方に延びている。そして、これらフランジ36、 インナパネル22の下端部及びリアフロアサイドメンバ38の他方の側端縁は、 スポット溶接により相互に結合されており、また、リアフロアパネル26とリア フロアサイドメンバ38のフランジ40との間もまた、スポット溶接により相互 に結合されている。
【0011】 そして、インナパネル22の下端部には、上述した結合部に近接して、凹所と してのいわゆるビード42が一体にして形成されている。このビード42は、図 1から明かなように、後輪32側とは反対側に突出するものとなっており、また 、図2ら明かなように、ビード42は、結合部に沿って延びているとともに、そ の端部は、インナパネル22の周壁側にも回り込んで形成されている。
【0012】 なお、図2に示されているように、リアフロアパネル26は、インナパネル2 2の中央部に対応して位置に、車幅方向に延びる段差を有している。 リアホィールハウスのインナパネル22に上述したビード42が設けられてい ると、このインナパネル22自体は、図1でみて、上下方向に変形し易いものと なる。従って、自動車の走行中、車体がその軸線回りのねじり変形を受け、そし て、インナパネル22の上下方向の圧縮及び引っ張り応力が加わっても、インナ パネル22は、そのビード42の箇所で強制的に変形し、インナパネル22の結 合部に応力が集中することはない。従って、結合部には応力が分散されて伝達さ れることから、結合部の部位、特に、インナパネル22の部位からのリアホィー ルハウスの破断を防止することができる。
【0013】 この考案は、上述した第1実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可 能である。例えば、図3を参照すると、第2実施例のリアホィールハウスが示さ れている。図3のリアホィールハウスは、図1のリアホィールハウスと同様な部 材からなっているので、同一の機能を有する部材には同一の参照符号を付して、 その説明は省略し、相違する点のみを以下に説明する。
【0014】 第2実施例に於けるリアホィールハウスのリアフロアサイドメンバ38は、そ の開口の両方の側端縁にフランジ40,44が一体に形成されており、これらフ ランジ40,44を介して、リアフロアサイドメンバ38は、リアフロアパネル 26の下面にスポット溶接により結合されている。 上述した第2実施例では、インナパネル22の結合部は、インナパネル22の 下端部とリアフロアパネル26のフランジ36との2枚のプレートを相互に重ね て結合しただけであるので、その結合部自体の剛性は、図1に示した結合部の剛 性よりも小さくなる。従って、第2実施例のリアホィールハウスによれば、その 結合部もまた、第1実施例のものに比べて変形し易いことから、これにより、そ の結合部での応力の集中を更に低減でき、特に、インナパネル22の破断に対す る強度を高めることができる。
【0015】 また、第1及び第2実施例では、ビード42が車体内に突出するようにして形 成されているが、このビード42は、後輪32側に突出するようにして形成して もよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のリアホィールハウスによれば、後輪のホィー ルカバーパネルに、このホィールカバーパネルとリアフロアパネルとの結合部に 沿って延び且つ車体の車幅方向に窪んだ凹所を設けてあるので、ホィールカバー パネルは、その凹所の存在により、その上下方向に変形し易いものとなる。従っ て、車体がその軸線回りのねじり変形を受け、この変形に伴い、ホィールカバー パネル自体に上下方向の圧縮及び引っ張り応力が作用しても、この応力により、 凹所が強制的に変形されることで、上記結合部での応力の集中を避けることがで きる。従って、結合部の部位に過度な力が作用することはないので、その部位か らのリアホィールハウスの破断を確実に防止でき、その強度及び耐久性をともに 向上できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のリアホィールハウスを示した断面
図である。
【図2】図1のリアホィールハウスを車体内からみた斜
視図である。
【図3】第2実施例のリアホィールハウスを示した断面
図である。
【図4】車体を示した斜視図である。
【図5】図4中、V−V線に沿う断面図である。
【符号の簡単な説明】
20 ホィールカバーパネル 22 インナパネル 24 アウタパネル 26 リアフロアパネル 32 後輪 38 リアフロアサイドメンバ 42 ビード(凹所)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のリアフロアパネルに結合されると
    ともに、このリアフロアパネルの側方に突出して設けら
    れ、後輪の上部部分を囲む形状を有したホィールカバー
    パネルと、このホィールカバーパネルに一体にして設け
    られ、リアフロアパネルとの結合部側に近接して位置す
    るとともに、結合部に沿って延び、且つ、車体の車幅方
    向に窪んだ凹所とを具備したことを特徴とする車両のリ
    アホィールハウス。
JP1570091U 1991-03-18 1991-03-18 車両のリアホイールハウス Withdrawn JPH04112176U (ja)

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JP1570091U JPH04112176U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 車両のリアホイールハウス

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JP1570091U JPH04112176U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 車両のリアホイールハウス

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JPH04112176U true JPH04112176U (ja) 1992-09-29

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JP1570091U Withdrawn JPH04112176U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 車両のリアホイールハウス

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JP (1) JPH04112176U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016022784A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 三菱自動車工業株式会社 ホイールハウスインナ構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016022784A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 三菱自動車工業株式会社 ホイールハウスインナ構造

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Effective date: 19950615