JPH04112160U - ジヤツキ付作業車 - Google Patents

ジヤツキ付作業車

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Publication number
JPH04112160U
JPH04112160U JP2440191U JP2440191U JPH04112160U JP H04112160 U JPH04112160 U JP H04112160U JP 2440191 U JP2440191 U JP 2440191U JP 2440191 U JP2440191 U JP 2440191U JP H04112160 U JPH04112160 U JP H04112160U
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JP
Japan
Prior art keywords
jack
working
vehicle
parking
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2440191U
Other languages
English (en)
Inventor
鉄也 斉藤
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーシヨン
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2440191U priority Critical patent/JPH04112160U/ja
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャッキ付作業車を、簡易かつ低コストで駐
車スペースを拡大することができるようにする。 【構成】 車体2の前後左右の四ヶ所に、車体2上に備
えられた作業装置3を使用するときに下方に伸長して車
体2を持ち上げて支持する作業用ジャッキ5と、この作
業用ジャッキ5を車体2に対して側方に張出させる張出
装置6とを配設するとともに、上記作業用ジャッキ5と
張出装置6との間には駐車用ジャッキ7を介在させ、こ
の駐車用ジャッキ7を、上記車体2を張出装置6ととも
に作業用ジャッキ5に対して持ち上げるべく上方に伸長
するとともに、その最大伸長量が、作業用ジャッキ5に
よる持上げ分を加えた上記車体2の全持上げ量を他の車
両11の車高よりも高くする量となるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体の前後左右の四カ所に、車体を持ち上げて支持するためのジャ ッキを備えたジャッキ付作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラック等の車体にブームその他の作業装置を架装してなる高所作業車やクレ ーン車等の作業車には、その車体の前後左右の四カ所に、下方に伸長してその車 体を持ち上げて支持できるようにした作業用ジャッキが取り付けられているが、 これら作業用ジャッキは、本来、上記作業装置を使用する際に、その作業車の車 体の安定を維持するために設けられたものであり、その持上げ量は車体を若干地 面から浮いた状態とする程度のものである。 ところで、そのような作業車等の車両を複数台保有する事業所等では、自らの 敷地内等にそれら車両を駐車しておくスペースを確保しなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、都市部等ではそのような駐車スペースの十分な確保は困難であ り、これにより作業車等の保有台数が制限される等、事業に悪影響が出るおそれ がある。 なお、駐車スペースの拡大手段として、近年、多段式の駐車装置が商品化され ているが、それらの採用はかなりのコストの負担を伴う。
【0004】 本考案は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易かつ比較的低 コストで駐車スペースを拡大することができるようにしたジャッキ付作業車を提 供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のジャッキ付作業車は、車体の前後左右の 四ヶ所に、車体上に備えられた作業装置を使用するときに下方に伸長して車体を 持ち上げて支持する作業用ジャッキと、この作業用ジャッキを車体に対して側方 に張出させる張出装置とを配設するとともに、上記作業用ジャッキと張出装置と の間には駐車用ジャッキを介在させ、この駐車用ジャッキを、上記車体を張出装 置とともに作業用ジャッキに対して持ち上げるべく上方に伸長するとともに、そ の最大伸長量が、作業用ジャッキによる持上げ分を加えた上記車体の全持上げ量 を他の車両の車高よりも高くする量となるように構成している。
【0006】
【作用】
このようなジャッキ付車両では、作業時には、張出装置により作業条件に合わ せて張出した作業用ジャッキ(駐車用ジャッキも一緒に張出される)を下方に伸 長させて車体の安定を維持する一方、駐車時には、張出装置により他の車両の車 幅よりも張幅が大きくなるように作業用ジャッキ及び駐車用ジャッキを張出し、 それら両ジャッキを下方および上方に伸長させて、車体を他の車両の車高よりも 高く持ち上げ、車体の下側と地面(作業用ジャッキの接地面と同じ高さの地面) との間に上記他の車両を駐車させるためのスペースを作り出すことができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 まず、図1を用いて、本考案に係る高所作業車(ジャッキ付作業車)について 説明する。 この高所作業車1は、トラックの車体2の後部に、昇降自在な作業台3を取り 付けて構成されており、作業者は、その作業台3に搭乗して任意の高所に移動し 、作業を行うことができる。また、車体2の前後左右の四カ所には、下方に伸長 して車体2を持ち上げ支持可能な作業用ジャッキ5が取り付けられている。なお 、この作業用ジャッキ5は、図2に詳しく示すように、アウタポスト(以下、作 業側アウタポストという)5aと、この作業側アウタポスト5aに下方に伸長ま たは上方に縮小自在に嵌入され、下端部に接地板5pを取り付けたインナポスト (以下、作業側インナポストという)5bと、この作業側インナポスト5bを作 業側アウタポスト5aに対して伸縮させる油圧式の作業用ジャッキシリンダ5c とから構成されている。 また、車体2における各作業用ジャッキ5に対応する位置には、各作業用ジャ ッキ5を車体2に対して側方に張出させる張出装置6が設けられている。この張 出装置6は、車体2の側方において伸縮自在に車体2に取り付けられたアウトリ ガビーム6bと、このアウトリガビーム6bの伸縮を行わせるべくアウトリガビ ーム6bに内蔵された油圧式の張出シリンダ6cとからなる。上記作業用ジャッ キ5は、そのアウトリガビーム6bの先端に取り付けられており、作業を行う場 合には、作業台3を上昇させる位置等の作業条件に応じて適当に張出された後、 車体2を若干持ち上げて、作業中における車体2の安定を維持する(図1のA参 照)。
【0008】 ところで、作業用ジャッキ5とアウトリガビーム6bの先端部との間には、駐 車用ジャッキ7が介在している。 以下、その駐車用ジャッキ7について説明する。
【0009】 駐車用ジャッキ7は、図2に詳しく示すように、上記作業側アウタポスト5a の車体側側面に抱き合わせるように取り付けられた駐車側アウタポスト7aと、 この駐車側アウタポスト7aに、自らに内蔵された第一駐車用ジャッキシリンダ 8aの伸縮作動によって上方に伸長(または下方に縮小)自在に嵌入された第1 インナポスト7bと、この第1インナポスト7bに、第二駐車用ジャッキシリン ダ8bの伸縮作動によって上下に伸縮自在に嵌入された第2インナポスト7cと 、さらにこの第2インナポスト7cに、第三駐車用ジャッキシリンダ8cの伸縮 作動によって上下に伸縮自在に嵌入された第3インナポスト7dとから4段式の テレスコピック構造に構成されている。なお、上記アウトリガビーム6bの先端 部は、第3インナポスト7dの上部に固定されている。 このように構成された駐車用ジャッキ7により、車体2を張出装置6とともに 作業用ジャッキ5に対して持ち上げることができ、その最大伸長量は、上記作業 用ジャッキ5による持ち上げ分を加えた車体2の全持上げ量が、他の車両11の 車高よりも高くなる量に設定されている(図1のB参照)。 したがって、張出装置6により各駐車用ジャッキ7及び作業用ジャッキ5を、 少なくとも車体2の前後における左右駐車用ジャッキ7,7間の張幅が、上記他 の車両11の車幅よりも広くなるように張出し、全ての作業用ジャッキ5及び駐 車用ジャッキ7をそれぞれ下方、上方に伸長させることにより、高所作業車1の 車体2の下側に、上記他の車両11を駐車させることができるスペースを作り出 すことができる。
【0010】 ところで、上記各ジャッキシリンダ5c,8a〜8c及び張出シリンダ6cは 、図2に示す油圧回路20によって供給される油圧により駆動される。以下、そ の油圧回路20について説明する。 この油圧回路20は、高所作業車1の走行用エンジン等によって駆動され、油 圧を発生する油圧源21と、この油圧源21により発生された油圧を作業用ジャ ッキシリンダ5cに供給するための作業用ジャッキ油圧ライン22と、上記油圧 を第1ジャッキシリンダ〜第三ジャッキシリンダ8a〜8cに供給するための駐 車用ジャッキ油圧ライン23と、上記油圧を張出シリンダ6cに供給するための 張出油圧ライン24とから構成されている。なお、各油圧ライン22〜24上に は、それぞれの油圧ラインの開閉及び供給方向制御を行う電磁切換えバルブ(作 業用ジャッキ制御バルブ32、駐車用ジャッキ制御バルブ33及び張出制御バル ブ34)が設けられており、これらバルブ32〜34の励磁切換えに応じて、作 業用ジャッキ5及び駐車用ジャッキ7の伸縮制御や、作業用ジャッキ5の張出・ 引込制御がなされる。 なお、、作業用ジャッキ油圧ライン22及び駐車用ジャッキ油圧ライン23に は、シリンダ毎に、ダブルパイロットチェックバルブ26が設けられており、油 圧源21による油圧供給がなくても各ジャッキシリンダ5c,8a〜8cが伸長 状態を維持できるようになっている。ただし、図では、ダブルパイロットチェッ クバルブ26は両ジャッキ5,7の外部に配置されているが、実際は、これらは 各ジャッキシリンダ5c,8a〜8cに固定され両ジャッキ5,7に内蔵される ものである。
【0011】 ところで、この高所作業車1においては、上記作業用ジャッキ制御バルブ32 及び張出制御バルブ34の切換え指示を行う切換えスイッチ(作業用ジャッキス イッチ42、張出・引込スイッチ44)は車体2の後部等に取り付けられている が、駐車用ジャッキ制御バルブ33の切換え指示を行う駐車用ジャッキスイッチ 43は、前述の作業側アウタポスト5aを覆うカバー上に取り付けられている。 このため、作業者は、地上にいながらにして駐車用ジャッキ7の伸縮制御、即ち 、車体2の駐車用高所への上昇及び地上への下降を行わせることができるように なっている。
【0012】 以上のように構成された作業用ジャッキ5、駐車用ジャッキ7及び張出装置6 を備えた本高所作業車1によって作業を行う場合は、まず、張出・引込スイッチ 44を操作して作業条件に応じた張幅に各作業用ジャッキ5を張出させ、次に、 作業用ジャッキスイッチ42を操作して各作業用ジャッキ5を伸長作動させ、車 体2を若干持ち上げるように支持させ、安定して作業を行う。 また、前述のように他の車両11を車体2の下に駐車させようとする場合は、 まず、張出・引込スイッチ44を操作して、各作業用ジャッキ5及び駐車用ジャ ッキ7の左右張幅が上記他の車両11の車幅よりも広くなるように張出させると ともに、作業用ジャッキスイッチ42を操作して各作業用ジャッキ5を適当量( 例えば、全伸状態まで)伸長作動させておく。次に、駐車用ジャッキスイッチ4 3を操作して駐車用ジャッキ7を伸長作動させ、車体2を他の高所作業車11よ りも高く持上げさせる。ここで、前述のように作業用ジャッキ5及び駐車用ジャ ッキ7による車体2の最大持上げ量は、他の車両11の車高よりも大きいため、 他の車両11の下の地面を掘り下げる等することなく他の車両11を本高所作業 車1の車体2の下側に駐車するためのスペースを作り出すことができる。
【0013】 なお、本実施例では、駐車用ジャッキ7を4段式のテレスコピック構造とした が、本考案に係るジャッキ付車両における駐車用ジャッキはこれに限られるもの ではなく何段式のものであっても良い。 また、作業時の安全確保のために、駐車用ジャッキが少しでも伸長状態にある ときは、作業装置の使用(上記高所作業車1にあっては作業台3の上昇作動)を 規制するようにしても良い。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案のジャッキ付作業車を用いれば、作業用ジャッキ及び駐 車用ジャッキによる車体の最大持上げ量が他の車両の車高より大きいので、張出 装置によって各ジャッキの車幅方向の張幅を上記他の車両の車幅よりも広くする ことにより、本作業車の車体の下側に上記他の車両を駐車させるためのスペース を作り出すことができ、限られた敷地内における実質的な駐車スペースの拡大を 、簡易、かつ多段式の駐車装置等に比べて低コストで達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るジャッキ付作業車の斜視図であ
る。
【図2】上記ジャッキ付車両における各ジャッキ及び張
出装置の断面及び油圧回路図である。
【符号の説明】
2 車体 3 作業台 5 作業用ジャッキ 6 張出装置 7 駐車用ジャッキ 42 作業用ジャッキスイッチ 43 駐車用ジャッキスイッチ 44 張出・引込スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に作業装置を備えるとともに、前
    記車体の前後左右の四ヶ所に、前記作業装置が使用され
    る場合に下方に伸長して前記車体を持ち上げて支持する
    ための作業用ジャッキと、この作業用ジャッキを前記車
    体に対して側方に張出させる張出装置とを配設してなる
    ジャッキ付作業車であって、前記作業用ジャッキと前記
    張出装置の間には駐車用ジャッキが介在し、その駐車用
    ジャッキは、前記車体を前記張出装置とともに前記作業
    用ジャッキに対して持ち上げるべく上方に伸長し、かつ
    その最大伸長量を、前記作業用ジャッキによる持上げ分
    を加えた前記車体の全持上げ量が他の車両の車高よりも
    高くなる量にしたことを特徴とするジャッキ付作業車。
JP2440191U 1991-03-19 1991-03-19 ジヤツキ付作業車 Pending JPH04112160U (ja)

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