JPH04112040A - 非移行性樹脂積層体 - Google Patents

非移行性樹脂積層体

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JPH04112040A
JPH04112040A JP2232768A JP23276890A JPH04112040A JP H04112040 A JPH04112040 A JP H04112040A JP 2232768 A JP2232768 A JP 2232768A JP 23276890 A JP23276890 A JP 23276890A JP H04112040 A JPH04112040 A JP H04112040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
layer film
unsaturated carboxylic
modified
density
Prior art date
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Pending
Application number
JP2232768A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Kamitsubara
上津原 讓
Shigehiro Koga
重宏 古賀
Hiroshi Nagasawa
長澤 宏
Hiroyuki Morita
浩幸 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は長期防曇性、透明性に優れた非移行性樹脂積層
体に関する。
〈従来の技術〉 従来農業用ハウス、 トンネルの温室栽培に用いられる
温室被覆材としてはポリ塩化ビニルフィルム及びポリエ
チレンフィルムやエチレン−酢ビ共重合体フィルム等の
ポリオレフィン系樹脂フィルムが主として使用されてい
る。
これらのうちポリ塩化ビニルフィルムは、耐候性、透明
性、保温性、展張作業性に優れているので近年迄この分
野に多用されてきたがこの中に含まれる可塑剤が特に夏
期の高温時にブリードし塵が付着するほか焼却時に有害
ガスが発生するなとの問題があった。一方ポリオレフィ
ン系樹脂フィルムは可塑剤を含まず可塑剤のブリードに
よる塵の付着が少なく又焼却時の有害発生ガスもなく加
工性に優れている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし欠点の一つにポリ塩化ビニルフィルムに比べて防
曇剤の移行速度が早く防曇剤が短期に表面に出る事によ
り長期防曇性、透明性が損なわれる欠点があった。
本発明者らはかかる従来の技術に鑑みポリオレフィンの
特徴であるフィルムへの塵の付着の少ない又燃焼処理性
を損なうことなく長期防曇性の優れたポリオレフィン系
フィルムを得るべく鋭意検討した結果本発明を完成した
ものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は(A)ポリオレフィン100重量部に対し、防
曇剤0.5〜10.0重量部を配合してなる中間層フィ
ルムに、(B)不飽和カルボン酸もしくは無水不飽和カ
ルボン酸から選ばれた化合物で変成した変成ポリオレフ
ィンの外層フィルムを積層することを特徴とする非移行
性樹脂積層体に関する。
ここで(A)のポリオレフィンは密度0.935g/c
■3以下の低密度ポリエチレンもしくはエチレン−α−
オレフィン共重合体であごとが好ましく(B)の変成ポ
リオレフィンは密度0.935g/ c■3以下の低密
度ポリエチレンもしくはエチレン−α−オレフィン共重
合体であるポリオレフィンを不飽和カンボン酸もしくは
その無水物で変成したものが好ましい。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明における中間層フィルムの(A)成分であるポリ
オレフィンとしてはα−オレフィンの単独重合体又はα
−オレフィンを主成分とする異種単量体との共重合であ
りポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−4
−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、これらの
混合物が挙げられる。これらのうち密度が0.88〜0
.935の低密度ポリエチレンもしくはエチレン−α−
オレフィン共重合体が柔軟性、透明性、価格の点から好
ましい。密度が0880以下のものはフィルム状に成形
するのが困難であり実用的でなく又密度が0.935以
上のものは透明性が慝く又結晶性が高くなるので防曇剤
との相溶性が悪くブルームが激しくなる傾向がある。
本発明における防曇剤としては界面活性剤例えばソルビ
タンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、
ソルビタンモノベヘネートなどのソルビタン系界面活性
剤、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノパルミ
テート、グリセリンモノステアレートなどのグリセリン
系界面活性剤、ポリエチレングリコールモノステアレー
ト、ポリエチレンモノパルミテートなどのポリエチレン
グリコール系界面活性剤、その他トリメチロールプロパ
ン系界面活性剤、ペンタエリスリトール系界面活性剤が
もちいられる。添加部数はポリオレフィン100重量部
に対して0.5〜10.0重量部である。
0.5以下であるとその効果が小さく 10.0重量部
以上だとポリオレフィンとの混合混線が難しく実用的で
ない。
本発明の外層フィルムに用いる変成ポリオレフィンとは
、ポリオレフィンを不飽和カルボン酸もしくはその無水
物で変成したものであり、密度が0.935 g / 
cm ”以下の低密度ポリエチレンもしくはエチレン−
α−オレフィン共重合体から選ばれた重合体が好ましく
、不飽和カルボン酸類としては例えばアクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラ
コ酸、クロトン酸、無水マレイン酸、無水シトラコ酸、
無水イタコン酸などがある。変成ポリオレフィンの製造
方法はとくに制限はなく種々の公知の方法と同様に用い
ることができる。例えばエチレン−α−オレフィン共重
合体粉末100重量部に対し、上述の不飽和カルボン酸
類を好ましくは0.3〜30.0重量部、ラジカル発生
剤例えばジ−t−ブチル、<−オキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、ペンゾイルノず一オキサイド、2.5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシン)ヘキ
セン、l、3−ヒ゛ス (t−ブチルパーオキシンイソ
プロピル ジカル発生剤を好ましくは0.05〜0.25重量部、
加え混合した後該混合物を溶融混練する方法が好適に用
いられる。これらの成分の混合方法としてはヘンセルミ
キサー スーパーミキサーなどの高速攪拌機付き混合機
、リボンブレンダー タンブラ−などの通常の混合装置
を用いればよい。又溶融混線方法としては短軸又は二軸
の押出機、/(ン/くリーミキサー ロールなどが用い
られるが通常押出機を用いるのが好適である。その場合
溶融混練は120〜250℃が好ましい。
又本発明で用いる変成ポリオレフィンには未変成のポリ
オレフィンを混合して用いることができる。該未変成と
してはとくに制限はなく変成ポリオレフィン用の原料と
同じものを用いることができるばか異なったものを用い
ることもできる。
本発明の非移行性樹脂積層体の中間層フィルムの厚さは
20〜180μmが好ましく、外層フィルムの厚さは5
〜50μmが好ましい。外層フィルムの厚さは、薄くな
るに従い防曇剤がブルームされやす〈発明の効果が薄れ
るので、最終用途、目的に応じて決定される。外層フィ
ルムは、中間層フィルムの片面又は両面に積層してもよ
いが、片面では積層されなかった側から防曇剤がブルー
ムされやすく、−船釣でない。
本発明の非移行性樹脂積層体の製造方法としては、通常
のポリオレフィンの積層フィルム製造設備が使用出来る
。例えば多層ダイを備えたTダイ法フィルム製造設備、
インフレーシーンフィルム製造設備があげられる。また
ポリオレフィンと防曇剤を配合しフィルムを成形し、別
に変成ポリオレフィンのフィルムを成形しこの両方をラ
ミネート積層することで非移行性樹脂積層体を製造して
もよい。
〈発明の効果〉 本発明によって得られた非移行性樹脂積層体は中間層フ
ィルムに含まれるの防曇剤が変成ポリオレフィンの外層
フィルムにより、移行速度が調整され、短時間にブルー
ムされることなく長期防曇持続効果を得ることができる
。このため施設園芸ハウスなどの農業用フィルムに使用
できる非移行性樹脂積層体として好適である。
〈実施例〉 次に実施例をあげて本発明を説明するが、これら実施例
は単に例示的なものであってこれらに限定されるもので
はない。実施例及び比較例に示した防曇性及び透明性の
促進試験方法は以下に示した三層フィルムを恒温恒湿槽
(温度8G”C湿度95%)に入れ経時的にその透明性
及び防曇性の測定を行なった。又防曇性の測定毎に表面
を水洗し即ち吹き出した防曇剤を除去し長期防曇性の評
価を行なった。
本 透明性の測定法 ASTII−D−1003に準じる。
* 防曇性の評価方法 1リフドルのビーカーに50℃の温水を入れそのビーカ
ーをサンプルフィルムでカバーして50℃の恒温水槽に
入れる。1分後、3分後、 10分後にフィルム上に生
じた水滴の状態を観察して水滴が成長するようであった
ら防曇性は○、成長しなければ×、その中間をΔとした
* 実施例−1〜4、比較例−1,2 実施例−1メルトフローレート(2G)比重(0,90
5)の低密度ポリエチレン[VLDPE、  メーカー
住人化学工業(株)11194.8重量%、無水マレイ
ン酸5.0重量%、ベンゾイルパーオキサイド0.2重
量% 実施4M−2上記VLDPE97.9重量%、無水マレ
イン酸2.0重量%、ベンゾイルパーオキサイド0.1
重量% ui例−3上記VLDPE99.45重量%、無水マレ
イン110. 5重量%、ベンゾイルパーオキサイド0
.05重量% 各々をへンセルミキサーで5分間撹拌混合し該混合物を
口径45−■、L/D=30の2軸押出機で溶融混線温
度180℃溶融混線押出しペレタイズした。
これらの変性ポリオレフィン及びソルビタン系界面活性
剤を5.0重量部添加した上記VLDPEを用い中間層
が防曇剤含有VLDPE50μmフィルム、内外層が上
記変性ポリオレフィンより成る25μmフィルムの2種
3層フィルムをインフレーシーンフィルム成形法により
100μm非移行性樹脂積層体を作成した。
比較例−1内外層を未変性上記V L D P E。
中間層に上記防曇側合VLDPEを用いた実施例−1と
同様な方法で2種3層のインフレーシーンフィルムを作
成した。
実施例−4メルトフローレート(1,0)比重(0,8
90)である低密度ポリエチレンCVLDPE日本ユニ
ト(株)製] 97.9重量%、アクリル酸2.0重量
%ベンゾイルパーオキサイド0.1重量%を実施例−1
と同様な方法で混合溶融混線ペレタイズした。
又ソルビタン系界面活性剤1.0重量部を含有した上記
VLDPEとで実施例−1と同様な方法で2種3層のイ
ンフレー7aンフイルムを作成し透明性及び防曇性の測
定を行なった。
比較例−2内外層に未変性の上記VLDPEを用い中間
層に上記ソルビタン系界面活性剤1.0重量部含有VL
DPEを用いた2種3層インフレーシ1ンフィルムを作
成し同様な測定を行なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)ポリオレフィン100重量部に対し、防曇剤0.
    5〜10.0重量部を配合してなる中間層フィルムに、
    (B)不飽和カルボン酸もしくは無水不飽和カルボン酸
    から選ばれた化合物で変成した変成ポリオレフィンの外
    層フィルムを積層することを特徴とする非移行性樹脂積
    層体。
JP2232768A 1990-09-03 1990-09-03 非移行性樹脂積層体 Pending JPH04112040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994015787A1 (fr) * 1992-12-31 1994-07-21 Ecp Enichem Polymeres France Film multicouche comportant des couches a base de polypropylene et de polyethylene, son procede de fabrication et son utilisation pour des housses retractables

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994015787A1 (fr) * 1992-12-31 1994-07-21 Ecp Enichem Polymeres France Film multicouche comportant des couches a base de polypropylene et de polyethylene, son procede de fabrication et son utilisation pour des housses retractables

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