JPH0411168B2 - - Google Patents

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JPH0411168B2
JPH0411168B2 JP63226254A JP22625488A JPH0411168B2 JP H0411168 B2 JPH0411168 B2 JP H0411168B2 JP 63226254 A JP63226254 A JP 63226254A JP 22625488 A JP22625488 A JP 22625488A JP H0411168 B2 JPH0411168 B2 JP H0411168B2
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JP
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rootstock
seedlings
scion
clamping
tools
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JP63226254A
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JPH0276519A (ja
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  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農業、特に野菜生産、園芸、果樹等
の苗木生産の技術分野に属するもので、幼植物の
置床方法及びその装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の上記幼植物の接木による置床は、手作業
にて台木と穂木を切り、この両者の切り口を接ぎ
合わせてクリツプで止めて1本1本作つていた。
このとき用いるクリツプには実開昭58−70748号
公報に示されているように、定価格をめざして改
良を加えたものもあり、また接木の切り口を作る
ための接木具も実開昭59−154032号公報にて提案
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の幼植物の接木置床はいずれも手作業
でもつて1本1本処理しているものであり、手間
がかかつてコストが高くなつていた。また接木を
必要とする作物は主としてナス科やウリ科などで
あるが、この場合、各品種、接木時の大きさなど
が異なるため、多くの経験を必要としており、こ
の技術分野の現場において上記幼植物置床作業の
能率化及び低コスト化が強く望まれていた。
なお上記要望に対して接木ロボツトの開発も計
画されているが、この場合、作物の品種、接木時
の大きさなどによるソフトウエアが多数必要とな
り、一層の高コスト化がさけられない。
本発明は上記のことにかんがみなされたもの
で、多数本の接木を一度に行なうことができ、し
かもこのときの台木と穂木は各幼植物体とも均一
に切断されて同じ高さで接がれてバラツキが少な
い均質の苗木を能率よく、低いコストで作ること
ができ、さらに上記接木位置を上下方向に変える
ことにより、従来は困難とされていた茎部の短い
ハクサイやキヤベツ等の野菜の接木も可能にした
幼植物置床方法及びその装置を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上記目的を達成するために、本発明に係る幼植
物置床方法は、台木用育苗箱内に所定の間隔をあ
けて列状に育成した台木用の幼植物を、台木用育
苗箱側に固定される板状の一対の台木用挟持具で
挟持してから、この台木用挟持具の上面に沿つて
上記台木用の幼植物の上側を切除し、また上記台
木用の幼植物と同一間隔で列状に育成した穂木用
の幼植物を板状の一対の穂木用挟持具で挟持して
から、この穂木用挟持具の下側に沿つて上記穂木
用の幼植物の下側を切除し、ついで上記穂木用挟
持具を上記台木用挟持具の上側に固定して両挟持
具に挟持された台木用の幼植物と穂木用の幼植物
のそれぞれの切り口を接合して接木するようにし
ている。
また上記幼植物置床方法を実行するための装置
は、台木用の幼植物を所定の間隔をあけて列状に
育成する台木用育苗箱と、穂木用の幼植物を上記
台木用の幼植物と等間隔で列状に育成する穂木用
育苗箱と、台木用育苗箱で列状に育成された台木
用の幼植物を挟持すると共に台木用育苗箱に固定
可能にした台木用挟持具と、穂木用育苗箱で列状
に育成された穂木用の幼植物を挟持する穂木用挟
持具と、上記各挟持具にて挟持された各幼植物を
それぞれの挟持具に沿つて切断するカツタとから
構成されており、列状に育成された台木用及び穂
木用の幼植物をそれぞれの挟持具で挟持し、台木
の場合は挟持具の上側で、穂木の場合は挟持具の
下側でそれぞれカツタにて切断し、その後台木用
挟持具の上に穂木用挟持具を載せて固定すること
により台木と穂木のそれぞれの切り口を接合す
る。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図中1aは台木用育苗箱、1bは穂木用育苗箱
であり、この両者は殆ど同形状になつていて、そ
れぞれ幅方向に複数列の苗床2が設けてあり、か
つこの各列の苗床2はそれぞれ長手方向に一株分
ずつの株床2aに等間隔に分離されていて、この
各株床2a内に培土3が充填されている。そして
この各株床2aの中央部に、台木用育苗箱1aの
場合は台木用の種子をまくか、組識培養等で得ら
れた苗を植えつけ、また穂木用育苗箱1bの場合
は穂木用の種子をまくか、組識培養等で得られた
苗を植えつけ、それぞれ台木4と穂木5を発芽育
成させる。
6a,6bは板状に形成された一対の台木挟持
具であり、この両台木用挟持具6a,6bは、そ
れぞれの挟持側面を対接させ、かつ上記苗床2の
幅方向の中央部に位置させた状態で、その両端部
が台木育苗箱1aの両側部にねじ7にて固着され
るようになつている。そしてこの一対の台木挟持
具6a,6bのそれぞれの挟持面には、苗床2の
各株床2aに育成された台木4の茎部を挟持する
半円弧状の台木挟持部6c,6cが各株床2aに
対応する数だけ設けてある。
8a,8bは板状に形成された一対の穂木挟持
具であり、この両穂木挟持具8a,8bはそれぞ
れの挟持側面を対接させた状態での両端部が連結
部材10及びねじ11にて結合されるようになつ
ている。そしてこの一対の穂木挟持具8a,8b
のそれぞれの挟持面には、苗床2の各株床2aに
育成された穂木5の茎部を挟持する半円弧状の穂
木挟持部8c,8cが各株床2aに対応する数だ
け設けてある。
また上記台木挟持具6a,6bには、これに結
合状態の穂木挟持具8a,8bを、それぞれの挟
持部6c,6c,8c,8cを一致させて積み重
ねたときに、穂木挟持具8a,8bを台木挟持具
8a,8bに固定するためのねじ9が螺合するね
じ孔12が設けてある。
上記構成において、台木育苗箱1aの各株床2
aに育成された台木4に、穂木育苗箱1bの各株
床2aに育成された穂木5を接木する手順を以下
に説明する。
まず、一対の台木挟持具6a,6bを、それぞ
れの台木挟持部6c,6cにて各台木4の茎部を
挟持した状態にして台木育苗箱1aに固着する。
その後各台木4の上側を、台木挟持具6a,6b
の上面に沿つてカツタで切除する(第4図)。
一方一対の穂木挟持具8a,8bを、それぞれ
の穂木挟持部8c,8cにて各穂木5の茎部を挟
持した状態にして両具8a,8bを連結部材10
及びねじ11にて固着する。(第5図A)。その
後、各穂木5の下側を穂木挟持具8a,8bの下
面に沿つて切除する(第5図B)。この状態で各
穂木5は穂木挟持具8a,8bにて挟持される。
なお上記手順において、台木4、穂木5の双方
共、各挟持具6a,6b,8a,8bにて挟持し
て直ちに切除するのではなく、挟持してから数日
育成し、台木4、穂木5の挟持部が各挟持具6
a,6b,8a,8bの挟持部になじんでから切
除するようにしてもよい。
ついで、上記穂木5を挟持した穂木挟持具8
a,8bを台木挟持具6a,6bの上に載せ、こ
れの両端部をねじ9にて台木挟持具6a,6bに
固着する(第2図)。
この状態で台木挟持具6a,6bの上面側に露
出する各台木4の切り口と、穂木挟持具8a,8
bの下面側に露出する各穂木5の切り口とが対向
接触されるから、この状態で数日放置することに
より台木4に穂木5が接木される。
接木完了後は、各挟持具6a,6b,8a,8
bを分解して取外し、以後、この接木された苗は
所定の大きさに成長した状態で各株床毎にプラグ
苗として用いる。
〔発明の効果〕
本発明に係る幼植物置床方法によれば、多数本
の幼植物の接木を一度に行なうことができ、しか
もこのときの台木4と穂木5は各幼植物体とも均
一に切断されて同じ高さで接がれてバラツキが少
ない物質の苗木を能率よく、低コストで作ること
ができる。さらに上記接木位置を各挟持具6a,
6b,8a,8cによる挟持位置を上下に変える
ことにより、従来は困難とされていた茎部の短い
ハクサイやキヤベツ等の野菜の接木も可能とな
る。
また上記幼植物置床方法を実施するための装置
は、従来も必要としていた台木用及び穂木用の育
苗箱と殆どそのまま用いることができると共に、
それぞれ一対ずつの台木用と穂木用の挟持具をそ
れぞれ複数用意するだけですみ、簡単な構成でも
つて上記方法を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
接木した状態の平面図、第2図はその一部破断正
面図、第3図は作用説明図、第4図は台木用育苗
箱での台木作りの工程を示す一部破断正面図、第
5図A,Bは穂木用育苗箱での穂木作りの工程を
示す説明図、第6図は各挟持具の構成及び組立て
方を示す分解斜視図である。 1aは台木用育苗箱、1bは穂木用育苗箱、6
a,6bは台木用挟持具、8a,8bは穂木用挟
持具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 台木用育苗箱1a内に所定の間隔をあけて列
    状に育成した台木用の幼植物4を、台木用育成箱
    1a側に固定可能した板状の一対の台木用挟持具
    6a,6bで挟持してから、この台木用挟持具6
    a,6bの上面に沿つて上記台木用の幼植物4の
    上側を切除し、また上記台木用の幼植物4と同一
    間隔で列状に育成した穂木用の幼植物5を板状の
    一対の穂木用挟持具8a,8bで挟持してから、
    この穂木用挟持具8a,8bの下側に沿つて上記
    穂木用の幼植物5の下側を切除し、ついで上記穂
    木用挟持具8a,8bを上記台木用挟持具6a,
    6bの上側に固定して両挟持具6a,6b,8
    a,8bに挟持された台木用の幼植物4と穂木用
    の幼植物5のそれぞれの切り口を接合して接木す
    るようにしたことを特徴とする幼植物置床方法。 2 台木用の幼植物4を所定の間隔をあけて列状
    に育成する台木用育苗箱1aと、穂木用の幼植物
    5を上記台木用の幼植物4と等間隔で列状に育成
    する穂木用育苗箱1bと、台木用育苗箱1aで列
    状に育成された台木用の幼植物4を挟持すると共
    に台木用育苗箱1aに固定可能にした台木用挟持
    具6a,6bと、穂木用育苗箱1bで列状に育成
    された穂木用の幼植物5を挟持する穂木用挟持具
    8a,8bと、上記各挟持具6a,6b,8a,
    8bにて挟持された各幼植物4,5をそれぞれの
    挟持具に沿つて切断するカツタとからなることを
    特徴とする幼植物置床装置。
JP63226254A 1988-09-09 1988-09-09 幼植物置床方法及びその装置 Granted JPH0276519A (ja)

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JP63226254A JPH0276519A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 幼植物置床方法及びその装置

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JPH0276519A JPH0276519A (ja) 1990-03-15
JPH0411168B2 true JPH0411168B2 (ja) 1992-02-27

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JP2561755B2 (ja) * 1990-03-05 1996-12-11 全国農業協同組合連合会 苗の接ぎ木方法
US5295325A (en) * 1991-01-14 1994-03-22 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Plant cutting and transplanting apparatus for culturing a plant tissue
US8567838B2 (en) 2012-03-07 2013-10-29 Nissan North America, Inc. Vehicle body structure
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