JPH04111659U - 回数券への印字装置 - Google Patents

回数券への印字装置

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JPH04111659U
JPH04111659U JP1333291U JP1333291U JPH04111659U JP H04111659 U JPH04111659 U JP H04111659U JP 1333291 U JP1333291 U JP 1333291U JP 1333291 U JP1333291 U JP 1333291U JP H04111659 U JPH04111659 U JP H04111659U
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忠志 今村
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有限会社今村製作所
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Abstract

(57)【要約】 [目的]この考案は、回数券に本日の日付と共に、所定
期間先の有効期限日を自動的に印字させることを最も主
要な特徴とする。 [構成]この考案に係わる回数券への印字装置は、カレ
ンダー機能を有するクロック46と、このクロック46
からの本日の日付情報から、3か月先の有効期限日を演
算する演算部40と、回数券上の所定位置に、本日の日
付を印字すると共に、回数券の各分割片上の所定位置
に、演算部40で演算された有効期限日を各々印字する
プリンタ12とを具備し、このプリンタ12は、常備券
を第1の移動変数に基づき搬送駆動し、補助券を第2の
移動変数に基づき搬送駆動する事を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回数券に、これの発行日や有効期限日を自動的に印字するための 回数券への印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、公共交通機関においては、定期券とは別に、同一区間を繰り返し乗 車する利用者の便宜を図るため、回数券が用意されている。この回数券は、通常 、図 に示す様に、最上部に位置し、所定の注意事項や、発行日、発行駅名等が 記載された終券(第11番券)と、この終券の下方に引き続き切り取り可能に順 次連設された第10番券乃至第1番券とから構成されている。即ち、最初に使用 される第1番券が最下位置になる様に構成されている。そして、各券片には、乗 車区間が表示されると共に、発行日から所定期間後に設定される有効期限日が表 示される様に設定されている。そして、従来の回数券においては、乗車区間の両 端の駅名が共に予め印刷された常備券であろうが、乗車区間の一方の駅名に発行 駅のみしか印刷されていない補助券であろうが、回数券の有効期限日は、販売時 において、駅員がスタンプ等で押印する形で表示される様に設定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、1つの回数券を販売するに際し、駅員は、合計11枚の券片に 夫々有効期限日を押印しなければならず、しかも、夫々の押印位置は細かく規定 されているので、作業性が極めて悪いものである。また、これら有効期限日とは 別に、終券に発行日を押印しなければならず、このため、発行日を押印するため のスタンプと有効期限日を押印するためのスタンプと、2種類のスタンプを用意 しておかなければならず、押し間違える可能性があり、押印する前に、必ず、確 認動作が必要となる等、この点においても、作業性の悪いものである。更に、こ の押印作業中に渡り、購入者を待たせておく事になり、サービスの向上の観点か らも、この押印作業の効率化が強く要望されている。
【0004】 また、この有効期限日は、例えば、JRにおいては、発行日、即ち、本日の日 付から3か月先の1日前と規定されているため、担当駅員が朝一番で、押印用の 日付印を、本日の日付の3か月先の1日前に設定する様にしている。しかしなが ら、このような有効期限日の設定は、3か月先の対応する日付が存在している通 常の場合には、何ら問題ないが、存在していない場合には、通常の場合とは異な る特別の考え方を適用しなければならず、大変に面倒であり、しかも、有効期限 日を誤つて設定する虞があり、改善が強く要望されている。即ち、例えば、発行 日(本日の日付)が11月20日の場合は、3か月先に対応する日が2月20日 であるので、有効期限日は2月19日となるが、発行日が11月30日の場合に は、3か月先に対応する2月30日が存在しないものである。このように、3か 月先に対応する日付が存在しない場合には、その月の最終日である2月28日( 但し、閏年でない場合)をもって3か月先に対応する日とし、この最終日の1日 前である2月27日を有効期限日と設定しなければならないものである。このよ うに、有効期限日の設定は非常に面倒なものである。
【0005】 この考案は上述した課題に鑑みなされたもので、この考案の目的は、回数券の 有効期限日の設定を自動的に行わせる事が出来ると共に、設定された有効期限日 で常備券・補助券に夫々対応して自動的に印字させる事の出来る回数券への印字 装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案に係わる回数券への印字装置は、カレ ンダー機能を有するクロックと、前記クロックからの本日の日付情報から、所定 期間先の有効期限日を演算する演算部と、回数券上の所定位置に、本日の日付を 印字すると共に、回数券の各分割片上の所定位置に、演算部で演算された有効期 限日を各々印字するプリンタとを具備し、前記プリンタは、常備券を第1の移動 変数に基づき搬送駆動し、補助券を第2の移動変数に基づき搬送駆動する事を特 徴としている。
【0007】 また、この考案に係わる回数券への印字装置において、前記プリンタは、第1 及び第2の移動変数を選択的に設定する切り換えスイツチを備えている事を特徴 としている。
【0008】
【作用】
以上の様に、課題を解決するための手段を構成する事により、駅員は有効期限 を何ら計算することなく、従つて、何ら有効期限の設定が間違えられることなく 、正確に、回数券上に印字される事となる。また、常備券・補助券に応じた移動 変数を設定する事により、常備券・補助券に応じた日付の印字を行うことが出来 る事になる。
【0009】
【実施例】
以下に、この考案に係わる回数券への印字装置の一実施例の構成を、図1乃至 図 を参照して、詳細に説明する。 この一実施例の回数券への印字装置10は、図1に示す様に、回数券に発行日 としての本日の日付と、この回数券の有効期限時とを印字するためのプリンタ1 2と、このプリンタ12における印字動作を制御するための制御装置14とから 概略構成されている。
【0010】 このプリンタ12は、周知の構成であり、その詳細な説明を省略するが、その 概略構成を説明すれば、図1に示す様に、上面に回数券送り面16aが規定され たプリンタ本体16と、この回数券送り面16a上に、矢印Xで示す回数券の送 り方向に沿って延出し、回数券の幅よりも僅かに広い間隔を有して、互いに平行 に取り付けられた一対のガイド部材18a,18bと、この回数券送り面16a の奥側の上方に配設され、回数券への実際の印字動作を実行する印字機構20と 、回数券を一対のガイド部材18a,18bにが移動された状態で、図中手前側 から奥側に向けて通り抜ける様に搬送する搬送機構22(図2に示す。)とから 構成されている。ここで、印字機構20は、印字リボンを用いて英数字を印字す る周知の構成を採用している。
【0011】 また、図2に示す様に、搬送機構22は、送り面16aの中途部に形成された 開口16bを介して上下動自在に支持された搬送ローラ24と、この搬送ローラ 24を回転駆動するための駆動モータ26と、この搬送ローラ24を上下方向に 沿って移動させる上下駆動機構28と、この搬送ローラ24の上方の固定された 位置に回転自在に取り付けられ、上下駆動機構28により上方に偏倚された搬送 ローラ24と転接し、これらの間に回数券を挟持して、搬送ローラ24の回転に 伴い、搬送方向Xに沿って回数券を搬送させるためのプラテンローラ30とから 構成されている。尚、この上下駆動機構28は、通常状態において、搬送ローラ 24をプラテンローラ30から下方に離間させたリリース位置に搬送ローラ24 を設定している。この結果、操作者による手送りにより、回数券は互いに離間し た搬送ローラ24とプラテンローラ30との間を通り抜けて、これの先端がプリ ンタ12内に挿入される得る事となる。
【0012】 そして、印字機構20の印字位置から所定距離L0 だけ前方の送り面16aに 位置した状態で、ストツパ部材32が配設されている。このストツパ部材32は 、送り面16aに形成された挿通孔16cを介して、送り面16a上に突出し、 操作者による手送りで送られてきた回数券の先端に当接して、この回数券の手送 りを停止させ、印字開始位置を規定する突出位置と、送り面16aから下方に引 き込まれて、回数券の搬送機構22による搬送を許容する引き込み位置との間で 移動自在に支持されている。また、このストツパ部材32は、これに接続された 電磁ソレノイド34により、突出位置と引き込み位置との間で往復駆動される様 になされている。即ち、この電磁ソレノイド34がオフする事により、ストツパ 部材32は突出位置に保持され、オンする事により、引き込み位置に付勢され得 様に設定されている。
【0013】 尚、詳細は図示していないが、上述したストツパ部材32の直手前側には、こ れに回数券の先端が当接して停止している事をと検出する検出機構35が配設さ れている。この検出機構35がオンする事により、即ち、回数券の先端がストツ パ部材32に当接して停止している事を検出する事により、回数券の搬送機構2 2からのリリース状態が解除され、上下駆動機構28が起動して搬送ローラ24 を上昇させ、回数券は搬送ローラ24とプラテンローラ30との間に挟持されて くランプされるクランプ位置にもたらされる。即ち、検出機構35のオン動作に 伴い、回数券のリリース状態が解除され、搬送ローラ24とプラテンローラ30 とによりクラムプされ、この回数券は搬送機構22により搬送可能状態にもたら される事になる。
【0014】 ここで、このように、リリース状態が解除される事により、プリンタ12の上 面に取り付けられたリリースランプ36が消灯される様に構成されている。また 、回数券における11枚の全て券片への有効期限日の印字動作の終了後、上述し た上下動駆動機構28は、搬送ローラ24をプラテンローラ30から下方に離間 する様に移動して、両ローラ24,30による回数券のクランプ状態をリリース する様になされている。また、このリリース動作に際して、上述したリリースラ ンプ36が点灯して、操作者は印字された回数券のプリンタ12からの抜き取り が許容されている事を認識することがプ来るものである。更に、この回数券のプ リンタ12からの抜き取り動作により、回数券の後端が、上述したストツパ部材 32を通過した事を検出機構35が検出すると、電磁ソレノイド34はオフされ て、ストツパ部材32は突出位置に復帰されると共に、プリンタ12の上面に取 り付けられた排出ランプ38がオンして、印字済みの回数券がプリンタ12から 実質的に排出された事を示すと共に、次の回数券のプリンタ12への挿入が許容 されている事を示す様になされている。
【0015】 一方、制御装置14は、図3に示す様に、そのブロツク構造を構成されている 。即ち、制御装置14は、全体制御を司るCPU40を備え、このCPU40に はこれの作動プログラムが予め記憶されたROM42と、記憶領域を規定するR AM44とが接続されている。一方、この制御装置14は、カレンダ及び時刻機 能を有するリアルタイムクロック46を備えており、このクロック46は、カレ ンダ及び時刻機能に基づく本日の日付情報及び現在時刻情報をLCDドライバ4 8を介して、液晶表示装置(以下、単にLCDと省略する。)50の上半分で規 定される第1の表示部50aで表示させている。ここで、このクロック46には 、バックアツプ用の電源としてリチウム電池52が接続されている。このリチウ ム電池52により、後述する電源スイツチ54が開成されて、電源(この一実施 例においては、100V電源)との接続が切られた状態にあっても、クロック4 6は動作し続けることが出来る事になる。
【0016】 また、このクロック46からの本日の日付情報及び現在時刻情報は、CPU4 0に送られ、CPU40は、本日の日付情報に基づき3か月先の応答する日から 1日前により規定される有効期限日を演算し、この演算された有効期限日を、L CDドライバ48を介して、LCD50のした半分で規定される第2の表示部5 0bで表示させている。また、CPU40は、この演算結果としての有効期限日 を、上述したRAM44に記憶させている。
【0017】 一方、このCPU40には、モード切り換えスイツチ56が接続されている。 この切り換えスイツチ56は、CPU40における印字モードを常備券用の常備 券印字モードと、補助券用の補助券印字モードとの間で切り換えることが出来る 様になされている。ここで、常備券とは、図4に符号Aで示す様に、回数券の各 券片に、乗車区間の両端の駅名が共に予め印刷された回数券を示し、この常備券 Aにおける終券(第11番券)の有効期限日の被印字位置は、先端から第1の送 り距離LA1だけ離間した位置で規定され、発行日(即ち、本日の日付)はこの有 効期限日の被印字位置から更に第2の送り距離LA2だけ離間した位置で規定され ている。終券には、このように有効期限日と発行日との2つの日付が印字される 事になるが、終券以外の券片には、有効期限日のみが印字される様に設定されて いる。即ち、第10番券への有効期限日の被印字位置は、終券への発行日の被印 字位置から、第3の送り距離LA3だけ離間した位置で規定され、以下の券片への 有効期限日の被印字位置は、前の券片の有効期限日の被印字位置から所定の第1 のピッチ間隔LAPだけ離間した位置で規定されている。
【0018】 また、図5に示す様に、乗車区間の一方の駅名に発行駅名のみしか印刷されて いない補助券Bの場合には、これへの被印字位置が常備券への日付の被印字位置 と異なる様に設定されている。即ち、この補助券Bにおける終券(第11番券) の有効期限日の被印字位置は、先端から第1の送り距離LB1だけ離間した位置で 規定され、発行日(即ち、本日の日付)はこの有効期限日の被印字位置から更に 第2の送り距離LB2だけ離間した位置で規定されている。また、第10番券への 有効期限日の被印字位置は、終券への発行日の被印字位置から、第3の送り距離 LB3だけ離間した位置で規定され、以下の券片への有効期限日の被印字位置は、 前の券片の有効期限日の被印字位置から所定の第2のピッチ間隔LBPだけ離間し た位置で規定されている。
【0019】 尚、この一実施例においては、第1及び第2のピッチ間隔LAP,LBPは、常備 券Aと補助券Bとに応じて、ともに同一値に設定されている。また、後に詳述す るが、第1の送り距離LA1,LB1は、調整機構60により夫々独立に調整可能に なされている。 ここで、制御装置14の全面には、上述した電源スイツチ54、モード切り換 えスイツチ、LCD50が図中左から右に向けて順次配設されると共に、図中右 端には、印字動作を開始させるためのスタートスイツチ58が配設されている。
【0020】 以下に、図6乃至図8に示すフローチヤートを参照して、制御装置14におけ る制御手順、詳細には、ROMに記憶された制御プログラムにおける制御手順を 説明する。 先ず、操作者が電源スイツチ54を閉成して、印字装置10全体に電源が供給 されると、制御手順が開始される。先ず、ステツプS10において、初期化動作 が実行される。この初期化動作においては、RAM44内の記憶内容が全て消去 されると共に、詳細は後述するが常備券Aを印字する際に用いられる各移動変数 LA1,LA2,LA3,LAP及び、補助券Bを印字する際に用いられる各移動変数L B1 ,LB2,LB3,LBPの基本設定量が夫々セツトされる。また、この初期化動作 に伴い、電磁ソレノイド34は消磁され、従つて、ストツパ部材32は突出位置 にもたらされると共に、上下駆動機構28は搬送ローラ24をリリース位置にも たらす。そして、ステツプS12において、プリンタ12においてリリースラン プ36と排出ランプ38とを共に点灯させ、回数券のプリンタ12への手差し挿 入が可能である事を操作者に報知する。
【0021】 この後、ステツプS14において、クロック46から本日の日付及び現在時刻 を読み込み、ステツプS16において、LCDドライバ48を介して、LCD5 0の上側の第1の表示部50aに、本日の日付及び現在時刻を表示させる。一方 、ステツプS18において、本日の日付に基づき、回数券の有効期限日を演算し 、ステツプS20において、この演算結果としての有効期限日を、LCDドライ バ48を介して、LCD50の第2の表示部50bに表示させる。また、ステツ プS22において、この演算結果としての有効期限日をRAM44に記憶する。
【0022】 このようにして、電源投入に伴い、プリンタ12のLCD50には、本日の日 付と現在時刻とが上側に、有効期限日が下側に、夫々表示され、操作者は、発行 日としての本日の日時と有効期限日とを、視認により確認することが出来る事と なる。そして、電源の立ち上がりに応じて、このステツプS22までが一気に実 行され、印字待機状態となる。
【0023】 この後、ステツプS24において、検出機構35がオンする事を待つ。即ち、 操作者が回数券に日付を印字させるべく、この回数券をプリンタ12に手差しに より挿入させ、これの先端がストツパ部材32に当接すると、検出機構35がオ ンする事となる。尚、操作者は、この回数券をプリンタ12にて差し挿入する前 に、モード切り換えスイツチ56を操作して、これから挿入しようとする回数券 が常備券Aであるか補助券Bであるかを切り換え設定する。このステツプS24 においてYESと判断されると、ステツプS26において、上下動起動機構28 を起動して、搬送ローラ24をクランプ位置まで移動させ、回数券をクランプさ せる。これにより、回数券は搬送機構22により搬送可能な状態をなる。そして 、ステツプS28において、プリンタ12のリリースランプ36と排出ランプ3 8とを共に消灯させ、手差し挿入させた回数券が搬送可能状態となっていると共 に、次の回数券の手差し挿入が禁止されている事を、操作者に報知せしめる。
【0024】 そして、ステツプS30において、操作者によりスタートスイツチ58が押さ れるのを待つ。即ち、操作者は、このような回数券の搬送可能状態、換言すれば 、印字待機状態において、再度、モード切り換えスイツチ56を確認し、印字モ ードが、これから印字しようとする回数券の種類に適切に適合しているか否かを 確認した上で、適合していると判断すると、スタートスイツチ58を押す事にな る。このステツプS30においてYESと判断されると、ステツプS32におい て、先ず、印字回数を示すカウント値Cに「11」をセツトし、ステツプS34 において、電磁クラッチ34を励磁して、ストツパ部材32を突出位置から引き 込み位置に偏倚させ、回数券の搬送が許容される状態に設定する。この後、ステ ツプS36において、モード切り換えスイツチ56の切り換え状態に応じて、常 備券印字モードであるか否かを判断する。このステツプS36においてYESと 判断される場合、即ち、常備券印字モードであると判断されると、図7に示す様 に、常備券印字制御手順を実行し、NOと判断される場合、即ち、補助券印字モ ードであると判断されると、図8に示す様に、補助券印字制御手順を実行する 即ち、ステツプS36でYESと判断されると、図7に示す様に、ステツプS 38において、常備券印字用の各移動変数LA1,LA2,LA3,LAPを読み込む。 この後、ステツプS40において、クロック46からのカレンダ情報に基づき、 本日の日付を読み込み、ステツプS42において、RAM44から有効期限日を 読み込む。そして、ステツプS44において、常備券Aのリターン量LR (=L 0 −LA1)を演算する。即ち、常備券Aの先端がストツパ部材32に当接した状 態において、終券への有効期限日の被印字位置は、印字機構20における印字位 置をL0 −LA1だけ行き過ぎた状態となされている。このため、終券へ有効期限 日を印字するためには、上述したリターン量LR だけ常備券Aを引き戻さなけれ ばならないものである。この後、ステツプS46において、ステツプS42で演 算したリターン量LR だけ常備券Aを引き戻し駆動する。この結果、印字機構2 0における印字位置は、終券の有効期限日の被印字位置に対向する。そして、ス テツプS48において、この引き戻した位置で、有効期限日を印字する。この結 果、終券の有効期限日の被印字位置に、有効期限日が印字される事になる。
【0025】 この後、ステツプS50において、第2の送り距離LA2だけ常備券Aを前方に 向けて搬送する。この結果、印字機構20における印字位置は、終券の発行日の 被印字位置に対向する。そして、ステツプS52において、ステツプS40で読 み込んだ本日の日付を印字する。この結果、終券の発行日の被印字位置に、本日 の日付が印字される事になる。更に、ステツプS54において、第3の送り距離 LA3だけ常備券Aを前方に向けて更に搬送する。この結果、印字機構20におけ る印字位置は、第10番券の有効期限日の被印字位置に対向する。
【0026】 ここで、ステツプS56において、印字回数を示すカウント値Cが「1」であ るか否かを判別する。ここでは、カウント値CはステツプS32で設定されたま まで更新されていないので「11」が設定され続けている。この結果、この段階 においては、即ち、ステツプS54から直接、制御手順が進んできた場合には、 ステツプS56においてNOと判断される。そして、ステツプS58において、 有効期限日を印字する。この結果、第10番券の被印字位置には、有効期限日が 印字される事になる。
【0027】 この後、ステツプS60において、カウント値Cを『1』だけデクリメントす る。即ち、カウント値Cが「10」に更新される。そして、ステツプS62にお いて、第1のピッチ間隔LAPだけ常備券Aを前方に向けて更に搬送する。この結 果、印字機構20における印字位置は、第9番券の有効期限日の被印字位置に対 向する。この後、ステツプS56に戻り、印字回数を示すカウント値Cが「1」 であるか否かを判別する。ここでNOと判断されると、引き続き、ステツプS5 8からステツプS62までが繰り返し実行される。この結果、ステツプS58に おいて、第1番券に有効期限日が印字されると、ステツプS60において、カウ ント値Cが「1」に更新され、ステツプS62を実行した後、ステツプS56に おいて初めてYESが判別されることになる。
【0028】 このステツプS56でYESが判断されると、即ち、第1番券への有効期限日 の印字動作が終了したと判断されると、ステツプS64に進み、ここで、上下動 駆動機構28を駆動して、搬送ローラ24を押し下げ、常備券Aのクランプ状態 を解除し、リリース状態とする。そして、ステツプS66において、リリースラ ンプ36を点灯し、操作者に対して、常備券Aが手操作により引き出し可能状態 になった事を報知する。この後、ステツプS68において、検出機構35がオフ する事を待つ。即ち、操作者は、ステツプS68で点灯したリリースランプ36 の点灯を確認して、常備券Aへの全ての印字動作の終了を認識し、印字済みの常 備券Aをプリンタ12から取り外すべく、この常備券Aを引き抜き動作するが、 この引き抜き動作により、常備券Aの後端が引き込み位置にあるストツパ部材3 2の上方を通過すると、検出機構35がオフする事となる。そして上述したステ ツプS68においてYESと判断されると、即ち、検出機構35がオフしたと判 断される場合には、ステツプS70において、電磁クラッチ34を消磁して、ス トツパ部材32を突出位置に移動する。そして、引き続き、ステツプS72にお いて、排出ランプ38を点灯して、操作者に、次の回数券の挿入動作が許可され た事を報知し、上述したステツプS24に戻り、次の回数券がプリンタ12内に 挿入されて検出機構35がオンする事を待つ。
【0029】 一方、上述したステツプS36においてNOと判断された場合、即ち、挿入さ れた回数券が補助券Bであると判断された場合には、図8に示す様に、ステツプ S74において、補助券印字用の各移動変数LB1,LB2,LB3,LBPを読み込む 。この後、ステツプS76において、クロック46からのカレンダ情報に基づき 、本日の日付を読み込み、ステツプS78において、RAM44から有効期限日 を読み込む。そして、ステツプS80において、補助券Bのリターン量LR (= L0 −LB1)を演算する。即ち、補助券Bの先端がストツパ部材32に当接した 状態において、終券への有効期限日の被印字位置は、印字機構20における印字 位置をL0 −LB1だけ行き過ぎた状態となされている。このため、終券へ有効期 限日を印字するためには、上述したリターン量LR だけ補助券Bを引き戻さなけ ればならないものである。この後、ステツプS82において、ステツプS80で 演算したリターン量LR だけ補助券Bを引き戻し駆動する。この結果、印字機構 20における印字位置は、終券の有効期限日の被印字位置に対向する。そして、 ステツプS84において、この引き戻した位置で、有効期限日を印字する。この 結果、終券の有効期限日の被印字位置に、有効期限日が印字される事になる。
【0030】 この後、ステツプS86において、第2の送り距離LB2だけ補助券Bを前方に 向けて搬送する。この結果、印字機構20における印字位置は、終券の発行日の 被印字位置に対向する。そして、ステツプS88において、ステツプS76で読 み込んだ本日の日付を印字する。この結果、終券の発行日の被印字位置に、本日 の日付が印字される事になる。更に、ステツプS90において、第3の送り距離 LB3だけ補助券Bを前方に向けて更に搬送する。この結果、印字機構20におけ る印字位置は、第10番券の有効期限日の被印字位置に対向する。
【0031】 ここで、ステツプS92において、印字回数を示すカウント値Cが「1」であ るか否かを判別する。ここでは、カウント値CはステツプS32で設定されたま まで更新されていないので「11」が設定され続けている。この結果、この段階 においては、即ち、ステツプS90から直接、制御手順が進んできた場合には、 ステツプS92においてNOと判断される。そして、ステツプS94において、 有効期限日を印字する。この結果、第10番券の被印字位置には、有効期限日が 印字される事になる。
【0032】 この後、ステツプS96において、カウント値Cを『1』だけデクリメントす る。即ち、カウント値Cが「10」に更新される。そして、ステツプS98にお いて、第1のピッチ間隔LBPだけ補助券Bを前方に向けて更に搬送する。この結 果、印字機構20における印字位置は、第9番券の有効期限日の被印字位置に対 向する。この後、ステツプS92に戻り、印字回数を示すカウント値Cが「1」 であるか否かを判別する。ここでNOと判断されると、引き続き、ステツプS9 4からステツプS98までが繰り返し実行される。この結果、ステツプS94に おいて、第1番券に有効期限日が印字されると、ステツプS96において、カウ ント値Cが「1」に更新され、ステツプS98を実行した後、ステツプS92に おいて初めてYESが判別されることになる。
【0033】 このステツプS92でYESが判断されると、即ち、第1番券への有効期限日 の印字動作が終了したと判断されると、上述したステツプS64に進み、以下、 上述した制御手順を実行する。 このように図6乃至図8に示す制御手順に従い、回数券への印字動作が実行さ れる事になる。
【0034】 次に、上述した第1の送り量LA1,LB1を調整するための調整機構60につい て図9を参照して説明する。 先ず、回数券における常備券Aも補助券Bも、図4及び図5に夫々示す様に、 日付が印字されていない状態で、予め印刷された状態で準備されている。ここで 、これら常備券Aや補助券Bは、夫々、1枚のシートに多数印刷された状態で形 成され、それを常備券Aや補助券Bの夫々のサイズに切り取る事により、1枚づ つの常備券Aや補助券Bを作り出す様になされている。このため、1枚の常備券 Aや補助券Bに注目した場合、被印字位置相互の位置関係は一定の相関関係を正 確に維持されているものの、シートからの切り取り状態に応じて、常備券Aや補 助券Bの先端から、夫々の終券の有効期限日への被印字位置までの距離LA1,L B1 は微妙に異なる事となる。一方、夫々の終券の有効期限日の被印字位置を印字 機構20の印字位置に対して正確に位置決めすれば、発行日の被印字位置や第1 0番券以降の有効期限日の被印字位置は、同様に正確に位置決めされる事となる 。このため、この一実施例においては、終券への有効期限日の被印字位置を規定 する第1の送り量LA1,LB1を調整するための調整機構60が設けられている。
【0035】 この調整機構60は、図9に示す様に、制御装置14の後面に並設され、図3 に示す様に、CPU40に接続された第1及び第2のロータリスイツチ62a, 62bを備えている。第1のロータリスイツチ62aは、ステツプS34で読み 込まれる常備券Aの各移動変数の中の第1の送り量LA1を任意に調整する様にな され、また、第2のロータリスイツチ62bは、ステツプS74で読み込まれる 補助券Bの各移動変数の中の第1の送り量LB1を任意に調整する様になされてい る。具体的には、第1及び第2のロータリスイツチ62a,62bを夫々時計方 向に回動する事により、1ピッチ毎に第1の送り量LA1,LB1は夫々約0.4mm 小さくなり、従つて、印字位置は標準位置から後方にずれる事となり、また、反 時計方向に回動する事により、1ピッチ毎に約0.4mm大きくなり、従つて、印 字位置は標準位置から前方にずれる事となる。
【0036】 このようにして、回数券への有効期限日及び発行日の印字位置は、正確に規定 される事となる。尚、1枚のシートから多数の常備券Aまたは補助券Bが形成さ れるので、このような調整機構60を用いての印字位置の調整動作は、操作者が 回数券に実際に印字させた状態を見て、印字位置のずれを感じたときに行う程度 で良い。
【0037】 この考案は、上述した一実施例の構成に限定されることなく、この考案の要旨 を逸脱しない範囲で種々変形可能である事は言うまでもない。
【0038】
【考案の効果】
以上詳述したように、この考案に係わる回数券への印字装置は、カレンダー機 能を有するクロックと、前記クロックからの本日の日付情報から、所定期間先の 有効期限日を演算する演算部と、回数券上の所定位置に、本日の日付を印字する と共に、回数券の各分割片上の所定位置に、演算部で演算された有効期限日を各 々印字するプリンタとを具備し、前記プリンタは、常備券を第1の移動変数に基 づき搬送駆動し、補助券を第2の移動変数に基づき搬送駆動する事を特徴として いる。
【0039】 また、この考案に係わる回数券への印字装置において、前記プリンタは、第1 及び第2の移動変数を選択的に設定する切り換えスイツチを備えている事を特徴 としている。 従つて、この考案によれば、回数券の有効期限日の設定を自動的に行わせる事 が出来ると共に、設定された有効期限日で常備券・補助券に夫々対応して自動的 に印字させる事の出来る回数券への印字装置が提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる回数券の印字装置への一実施
例の構成を示す斜視図である。
【図2】プリンタの要部の構成を取り出して概略的に示
す側面図である。
【図3】制御装置のブロツク構成を示すブロツク図であ
る。
【図4】日付を印字する前の常備券の印刷状態を示す平
面図である。
【図5】日付を印字する前の補助券の印刷状態を示す平
面図である。
【図6】制御装置における印字動作の制御手順をの前半
部分を示すフローチヤートである。
【図7】制御装置における印字動作の制御手順の後半部
分であって常備券に特有の部分を制御手順を示すフロー
チヤートである。
【図8】制御装置における印字動作の制御手順の後半部
分であって補助券に特有の部分の制御手順を示すフロー
チヤートである。
【図9】調整機構の配設状態を示すプリンタの背面図で
ある。
【符号の説明】
10 回数券の印字装置、 12 プリンタ、 14 制御装置、 16 プリンタ本体、 16a 送り面、 16b 開口、 16c 挿通孔、 18a,18b ガイド部材、 20 印字機構、 22 搬送機構、 24 搬送ローラ、 26 駆動モータ、 28 上下動駆動機構、 30 プラテンローラ、 32 ストツパ部材、 34 電磁ソレノイド、 35 検出機構、 36 リリースランプ、 38 排出ランプ、 40 CPU、 42 ROM、 44 RAM、 46 クロック、 48 LCDドライバ、 50 LCD、 52a 第1の表示部、 52b 第2の表示部、 52 リチウム電池、 54 電源スイツチ、 56 モード切り換えスイツチ、 58 スタートスイツチ、 60 調整機構である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カレンダー機能を有するクロックと、前
    記クロックからの本日の日付情報から、所定期間先の有
    効期限日を演算する演算部と、回数券上の所定位置に、
    本日の日付を印字すると共に、回数券の各分割片上の所
    定位置に、演算部で演算された有効期限日を各々印字す
    るプリンタとを具備し、前記プリンタは、常備券を第1
    の移動変数に基づき搬送駆動し、補助券を第2の移動変
    数に基づき搬送駆動する事を特徴とする回数券への印字
    装置。
  2. 【請求項2】 前記プリンタは、第1及び第2の移動変
    数を選択的に設定する切り換えスイツチを備えている事
    を特徴とする請求項1記載の回数券への印字装置。
JP1333291U 1991-03-11 1991-03-11 回数券への印字装置 Withdrawn JPH04111659U (ja)

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