JPH04111598U - 可変バランスウオーターポンプ - Google Patents
可変バランスウオーターポンプInfo
- Publication number
- JPH04111598U JPH04111598U JP1442091U JP1442091U JPH04111598U JP H04111598 U JPH04111598 U JP H04111598U JP 1442091 U JP1442091 U JP 1442091U JP 1442091 U JP1442091 U JP 1442091U JP H04111598 U JPH04111598 U JP H04111598U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- passages
- water
- water pump
- discharge
- Prior art date
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- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 41
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 44
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、2つの吐出通路をもつウオーター
ポンプにおいて、各吐出通路への冷却水吐出流量を常時
均一化させることを目的とする。 【構成】 2つの吐出通路の各始点に形成される締切部
にそれぞれ締切部可変手段を配設し、バランス手段によ
りその作動を制御する。即ち、バランス手段にはピスト
ンを介してシリンダ内に2つの室を形成し、各室に2つ
の冷却水通路からそれぞれの水圧を供給する。ここで、
各冷却水通路の間で圧力差が生じると、この圧力差はピ
ストンを動かし、締切部可変手段を駆動して各締切部す
きまの間隔を差別化することで各吐出通路へと吐出され
る冷却水量を同一にする。
ポンプにおいて、各吐出通路への冷却水吐出流量を常時
均一化させることを目的とする。 【構成】 2つの吐出通路の各始点に形成される締切部
にそれぞれ締切部可変手段を配設し、バランス手段によ
りその作動を制御する。即ち、バランス手段にはピスト
ンを介してシリンダ内に2つの室を形成し、各室に2つ
の冷却水通路からそれぞれの水圧を供給する。ここで、
各冷却水通路の間で圧力差が生じると、この圧力差はピ
ストンを動かし、締切部可変手段を駆動して各締切部す
きまの間隔を差別化することで各吐出通路へと吐出され
る冷却水量を同一にする。
Description
【0001】
本考案は、可変バランスウオーターポンプに関するものであり、例えばV型エ
ンジンのような冷却水通路が2つ並列的に存在するタイプの冷却機構に適用でき
るウオーターポンプに関する。
【0002】
従来より、V型エンジンのような冷却水通路が2つ並列的に存在するタイプの
冷却機構には、独立した2つのウオーターポンプをそれぞれの冷却水通路中に配
設して使用するものや、それぞれの冷却水通路中に配設される2つの吐出通路を
もつ単一のウオーターポンプを使用するものがある。
【0003】
しかし、独立した2つのウオーターポンプを使用するものでは、ポンプの設置
スペースが大きくなることや重量増等の様々な問題点を有している。
【0004】
また、2つの吐出通路をもつウオーターポンプを使用するものでは各吐出通路
への吐出性能が同一であつても、2つの冷却水通路の通水抵抗によつては各冷却
水通路を流れる冷却水流量が異なり、エンジンの冷却能力が不均一となる。
【0005】
そこで、本考案では2つの吐出通路をもつウオーターポンプにおいて、各吐出
通路への冷却水吐出流量を常時均一化させることを、その技術的課題とする。
【0006】
【0007】
前述した本考案の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術的手段は、
第1及び第2冷却水通路と、ハウジングと、ハウジングに形成され、第1及び第
2冷却水通路とそれぞれ連通する第1及び第2吐出通路と、第1及び第2吐出通
路のそれぞれの始点に形成される第1及び第2締切部と、ハウジングに回転自在
に支承されるインペラとを有するウオーターポンプにおいて、第1及び第2締切
部に、それぞれ第1及び第2締切部可変手段を配設し、第1及び第2締切部可変
手段は第1及び第2冷却水通路の圧力差に応じて作動されるようにバランス手段
により制御されるようにしたことである。
【0008】
上述した本考案の技術的手段によれば、バランス手段の作用により第1及び第
2冷却水通路の圧力差に応じて第1及び第2締切部可変手段を制御するので、第
1及び第2吐出通路へと吐出される冷却水量を均一化させることができる。
【0009】
以下、本考案の技術的手段を具体化した実施例について添付図面に基づいて説
明する。
【0010】
図1乃至図3において、可変バランスウオーターポンプ10のハウジング11
にはインペラ12が回転自在に支承されていると共に、第1及び第2吐出通路1
3・14が形成されている。第1及び第2吐出通路13・14は、図示しないV
型エンジンの第1及び第2冷却水通路15・16にそれぞれ連通している。(尚
、2つの冷却水通路をもつものであれば特にV型エンジンに限定されず、どのよ
うな被冷却構造物であつてもよい。)
第1及び第2吐出通路13・14のそれぞれの始点には第1及び第2締切部1
7・18が形成されており、この第1及び第2締切部17・18にはそれぞれ第
1及び第2締切部可変手段19・20が配設されている。第1及び第2締切部可
変手段19・20の各一端はそれぞれ第1及び第2締切部17・18に対して回
動自在に支承されており、各他端はバランス手段21のロツド22・23の各一
端に係合している。
【0011】
バランス手段21のシリンダ24内にはピストン25が摺動自在に配設されて
第1及び第2室26・27を区画すると共に、ピストン25にはロツド22・2
3の各他端が固設されている。第1及び第2吸込管28・29の各一端はそれぞ
れ第1及び第2室26・27に開口すると共に、各他端は第1及び第2冷却水通
路15・16の各終点部付近に開口している。
【0012】
第1及び第2冷却水通路15・16は、この後単一の冷却水通路32となり、
ラジエター33を通過後可変バランスウオーターポンプ10の図示しない吸込口
へと接続される。
【0013】
以上の構成を有する可変バランスウオーターポンプ10においてその作用を説
明する。
【0014】
第1及び第2冷却水通路15・16の各通水抵抗が等しい場合には第1及び第
2吐出通路13・14を流れる冷却水量・水圧が等しい。このときの可変バラン
スウオーターポンプ10の状態は図1に示されるとおりである。即ち、第1及び
第2冷却水通路15・16の各終点部付近から第1及び第2吸込管28・29を
介して第1及び第2室26・27へと導入される水圧はそれぞれ等しく、ピスト
ン25はシリンダ24内において中立位置に停止する。
【0015】
従つて、第1及び第2締切部可変手段19・20の各端面とインペラ12の外
周端とで形成されるすきま30・31は共に等しく、可変バランスウオーターポ
ンプ10から第1及び第2冷却水通路15・16へとそれぞれ吐出される水量・
水圧は等しい。尚、このときの可変バランスウオーターポンプ10の特性図を図
4に示す。
【0016】
一方、第1及び第2冷却水通路15・16の各通水抵抗が異なる場合、例えば
第1冷却水通路15の通水抵抗の方が第2冷却水通路16の通水抵抗よりも大き
い場合には、第1冷却水通路15の終点部付近の圧力は第2冷却水通路16の終
点部付近の圧力よりも小さい。従つて、第1吸込管28を介して第1室26へと
導入される水圧は、第2吸込管29を介して第2室27へと導入される水圧より
も小さくなり、図2に示すとおりバランス手段21のピストン25が第1室26
側へと移動する。これにより、第1及び第2締切部可変手段19・20の移動を
伴つてすきま30の方がすきま31よりも小さくなり、第1吐出通路13側の水
圧が第2吐出通路14側の水圧よりも高くなり、第1及び第2冷却水通路15・
16を流れる冷却水量が等しくなる。尚、このときの可変バランスウオーターポ
ンプ10の特性図を図5に示す。
【0017】
以上に示した様に本考案では、バランス手段の作用により第1及び第2冷却水
通路の圧力差に応じて第1及び第2締切部可変手段を制御するので、第1及び第
2吐出通路へと吐出される冷却水量を均一化させることができる。
【図1】本考案実施例の可変バランスウオーターポンプ
10の正面図を示す。
10の正面図を示す。
【図2】本考案実施例の可変バランスウオーターポンプ
10の図1とは異なる状態の正面図を示す。
10の図1とは異なる状態の正面図を示す。
【図3】本考案実施例の可変バランスウオーターポンプ
10が配設される冷却機構の構成図を示す。
10が配設される冷却機構の構成図を示す。
【図4】図1における可変バランスウオーターポンプ1
0の特性図を示す。
0の特性図を示す。
【図5】図2における可変バランスウオーターポンプ1
0の特性図を示す。
0の特性図を示す。
10 可変バランスウオーターポンプ、
11 ハウジング、
12 インペラ、
13 第1吐出通路、
14 第2吐出通路、
15 第1冷却水通路、
16 第2冷却水通路、
17 第1締切部、
18 第2締切部、
21 バランス手段、
30 第1締切部可変手段、
31 第2締切部可変手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1及び第2冷却水通路と、ハウジング
と、該ハウジングに形成され、前記第1及び第2冷却水
通路とそれぞれ連通する第1及び第2吐出通路と、該第
1及び第2吐出通路のそれぞれの始点に形成される第1
及び第2締切部と、前記ハウジングに回転自在に支承さ
れるインペラとを有するウオーターポンプにおいて、前
記第1及び第2締切部に、それぞれ第1及び第2締切部
可変手段を配設し、該第1及び第2締切部可変手段は前
記第1及び第2冷却水通路の圧力差に応じて作動される
ようにバランス手段により制御されることを特徴とする
可変バランスウオーターポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1442091U JPH04111598U (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 可変バランスウオーターポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1442091U JPH04111598U (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 可変バランスウオーターポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111598U true JPH04111598U (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=31901953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1442091U Pending JPH04111598U (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 可変バランスウオーターポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04111598U (ja) |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP1442091U patent/JPH04111598U/ja active Pending
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