JPH06589Y2 - ロ−タリピストンエンジンの吸気ポ−ト構造 - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンの吸気ポ−ト構造

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Publication number
JPH06589Y2
JPH06589Y2 JP11076387U JP11076387U JPH06589Y2 JP H06589 Y2 JPH06589 Y2 JP H06589Y2 JP 11076387 U JP11076387 U JP 11076387U JP 11076387 U JP11076387 U JP 11076387U JP H06589 Y2 JPH06589 Y2 JP H06589Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake port
opening
piston engine
rotary piston
peripheral
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP11076387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6415726U (ja
Inventor
準一 船本
盛樹 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリピストンエンジンにおけるペリフェ
ラル吸気ポートの構造に関する。
(従来の技術) 従来より、ロータリピストンエンジンの吸気ポートとし
て、そのロータハウジングのトロコイド面に開口形成し
たペリフェラル吸気ポートが知られている(例えば、特
開昭57−119130号公報参照)。
上記ペリフェラル吸気ポートは、サイドハウジングに開
口する吸気ポートに比べて吸気抵抗が少ないことから、
高回転タイプのエンジン、例えばレース仕様エンジンに
適用されている。そして、このペリフェラル吸気ポート
ではポート開口面積が出力に及ぼす影響が非常に大き
く、高出力を得るためには開口面積の拡大が必要であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、上記のようなペリフェラル吸気ポートを有す
るロータリピストンエンジンで、その出力向上のための
吸気ポートの開口面積を拡大する場合に、ロータハウジ
ングの周方向の拡大は、吸気行程に対する開閉時期の関
係から規制され、幅方向に拡大することになるが、この
ペリフェラル吸気ポートを幅方向に拡大すると開口側方
のトロコイド面が狭く減少することから、次のような問
題が生じる。
ロータ側のガスシール(アペックスシール)との接触
におけるシール荷重を支えるトロコロイド面が両側部だ
けで面積が狭く、この開口側部の面圧が上昇し、表面の
クロムメッキが剥離したり、ガスシールの変形によるガ
スシールの耐久性低下が生じる恐れがある。
トロコイド面加工時、同一面圧で加工を行うと、ポー
ト両側の開口側部におけるトロコイド面の寸法精度不
良、クロムメッキ膜厚の減少等により、前記クロムメッ
キ剥離を促進する原因となる。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、ペリフェラル吸気ポ
ート両側の開口側部に作用する荷重を低減してクロムメ
ッキの剥離およびガスシールの耐久性低下を防止するよ
うにしたロータリピストンエンジンの吸気ポート構造を
提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の吸気ポート構造は、
ペリフェラル吸気ポートの開口幅を拡張すると共に、該
吸気ポートの中央近傍に開口端部がトロコイド面の一部
を形成する仕切部を設けるように構成したものである。
(作用) 上記のような吸気ポート構造では、ペリフェラル吸気ポ
ートの中央近傍に仕切部を設け、この仕切部の端部はト
ロコイド面の一部を形成し、この吸気ポートをガスシー
ルが通過する際のシール荷重を該仕切部と開口側部とで
受けることで、ポート拡大による出力向上を得ると共
に、シール荷重が分散して面圧上昇を抑制し、クロムメ
ッキ剥離、ガスシールの変形によるガスシールの耐久性
低下を防止するようにしている。
(実施例) 以下、図面に沿って本考案の実施例を説明する。
第1図はレース仕様のロータリピストンエンジンの断面
図である。
ロータリピストンエンジン1は、ロータハウジング2と
サイドハウジング3とよりなるケーシング内にロータ4
が収容されてなり、上記ロータハウジング2の内周のト
ロコイド面2aにペリフェラル吸気ポート6および排気
ポート7が開口形成されている。
上記ペリフェラル吸気ポート6に連通して吸気マニホー
ルド8が接続され、この吸気マニホールド8の途中には
スロットルバルブ9を内装しているスロットルボデイ1
0が介装されている。また、ロータハウジング2のトロ
コイド面2aにロータ4の各頂部に装着されてガスシー
ル12(アペックスシール)が摺接し、ロータ4の外周
側に3つの作動室13を構成し、前記ペリフェラル吸気
ポート6の開口部がロータ4の回転に伴って順次吸気行
程の作動室13に開口されるものである。
前記ペリフェラル吸気ポート6の開口形状は、第2図お
よび第3図に示すように、両側の細い開口側部14,1
4を残して幅方向に拡張して形成され、中央部には仕切
部15が形成され、この仕切部15の両側に略矩形状の
開口が2つ形成されている。上記仕切部15は開口端が
上下のトロコイド面2aに連続して左右の開口側部14
のトロコイド形状に沿って形成され、このトロコイド面
2aの一部を構成するものである。また、仕切部15の
内端部は、吸気の流れを妨げないように徐々に幅が広く
なる形状に形成されている。
なお、上記仕切部15はペリフェラル吸気ポート6の開
口近傍にのみ柱状に形成するほか、第3図に鎖線で示す
ように、入口部まで延びて形成するようにしてもよい。
また、ペリフェラル吸気ポート6の開口側部14,14
に、補助ポート16,16が開口形成されている。この
補助ポート16,16の上流端はペリフェラル吸気ポー
ト6の内部側壁に連通開口し、吸気マニホールド8から
の吸気の一部がこの補助ポート16を通って供給され
る。
上記のような実施例では仕切部15の形成により、ペリ
フェラル吸気ポート6の部分をガスシール12が通過す
るときの荷重が、この仕切部15と両側の開口側部1
4,14とに分散され、開口側部14,14の面圧が低
下でき、温度の低下等によりクロムメッキの剥離防止が
行える。また、ガスシール12も3点接触となって変形
量も少なく、ポート開口縁との衝突による折損が防止で
きる。さらに、トロコイド面2aの加工時のカッター面
圧を分散でき、寸法精度を向上してクロムメッキの膜厚
を確保でき、より一層剥離防止が行える。
また、この実施例では、ペリフェラル吸気ポート6の開
口側部14に補助ポート16を開口形成したことによ
り、吸気の一部がこの補助ポート16から流入し、該吸
気によって開口側部14の冷却と吸気中に分散している
オイルによってそのトロコイド面2aの潤滑性が向上し
て、さらに、開口側部14表面のクロムメッキの保護を
図ることができるものである。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、ペリフェラル吸気ポート
のポート拡大により出力の向上を図るについて、開口幅
を拡張すると共に中央近傍にトロコイド面の一部を形成
する仕切部を設けたことにより、吸気ポートをガスシー
ルが通過する際のシール荷重の集中を分散してトロコイ
ド面およびガスシールに加わる荷重を低減することがで
き、これによりクロムメッキの剥離防止およびガスシー
ルの耐久性低下の防止を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるロータリピストンエ
ンジンの概略断面図、 第2図はロータハウジング内周面におけるペリフェラル
吸気ポートの開口部分の正面図、 第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図である。 1……ロータリピストンエンジン、2……ロータハウジ
ング、2a……トロコイド面、6……ペリフェラル吸気
ポート、12……ガスシール、14……開口側部、15
……仕切部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータハウジングのトロコイド面に開口す
    るペリフェラル吸気ポートを有するロータリピストンエ
    ンジンにおいて、上記ペリフェラル吸気ポートの開口幅
    を拡張すると共に、該吸気ポートの中央近傍に開口端部
    が前記トロコイド面の一部を形成する仕切部が設けられ
    たことを特徴とするロータリピストンエンジンの吸気ポ
    ート構造。
JP11076387U 1987-07-20 1987-07-20 ロ−タリピストンエンジンの吸気ポ−ト構造 Expired - Lifetime JPH06589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076387U JPH06589Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 ロ−タリピストンエンジンの吸気ポ−ト構造

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JP11076387U JPH06589Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 ロ−タリピストンエンジンの吸気ポ−ト構造

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Publication Number Publication Date
JPS6415726U JPS6415726U (ja) 1989-01-26
JPH06589Y2 true JPH06589Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31348216

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JP11076387U Expired - Lifetime JPH06589Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 ロ−タリピストンエンジンの吸気ポ−ト構造

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US6106250A (en) 1996-02-02 2000-08-22 Unisia Jecs Corporation Lobed-rotor-type pump having a communication passage between working-fluid chambers

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Publication number Publication date
JPS6415726U (ja) 1989-01-26

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