JP2007162592A - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】過給機構と可変圧縮比機構とを備えたエンジンにおいて、特に圧縮比の設定違いによるエンジントルク特性の変動を抑制して、ドライバの違和感を低減する。
【解決手段】基本目標過給圧設定部B301は、アクセル操作頻度(評価値)及び/又はシリンダ壁温に基づいて基本目標過給圧を設定し、過給圧リミッタB302は、設定された基本目標過給圧とシリンダ壁温(又はアクセル開度頻度評価値)に応じた過給圧上限値とを比較して小さい方を目標過給圧とする。一方、目標圧縮比設定部B304は、シリンダ壁温(又はアクセル開度頻度評価値)及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定する。
【選択図】 図11
【解決手段】基本目標過給圧設定部B301は、アクセル操作頻度(評価値)及び/又はシリンダ壁温に基づいて基本目標過給圧を設定し、過給圧リミッタB302は、設定された基本目標過給圧とシリンダ壁温(又はアクセル開度頻度評価値)に応じた過給圧上限値とを比較して小さい方を目標過給圧とする。一方、目標圧縮比設定部B304は、シリンダ壁温(又はアクセル開度頻度評価値)及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定する。
【選択図】 図11
Description
本発明は、吸入空気を圧縮(過給)する過給機構と、圧縮比を可変とする可変圧縮比機構とを備えたエンジンの制御に関する。
運転状態に応じて最適な圧縮比に変更できるように可変圧縮比機構を備えたエンジンが知られている。かかるエンジンでは、ノッキングが発生しやすい低回転・高負荷時では圧縮比を下げるようにし、低負荷時では圧縮比を上げて燃費向上を図っている。また、体積効率を向上させて大きな出力を得るように、吸入空気を圧縮(過給)する過給機構を備えたエンジンも知られている。
特許文献1には、過給機構と可変圧縮比機構とを備えたエンジンにおいて、過給機構としてのターボ過給機の過給遅れ(過給圧変化の応答遅れ)中に、トルク応答を補正することで運転性を改善するものが開示されている。このエンジンでは、目標過給圧と実過給圧との過給差圧に応じて圧縮比を高めることによってトルクを増大させ、ターボ過給機の過給遅れを相殺するようにしている。
特開2002−70601号公報
しかし、上記従来のエンジンでは、例えば次のような問題がある。
すなわち、定常又は加速状態から一旦減速状態に移行した直後に(再)加速要求があったような場合には、そうでない場合に比べて、エンジンの温度状態(その代表として、特にシリンダ壁温)が高い状態にあってノッキングが発生するおそれがあることから、圧縮比を低く設定せざるを得ない。
すなわち、定常又は加速状態から一旦減速状態に移行した直後に(再)加速要求があったような場合には、そうでない場合に比べて、エンジンの温度状態(その代表として、特にシリンダ壁温)が高い状態にあってノッキングが発生するおそれがあることから、圧縮比を低く設定せざるを得ない。
このため、そのときの温度状態によっては、過給差圧に応じた圧縮比を確保できず、ターボ過給機の過給遅れを相殺することができない場合がある。
つまり、エンジンの温度状態によってターボ過給機の過給遅れを相殺できたり、相殺できなかったりする事態が生じることとなり、ドライバの加速要求に対するエンジンのトルク特性(応答)が、そのときの状態によって変動してドライバに違和感を与えてしまうことになる。
つまり、エンジンの温度状態によってターボ過給機の過給遅れを相殺できたり、相殺できなかったりする事態が生じることとなり、ドライバの加速要求に対するエンジンのトルク特性(応答)が、そのときの状態によって変動してドライバに違和感を与えてしまうことになる。
本発明は、このような従来の問題に着目してなされたものであり、過給機構と可変圧縮比機構とを備えたエンジンにおいて、特に圧縮比の設定違いによるエンジンのトルク特性(応答)の変動を抑制して、ドライバの違和感を低減することを目的とする。
このため、本発明は、過給機構と可変圧縮比機構とを有し、エンジン運転状態に応じて圧縮比を制御するエンジンに制御装置において、エンジンの温度状態に応じて過給機構を制御する過給機構制御手段を備える構成とした。
本発明によれば、エンジンの温度状態に応じて過給圧を制御するようにしたので、設定される圧縮比が異なる場合であっても、それによって生じるエンジンのトルク特性(応答)の変動を過給圧によって緩和することができ、ドライバの違和感を低減できる。
以下に、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、可変圧縮比機構としても機能する複リンク式ピストン−クランク機構を備えたエンジン1を示している。
図1において、クランク軸31は、複数のジャーナル部32、クランクピン部33及びカウンタウエィト部31aを備えており、エンジン本体となるシリンダブロックの主軸受(図示省略)に、ジャーナル部32が回転自在に支持されている。
図1は、可変圧縮比機構としても機能する複リンク式ピストン−クランク機構を備えたエンジン1を示している。
図1において、クランク軸31は、複数のジャーナル部32、クランクピン部33及びカウンタウエィト部31aを備えており、エンジン本体となるシリンダブロックの主軸受(図示省略)に、ジャーナル部32が回転自在に支持されている。
クランクピン部33は、ジャーナル部32から所定量偏心しており、ここに第2リンクとしてのロアリンク34が回転自在に連結されている。このロアリンク34は、略T字形状をなすもので、その本体34aとキャップ34bとから分割可能に構成された略中央の連結孔にクランクピン部33が嵌合している。
ロアリンク34の一端には、アッパリンク35の下端側が第1連結ピン36によって回動可能に連結されている。このアッパリンク35の上端側は、ピストンピン37によってピストン38に回動可能に連結されている。なお、ピストン38は、燃焼圧力を受けてシリンダブロックのシリンダ39内を往復動する。
ロアリンク34の一端には、アッパリンク35の下端側が第1連結ピン36によって回動可能に連結されている。このアッパリンク35の上端側は、ピストンピン37によってピストン38に回動可能に連結されている。なお、ピストン38は、燃焼圧力を受けてシリンダブロックのシリンダ39内を往復動する。
シリンダ39の上部には、クランク軸31の回転に同期して吸気ポート44を開閉する吸気弁43と、同じくクランク軸31の回転に同期して排気ポート46を開閉する排気弁45とが配置されている。
ロアリンク34の他端には、制御リンク40の上端側が第2連結ピン41によって回動(揺動)可能に連結されている。この制御リンク40の下端側は、制御軸42を介してエンジン本体、例えばシリンダブロックの所定の位置に回動可能に連結されている。より詳しくは、制御軸42は、小径部42bを中心として回転するようにエンジン本体に支持されており、この小径部42bに対し偏心している大径部42aに、制御リンク40下端部が回転可能に嵌合している。
ロアリンク34の他端には、制御リンク40の上端側が第2連結ピン41によって回動(揺動)可能に連結されている。この制御リンク40の下端側は、制御軸42を介してエンジン本体、例えばシリンダブロックの所定の位置に回動可能に連結されている。より詳しくは、制御軸42は、小径部42bを中心として回転するようにエンジン本体に支持されており、この小径部42bに対し偏心している大径部42aに、制御リンク40下端部が回転可能に嵌合している。
小径部42bは、圧縮比コントロールアクチュエータ68によってその回動位置が制御される。小径部42bが回動すると、この小径部42bに対して偏心している大径部42aの軸中心位置、特にエンジン本体に対する相対位置が変化する。これにより、制御リンク40の下端の揺動支持位置が変化する。そして、前記制御リンク40の揺動支持位置が変化すると、ピストン38の行程が変化し、ピストン上死点(TDC)におけるピストン38の位置が上下する。これにより、エンジン圧縮比を変化させることが可能となる。なお、圧縮比コントロールアクチュエータは、制御リンク40から加わる反力に抗して、任意の回動位置で小径部42bを保持できるようになっている。
ここで、図2〜図4を参照して圧縮比コントロールアクチュエータ68について説明する。本実施形態においては、圧縮比コントロールアクチュエータ68として油圧ベーン式アクチュエータを用いている。
図に示すように、圧縮比制御アクチュエータ68は、そのハウジング68a内に前記小径部42bに連結された駆動軸68b及び該駆動軸68bに固定されてハウジング68a内を容積可変なA室とB室とに仕切るベーン68cが回動自由に収納される。一方、電動モータ101で駆動されるオイルポンプ102の吐出口が、逆止弁103,開閉弁104,方向切換弁105のポートcに接続され、該方向切換弁105のポートdが低圧側のオイルパン106に接続される。また、前記方向切換弁105のポートe,fが、それぞれ前記圧縮比制御アクチュエータ68のポートa,bに接続される。また、前記逆止弁103と開閉弁104との間から分岐するオイル通路にアキュームレータ107が接続され、開閉弁104と方向切換弁105との間から分岐するオイル通路がエンジンオイルギャラリーに接続される。
図に示すように、圧縮比制御アクチュエータ68は、そのハウジング68a内に前記小径部42bに連結された駆動軸68b及び該駆動軸68bに固定されてハウジング68a内を容積可変なA室とB室とに仕切るベーン68cが回動自由に収納される。一方、電動モータ101で駆動されるオイルポンプ102の吐出口が、逆止弁103,開閉弁104,方向切換弁105のポートcに接続され、該方向切換弁105のポートdが低圧側のオイルパン106に接続される。また、前記方向切換弁105のポートe,fが、それぞれ前記圧縮比制御アクチュエータ68のポートa,bに接続される。また、前記逆止弁103と開閉弁104との間から分岐するオイル通路にアキュームレータ107が接続され、開閉弁104と方向切換弁105との間から分岐するオイル通路がエンジンオイルギャラリーに接続される。
そして、図2の状態では前記開閉弁104が開、方向切換弁105が図示左端に制御され、オイルポンプ102から吐出された高圧油は、開閉弁104、方向切換弁105のポートc,eを介して前記圧縮比制御アクチュエータ68のポートaからA室に供給され、B室内の油は、ポートbから方向切換弁105のポートf,dを介してオイルパン106に戻される。これにより、A室の容積が増大してベーン68cと共に小径部42bが図で時計回りに回動し、制御リンク40の揺動支持位置が変化して低圧縮比に制御される。
一方、図3に示すように、図2の状態から方向切換弁105を図示右端に切換制御すると、高圧油は、開閉弁104のポートc,fを介して前記圧縮比制御アクチュエータ43のポートbからB室に供給され、A室内の油は、ポートaから方向切換弁105のポートe,dを介してオイルパン106に戻される。これにより、B室の容積が増大してベーン68cと共に小径部42bが図中を反時計回りに回動し、制御リンク40の揺動支持位置が変化して高圧縮比に制御される。なお、この高圧縮比側に保持する場合は、図4に示すように、方向切換弁105を図示中央に移動させると共に、開閉弁104を閉とする。
図1に戻って、このエンジン1は、吸入空気を圧縮してエンジンに供給する(吸気圧力を大気圧以上にして過給する)過給機構としてのターボ過給機51を備えている。このターボ過給機51は、排気通路54に配置されるタービン52と、吸気通路55に配置されるコンプレッサ53とを同軸状に配置した構成であり、エンジン運転条件に応じて過給圧を制御するために、タービン52の上流側から排気の一部をバイパスさせる排気バイパス弁(スイングバルブ)56を備えている。排気バイパス弁56は、後述する過給圧コントロールアクチュエータによって駆動される。
なお、本実施形態では、タービン52によりコンプレッサ53を回転させて新気を加圧するターボ過給機51を過給機構としているが、これに限られるものではなく、例えばクランク軸31からの動力を直接利用して過給する、いわゆるスーパーチャージャとしてもよい。
また、吸気通路55のコンプレッサ53の上流には、新気に含まれるごみ等を除去するエアクリーナ57が配置されており、コンプレッサ53の下流側には、圧縮された新気(圧縮空気)を冷却するインタークーラー58、エンジン吸気量を制御するスロットル弁59が配置されている。なお、このスロットル弁59は、後述するスロットルアクチュエータによって駆動される。
また、吸気通路55のコンプレッサ53の上流には、新気に含まれるごみ等を除去するエアクリーナ57が配置されており、コンプレッサ53の下流側には、圧縮された新気(圧縮空気)を冷却するインタークーラー58、エンジン吸気量を制御するスロットル弁59が配置されている。なお、このスロットル弁59は、後述するスロットルアクチュエータによって駆動される。
エンジン運転状態を検出するセンサ類として、ドライバにより操作されるアクセル開度APOを検出するアクセル開度センサ61、エンジン回転速度Neを検出する回転速度センサ62、スロットル弁59の開度TVOを検出するスロットルセンサ63、エンジン1からラジエータ(図示省略)に流れ込む冷却水温度(エンジン出力水温)Tw1を検出する第1水温センサ64、ラジエータからエンジン1に流れ込む冷却水温度(エンジン入力水温)Tw2を検出する第2水温センサ65等が設けられており、これらセンサ類の検出信号は、エンジンコントロールユニット(ECU)66に入力される。
また、主要なアクチュエータ類として、上述した排気バイパス弁56を駆動して過給圧を制御する過給圧コントロールアクチュエータ67、上述した小径部42bを回動して圧縮比を制御する圧縮比コントロールアクチュエータ68、上述したスロットル弁59を駆動してエンジン吸気量を制御するスロットルアクチュエータ69等を備えており、これらはECU66からの出力信号によって制御される。
以上のような構成において、ECU66は、各種エンジン制御(燃料噴射制御、点火制御等)を実行する共に、トルク応答補正制御を実行する。ここで、本実施形態におけるトルク応答補正制御は、エンジントルク特性(応答)の変動を抑制するものであり、より具体的には、圧縮比を低く設定せざるを得ない場合でも、過給圧によって圧縮比が高い場合と同等のエンジントルク特性(応答)が得られるようにするものである。
かかるトルク応答補正制御は、ECU66によって実行される圧縮比制御及び過給圧制御によって実現される。
図5は、ECU66によって実行される圧縮比制御及び過給圧制御の基本ブロック図である。図5に示すように、ECU66は、アクセル開度APOに基づいてアクセル操作頻度(相当値)を検出するアクセル操作頻度検出部B10と、エンジン1の温度状態を代表するシリンダ壁(より具体的には、シリンダ内壁)温を推定又は検出する壁温検出部B20と、目標圧縮比及び目標過給圧を設定するトルク応答補正部B30とを備えており、このトルク応答補正部B30で設定された目標圧縮比、目標過給圧となるように圧縮比コントロール68、過給圧コントロールアクチュエータ67を制御する。
図5は、ECU66によって実行される圧縮比制御及び過給圧制御の基本ブロック図である。図5に示すように、ECU66は、アクセル開度APOに基づいてアクセル操作頻度(相当値)を検出するアクセル操作頻度検出部B10と、エンジン1の温度状態を代表するシリンダ壁(より具体的には、シリンダ内壁)温を推定又は検出する壁温検出部B20と、目標圧縮比及び目標過給圧を設定するトルク応答補正部B30とを備えており、このトルク応答補正部B30で設定された目標圧縮比、目標過給圧となるように圧縮比コントロール68、過給圧コントロールアクチュエータ67を制御する。
アクセル操作頻度検出部B10は、次のようにしてアクセル操作頻度を検出する。
まず、図6に示すように、所定の測定期間(T)をn分割(ここでは、5分割としている)し、分割した時間(Δt)毎にアクセル開度APOを検出し、それぞれのアクセル開度変化率(deg/sec)を下式により算出する。
アクセル開度変化率=│APO(t)−APO(t−Δt)│/Δt
次に、算出したアクセル開度変化率を分類し、分類毎にカウントする。具体的には、図7に示すように、あらかじめアクセル開度変化率をいくつかに分類(ここでは、分類数nとしている)しておき、算出したアクセル開度変化率が各分類にいくつあるかをカウントする(X1,X2,…,Xn)。ここで、各分類には、それぞれ評価値(1,2,…,n)が設定されており、この評価値は、アクセル開度変化率が大きいほど大きな値となっている。なお、図7では、アクセル開度変化率の分類数をn、各分類に対する評価値を1〜nとしているが、これらは適宜設定されるものである。
まず、図6に示すように、所定の測定期間(T)をn分割(ここでは、5分割としている)し、分割した時間(Δt)毎にアクセル開度APOを検出し、それぞれのアクセル開度変化率(deg/sec)を下式により算出する。
アクセル開度変化率=│APO(t)−APO(t−Δt)│/Δt
次に、算出したアクセル開度変化率を分類し、分類毎にカウントする。具体的には、図7に示すように、あらかじめアクセル開度変化率をいくつかに分類(ここでは、分類数nとしている)しておき、算出したアクセル開度変化率が各分類にいくつあるかをカウントする(X1,X2,…,Xn)。ここで、各分類には、それぞれ評価値(1,2,…,n)が設定されており、この評価値は、アクセル開度変化率が大きいほど大きな値となっている。なお、図7では、アクセル開度変化率の分類数をn、各分類に対する評価値を1〜nとしているが、これらは適宜設定されるものである。
そして、上記所定期間(T)においてカウント数(値)が最も多い分類の評価値を「アクセル操作頻度評価値」とする。このアクセル操作頻度評価値は、測定期間(T)においてアクセル操作がなされ、その操作量(踏み込み量、アクセル開度変化量)が大きいほど、大きな値となる。
また、別の方法として、分類毎にカウント数(X1,X2・・・,Xn)×評価値(1,2、…,n)を算出し、それらを合算した値をアクセル操作頻度評価値としてもよい。この場合、例えば所定期間(T)の間に算出されたアクセル開度変化率が、図7に示す分類で0以上10未満となるものが2つ、10以上50未満となるものが1つ、100以上200未満となるものが2つあれば、アクセル操作頻度評価値は(2×1)+(1×2)+(2×m)=4+2mとなる。このようにしても、アクセル操作が多いほど、また、その操作量が大きいほど、アクセル操作頻度評価値が大きな値となる。
また、別の方法として、分類毎にカウント数(X1,X2・・・,Xn)×評価値(1,2、…,n)を算出し、それらを合算した値をアクセル操作頻度評価値としてもよい。この場合、例えば所定期間(T)の間に算出されたアクセル開度変化率が、図7に示す分類で0以上10未満となるものが2つ、10以上50未満となるものが1つ、100以上200未満となるものが2つあれば、アクセル操作頻度評価値は(2×1)+(1×2)+(2×m)=4+2mとなる。このようにしても、アクセル操作が多いほど、また、その操作量が大きいほど、アクセル操作頻度評価値が大きな値となる。
通常、アクセル操作が多ければ、それだけシリンダ壁温が高くなっていると考えられるのであるが、上記アクセル操作頻度評価値を用いることにより、単にアクセル操作の有無(アクセル操作回数)のみから検出されるアクセル操作頻度を用いる場合よりも、アクセル操作に伴うシリンダ壁温への影響を反映させることが可能となり、後述する(基本)目標過給圧の設定、ひいては、過給圧によるエンジントルク特性(応答)の変動の抑制をより効果的に実現できることになる。
但し、簡易には、アクセル操作量等のアクセル操作状態を考慮せずに、アクセル操作の有無のみからアクセル操作頻度そのものを検出するようにしてもよい。
また、上記したアクセル開度変化率の分類数をさらに増加させ、評価値をより細分化することで、後述するトルク応答補正(目標過給圧の設定)の精度をより向上できることは言うまでもない。
また、上記したアクセル開度変化率の分類数をさらに増加させ、評価値をより細分化することで、後述するトルク応答補正(目標過給圧の設定)の精度をより向上できることは言うまでもない。
なお、図6において、測定期間2においては測定期間1の結果により目標過給圧が設定されるように、測定期間中の目標過給圧は前回の測定期間の結果に基づいて設定される。
壁温検出部B20は、次のようにしてシリンダ壁(内壁)温TCを推定する。
図8は、シリンダ壁温推定のブロック図である。図8において、作動ガス温度推定部B201は、エンジン回転速度Ne及びエンジン負荷(後述するように、基本的にはアクセル開度APOから求められる)に基づいて作動ガス温度TGを推定する。かかる推定は、例えば図9に示すようなマップを参照することにより行う。作動ガス温度TGは、エンジン回転速度Neが高くエンジン負荷が大きいほど、大きな値として推定される。これは、燃焼回数が増加してエンジン周りの温度が上昇するため、作動ガス温度も上昇する傾向にあるからである。
壁温検出部B20は、次のようにしてシリンダ壁(内壁)温TCを推定する。
図8は、シリンダ壁温推定のブロック図である。図8において、作動ガス温度推定部B201は、エンジン回転速度Ne及びエンジン負荷(後述するように、基本的にはアクセル開度APOから求められる)に基づいて作動ガス温度TGを推定する。かかる推定は、例えば図9に示すようなマップを参照することにより行う。作動ガス温度TGは、エンジン回転速度Neが高くエンジン負荷が大きいほど、大きな値として推定される。これは、燃焼回数が増加してエンジン周りの温度が上昇するため、作動ガス温度も上昇する傾向にあるからである。
熱容量推定部B202は、エンジン回転速度Ne及びエンジン負荷に基づいてシリンダ壁(燃焼室壁)の熱容量(相当値)αg・Fg・Δt[J/K]を推定する。かかる推定は、例えば図10に示すようなマップを参照することにより行う。シリンダ壁の熱容量は、エンジン回転速度が高くエンジン負荷が小さいほど、大きな値として推定される。これは、熱伝達率αgが燃焼温度に反比例し、燃焼速度に比例する性質を有するためであり、Woschniの準定常乱流熱伝達の考え方によるものである。なお、αgは燃焼室ガスとシリンダ壁間の熱伝達率[W/m2K]を、Fgは燃焼ガスの伝熱面積[m2]を、Δtは伝熱時間[s]を示す。
第1減算部B203では、エンジン出力水温(エンジン1からラジエータに流れ込む冷却水温度)Tw1からエンジン入力水温(ラジエータからエンジン1に流れ込む冷却水温度)Tw2を減算して冷却水温度差ΔTw[K]を算出する。
伝熱時間算出部B204では、伝熱時間がエンジン回転速度と相関があることから、エンジン回転速度Neに定数Cを乗算して伝熱時間Δt(=C×Ne)とする。
伝熱時間算出部B204では、伝熱時間がエンジン回転速度と相関があることから、エンジン回転速度Neに定数Cを乗算して伝熱時間Δt(=C×Ne)とする。
乗算部B205では、第1減算部B203からの出力(ΔTw)、伝熱時間設定部B204からの出力(Δt)及び計算値αC・FCを乗算してエンジン冷却水の仕事量(相当値)Qh(=αC・FC・ΔTw・Δt)を算出する。なお、αCはシリンダ壁と冷却水間の熱伝達率[W/m2K]を、FCは冷却水の伝熱面積[m2]を示す。
除算部B206では、上記エンジン冷却水の仕事量(Qh)を上記シリンダ壁の熱容量(αg・Fg・Δt)で除算して、エンジン冷却水に伝達される温度(シリンダ壁冷却分)TL(=[Qh/(αc・Fc・Δt)]を算出する。
除算部B206では、上記エンジン冷却水の仕事量(Qh)を上記シリンダ壁の熱容量(αg・Fg・Δt)で除算して、エンジン冷却水に伝達される温度(シリンダ壁冷却分)TL(=[Qh/(αc・Fc・Δt)]を算出する。
そして、第2減算部B207において、上記作動ガス温度推定値TGから上記冷却水に伝達される温度TLを減算して値を、作動ガスのシリンダ(内)壁面との界面温度として算出し、この界面温度をシリンダ壁温TC[K]とする。
なお、ここでは、エンジン入出力水温Tw1、Tw2の差(エンジン冷却水の温度変化)に基づいてシリンダ壁温TCを推定するようにしているが、熱電対やサーミスタなどの温度センサを設けてシリンダ壁温TCを直接検出してもよいことはもちろんである。
なお、ここでは、エンジン入出力水温Tw1、Tw2の差(エンジン冷却水の温度変化)に基づいてシリンダ壁温TCを推定するようにしているが、熱電対やサーミスタなどの温度センサを設けてシリンダ壁温TCを直接検出してもよいことはもちろんである。
トルク応答補正部B30は、以下のようにして目標圧縮比、目標過給圧を設定する。
図11は、トルク応答補正制御のブロック図である。図11において、基本目標過給圧設定部B301は、アクセル操作頻度検出部B10から出力されるアクセル操作頻度評価値及び壁温検出部B20から出力されるシリンダ壁温TCに基づいて基本目標過給圧を設定する。かかる設定は、例えば図12に示すようなマップを参照して行う。この基本目標過給圧は、アクセル操作頻度評価値が大きくシリンダ壁温が高いほど、大きな値に設定される。これは、シリンダ壁温が高いほどノッキングが発生しやすいことから、後述するように、目標圧縮比が低く設定されるため、その分を過給圧の増加により緩和してエンジントルク特性(応答)が変動するのを抑制するためである。
図11は、トルク応答補正制御のブロック図である。図11において、基本目標過給圧設定部B301は、アクセル操作頻度検出部B10から出力されるアクセル操作頻度評価値及び壁温検出部B20から出力されるシリンダ壁温TCに基づいて基本目標過給圧を設定する。かかる設定は、例えば図12に示すようなマップを参照して行う。この基本目標過給圧は、アクセル操作頻度評価値が大きくシリンダ壁温が高いほど、大きな値に設定される。これは、シリンダ壁温が高いほどノッキングが発生しやすいことから、後述するように、目標圧縮比が低く設定されるため、その分を過給圧の増加により緩和してエンジントルク特性(応答)が変動するのを抑制するためである。
なお、ここでは、アクセル操作頻度評価値とシリンダ壁温との両方に基づいて基本目標過給圧を設定するようにしているが、アクセル操作頻度評価値、シリンダ壁温のいずれか一方のみに基づいて基本目標過給圧を設定するようにしてもよい。この場合においても、アクセル操作頻度評価値が大きいほど又はシリンダ壁温が高いほど基本目標過給圧が高い値に設定される。
過給圧リミッタB302は、ノッキングが発生する可能性のある過給圧(過給圧上限値)をシリンダ壁温のテーブルとして持っている。このテーブルは、実験等によりあらかじめ作成されたものである。そして、設定された基本目標過給圧と、そのときのシリンダ壁温に応じた過給圧上限値とを比較して小さい方を目標過給圧として設定する。このように過給圧を制限することにより、過剰な過給圧の上昇によるノッキングの発生を防止することができる。ここで設定された目標過給圧が過給圧コントロールアクチュエータ67に出力される。なお、過給圧上限値をアクセル操作頻度評価値のテーブルとして持ち、アクセル操作頻度評価値に応じて過給圧上限値を求めるようにしてもよい(破線参照)。
一方、エンジン負荷算出部B303は、アクセル開度APOに基づいてエンジン負荷を算出する。但し、さらにエンジン回転速度Neを入力するようにし、アクセルAPO及びエンジン回転速度Neに基づいてエンジン負荷を算出してもよいし、より詳細に算出するため、エアフローメータ(図示省略)からの吸気量を利用するようにしてもよい。
目標圧縮比設定部B304は、壁温検出部B20から出力されるシリンダ壁温TC及びエンジン負荷算出部B303から出力されるエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定する。かかる設定は、例えば図13に示すようなマップを参照して行う。目標圧縮比は、シリンダ壁温が高くエンジン負荷が高いほど、低い値に設定される。これは、ノッキングの発生を抑制するためである。なお、ここでは、シリンダ壁温TC及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定するようにしているが、シリンダ壁温TCに代えて上記アクセル操作頻度評価値を用いてもよい(破線参照)。この場合、アクセル頻度操作評価値が高いほど目標圧縮比が低い値に設定されることになる。ここで設定された目標圧縮比が圧縮比コントロールアクチュエータ68に出力される。
目標圧縮比設定部B304は、壁温検出部B20から出力されるシリンダ壁温TC及びエンジン負荷算出部B303から出力されるエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定する。かかる設定は、例えば図13に示すようなマップを参照して行う。目標圧縮比は、シリンダ壁温が高くエンジン負荷が高いほど、低い値に設定される。これは、ノッキングの発生を抑制するためである。なお、ここでは、シリンダ壁温TC及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定するようにしているが、シリンダ壁温TCに代えて上記アクセル操作頻度評価値を用いてもよい(破線参照)。この場合、アクセル頻度操作評価値が高いほど目標圧縮比が低い値に設定されることになる。ここで設定された目標圧縮比が圧縮比コントロールアクチュエータ68に出力される。
図14は、以上説明した圧縮比制御、過給圧制御を示すフローチャートであり、所定時間(例えば10msec)毎に実行される。
S11でアクセル開度変化率を算出し、S12でアクセル開度変化率を分類し、分類毎にカウントする。そして、S13で所定の測定期間Tが経過したか否かを判定し、経過していればS14に進む。ステップ14では、アクセル操作頻度を評価し、アクセル操作頻度評価値を求める。以上が上記アクセル操作頻度検出部B10で実行される処理であり、本発明に係る「アクセル操作頻度検出手段」に相当する。
S11でアクセル開度変化率を算出し、S12でアクセル開度変化率を分類し、分類毎にカウントする。そして、S13で所定の測定期間Tが経過したか否かを判定し、経過していればS14に進む。ステップ14では、アクセル操作頻度を評価し、アクセル操作頻度評価値を求める。以上が上記アクセル操作頻度検出部B10で実行される処理であり、本発明に係る「アクセル操作頻度検出手段」に相当する。
S15では、シリンダ壁(内壁)温TCを推定又は検出する。これは、上記壁温検出部B20で実行される処理であり、本発明に係る「壁温検出手段」に相当する。
S16では、目標圧縮比、目標過給圧を設定する。基本的には、シリンダ壁温TC及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定し、アクセル操作頻度評価値及びシリンダ壁温TCに基づいて目標過給圧を設定する。なお、上述したように、アクセル操作頻度評価値及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定したり、アクセル操作頻度評価値(のみ)に基づいて目標過給圧を設定したりするようにしてもよい。また、目標過給圧は、シリンダ壁温TC(又はアクセル操作頻度評価値)に応じて過給圧上限値が設定されており、これを超える場合には、過給圧上限値とされる。そして、S17では、設定された目標圧縮比、目標過給圧に対応する信号がそれぞれ圧縮比コントロールアクチュエータ、過給圧コントロールアクチュエータに出力される。以上が上記トルク応答補正部B30で実行される処理であり、本発明に係る「過給機構制御手段」に相当する。
S16では、目標圧縮比、目標過給圧を設定する。基本的には、シリンダ壁温TC及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定し、アクセル操作頻度評価値及びシリンダ壁温TCに基づいて目標過給圧を設定する。なお、上述したように、アクセル操作頻度評価値及びエンジン負荷に基づいて目標圧縮比を設定したり、アクセル操作頻度評価値(のみ)に基づいて目標過給圧を設定したりするようにしてもよい。また、目標過給圧は、シリンダ壁温TC(又はアクセル操作頻度評価値)に応じて過給圧上限値が設定されており、これを超える場合には、過給圧上限値とされる。そして、S17では、設定された目標圧縮比、目標過給圧に対応する信号がそれぞれ圧縮比コントロールアクチュエータ、過給圧コントロールアクチュエータに出力される。以上が上記トルク応答補正部B30で実行される処理であり、本発明に係る「過給機構制御手段」に相当する。
そして、S18で所定期間T計測用のタイマー、各分類のカウント値をリセットし、本フローを終了する。
この実施形態によると、次のような効果を有する。
アクセル操作頻度(評価値)及び/又はシリンダ壁温が高いときには、過給圧が高くなるように制御されるので、ノッキングの発生を回避すべく圧縮比を低く設定せざるを得ない場合でも、過給圧により圧縮比が高い場合と同等のエンジントルク応答に補正することができ、ドライバの違和感を低減できる。
この実施形態によると、次のような効果を有する。
アクセル操作頻度(評価値)及び/又はシリンダ壁温が高いときには、過給圧が高くなるように制御されるので、ノッキングの発生を回避すべく圧縮比を低く設定せざるを得ない場合でも、過給圧により圧縮比が高い場合と同等のエンジントルク応答に補正することができ、ドライバの違和感を低減できる。
また、シリンダ壁温(アクセル操作頻度)に応じて目標過給圧が(過給圧上限値に)制限されるので、過給圧の上昇に伴うノッキングの発生を防止できる。
なお、目標過給圧及び目標圧縮比を設定する際に、シリンダ壁温と共に、又は単独でアクセル操作頻度評価値を用いることで、単にシリンダ壁温(のみ)の場合に比べて、例えばアクセル操作状態によってシリンダ内壁の高温部分が変化する場合であっても、その高温部分に基づいて目標過給圧及び目標圧縮比を設定するようなこと可能となり、ノッキングの回避と過給圧によるエンジントルク応答の補正とをより精度よく行える。
なお、目標過給圧及び目標圧縮比を設定する際に、シリンダ壁温と共に、又は単独でアクセル操作頻度評価値を用いることで、単にシリンダ壁温(のみ)の場合に比べて、例えばアクセル操作状態によってシリンダ内壁の高温部分が変化する場合であっても、その高温部分に基づいて目標過給圧及び目標圧縮比を設定するようなこと可能となり、ノッキングの回避と過給圧によるエンジントルク応答の補正とをより精度よく行える。
1…エンジン、31…クランク軸、34…ロアリンク、35…アッパリンク、38…ピストン、40…制御リンク、42…制御軸、51…ターボ過給機、61…アクセル開度センサ、62…回転速度センサ、64,65…水温センサ、66…ECU、67…過給圧コントロールアクチュエータ、68…圧縮比コントロールアクチュエータ
Claims (8)
- 吸入空気を圧縮する過給機構と、圧縮比を可変とする可変圧縮比機構とを有し、エンジン運転状態に応じて圧縮比を可変とするエンジンの制御装置において、
エンジンの温度状態に応じて前記過給機構を制御する過給機構制御手段を備えることを特徴とするエンジンの制御装置。 - アクセル操作頻度を検出するアクセル操作頻度検出手段を備え、
前記過給機構制御手段は、前記アクセル操作頻度検出手段の検出結果に応じて前記過給機構を制御することを特徴とする請求項1記載のエンジンの制御装置。 - 前記過給機構制御手段は、前記アクセル操作頻度が高いほど過給圧を高くするように前記過給機構を制御することを特徴とする請求項2記載のエンジンの制御装置。
- 前記過給機構制御手段は、前記アクセル操作頻度に応じて設定される過給圧上限値を超えないように前記過給機構を制御することを特徴とする請求項2又は請求項3記載のエンジンの制御装置。
- シリンダ壁温を推定又は検出する壁温検出手段を備え、
前記過給機構制御手段は、前記壁温検出手段の検出結果に応じて前記過給機構を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。 - 前記過給機構制御手段は、前記シリンダ壁度が高いほど過給圧を高くするように前記過給機構を制御することを特徴とする請求項5記載のエンジンの制御装置。
- 前記過給機構制御手段は、前記シリンダ壁温に応じて設定される過給圧上限値を超えないように前記過給機構を制御することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のエンジンの制御装置。
- 前記可変圧縮比機構は、
一端がピストンにピストンピンを介して連結されるアッパリンクと、
前記アッパリンクの他端が第1連結ピンを介して連結されるとともに、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロアリンクと、
前記ロアリンクに第2連結ピンを介して一端が連結されるとともに、他端がエンジン本体に対して揺動可能に支持される制御リンクと、
圧縮比の変更時に、前記制御リンクの他端の支持位置をエンジン本体に対して変位させる支持位置可変手段と、
を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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2005
- 2005-12-14 JP JP2005360886A patent/JP2007162592A/ja active Pending
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