JP4300312B2 - 可変圧縮比内燃機関の制御装置及び制御方法 - Google Patents
可変圧縮比内燃機関の制御装置及び制御方法 Download PDFInfo
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Description
機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定し、この基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定し、この最終目標圧縮比へ向けて機関圧縮比を制御する可変圧縮比内燃機関の制御装置において、機関圧縮比が上記基本目標圧縮比に良好に追従できない追従不可状態であるかを判定する追従判定手段と、上記追従不可状態と判定された場合に、上記最終目標圧縮比の増加方向への変更を禁止する変更禁止手段と、を有する。
上記第1発明において、更に、実際の機関圧縮比に相当する実圧縮比を推定又は検出する手段を有し、上記追従判定手段は、基本目標圧縮比から実圧縮比を減算した偏差が所定値以上となる状態が所定期間以上継続した場合に、追従不可状態と判定する。
上記第1,第2発明において、上記追従不可状態で、基本目標圧縮比が最終目標圧縮比を下回ると、上記変更禁止手段による変更禁止を解除し、基本目標圧縮比に合わして最終目標圧縮比を設定する。これにより、演算負荷の低い簡易的な方法で、最終目標圧縮比を適切に設定することができる。
機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、この可変圧縮比機構を駆動する圧縮比制御アクチュエータと、最終目標圧縮比に応じた指令信号を圧縮比制御アクチュエータへ出力して、機関圧縮比を最終目標圧縮比へ向けて制御する圧縮比制御手段と、機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定する基本目標圧縮比設定手段と、少なくとも機関負荷に基づいて、上記圧縮比制御アクチュエータによる上限圧縮比を演算する上限圧縮比演算手段と、基本目標圧縮比と上限圧縮比とに基づいて、上記最終目標圧縮比を設定する最終目標圧縮比設定手段と、を有する。
上記第4発明の最終目標圧縮比設定手段が、基本目標圧縮比が増加中で、かつ、基本目標圧縮比が上限圧縮比を超えている場合に、上記最終目標圧縮比の増加方向への変更を禁止する。この第5発明によれば、第4発明の効果に加え、最終目標圧縮比の変更禁止する状況を限定しており、従って、それ以外の領域、つまり最終目標圧縮比を本来実現させたい基本目標圧縮比にあわせる運転領域を十分に確保することができる。
上記第4,5発明の圧縮比制御アクチュエータが油圧アクチュエータであり、上記上限圧縮比演算手段が機関負荷と油圧とに基づいて上限圧縮比を演算する。
機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、この可変圧縮比機構を駆動する圧縮比制御アクチュエータと、最終目標圧縮比に応じた指令信号を圧縮比制御アクチュエータへ出力して、機関圧縮比を最終目標圧縮比へ向けて制御する圧縮比制御手段と、機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定する基本目標圧縮比設定手段と、上記圧縮比制御アクチュエータの温度を検出又は推定する温度検出手段と、上記圧縮比制御アクチュエータの温度が所定値以上の場合に、上記最終目標圧縮比を所定値に固定し、上記圧縮比制御アクチュエータの温度が所定値未満の場合に、上記基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定する最終目標圧縮比設定手段と、を有する。
機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を求め、この基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定し、この最終目標圧縮比へ向けて機関圧縮比を可変制御する可変圧縮比内燃機関の制御装置において、機関負荷が所定値以上の場合、最終目標圧縮比の増加方向への変更を禁止する。
上記の第1〜8発明において、更に、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に嵌合するロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連係するアッパリンクと、ロアリンクに一端が連結された制御リンクと、を有し、この制御リンクを介してロアリンクの運動拘束条件を変化させることにより機関圧縮比を可変とする圧縮比制御アクチュエータと、を備える可変圧縮比機構を有する。
11…エンジンコントロールモジュール
13…圧縮比制御アクチュエータ
Claims (11)
- 機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定し、この基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定し、この最終目標圧縮比へ向けて機関圧縮比を制御する可変圧縮比内燃機関の制御装置において、
機関圧縮比が上記基本目標圧縮比に追従できない追従不可状態であるかを判定する追従判定手段と、
上記追従不可状態と判定された場合に、上記最終目標圧縮比の増加方向への変更を禁止する変更禁止手段と、
を有することを特徴とする可変圧縮比内燃機関の制御装置。 - 実際の機関圧縮比に相当する実圧縮比を推定又は検出する手段を有し、
上記追従判定手段は、基本目標圧縮比から実圧縮比を減算した偏差が所定値以上となる状態が所定期間以上継続した場合に、追従不可状態と判定する請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。 - 上記追従不可状態で、基本目標圧縮比が最終目標圧縮比を下回ると、上記変更禁止手段による変更禁止を解除し、基本目標圧縮比に合わして最終目標圧縮比を設定する請求項1又は2に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
- 機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
この可変圧縮比機構を駆動する圧縮比制御アクチュエータと、
最終目標圧縮比に応じた指令信号を圧縮比制御アクチュエータへ出力して、機関圧縮比を最終目標圧縮比へ向けて制御する圧縮比制御手段と、
機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定する基本目標圧縮比設定手段と、
少なくとも機関負荷に基づいて、上記圧縮比制御アクチュエータによる上限圧縮比を演算する上限圧縮比演算手段と、
基本目標圧縮比と上限圧縮比とに基づいて、上記最終目標圧縮比を設定する最終目標圧縮比設定手段と、
を有する可変圧縮比内燃機関の制御装置。 - 上記最終目標圧縮比設定手段は、基本目標圧縮比が増加中で、かつ、基本目標圧縮比が上限圧縮比を超えている場合に、上記最終目標圧縮比の増加方向への変更を禁止する請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
- 上記圧縮比制御アクチュエータが油圧アクチュエータであり、
上記上限圧縮比演算手段が機関負荷と油圧とに基づいて上限圧縮比を演算する請求項4又は5に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。 - 機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
この可変圧縮比機構を駆動する圧縮比制御アクチュエータと、
最終目標圧縮比に応じた指令信号を圧縮比制御アクチュエータへ出力して、機関圧縮比を最終目標圧縮比へ向けて制御する圧縮比制御手段と、
機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定する基本目標圧縮比設定手段と、
上記圧縮比制御アクチュエータの温度を検出又は推定する温度検出手段と、
上記圧縮比制御アクチュエータの温度が所定値以上の場合に、上記最終目標圧縮比を所定値に固定し、上記圧縮比制御アクチュエータの温度が所定値未満の場合に、上記基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定する最終目標圧縮比設定手段と、
を有する可変圧縮比内燃機関の制御装置。 - 機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を求め、この基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定し、この最終目標圧縮比へ向けて機関圧縮比を可変制御する可変圧縮比内燃機関の制御装置において、
機関負荷が所定値以上の場合、最終目標圧縮比の増加方向への変更を禁止することを特徴とする可変圧縮比内燃機関の制御装置。 - クランクシャフトのクランクピンに回転可能に嵌合するロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連係するアッパリンクと、ロアリンクに一端が連結された制御リンクと、を有し、この制御リンクを介してロアリンクの運動拘束条件を変化させることにより機関圧縮比を可変とする圧縮比制御アクチュエータと、を備える可変圧縮比機構を有する請求項1〜8のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
- 上記圧縮比制御アクチュエータが電動モータである請求項9に記載の可変圧縮比内燃機関の制御装置。
- 機関運転状態に基づいて基本目標圧縮比を設定し、この基本目標圧縮比に基づいて最終目標圧縮比を設定し、この最終目標圧縮比へ向けて機関圧縮比を可変制御する可変圧縮比内燃機関の制御方法において、
機関負荷が増加する機関加速中であって、かつ、上記基本目標圧縮比が増加方向へ変化する場合に、上記最終目標圧縮比の変更を禁止することを特徴とする可変圧縮比内燃機関の制御方法。
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