JP4853387B2 - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4853387B2
JP4853387B2 JP2007149027A JP2007149027A JP4853387B2 JP 4853387 B2 JP4853387 B2 JP 4853387B2 JP 2007149027 A JP2007149027 A JP 2007149027A JP 2007149027 A JP2007149027 A JP 2007149027A JP 4853387 B2 JP4853387 B2 JP 4853387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
intake
valve
combustion chamber
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007149027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008303725A (ja
Inventor
雅志 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007149027A priority Critical patent/JP4853387B2/ja
Publication of JP2008303725A publication Critical patent/JP2008303725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4853387B2 publication Critical patent/JP4853387B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本発明は、例えば電動発電機を備える電動ターボチャージャー付の内燃機関を制御する制御装置及び制御方法に関する。
一般に車両の排気量は固定されているので、所定空燃比において、シリンダ内に送り込まれる吸入空気量に対して燃焼可能な燃料量も概ね固定される。ここで、送り込まれる吸入空気量を圧縮(すなわち、「過給」)できれば、それに応じて燃焼可能な燃料量も増量でき、当該車両の出力能力を向上可能である。
このような過給の要請に応えるため、吸入空気を過給する技術が提案されている。具体的には、コンプレッサとタービンとからなるターボチャージャーを備えるエンジンが提案されている。特に、特許文献1から特許文献4に開示されているように、ターボチャージャーの回転軸に電動発電機を取り付けたターボチャージャーも提案されている。このようなターボチャージャーでは、タービンの回転力を利用して発電を行うと共に、該発電により得られた電力を用いて電動発電機を駆動することで強制的にコンプレッサを回転させることができる。これにより、所望の過給圧を得ることができる。
特開平5−240058号公報 特開平5−33668号公報 特開2004−169673号公報 特開2003−322038号公報
ここで、通常の内燃機関の運転サイクル(より具体的には、バルブの開閉タイミング)は、燃焼室内での効率的な燃焼を行うことを目的として設定されている。このため、排気エネルギーを利用した電動発電機での効率的な発電という観点から見れば、通常の内燃機関の運転サイクル(より具体的には、バルブの開閉タイミング)では、排気エネルギーの非効率的な利用を行っている場合がある。例えば、燃焼室内への燃料の噴射や爆発を伴わない車両の減速時には、本来であれば電動発電機での発電に利用したい排気エネルギーが、エンジンブレーキに利用されている場合がある。このように、現状の内燃機関では、排気エネルギーを利用した電動発電機での発電を効率的に行うことができないという技術的な問題点を有している。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、例えば電動発電機を備える電動ターボチャージャー付の内燃機関を備えた車両を制御する際において、排気エネルギーをより有効に利用して発電することを可能とならしめる制御装置及び制御方法を提供することを課題とする。
(内燃機関の制御装置)
上記課題を解決するために、本発明の制御装置は、内燃機関に付随して設置されるターボチャージャーと、前記内燃機関の燃焼室からの排気ガスによる前記ターボチャージャーのタービンの回転を利用して発電すると共に、前記ターボチャージャーのコンプレッサを回転させる電動発電機とを備える内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関を備える車両が減速状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室への吸気を行った後であって且つピストンが下死点から上死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記燃焼室からの排気を行うように排気バルブの開閉状態を制御するバルブ制御手段とを備える。
本発明の制御装置によれば、車両が減速状態にある場合には、吸気を行った後に、本来であれば燃焼室内において圧縮工程が行われる期間に排気が行われる。言い換えれば、車両が減速状態にある場合には、車両が減速状態にない場合と比較して、吸気バルブが閉じてから排気バルブが開くまでの期間が短くされている。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることが少なくなる又は殆どなくなる。
仮に、通常の内燃機関の運転サイクル(例えば、4サイクルの運転サイクル)であれば、圧縮工程と膨張工程においては、燃焼室内が閉じた空間になるため、吸排気の流れが妨げられてしまう。これでは、排気エネルギーがエンジンブレーキ等に利用されてしまうため、電動発電機における発電効率を増加させることができない。しかるに本発明によれば、吸排気の流れが妨げられることが少なくなる又は殆どなくなるため、燃焼室からの排気ガスを効率的にタービンに噴きつけることができる。このため、排気エネルギーを、ターボチャージャーのタービンを回転させるために利用することができる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
尚、本発明における「減速状態の判定」は、単に車両の速度が減少しているか否かだけを考慮して行われる判定ではなく、燃焼室内への燃料の供給量やブレーキ操作の有無等を考慮して総合的に行われる判定である。具体的には、後述の如く、燃焼室内への燃料の供給量がなく、且つブレーキが踏まれている場合に、車両が減速状態にあると判定されることが好ましい。
本発明の制御装置における一の態様は、前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室への吸気を行った後であって且つ前記ピストンが下死点から上死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記排気バルブを開く。
この態様によれば、このようなタイミングで排気バルブを開くことで、吸排気の流れが妨げられることが少なくなる又は殆どなくなるため、上述の如く排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
本発明の制御装置における他の態様は、前記燃焼室内の圧力である筒内圧と、排気圧とを検出する検出手段を更に備え、前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記排気圧未満である場合に、前記燃焼室からの排気を行わないように前記排気バルブを制御し、(ii)前記筒内圧が前記排気圧以上である場合に、前記燃焼室からの排気を行うように前記排気バルブの開閉状態を制御する。
この態様によれば、筒内圧と排気圧(例えば、排気マニホールド内の圧力)とを比較して、排気バルブの開閉状態が制御される。具体的には、燃焼室から排気系への排気の流れができるように(言い換えれば、排気系から燃焼室への排気の逆流が起こらないように)、排気バルブの開閉状態を制御している。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
上述の如く筒内圧と排気圧とを検出する検出手段を備える制御装置の態様では、前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記排気圧未満である場合に、前記排気バルブを閉じ、(ii)前記筒内圧が前記排気圧以上である場合に、前記排気バルブを開くように構成してもよい。
このように構成すれば、燃焼室から排気系への排気の流れができるように(言い換えれば、排気系から燃焼室への排気の逆流が起こらないように)、排気バルブの開閉状態が制御される。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
本発明の制御装置における他の態様は、前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室からの排気を行った後であって且つ前記ピストンが上死点から下死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記燃焼室への吸気を行うように吸気バルブの開閉状態を制御する。
この態様によれば、バルブ制御手段は、排気バルブの開閉状態を制御することに加えて、吸気バルブの開閉状態をも制御する。言い換えれば、上述した排気バルブの開閉状態の制御に合わせて、吸排気の流れが妨げられることがなくなるように吸気バルブの開閉状態をも制御する。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
上述の如く吸気バルブの開閉状態を制御する制御装置の態様では、前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室からの排気を行った後であって且つ前記ピストンが上死点から下死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記吸気バルブを開くように構成してもよい。
このように構成すれば、このようなタイミングで吸気バルブを開くことで、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなるため、上述の如く排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
上述の如く吸気バルブの開閉状態を制御する制御装置の態様では、前記燃焼室内の圧力である筒内圧と、吸気圧とを検出する検出手段を更に備え、前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記吸気圧以上である場合に、前記燃焼室への吸気を行わないように前記吸気バルブの開閉状態を制御し、(ii)前記筒内圧が前記吸気圧未満である場合に、前記燃焼室への吸気を行うように前記吸気バルブの開閉状態を制御するように構成してもよい。
このように構成すれば、筒内圧と吸気圧(例えば、吸気マニホールド内の圧力)とを比較して、吸気バルブの開閉状態が制御される。具体的には、吸気系から燃焼室への吸気の流れができるように(言い換えれば、燃焼室から吸気系への吸気の逆流が起こらないように)、吸気バルブの開閉状態を制御している。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
上述の如く筒内圧と吸気圧とを検出する検出手段を備える制御装置の態様では、前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記吸気圧以上である場合に、前記吸気バルブを閉じ、(ii)前記筒内圧が前記吸気圧未満である場合に、前記吸気バルブを開くように構成してもよい。
このように構成すれば、吸気系から燃焼室への吸気の流れができるように(言い換えれば、燃焼室から吸気系への吸気の逆流が起こらないように)、排気バルブの開閉状態が制御される。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
本発明の制御装置における他の態様は、前記内燃機関の運転サイクルは、4サイクルであって、前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記内燃機関の運転サイクルを2サイクルに変更するように吸気バルブ及び排気バルブの夫々の開閉状態を制御する。
この態様によれば、上述した態様での吸気バルブ及び排気バルブの開閉状態の制御を、比較的容易に実現することができる。つまり、車両が減速状態にない場合には、内燃機関の運転サイクルを4サイクルに設定しつつ、車両が減速状態にある場合には、内燃機関の運転サイクルを2サイクル(具体的には、例えば、吸気工程と排気工程とを繰り返す運転サイクル)に設定される。このため、燃焼室内において、吸排気の流れが妨げられることがより一層少なくなる又は殆どなくなる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機における発電効率を増加させることができる。
本発明の制御装置における他の態様は、前記判定手段は、アクセルペダルがオフ状態にある場合に前記車両が減速状態にあると判定する。
この態様によれば、車両が減速状態にあるか否かを比較的容易に且つ好適に判定することができる。
本発明の制御装置における他の態様は、前記判定手段は、前記燃焼室内への燃料の供給がカットされている場合に前記車両が減速状態にあると判定する。
この態様によれば、車両が減速状態にあるか否かを比較的容易に且つ好適に判定することができる。
(内燃機関の制御方法)
上記課題を解決するために、本発明の制御方法は、内燃機関に付随して設置されるターボチャージャーと、前記内燃機関の燃焼室からの排気ガスによる前記ターボチャージャーのタービンの回転を利用して発電すると共に、前記ターボチャージャーのコンプレッサを回転させる電動発電機とを備える内燃機関の制御方法であって、前記内燃機関を備える車両が減速状態にあるか否かを判定する判定工程と、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室への吸気を行った後であって且つピストンが下死点から上死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記燃焼室からの排気を行うように排気バルブの開閉状態を制御するバルブ制御工程とを備える。
本発明の制御方法によれば、上述した本発明の制御装置が享受することができる各種効果と同様の効果を享受することができる。
尚、上述した本発明の制御装置における各種態様に対応して、本発明の制御方法に係る実施形態も各種態様をとることができる。
本発明の作用及び他の利得は、次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされよう。
以下、図面に基づいて、発明を実施するための最良の形態として本発明の一実施形態について詳細に説明する。
(1)構成
初めに、図1を参照して、本発明の制御装置の実施形態を備える車両について説明する。ここに、図1は、本実施形態に係る制御装置を備える車両の基本的な構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、エンジン200、吸気管206、排気管210、電動発電機54を備えるターボ過給機50、直流電源541、インバータ542、電動発電機制御器543、サイクル運転判定回路543及びECU100を備える。これらは夫々、以下のように構成されている。
エンジン200は、車両1の動力源であり、噴射される燃料と吸入される空気から形成される混合気をシリンダ内部の燃焼室256(図4及び図5参照)において燃焼させる。この時の爆発力に応じたピストン257(図4及び図5参照)の往復運動が回転運動に変換され、この回転運動によって車両1が駆動される。尚、エンジン200には、燃焼室256内の圧力である筒内圧Pcを検出する筒内圧センサ211及び燃焼室256内へ噴射される燃料の量である燃料噴射量指令値Metを検出する燃料噴射量センサ214が備え付けられている。
吸気管206は、当該車両1の外部からエンジン200へと吸入される空気の通路である。吸気管206の管路には、吸入空気の圧力である吸気圧Piを検出する吸気圧センサ212及び後述するターボ過給機50の一部であるコンプレッサ51等が備わる。そのほか、吸気管206の管路には、コンプレッサ51の下流側に、コンプレッサ51による過給で圧力上昇に伴って上昇した吸入空気の温度を下げて充填効率を向上させる空冷式インタークーラー(不図示)、吸入空気量を調節するスロットルバルブ(不図示)が配されている。
排気管210は、エンジン200と外気とを連通しており、シリンダ内部で燃焼した排気ガスを排気可能に構成されている。排気管210の管路には、排気ガスの圧力である排気圧Peを検出する排気圧センサ213、不図示の空燃比センサ、触媒及び後述するターボ過給機50の一部であるタービン52等が備わる。
ターボ過給機50は、吸入空気を過給することで希薄燃焼範囲を高負荷側へ拡大可能である。このターボ過給機50は、排気管210の管路に備わるタービン52、吸気管206の管路に備わるコンプレッサ51、両者を機械的に繋ぐ回転軸である動力伝達部53及び動力伝達部53を出力軸とする電動発電機54を含んで構成される。
ここで電動発電機54は、電気的に過給をアシストする機構である。電動発電機54は、直流電源541によって供給される直流電力を交流電力へと変換するインバータ542及び電動発電機制御器543に電気的に接続されている。
電動発電機制御器543は、目標過給圧が得られるようにインバータ542に対して通電パターンを出力する。この通電パターンに従って電動発電機54は作動する。尚、目標過給圧は、具体的にはエンジン回転数及びアクセル開度に基づいて、実験などによって予め作成されたマップより求められるとよい。
また、電動発電機54は、エンジン200より排気される排気ガスが噴き付けられるタービン52の回転により出力軸が回転されることで発電を行う。係る動作により発電された電力は、直流電源541に蓄電される。このため、電動発電機54は、自身が発電した電力を利用して、コンプレッサ51を回転させることができる。
ECU100は、電子制御ユニット、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、制御プログラムを格納した読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)及び各種データや各種マップを格納する随時書き込み読み出しメモリ(Random Access Memory:RAM)等を中心とした論理演算回路として構成されている。ECUは、車両1に備え付けられた各種センサからの出力や各種演算回路からの演算結果に基づいて、車両1の動作を制御する。本実施形態では特に、ECU100は、後に詳述するように、エンジン200が備える吸気バルブ251及び排気バルブ252(図4及び図5参照)の開閉制御を行う。係る動作については、図2から図5を参照して、後に詳述する。
サイクル運転判定回路543は、後に詳述するように、ブレーキが踏まれているか否かを示すブレーキ信号Bk及び燃料噴射量指令値Metの夫々に基づいて、車両1が減速状態にあるか否かを判定する。係る判定動作については、図2から図5を参照して、後に詳述する。
(2)動作
続いて、図2を参照して、本実施形態に係る制御装置を備える車両1の動作について説明する。ここに、図2は、本実施形態に係る制御装置を備える車両1の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。尚、以下の説明では、エンジン100が4サイクルエンジンである場合の動作例について説明する。
図2に示すように、初めに、サイクル運転判定回路543の動作により、ブレーキ信号Bk及び燃料噴射量指令値Metが取得される(ステップS100)。
続いて、サイクル運転判定回路543の動作により、ステップS100において取得されたブレーキ信号Bkに基づいて、ブレーキが使用されているか否かが判定される(ステップS200)。
ステップS200における判定の結果、ブレーキが使用されていないと判定された場合には(ステップS200:No)、サイクル運転判定回路543は、車両1が減速状態にないと判定し、その判定結果をECU100へ出力する。その後、ECU100は、エンジン100の運転サイクルを通常用エンジンサイクルに設定して、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する(ステップS500)。尚、本実施形態における「通常用エンジンサイクル」は、吸気工程、圧縮工程、膨張・爆発工程及び排気工程からなる「4サイクル」が一例として挙げられる。
ここで、図3を参照して、通常用エンジンサイクルで吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する態様について説明する。ここに、図3は、通常用エンジンサイクルで吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する場合の、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を示すエンジン200の断面図である。
図3(a)に示すように、ピストン257が上死点から下死点に向かう期間は、まず吸気バルブ251が開かれる。その結果、吸気管206を介して吸入空気が燃焼室256内に吸気される。つまり、吸気工程が実行される。
続いて、図3(b)に示すように、ピストン257が下死点に到達してから再度上死点に向かう期間は、吸気バルブ251及び排気バルブ252の双方が閉じられる。その結果、燃焼室256内に吸気された吸入空気(より具体的には、吸入空気と燃料とが混合してなる混合気)は圧縮される。つまり、圧縮工程が実行される。
続いて、図3(c)に示すように、ピストン257が上死点に到達してから再度下死点に向かう期間は、吸気バルブ251及び排気バルブ252の双方が閉じられると共に、不図示の点火プラグにより、燃焼室256内において圧縮された混合気が燃焼する共に膨張する。その結果、ピストン257が上死点から下死点に押し下げられる。つまり、爆発・膨張工程が実行される。
続いて、図3(d)に示すように、ピストン257が下死点に到達してから再度上死点に向かう期間は、排気バルブ252が開かれる。その結果、排気管210を介して燃焼室256内の排気ガスが排気される。つまり、排気工程が実行される。その後は、図3(a)に示す吸気工程が再度実行され、以後同様の動作が繰り返される。
再び図2に示すように、ステップS200における判定の結果、ブレーキが使用されていると判定された場合には(ステップS200:Yes)、続いて、サイクル運転判定回路543の動作により、ステップS100において取得された燃料噴射量指令値Metが0であるか(或いは、0以下であるか)否かが判定される(ステップS300)。
ステップS300における判定の結果、燃料噴射量指令値Metが0でない(或いは、0より大きい)と判定された場合には(ステップS300:No)、サイクル運転判定回路543は、車両1が減速状態にないと判定し、その判定結果をECU100へ出力する。その後、ECU100は、エンジン100の運転サイクルを通常用エンジンサイクルに設定して、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する(ステップS500)。
他方、ステップS300における判定の結果、燃料噴射量指令値Metが0である(或いは、0以下である)と判定された場合には(ステップS300:Yes)、サイクル運転判定回路543は、車両1が減速状態にあると判定し、その判定結果をECU100へ出力する。その後、ECU100は、エンジン100の運転サイクルを発電用エンジンサイクルに設定して、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する(ステップS400)。
続いて、図4及び図5を参照して、図2のステップS400における発電用エンジンサイクルについて説明する。ここに、図4は、図2のステップS400における発電用エンジンサイクルで吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する場合の動作の流れを概念的に示すフローチャートであり、図5は、図2のステップS400における発電用エンジンサイクルで吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する場合の吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を示すエンジン200の断面図である。尚、以下の説明では、ピストン257が上死点から下死点に向かっている状態を初期状態として説明を進める。
図4に示すように、まず、ECU100の制御の下に、吸気バルブ251及び排気バルブ252の夫々が閉じられる(ステップS401)。従って、燃焼室256内では、図5(a)に示すように、いわば膨張工程のような工程が実行されている。
この状態で、ECU100の動作により、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも大きいか否かが判定される(ステップS402)。
ステップS402における判定の結果、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも大きいと判定された場合には(ステップS402:Yes)、ECU100の制御の下に、吸気バルブ251が開かれる(ステップS403)。ここで、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも大きいため、燃焼室256内には吸入空気が吸気される。従って、燃焼室256内では、図5(b)に示すように、いわば吸気工程のような工程が実行されている。
その後、ECU100の動作により、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも小さいか否かが判定される(ステップS405)。
ステップS405における判定の結果、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも小さいと判定された場合には(ステップS405:Yes)、吸気バルブ251が開かれ続けるとすれば、燃焼室256から吸気管206への空気の逆流が生じてしまう。従って、燃焼室256から吸気管206への空気の逆流を防ぐために、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも小さいと判定された場合には、吸気バルブ251が閉じられる(ステップS407)。
他方、ステップS405における判定の結果、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも小さくないと判定された場合には(ステップS405:No)、ステップS403へ戻り、吸気バルブ251は開かれ続ける。但し、ピストン257の移動の方向が下死点から上死点に向かう方向に遷移した場合には、ステップS407に進むことが好ましい。
他方、ステップS402における判定の結果、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも大きくないと判定された場合には(ステップS402:No)、仮に吸気バルブ251が開かれるとすれば、燃焼室256から吸気管206への空気の逆流が生じてしまう。従って、燃焼室256から吸気管206への空気の逆流を防ぐために、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも大きくないと判定された場合には、吸気バルブ251は開かれない。
この場合、ECU100の動作により、筒内圧Pcが上昇している否かが判定される(ステップS406)。
ステップS406の判定の結果、筒内圧Pcが上昇していると判定された場合には(ステップS406:Yes)、ピストン257の移動の方向が下死点から上死点に向かう方向に遷移したと考えられる。従って、この場合は、ステップS407へ進む。
他方、ステップS406の判定の結果、筒内圧Pcが上昇していないと判定された場合には(ステップS406:Yes)、ピストン257の移動の方向は、依然として上死点から下死点に向かう方向であると考えられる。従って、この場合は、ステップS401へ戻り、ステップS401以降の動作を繰り返す。つまり、膨張工程を継続することにより筒内圧Pcを下げ、吸気圧Piが筒内圧Pcよりも大きくなる状態へと遷移させる。
続いて、ECU100の制御の下に、吸気バルブ251及び排気バルブ252の夫々が閉じられる(ステップS407)。従って、燃焼室256内では、図5(c)に示すように、いわば圧縮工程のような工程が実行されている。
この状態で、ECU100の動作により、排気圧Peが筒内圧Pcよりも小さいか否かが判定される(ステップS408)。
ステップS408における判定の結果、排気圧Peが筒内圧Pcよりも小さいと判定された場合には(ステップS408:Yes)、ECU100の制御の下に、排気バルブ252が開かれる(ステップS409)。ここで、排気圧Peが筒内圧Pcよりも小さいため、燃焼室256から排気ガスが排気される。従って、燃焼室256内では、図5(d)に示すように、いわば排気工程のような工程が実行されている。
その後、ECU100の動作により、排気圧Peが筒内圧Pcよりも大きいか否かが判定される(ステップS410)。
ステップS410における判定の結果、排気圧Peが筒内圧Pcよりも大きいと判定された場合には(ステップS410:Yes)、排気バルブ252が開かれ続けるとすれば、排気管210から燃焼室256への排気ガスの逆流が生じてしまう。従って、排気管210から燃焼室256への排気ガスの逆流を防ぐために、排気圧Peが筒内圧Pcよりも大きいと判定された場合には、排気バルブ252が閉じられる。つまり、ステップS401へ戻り、ステップS401以降の動作が繰り返される。
他方、ステップS410における判定の結果、排気圧Peが筒内圧Pcよりも大きくないと判定された場合には(ステップS410:No)、ステップS409へ戻り、排気バルブ252は開かれ続ける。但し、ピストン257の移動の方向が上死点から下死点に向かう方向に遷移した場合には、ステップS401に進むことが好ましい。
他方、ステップS408における判定の結果、排気圧Peが筒内圧Pcよりも小さくないと判定された場合には(ステップS408:No)、仮に排気バルブ252が開かれるとすれば、排気管210から燃焼室256への排気ガスの逆流が生じてしまう。従って、排気管210から燃焼室256への排気ガスの逆流を防ぐために、排気圧Peが筒内圧Pcよりも小さくないと判定された場合には、排気バルブ252は開かれない。
この場合、ECU100の動作により、筒内圧Pcが減少している否かが判定される(ステップS411)。
ステップS411の判定の結果、筒内圧Pcが減少していると判定された場合には(ステップS411:Yes)、ピストン257の移動の方向が上死点から下死点に向かう方向に遷移したと考えられる。従って、この場合は、ステップS401へ進む。
他方、ステップS411の判定の結果、筒内圧Pcが減少していないと判定された場合には(ステップS406:Yes)、ピストン257の移動の方向は、依然として下死点から上死点に向かう方向であると考えられる。従って、この場合は、ステップS407へ戻り、ステップS407以降の動作を繰り返す。つまり、圧縮工程を継続することにより筒内圧Pcを増加させ、排気圧Peが筒内圧Pcよりも小さくなる状態へと遷移させる。
尚、ステップS401からステップS406の動作は、ピストン257が上死点から下死点に向かっている場合の動作である。他方で、以下に説明するステップS407からステップS411の動作は、ピストン257が下死点から上死点に向かっている場合の動作である。ステップS401からステップS411の動作が1サイクルに相当し、車両1が減速状態にあると判定されている限りは、係る動作が繰り返される。
また、図4及び図5における説明は、吸気バルブ251及び排気バルブ252の夫々が閉じられていると共にピストン257が上死点から下死点に向かっている状態を初期の状態として説明した。しかしながら、これ以外の状態が初期状態であっても、図4及び図5に示す発電用エンジンサイクルを実行することができることは言うまでもない。例えば、吸気バルブ251が開かれ且つ排気バルブ252が閉じられていると共にピストン257が上死点から下死点に向かっている状態を初期の状態とすれば、図4のステップS403から動作を開始すればよい。同様に、吸気バルブ251及び排気バルブ252の夫々が閉じられていると共にピストン257が下死点から上死点に向かっている状態を初期の状態とすれば、図4のステップS406から動作を開始すればよい。同様に、吸気バルブ251が閉じられ且つ排気バルブ252が開かれていると共にピストン257が下死点から上死点に向かっている状態を初期の状態とすれば、図4のステップS408から動作を開始すればよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両1が減速状態にある場合には、吸気を行った後に、本来であれば燃焼室256内において圧縮工程が行われる期間に排気が行われる。言い換えれば、車両1が減速状態にある場合には、車両1が減速状態にない場合と比較して、吸気バルブ251が閉じてから排気バルブ252が開くまでの期間が短くされている。
更に、本実施形態では、筒内圧Pc、吸気圧Pi及び排気圧Peを考慮しながら、燃焼室256から吸気管206への空気の逆流及び排気管210から燃焼室256への排気ガスの逆流を防ぐように、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態が制御されている。このため、吸気管206から燃焼室256へ向かう空気の流れ、及び燃焼室256から排気管210へ向かう排気ガスの流れが好適に維持される。言い換えれば、燃焼室256から吸気管206への空気の逆流が防がれるがゆえに、燃焼室256内に空気を効率的に吸気することができると共に、排気管210から燃焼室256への排気ガスの逆流が防がれるがゆえに、吸気された空気である排気ガスの排気圧を低下させることなくタービン52へ好適に吹き付けることができる。
仮に、通常用エンジンサイクル(例えば、4サイクルの運転サイクル)であれば、圧縮工程と膨張工程においては、燃焼室内が閉じた空間になるため、図3(b)及び図3(c)に示すように、吸排気の流れが燃焼室256内に閉じ込められてしまう。これでは、排気エネルギーがエンジンブレーキ等に利用されてしまい、タービン52を効率的に回転させるために利用されなくなってしまう。つまり、電動発電機54における発電効率を増加させることができない。
しかるに本実施形態によれば、吸気管206から燃焼室256へ向かい且つ燃焼室256から排気管210へ向かう吸排気の流れが妨げられることが少なくなる又は殆どなくなるため、燃焼室256から排気される排気ガスを効率的にタービン52に噴きつけることができる。このため、タービン52を回転させるために、排気エネルギーを有効に利用することができる。これにより、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機54における発電効率を増加させることができる。
尚、上述した説明では、筒内圧Pc、吸気圧Pi及び排気圧Peの大小判定を行いながら、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御する動作例について説明した。しかしながら、筒内圧Pc、吸気圧Pi及び排気圧Peの大小判定を行いながら、吸気バルブ251及び排気バルブ252の開閉状態を制御することに代えて、車両1が減速状態にあると判定された場合には、エンジン200の運転サイクルを2サイクルに設定してもよい。具体的には、車両が減速状態にあると判定された場合には、吸気工程(図5(b)参照)と排気工程(図5(d)参照)と繰り返し行うように構成してもよい。このように構成しても、上述したように、吸気管206から燃焼室256へ向かい且つ燃焼室256から排気管210へ向かう吸排気の流れが妨げられることが少なくなる又は殆どなくなるため、排気エネルギーをより有効に利用して、電動発電機54における発電効率を増加させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う制御装置及びその方法も、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態に係る制御装置を備える車両の基本的な構成を示す模式図である。 本実施形態に係る制御装置を備える車両の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。 通常用エンジンサイクルで吸気バルブ及び排気バルブの開閉状態を制御する場合の、吸気バルブ及び排気バルブの開閉状態を示すエンジンの断面図である。 図3のステップS400における発電用エンジンサイクルで吸気バルブ及び排気バルブの開閉状態を制御する場合の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。 図3のステップS400における発電用エンジンサイクルで吸気バルブ及び排気バルブの開閉状態を制御する場合の吸気バルブ及び排気バルブの開閉状態を示すエンジンの断面図である。
符号の説明
1 車両
100 ECU
200 エンジン
211 筒内圧センサ
212 吸気圧センサ
213 排気圧センサ
214 燃料噴射量センサ
51 コンプレッサ
52 タービン
54 電動発電機
543 サイクル運転判定回路

Claims (11)

  1. 内燃機関に付随して設置されるターボチャージャーと、前記内燃機関の燃焼室からの排気ガスによる前記ターボチャージャーのタービンの回転を利用して発電すると共に、前記ターボチャージャーのコンプレッサを回転させる電動発電機とを備える内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関を備える車両が減速状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室への吸気を行った後であって且つピストンが下死点から上死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記燃焼室からの排気を行うように排気バルブの開閉状態を制御するバルブ制御手段と
    を備え
    前記燃焼室内の圧力である筒内圧と、排気圧とを検出する検出手段を更に備え、
    前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記排気圧未満である場合に、前記燃焼室からの排気を行わないように前記排気バルブを制御し、(ii)前記筒内圧が前記排気圧以上である場合に、前記燃焼室からの排気を行うように前記排気バルブの開閉状態を制御することを特徴とする制御装置。
  2. 前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室への吸気を行った後であって且つ前記ピストンが下死点から上死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記排気バルブを開くことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記排気圧未満である場合に、前記排気バルブを閉じ、(ii)前記筒内圧が前記排気圧以上である場合に、前記排気バルブを開くことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  4. 前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室からの排気を行った後であって且つ前記ピストンが上死点から下死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記燃焼室への吸気を行うように吸気バルブの開閉状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室からの排気を行った後であって且つ前記ピストンが上死点から下死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記吸気バルブを開くことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  6. 前記検出手段は、吸気圧を更に検出
    前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記吸気圧以上である場合に、前記燃焼室への吸気を行わないように前記吸気バルブの開閉状態を制御し、(ii)前記筒内圧が前記吸気圧未満である場合に、前記燃焼室への吸気を行うように前記吸気バルブの開閉状態を制御することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  7. 前記バルブ制御手段は、(i)前記筒内圧が前記吸気圧以上である場合に、前記吸気バルブを閉じ、(ii)前記筒内圧が前記吸気圧未満である場合に、前記吸気バルブを開くことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  8. 前記内燃機関の運転サイクルは、4サイクルであって、
    前記バルブ制御手段は、前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記内燃機関の運転サイクルを2サイクルに変更するように吸気バルブ及び排気バルブの夫々の開閉状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  9. 前記判定手段は、アクセルペダルがオフ状態にある場合に前記車両が減速状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  10. 前記判定手段は、前記燃焼室内への燃料の供給がカットされている場合に前記車両が減速状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  11. 内燃機関に付随して設置されるターボチャージャーと、前記内燃機関の燃焼室からの排気ガスによる前記ターボチャージャーのタービンの回転を利用して発電すると共に、前記ターボチャージャーのコンプレッサを回転させる電動発電機とを備える内燃機関の制御方法であって、
    前記内燃機関を備える車両が減速状態にあるか否かを判定する判定工程と、
    前記車両が減速状態にあると判定された場合には、前記燃焼室への吸気を行った後であって且つピストンが下死点から上死点に向かう工程の少なくとも一部において、前記燃焼室からの排気を行うように排気バルブの開閉状態を制御するバルブ制御工程と
    を備え
    前記燃焼室内の圧力である筒内圧と、排気圧とを検出する検出工程を更に備え、
    前記バルブ制御工程は、(i)前記筒内圧が前記排気圧未満である場合に、前記燃焼室からの排気を行わないように前記排気バルブを制御し、(ii)前記筒内圧が前記排気圧以上である場合に、前記燃焼室からの排気を行うように前記排気バルブの開閉状態を制御することを特徴とする制御方法。
JP2007149027A 2007-06-05 2007-06-05 制御装置及び制御方法 Expired - Fee Related JP4853387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149027A JP4853387B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 制御装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149027A JP4853387B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 制御装置及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008303725A JP2008303725A (ja) 2008-12-18
JP4853387B2 true JP4853387B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=40232680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007149027A Expired - Fee Related JP4853387B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 制御装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4853387B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017110855B4 (de) * 2017-05-18 2019-10-17 Mtu Friedrichshafen Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine, Einrichtung, Brennkraftmaschine

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102239A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Toyota Motor Corp ハイブリッド型車両のエンジン制御装置
US6293248B1 (en) * 1999-09-22 2001-09-25 Mack Trucks, Inc. Two-cycle compression braking on a four stroke engine using hydraulic lash adjustment
JP2001098913A (ja) * 1999-10-04 2001-04-10 Hino Motors Ltd 圧縮圧開放型エンジンブレーキ
JP2003322038A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Toyota Motor Corp 内燃機関制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008303725A (ja) 2008-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4492710B2 (ja) 内燃機関の制御装置及び制御方法
JP4650321B2 (ja) 制御装置
US20090037085A1 (en) Starting system and method of internal combustion engine
US20110088669A1 (en) Compression System for Internal Combustion Engine Including a Rotationally Uncoupled Exhaust Gas Turbine
JP2006316797A (ja) 過給圧制御装置
US20150292399A1 (en) Altering Engine Combustion Cycle Using Electric Motor-Driven Exhaust and Intake Air Pumps
JP4853387B2 (ja) 制御装置及び制御方法
JP4300312B2 (ja) 可変圧縮比内燃機関の制御装置及び制御方法
JP2006299992A (ja) 内燃機関の制御システム
JP2008297929A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6252345B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5034882B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007182828A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5888605B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6763488B2 (ja) 車両用内燃機関の制御方法および制御装置
JP2004270679A (ja) 可変圧縮比エンジンの制御方法
JP4737158B2 (ja) 可変動弁機構付のエンジン
JP5338709B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009191703A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009275687A (ja) 可変圧縮比内燃機関
JP2006316689A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4502030B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2017025770A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6406158B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2000248978A (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4853387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees