JPH07127752A - 流量調整弁 - Google Patents

流量調整弁

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JPH07127752A
JPH07127752A JP5273489A JP27348993A JPH07127752A JP H07127752 A JPH07127752 A JP H07127752A JP 5273489 A JP5273489 A JP 5273489A JP 27348993 A JP27348993 A JP 27348993A JP H07127752 A JPH07127752 A JP H07127752A
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pressure
flow
diaphragm
fluid
flow rate
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JP5273489A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Matsushiro
隆一 松代
Toshihiko Ito
猪頭  敏彦
Hiroyuki Fukunaga
博之 福永
Yasutoshi Yamanaka
保利 山中
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の圧力に起因する作用力をキャンセルす
ることで、所望の圧力にて流量を切り換えることのでき
る流量調整弁の提供する。 【構成】 弁体27により流入側流路13から流入して
流出側流路17、18に流出する流体量を調整する。弁
体27にはダイヤフラム24、25が設けられており、
相互のダイヤフラム24、25の一面にインマニの負圧
と大気圧が作用して弁体27を駆動する。ダイヤフラム
24、25の他面のダイヤフラム隣室34、35には、
流入側流路13内の流体が流入されて相互の影響が相殺
されている。また、ダイヤフラム隣室34、35と第1
流出側流路17及び第2流出側流路18とを連通する水
圧低減ポート62、63を設けることで、弁体27の一
面側と他面側に付与される流体の圧力差を調整し、所望
のインマニ負圧にて相互の流出側流路に流入する流体の
流量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量調整弁に関し、特
に、流体の圧力に起因する作用力をキャンセルさせるよ
うに構成した流量調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の切換弁として用いる流量調整弁
は、図10に示すように、ケーシング196とダイヤフ
ラム191との間にダイヤフラム室197を形成し、こ
の間にスプリング192を設ける。ダイヤフラム191
の下部には、円柱形状の駆動力伝達部193と、この駆
動力伝達部193の端部に設けられ、流入側流路13と
第1流出側流路17との連通孔171、もしくは流入側
流路13と第2流出側流路18との連通孔181を開閉
可能な弁体194が設けられている。ダイヤフラム室1
97は、例えば、車両用エンジンに設けられる吸気管
(図示省、以下インマニと呼ぶ)に連通されており、こ
のインマニの負圧により弁体194が上下動することで
流入側流路13からの流体を第1流出側流路17もしく
は第2流出側流路18に切り換えて流出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す上記の流量調整弁19では、流入側流路13から
の流体が第1流出側流路17に流れている時と、流体が
第2流出側流路18に流出して第1流出側流路17に流
れていない時とでダイヤフラム191に付与される流体
による圧力が変化するため、所望のインマニ負圧での流
路の切り換えができないという問題がある。
【0004】また、第1流出側流路17への流量と第2
流出側流路18への流量との流量割合をインマニ負圧に
より制御したい場合においては、ダイヤフラム191に
付与される流体の圧力が変動すると、所望のインマニ負
圧にて制御できないばかりか、安定した制御を行うこと
すらできないという問題がある。そこで、本発明は、流
体の圧力に起因する作用力をキャンセルすることで、所
望の圧力にて流量を調節することのできる流量調整弁を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、流体が流入する流入側流
路と、この流入側流路から流入する流体を流出する流出
側流路と、前記流入側流路から流入し前記流出側流路に
流出する流体の流量を調節する調整弁と、この調整弁の
一方に連結され、一面に第1の流量調整用圧力を受ける
と共に他面に前記流体の圧力を受けて前記調整弁を駆動
する第1ダイヤフラムと、前記調整弁の他方に連結さ
れ、一面に第2の流量調整用圧力を受けると共に他面に
前記流体の圧力を受けて前記調整弁を駆動する第2ダイ
ヤフラムと、を備えることを要旨とする。
【0006】更に、請求項2記載の本発明は、請求項1
において、前記第1ダイヤフラムの他面側領域と前記調
整弁の一方の面側に形成されて前記流出側流路に連通す
る第1領域とを連通する第1連通路と、前記第2ダイヤ
フラムの他面側領域と前記調整弁の一方の面側に形成さ
れた第2領域とを連通する第2連通路と、を備えること
を要旨とする。
【0007】
【作用及び発明の効果】上記構成よりなる本発明の流量
調整弁によれば、調整弁により流出側流路から流入する
流体を流出側流路に流出する流量を調整する。この調整
量は、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムに付与され
た流量調整用圧力により制御される。この第1ダイヤフ
ラムと第2ダイヤフラムの他面には、それぞれ流体が流
入されているため、流体によるそれぞれのダイヤフラム
への圧力の影響が相殺される。
【0008】従って、流体の圧力によらずに所望の圧力
にて流量を調整することができるという効果がある。ま
た、請求項2記載の本発明によれば、第1ダイヤフラム
の他面側領域と調整弁の一方の面側に形成された第1領
域が第1連通路にて連通し、第2ダイヤフラムの他面側
領域と調整弁の他方の面側に形成された第2領域が第1
連通路にて連通しているため、調整弁の両面に対して流
体により付与される圧力を調整することができる。従っ
て、さらに精度良く所望の圧力により調整弁を駆動する
ことができるという効果がある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づき説明する。 〔第1実施例〕図6に本発明の流量調整弁の一実施例を
示す。流量調整弁100は、アクチュエータとしてのダ
イヤフラム24,25がシャフト26の両端に接合さ
れ、シャフト26の途中には、弁体27を設けてある。
ダイヤフラム24の図示右側のダイヤフラム室241は
インマニに連結されており、このダイヤフラム24には
インマニの負圧が作用している。このダイヤフラム室2
41内には、ダイヤフラム24を図示左側方向に押すス
プリング242が配されている。また、ダイヤフラム2
5の図示左側のダイヤフラム室251は大気中に開放し
ている。
【0010】そして、インマニの負圧が大きくダイヤフ
ラム24に吸引力が働き、この負圧による吸引力がスプ
リング242の押し下げ力よりも大きい時には、弁体2
7がダイヤフラム24と共に右側に引きよせられる。そ
の結果、流入側流路13より流入する流体は、流出側流
路18へ流れる。逆に、インマニの負圧が小さい時に
は、連通孔28を閉じる方向へ動き、バイパス流路13
から流入した流体は、第1流出側流路17へ流れる。
【0011】ところで、流入側流路13から流入した流
体は、ダイヤフラム24、25に面するダイヤフラム隣
室34、35に流入する。従って、ダイヤフラム24に
かかる流体の圧力による押付力はダイヤフラム25にか
かる流体の圧力による押付力でキャンセルされ、インマ
ニの負圧のみでダイヤフラムアクチュエータによる弁体
27の動きを制御できるものである。
【0012】図7は、内燃機関の冷却装置に上記流量調
整弁100を用いた一例である。この例における構成
は、内燃機関としてのエンジン40と、このエンジン4
0と放熱用の熱交換器であるラジエータ15との間を結
ぶ冷却水路12と、この冷却水路12と並列に配されラ
ジエータ15を迂回するバイパス流路13と、冷却水路
12の途中に配され温度に従って流量の分配を制御する
サーモスタット14と、冷却水を循環させるポンプ16
と、バイパス流路13からの冷却水をこのバイパス流路
13の一部である第1流出側流路17と第2流出側流路
18とに切り換える流量調整弁100とからなる。
【0013】第1流出側流路17は、流量調整弁100
とサーモスタット14との間に配され、バイパス流路1
3からこの第1流出側流路17内に流入した冷却水は、
サーモスタット14の感温部に当たるように流出され
る。一方、第2流出側流路18は、流量調整弁100
と、サーモスタット14とポンプ16との間の冷却水路
12の間に配され、バイパス流路13からこの第2流出
側流路18内に流入した冷却水は、サーモスタット14
の感温部に当たらないように迂回してポンプ16に流入
する。
【0014】上記の内燃機関の冷却装置において、エン
ジン40が低負荷で運転されている時には、インマニの
負圧が大きいため流量調整弁100のダイヤフラム室2
41内に大きな負圧が作用し、この負圧が所定の圧力よ
りも高くなると、スプリング242のバネ力に打ち勝っ
てダイヤフラム24と共に弁体27を図示右側に引き寄
せる。
【0015】その結果、バイパス流路13を通る冷却水
は、第2流出側流路18を通ってポンプ16により吸引
されて、エンジン40内に戻される。第2流出側流路1
8を通った冷却水は、サーモスタット14の感温部には
当たらないためにサーモスタット14は閉弁側で安定
し、その結果、冷却水温は高温に維持される。一方、エ
ンジン40が高負荷状態で運転されている時には、イン
マニの負圧が減少して所定の圧力よりも低い圧力にな
り、弁体27が図示左側に移動する。従って、バイパス
流路13を通る冷却水は第1流出側流路17を通って、
サーモスタット14の感温部に当たった後、ポンプ16
に吸引される。
【0016】その結果、バイパス流路13内の高温の冷
却水がサーモスタット14の感温部に当たるため、サー
モスタット14は開弁側で安定し、冷却水温は低温に維
持されるのである。 〔第2実施例〕上記第1実施例において、流量調整弁1
00を内燃機関の冷却装置に適用した例について説明し
たが、図6に示す流量調整弁100において、流入側流
路13から流入する流体を第1流出側流路17に流出し
ている時に、流入側流路13内の流体の圧力が第1流出
側流路17内の圧力と等しくなり、この圧力と、第2流
出側流路18内の圧力との間で圧力差が生じる。一方、
流入側流路13から流入する流体が第2流出側流路18
に流出している時には、図示の如く流入側流路13内の
圧力が第2流出側流路18内の圧力と等しくなり、この
圧力と第1流出側流路17内の圧力との間で圧力差が生
じる。
【0017】何れの場合においても圧力差による弁体押
付力が働くために、図8の破線のaライン、bラインの
ように、行きと帰りで幾分、ヒステリシスを持つ。この
ヒステリシスの大きさは、上記図7に示すシステムに用
いた際には、エンジンの回転数が高くなる程、大きくな
る。例えばインマニ負圧が十分大きい時は、図6のよう
に弁体は右側いっぱいの位置に引きつけられており、水
の全量が流入側流路13から第2流出側流路18へ流れ
るように制御される。この時、水圧P1 と水圧P3 はほ
ぼ等しくなるものの、水圧P2 は、水の流れがなくなる
ので、水圧P1と比べて低い圧力となる。このため、弁
体27には、弁体27の面積をSB として、(P1 −P
2 )×SB の弁体押付力が働く。そして、水圧P1 と水
圧P2 を実測すると、図9のようになり、回転数が高く
なる程、(P1 −P2 )が回転数に比例して増大するた
め、弁体27の押付力も回転数に比例して大きくなる。
【0018】図6の状態からインマニ負圧を下げていっ
た時は、図8のbラインのように、cラインより左側へ
ずれたライン上を動き、そのずれの大きさは、回転数に
比例して大きくなる。cラインは、弁体押付力がなかっ
たと仮定した時のラインであり、行きと帰りでヒステリ
シスのないラインである。また、インマニ負圧が十分小
さく、弁体27が左側いっぱいの位置にある時には、上
記とは逆に、水圧P1 と水圧P2 はほぼ等しくなるが、
水圧P3 が水圧P 1 と比べて低くなるので、(P1 −P
3 )×SB の弁体押付力が働き、この状態からインマニ
負圧を上げていった時に、図8のaラインのようにcラ
インより右側へずれたライン上を動き、そのずれの大き
さは、回転数に比例して大きくなる。
【0019】そこで、本発明の第2実施例では、弁体2
7に加わる流体の圧力をも低減することで、更に精度良
く所望の圧力にて流量を調整することのできる流量調整
弁を提案する。図4に本発明の流量調整弁を内燃機関の
冷却装置に用いた構成図を示し、図1に流量調整弁の詳
細図を示す。
【0020】図1及び図4において、上記にて説明した
図6及び図7と同一の構成については同一の番号を付し
て説明を省略する。図1に示す流量調整弁61におい
て、62、63は水圧低減ポートであり、第1連通路、
第2連通路に相当する。この水圧低減ポート62は、ダ
イヤフラム隣室35と第1流出側流路17とを連通する
流路であり、同様にして、水圧低減ポート63は、ダイ
ヤフラム隣室34と第2流出側流路18とを連通する流
路である。
【0021】水圧低減ポート62、63には、それぞれ
絞り621、631が設けられている。なお、弁体27
が調整弁に相当する。上記説明した流量調整弁61で
は、水圧低減ポート62、63が設けてあるため、上記
弁体押付力をキャンセルすることができるものである。
説明のために、まず、図2に示す如く、一方のダイヤフ
ラム室35にのみ水圧低減ポート62を設けたものにつ
いて説明する。図2は、弁体が図6に示す状態にあった
時の弁体押付力をキャンセルさせるものであり、図8の
bラインをcラインに、回転数によらず一致させること
ができる。
【0022】すなわち、ダイヤフラム隣室35に水圧低
減ポート62を設けることにより、水圧P1 と水圧P2
の差(P1 −P2 )のルートに比例した微小流量qがダ
イヤフラム隣室35内を流れる。すると、ダイヤフラム
隣室35内の圧力は、ダイヤフラム隣室34内の圧力に
比べ、ΔPだけ低下し、ダイヤフラムの面積をSD とす
ると、ΔP×SD で表わされる弁体戻し力が、前述の弁
体押付力(P1 −P2)×SB と逆向きに働く。圧力低
下分ΔPは、微小流量qの2乗に比例し、qはしぼり径
をφdとした時、d2 ×√(P1 −P2 )に比例し、
(P1 −P2 )は回転数Neに比例するため、ΔP∝N
eとなり、結局、弁体押付力(P1 −P2)×SB と弁
体戻し力ΔP×SD の大きさはお互いに比例する。
【0023】従って、弁体押付力と弁体戻し力の大きさ
を同一にさせるように上記しぼり径φdを選定すること
により、弁体押付力をキャンセルさせることができ、図
8のbラインをcラインに、回転数によらず、一致させ
ることができる。もちろん、本方法は、bラインをcラ
インに一致させるようにするばかりでなく、図8のbラ
インを右側に移動させる手段を与えるものであり、必要
に応じて、右側への移動量を自由に設定することができ
る。たとえば、bラインをcラインよりもさらに右側へ
移動させて、高回転時には、cラインよりも大きいイン
マニ負圧の時に、弁が動くように設定することもでき
る。
【0024】一方、図8のaラインを左側に移動させる
ためには、ダイヤフラム隣室34側に同様の水圧低減ポ
ートを設ければ、上記と同様の理由によりaラインを左
側に移動させる移動量を自由に設定することができる。
図1(A)は、インマニ負圧が十分に小さい時であり、
弁体27が左側一杯の位置にある状態を示している。水
の主流は、流入側流路13から第1流出側流路17へ流
れるので、水圧P1 と水圧P2 は、ほぼ等しくなり、水
圧低減ポート62内を水はほとんど流れない。このた
め、ダイヤフラム隣室35内の水圧は、水圧P1 に近い
値となる。しかるに、水圧低減ポート63内は、dA 2
√(P1 −P3 )に比例した微小流量qA が流れるか
ら、ダイヤフラム隣室34内の水圧は、ダイヤフラム隣
室35内の水圧に比べΔPA だけ低下し、ΔPA ×SD
の弁体戻し力が右方向に働き、弁体押付力(P1
3 )×SB に抗するから、図8のaラインを左側へ移
動させることができる。
【0025】同様に、インマニ負圧が十分に大きく、弁
体27が図1(B)の位置にある時には、図1(A)の
場合とは逆に、水圧低減ポート63内を水は流れず、水
圧低減ポート62内をdB 2 √(P1 −P2 )に比例し
た微小流量qB が流れるから、ダイヤフラム隣室35内
の水圧は、ダイヤフラム隣室34内の水圧に比べ、ΔP
B だけ低下し、ΔPB ×SD の弁体戻し力が左方向に働
き、弁体押付力(P1−P2 )×SB に抗するから、図
8のbラインを右側へ移動させることができる。
【0026】よって、しぼり径φdA あるいはφdB
選定によって、図8の特性を全くヒステリシスのないc
ラインに設定できるのは、もちろんのこと、必要に応じ
てヒステリシスをもった任意の特性に設定することもで
きる。 〔第3実施例〕次に、第3実施例の構成について、図3
に基づき説明する。なお、図1及び図6に示す実施例と
同一の構成については同一の番号を付して説明を省略す
る。
【0027】この実施例では、水圧低減ポートを設ける
代わりに、シャフト26の周りにダイヤフラム隣室35
と第1流出側流路17とを連通する間隙37を設け、同
様にして、シャフト26の周りにダイヤフラム隣室34
と第2流出側流路18とを連通する間隙36を設けたも
のである。本実施例においても、流入側流路13とダイ
ヤフラム隣室34、35とを連結する絞り通路32、3
3に、絞り321、331が設けられているため、上記
第2実施例と同様にして、この絞り321、331の径
の大きさの調整により、圧力に対する任意の特性を持つ
流量調整弁とすることができる。
【0028】〔第4実施例〕次に、第4実施例の構成に
ついて、図5に基づき説明する。なお、図1、図3及び
図6に示す実施例と同一の構成については同一の番号を
付して説明を省略する。この実施例は、第1流出側流路
17のみ設けて、第2流出側流路18を設けず、流入側
流路13からの流体を流出側流路17に向けて流出する
流量を調整する流量調整弁である。
【0029】この実施例においても、2つのダイヤフラ
ム24、25を設けることで、流体によるダイヤフラム
への押付力をキャンセルすることができる。また、ダイ
ヤフラム隣室35と第1流出側流路17とを連結する水
圧低減ポート65と、この水圧低減ポート65に設けら
れた絞り651が設けられており、これらは、第2実施
例における水圧低減ポート62と絞り621にそれぞれ
対応する。そして、弁体27の一面272側の領域64
とダイヤフラム隣室34とを連通する水圧低減ポート6
6が設けられている。
【0030】この実施例では、弁体27が図示左側に押
しつけられている時には、流入側流路13と流出側流路
17とが連通して、流入側流路13内の流体が流出側流
路17から流出する。この時、領域64が水圧低減ポー
ト66によりダイヤフラム隣室34と連結して流入側流
路13内の圧力と同一にするため、弁体27の両面間に
は流体による圧力差が生じない。従って、任意の特性に
精度良く設定することができる。
【0031】一方、弁体27が図示右側に押しつけられ
ている時には、流出側流路17内には流体が流出しない
ように作動しており、この時、流入側流路13内の流体
が水圧低減ポート65を介して流出側流路17内に流入
するため、上記第2実施例及び第3実施例と同様に作動
する。なお、上記第1実施例乃至第4実施例において
は、内燃機関の冷却装置に用いた例を示したが、これに
限られるものではなく、流路を切り換える際の流量の調
整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)とも、本発明の流量調整弁の第
2実施例を示す要部断面図である。
【図2】流量調整弁を示す図である。
【図3】流量調整弁の第3実施例を示す要部断面図であ
る。
【図4】本発明の流量調整弁を内燃機関の冷却装置に適
用した構成図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す要部断面図である。
【図6】本発明の流量調整弁の第1実施例を示す図であ
る。
【図7】本発明の流量調整弁を内燃機関の冷却装置に適
用した構成図である。
【図8】インマニ負圧と弁位置との関係を示す図であ
る。
【図9】エンジン回転数と水圧との関係を示す図であ
る。
【図10】従来の流量調整弁を示す断面図である。
【符号の説明】
13 流入側流路 17 第1流出側流路 18 第2流出側流路 24、25 ダイヤフラム 241、251 ダイヤフラム室 27 弁体 34、35 ダイヤフラム隣室 61 流量調整弁 62、63 水圧低減ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 博之 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 山中 保利 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流入する流入側流路と、 この流入側流路から流入する流体を流出する流出側流路
    と、 前記流入側流路から流入し前記流出側流路に流出する流
    体の流量を調節する調整弁と、 この調整弁の一方に連結され、一面に第1の流量調整用
    圧力を受けると共に他面に前記流体の圧力を受けて前記
    調整弁を駆動する第1ダイヤフラムと、 前記調整弁の他方に連結され、一面に第2の流量調整用
    圧力を受けると共に他面に前記流体の圧力を受けて前記
    調整弁を駆動する第2ダイヤフラムと、 を備える流量調整弁。
  2. 【請求項2】 前記第1ダイヤフラムの他面側領域と前
    記調整弁の一方の面側に形成されて前記流出側流路に連
    通する第1領域とを連通する第1連通路と、 前記第2ダイヤフラムの他面側領域と前記調整弁の一方
    の面側に形成された第2領域とを連通する第2連通路
    と、 を備える請求項1記載の流量調整弁。
JP5273489A 1993-11-01 1993-11-01 流量調整弁 Withdrawn JPH07127752A (ja)

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Cited By (3)

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