JPH04111539U - 内燃機関のパルスゼネレータ - Google Patents

内燃機関のパルスゼネレータ

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JPH04111539U
JPH04111539U JP1548891U JP1548891U JPH04111539U JP H04111539 U JPH04111539 U JP H04111539U JP 1548891 U JP1548891 U JP 1548891U JP 1548891 U JP1548891 U JP 1548891U JP H04111539 U JPH04111539 U JP H04111539U
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drive pulley
timing transmission
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crankshaft
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祐介 長谷川
安弘 山崎
茂 柳澤
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本田技研工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] クランク軸の異なる多数の所定回転位置に応
じて電磁ピックアップからパルスを正確に発生させる。 [構成] 動弁用調時伝動装置8の駆動プーリ9と2次
バランサ用調時伝動装置16の駆動プーリ17とを、後
者を前者の外側方に配置してクランク軸6に固着し、前
者の駆動プーリ9から半径方向に張出した後者の駆動プ
ーリ17の内側面外周部に多数の突起21を形成し、該
駆動プーリ17と機関本体1との間のスペース内で上記
突起21の近接に感応する電磁ピックアップ22を機関
本体1に固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関において、クランク軸の回転位置に応じて点火時期や燃料 噴射時期を制御するためのパルスを発生させるパルスゼネレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かゝるパルスゼネレータとして、例えば特開昭63−154828号公 報に開示されているように、動弁用調時伝動装置の、カム軸に固着される被動プ ーリ内側面に複数の被検知部を設ける一方、該被動プーリの回転に伴う該被検知 部の近接に感応してパルスを発生する電磁ピックアップを機関本体の外側面に設 置したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、動弁用調時伝動装置の被動プーリをパルスゼネレータのシグナ ルロータに兼用したものでは、該調時伝動装置のタイミングベルトの伸びや振動 の影響を受けるため、クランク軸の所定の回転位置で電磁ピックアップからパル スを正確に発生させることが困難である。そこで該調時伝動装置の、クランク軸 に固着される駆動プーリをシグナルロータに兼用することが考えられるが、該駆 動プーリは、前記被動プーリを2分の1の減速比で駆動するものであることから 比較的小径に形成されているので、該駆動プーリの側面には多数の被検知部を、 それらが互いに磁気干渉を生じさせない充分な間隔を確保しつゝ配置することが 困難であり、したがってシグナルロータとしては不向きである。また前記公報に は、クランク軸の回転位置を直接検出すべく、該軸に専用のシグナルロータを固 着したものも開示されているが、専用のシグナルロータを用いれば、それだけ部 品点数が増え、コスト低減上不利となる。
【0004】 本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造でクランク軸の異 なる多数の所定回転位置に応じて正確にパルスを発生し得る内燃機関のパルスゼ ネレータを提供すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、機関本体の一側面に突出したクランク 軸の一端部に動弁用調時伝動装置の駆動プーリと、それより大径の、2次バラン サ用調時伝動装置の駆動プーリとを固着した内燃機関において、2次バランサ用 調時伝動装置の駆動プーリの側面外周部に複数の被検知部を設けると共に、該駆 動プーリの回転に伴う該被検知部の近接に感応してパルスを発生する電磁ピック アップを機関本体に取付けてなることを第1の特徴とする。
【0006】 また本考案は、上記特徴に加えて、2次バランサ用調時伝動装置の駆動プーリ を、動弁用調時伝動装置の駆動プーリの外側方に配置すると共に、2次バランサ 用調時伝動装置の駆動プーリと機関本体との間のスペースに電磁ピックアップを 設置したことを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 先ず、図1及び図2において、多気筒内燃機関Eの機関本体1は、シリンダブ ロック2の上面にシリンダヘッド3を接合して構成され、そのシリンダブロック 3の下面にはオイルパン4が、またシリンダヘッド3の上面にはヘッドカバー5 がそれぞれ接合される。
【0009】 シリンダブロック2は複数本のシリンダ(図示せず)を有すると共に、それら シリンダ内のピストンに連動するクランク軸6を回転自在に支承する。またシリ ンダヘッド3は、上記各シリンダの吸,排気弁を開閉するカム軸7が回転自在に 支承する。
【0010】 クランク軸6及びカム軸7は、各一端部を機関本体1の一側面から突出させて おり、これら一端部は動弁用調時伝動装置8を介して相互に連結される。
【0011】 この動弁用調時伝動装置8は、クランク軸6の一端部に固着された歯付の駆動 プーリ9と、カム軸7の一端部に固着された歯付の被動プーリ10と、これらプ ーリ9,10に巻掛けられるたタイミングベルト11とから構成される。駆動プ ーリ9は、その歯数が被動プーリ10のそれの2分の1となるように形成されて おり、したがってクランク軸6は該調時伝動装置8を介してカム軸7を2分の1 の減速比をもって駆動することになる。
【0012】 図には示させないが、クランク軸6の他端にはクラッチまたはトルクコンバー タを介して変速機の入力軸が連結され、またカム軸7の他端には点火用ディスト リビュータのロータ軸が連結される。
【0013】 シリンダブロック2には、また、クランク軸6及びカム軸7の両軸線を含む平 面を挟んでそれらと平行に並ぶ一対の2次バランス軸12,12′と、一方のバ ランス軸12′を逆転歯車13,14を介して駆動する中間軸15とが回転自在 に支承される。この中間軸15及び他方のバランス軸12もシリンダブロック2 の一側面から一端部を突出させており、これらの一端部は2次バランサ用調時伝 動装置16を介して相互に連結される。
【0014】 この2次バランサ用調時伝動装置16は、前記動弁用調時伝動装置8の駆動プ ーリ9の外側面に隣接してクランク軸6の一端部に固着された歯付の駆動プーリ 17と、2次バランサ軸12及び中間軸15の各一端部にそれぞれ固着された歯 付の被動プーリ18,19と、これら3個のプーリ17,18,19に巻掛けら れたタイミングベルト20とから構成される。この2次バランサ用調時伝動装置 16は、逆転歯車13,14と協働して、クランク軸6から両2次バランス軸1 2,,12′を2倍の増速比をもって互いに反対方向へ駆動させるものであり、 したがって駆動プーリ17は、被動プーリ18,19よりも大径に形成されるこ とは勿論、前記動弁用調時伝動装置8の駆動プーリ9よりも大径に形成される。
【0015】 本考案は、この大径の駆動プーリ17をパルスゼネレータGのシグナルロータ に兼用するものである。
【0016】 即ち、図2及び図3に示すように、該駆動プーリ17内側面の前記駆動プーリ 9から半径方向に張出した外周部には、その周方向等間隔置きに並ぶ被検知部と しての多数の突起21,21…が形成される。これら突起21,21…は磁性を 有することが必要であり、図示例の駆動プーリ17は、鉄系の磁性金属で突起2 1,21…と共に一体に成形したものであるが、該プーリ17が合成樹脂等の非 磁性材料で成形される場合には、これに磁性体からなる突起21,21…を結合 したものを使用する。
【0017】 このように突起21,21…を有する駆動プーリ17と共にパルスゼネレータ Gを構成する電磁ピックアップ22は、該プーリ17とシリンダブロック2との 間のスペースに設置される。この電磁ピックアップ22は、合成樹脂製のハウジ ング23と、このハウジング23内に埋設されるコイル24と、このコイル24 の中心部を貫通した外端部をハウジング23の開口部に臨ませる鉄心25と、こ の鉄心25の内端に重ねられる永久磁石26と、この磁石26に一端を接続する と共に他端を鉄心25の外端部外周面に一定の空隙27を存して対向させるヨー ク28とを備える。
【0018】 図1及び図2に示すように、ハウジング23は、その両側面から突出する一対 の支腕23a,23aを有し、これら支腕23a,23aを、シリンダブロック 2の一側面に突設されたボス29,29にボルト30,30で固着される。こう してピックアップ22はシリンダブロック2に固定される。その際、ピックアッ プ22は、前記突起21,21…の回転軌跡に鉄心25及びヨーク28がそれら の空隙27よりも狭い空隙31を存して対向するように配置される。
【0019】 上記動弁用調時伝動装置8及び2次バランサ用調時伝動装置16は、機関本体 1に着脱可能に固着されるベルトカバー32によって覆われる。したがって、駆 動プーリ17及びシリンダブロック2間のスペースに設置されるピックアップ2 2もこのベルトカバー32によって覆われることになる。
【0020】 前記クランク軸6の一端部は、図2に示すように上記ベルトカバー32の外方 にまで突出させており、その突出部に発電機やパワーステアリング用油圧ポンプ 等の補機を駆動する多段プーリ33が固着される。
【0021】 次にこの実施例の作用について説明する。
【0022】 内燃機関Eの運転中、クランク軸6の回転は、その一端部から動弁用調時伝動 装置8を介してカム軸7へ、また2次バランサ用調時伝動装置16を介して2次 バランス軸12,12′へそれぞれ伝達してそれらを駆動する。そして、カム軸 7の回転によれば、各気筒の吸,排気弁が開閉され、2次バランサ軸12,12 ′の回転によれば、機関Eの2次慣性振動が除去される。また、機関の主動力は 、クランク軸6の他端部から取出され、変速機へと伝達される。
【0023】 ところで、2次バランサ用調時伝動装置16の作動中、その駆動プーリ17の 回転に伴い、その内側面の突起21がピックアップ22の前面にくると、磁石2 6の磁束の多くが鉄心25、突起26、ヨーク28へとコイル24を囲むように 走り、次いで該突起21がピックアップ22から離れると、上記磁束が断たれる 。このようなコイル24周りの磁束変化によりコイル24にパルスが発生し、こ のパルスは図示しない点火装置や燃料噴射装置を作動するための制御信号に用い られる。
【0024】 このようにパルスゼネレータGのシグナルロータを兼ねる、2次バランサ用調 時伝動装置16の駆動プーリ17は、クランク軸6の、主動力取出側とは反対の 一端部に固着されるので、主動力取出に伴うクランク軸6の捩り変形は駆動プー リ17に殆ど影響せず、またタイミングベルト20の伸びや振動等も影響せず、 したがってクランク軸6の所定の角度位置でピックアップ22は突起21に的確 に感応してパルスを発生することができる。
【0025】 また、動弁用調時伝動装置8の駆動プーリ9よりも大径の2次バランサ用調時 伝動装置16の駆動プーリ17の内側面外周部に突起21,21…を設けること は、互いに磁気干渉を生じさせない間隔を確保しつゝ多数の突起21,21…の 形成を可能にし、それだけ機関Eの制御信号を多数得ることができる。
【0026】 さらに、パルスゼネレータGのピックアップ22は、両調時伝動装置8,16 と共ベルトカバー32により覆われるので、飛石、泥水、塵埃等の外乱因子から これを保護することができる。
【0027】 さらにまた、シグナルロータを兼ねる駆動プーリ17は、動弁用調時伝動装置 8の駆動プーリ9の外側方でクランク軸6に固着されるので、駆動プーリ17と シリンダブロック2との間に必然的に形成されるスペースを利用してピックアッ プ22を容易に設置することができる。
【0028】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、2次バランサ用調時伝動装置の、 クランク軸に固着される駆動プーリがシグナルロータに兼用されることから、ク ランク軸の所定の回転位置に応じてピックアップからパルスを正確に発生させる ことができると共に、構造の簡素化及びコストの低減を図ることができる。しか も該駆動プーリは、動弁用調時伝動装置の駆動プーリよりも大径であるから、そ の一側面外周部には多数の被検知部を、相互に磁気干渉を起こさない充分な間隔 を確保しながら設けることができる。
【0029】 また本考案の第2の特徴によれば、2次バランサ用調時伝動装置の駆動プーリ を、動弁用調時伝動装置の駆動プーリの外側方に配置すると共に、2次バランサ 用調時伝動装置の駆動プーリと機関本体との間のスペースに電磁ピックアップを 設置したので、2次バランサ用調時伝動装置の駆動プーリと機関本体との間のス ペースを有効に利用してピックアップの設置を容易に行うことができ、スペース 効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、ベルトカバー
を外した状態での内燃機関の側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】2次バランサ用調時伝動装置における駆動プー
リの斜視図
【符号の説明】
1 機関本体 6 クランク軸 7 カム軸 8 動弁用調時伝動装置 9 駆動プーリ 12 2次バランス軸 16 バランサ用調時伝動装置 17 駆動プーリ 21 被検知部としての突起 22 電磁ピックアップ E 内燃機関 G パルスゼネレータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関本体(1)の一側面に突出したクラ
    ンク軸(6)の一端部に動弁用調時伝動装置(8)の駆
    動プーリ(9)と、それより大径の、2次バランサ用調
    時伝動装置(16)の駆動プーリ(17)とを固着した
    内燃機関において、2次バランサ用調時伝動装置(1
    6)の駆動プーリ(17)の側面外周部に複数の被検知
    部(21)を設けると共に、該駆動プーリ(17)の回
    転に伴う該被検知部(21)の近接に感応してパルスを
    発生する電磁ピックアップ(22)を機関本体(1)に
    取付けてなることを特徴とする、内燃機関のパルスゼネ
    レータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、2次バラ
    ンサ用調時伝動装置(16)の駆動プーリ(17)を、
    動弁用調時伝動装置(8)の駆動プーリ(9)の外側方
    に配置すると共に、2次バランサ用調時伝動装置(1
    6)の駆動プーリ(17)と機関本体(1)との間のス
    ペースに電磁ピックアップ(22)を設置したことを特
    徴とする、内燃機関のパルスゼネレータ。
JP1991015488U 1991-03-15 1991-03-15 内燃機関のパルスゼネレータ Expired - Lifetime JP2547776Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0278770U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18

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JPH0278770U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18

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