JPH0411143Y2 - - Google Patents

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JPH0411143Y2
JPH0411143Y2 JP1984011813U JP1181384U JPH0411143Y2 JP H0411143 Y2 JPH0411143 Y2 JP H0411143Y2 JP 1984011813 U JP1984011813 U JP 1984011813U JP 1181384 U JP1181384 U JP 1181384U JP H0411143 Y2 JPH0411143 Y2 JP H0411143Y2
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JP
Japan
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pressure
diaphragm
fluid
diaphragm chamber
transmitter
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JP1984011813U
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JPS60123646U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は被測定流体が高温流体である場合に用
いて好適な圧力・差圧発信器に関する。
〔従来技術〕
例えば高温プロセスの圧力測定によく使用され
る圧力発信器として、従来より第1図に示すよう
なものが知られている。これを同図に基づいて概
略説明すると、符号1で示すものはリモートシー
ル型の圧力発信器で、内部に圧力検出センサを有
する発信器本体2と、この本体2にキヤピラリチ
ユーブ3を介して接続され被測定流体側の開口端
にシールダイヤフラム4が設けられたダイヤフラ
ムベース5とが備えられている。そして、シール
ダイヤフラム4の内側に有するダイヤフラム室6
からキヤピラリーチユーブ3を介して連続する発
信器本体2の一方室にかけての内部には圧力伝達
液としてシリコンオイルなどの封入液7が封入さ
れている。なお、この場合発信器本体2の他方室
側に大気圧を導入し、これとの比によつて封入液
7を介して伝達される圧力を測定し、この測定圧
に応じた信号を出力するようにしている。
そして、前記した圧力発信器1のダイヤフラム
ベース5は、フランジ8に挿通されたボルト9に
よりタンク10に取付けられ、このタンク10内
の被測定流体に前記シールダイヤフラム4が臨ん
でいる。
ところが、従来のこの種圧力発信器1において
は、高温流体の圧力測定を行うとき、流体温度が
例えば200℃以上であると、シールダイヤフラム
4内に封入した封入液7が徐々に変質してしまい
発信器本体2に正確な圧力の伝達が行えなくな
る。すなわち、シールダイヤフラム4を介して封
入液7が加熱されるため、熱分解されてガス体と
なり、この変化が発信器本体2をして誤差を起こ
させる原因になるからである。そして、最終的に
はシールダイヤフラム4を大きく変形させて破損
に至らしめる。このため、長期間にわたつては高
温流体の圧力測定ができないという欠点があつ
た。
そこで、この問題を解決するために、高温下にお
いても変質しない封入液を使用すればよいが、装
置がきわめて高価になるという不都合がある。
〔考案の概要〕
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、ダイヤフラム室の上、下端部分に開口され、
ダイヤフラム室内の圧力伝達液を、低温雰囲気中
に晒されている反被測定流体側に導くことにより
ダイヤフラム室との間で圧力伝達液を循環して流
通させ得る迂回通路を設けるというきわめて簡単
な構成により、安価に製造でき、かつ長期間にわ
たり高温流体の圧力が測定できる圧力・差圧発信
器を提供するものである。以下、その構成等を図
に示す実施例によつて詳細に説明する。
〔実施例〕
第2図は本考案に係る圧力・差圧発信器の一実
施例を示す断面図で、この図において第1図と同
一の部材については同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。同図において、11はフランジ1
2を有するダイヤフラムベースであり、フランジ
12の後方には外方に延在する膨出部13が設け
られている。14は前記ダイヤフラム室6内の封
入液7を低温雰囲気中、外気中に晒される反被測
定流体側に導いて循環流通させる迂回通路で、そ
れぞれが互いに高さ方向に異なるダイヤフラム室
6の上、下端寄りの二位置に開口する開口15お
よび16をダイヤフラム室6内に臨ませた状態
で、前記ダイヤフラムベース11からその膨出部
13にかけて形成されている。そして、前記圧力
発信器1は温度差によりダイヤフラム室6および
迂回通路14の内部を封入液7が循環し得るよう
に構成されている。なお、前記膨出部13の外側
に例えば空冷用フイン等の放熱部材を設けると、
封入液7の放熱効果を向上させることができる。
このように構成された圧力発信器においては、
被測定流体が高温流体であると、ダイヤフラム室
6内の封入液7が高温状態となつても、迂回通路
14の一部すなわち膨出部13側の通路14a内
の封入液7は大気温度に近い温度であるため、こ
の温度差によつて図中矢印で示すように封入液7
が循環する。この結果、封入液7が必要以上に加
熱されることがなくなり、長期間にわたつて正確
な圧力が伝達される。
なお、本実施例においては、迂回通路14を部
材の内部に設ける例を示したが、本考案はこれに
限定されるものではなく、第3図に示すように迂
回通路17の一部を外部に露呈させた構造であつ
ても同様に実施し得る。この場合、迂回通路17
の露呈する部分に水が流通するチユーブ18を巻
付けることにより冷却効果を一層向上させること
ができる。そして、水の流入量を調節することに
より、封入液7の最高温度を制御することができ
る。
また、本考案は実施例のような圧力発信器に限
定されず、差圧発信器にも適用できることは勿論
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ダイヤフ
ラム室の上、下端部分に開口され、ダイヤフラム
室内の圧力伝達液を、低温雰囲気中に晒されてい
る反被測定流体側に導くことによりダイヤフラム
室との間で圧力伝達液を循環して流通させ得る迂
回通路を設けたので、被測定流体が圧力伝達液の
許容温度以上の高温流体であつても、圧力伝達液
の温度上昇を確実に抑制することができ、圧力伝
達液の変質およびシールダイヤフラムの破損を防
止して高温流体の圧力測定を長期間にわたり正確
に行うことができる。したがつて、従来のように
高価な圧力伝達液を使用する必要がなくなり、コ
ストの低廉化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す圧力発信器の断面図、第
2図は本考案を適用した圧力発信器の一実施例を
示す断面図、第3図は他の実施例を示す断面図で
ある。 1……圧力発信器、4……シールダイヤフラ
ム、6……ダイヤフラム室、7……封入液、14
……迂回通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測定流体側の開口端に設けられその内側に
    ダイヤフラム室を有するシールダイヤフラムを
    備えた圧力・差圧発信器において、前記ダイヤ
    フラム室の上端寄りの部分と下端寄りの部分と
    に開口され、ダイヤフラム室内の圧力伝達液
    を、低温雰囲気中に晒されている反被測定流体
    側に導くことにより、ダイヤフラム室との間で
    圧力伝達液を循環させる迂回通路を設けたこと
    を特徴とする圧力・差圧発信器。 (2) 迂回通路の一部を外部に露呈させたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    圧力・差圧発信器。
JP1181384U 1984-01-31 1984-01-31 圧力・差圧発信器 Granted JPS60123646U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1181384U JPS60123646U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 圧力・差圧発信器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1181384U JPS60123646U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 圧力・差圧発信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60123646U JPS60123646U (ja) 1985-08-20
JPH0411143Y2 true JPH0411143Y2 (ja) 1992-03-19

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JP1181384U Granted JPS60123646U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 圧力・差圧発信器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4049129B2 (ja) * 2004-07-02 2008-02-20 株式会社デンソー 圧力センサ装置
JP2011163892A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Yokogawa Electric Corp 差圧測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS616436Y2 (ja) * 1977-11-14 1986-02-26

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JPS60123646U (ja) 1985-08-20

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