JPH0131955Y2 - - Google Patents

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JPH0131955Y2
JPH0131955Y2 JP17423981U JP17423981U JPH0131955Y2 JP H0131955 Y2 JPH0131955 Y2 JP H0131955Y2 JP 17423981 U JP17423981 U JP 17423981U JP 17423981 U JP17423981 U JP 17423981U JP H0131955 Y2 JPH0131955 Y2 JP H0131955Y2
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cell
cooling
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heating block
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光源部とセル部と検出部とからなる
分析計に関し、殊に高温のサンプルガス又は高温
の液体をセル部に導入し、それらガス又は液体中
に含まれる成分を光学的に分析するための分析計
に関する。
高温のガス又は液体を分析する場合、セル部を
高温にしておかなければ高温のガス又は液体が冷
やされて反応生成物が析出したり、沸点の低いガ
スの場合は凝縮して光路内で露結したりし正確な
測定が妨げられる。このため、従来において高温
のガスや液体を分析する場合はセル部を加熱し、
上記のような支障を起さないよう対処している。
しかしながら、セル部を加熱した場合、その熱が
本来比較的低温で恒温化が要求される光源部や検
出部に伝達し、それらも同時に加熱してしまうた
め、光源部や検出部が破損したり、分析性能の劣
化が加速されたり、更にはS/Nを悪化させたり
する等の弊害を来たしている。
本考案は、このような事情に鑑み、セル部を高
温に加熱してもその前方と後方に存在する光源部
や検出部は低温で恒温となし得る新規な手段を提
供するものである。
即ち本考案に係る分析計は、セル部を加熱ブロ
ツクに収納する一方、該セル部の前後に光路上の
光量の損失を生じさせない冷却ブロツクを設けた
ことを要旨としている。
以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図A,Bは、ライトチヨツパで光路を断続す
る方式の分析計に本考案を適用した例を示し、図
中1は光源部、2は比較セル3と測定セル4から
なるセル部、5は加熱ブロツク、6はライトチヨ
ツパ7と検出器8とからなる検出部、9,10は
前記セル部2の前後に設けられた冷却ブロツクの
一例としての熱交換器である。ライトチヨツパ7
は図示例では検出部6に設けてあるが、光源部1
に設けることもできる。
前記加熱ブロツク5は熱伝導性の良い金属等の
材質を使用し、そのブロツクを円柱体を貫通して
比較セル3と測定セル4を構成するための断面視
円形の貫通孔11,12が形成され、またこの両
貫通孔11,12を取り巻くように加熱ヒータ1
3が挿設され、更に該加熱ヒータ13の側近に温
度センサー14が挿設されている。また、加熱ブ
ロツク5の外周はテフロン等の断熱保温材15が
被着されている。
前記貫通孔11,12は両端開口から適当距離
入つたところまで径大に形成され、この径大部分
に第2図に示す如き先端にセル窓16,17を嵌
着した筒体18,19が挿入されている。各筒体
18,19は加熱ブロツク5の端面にボルト止め
されたフランジ20と、熱交換器9,10とによ
つて、その先端のセル窓16,17を貫通孔1
1,12の径大部分に押圧した状態で保持されて
いる。前記各貫通孔11,12は対向するセル窓
16,17により密閉されることによつて比較セ
ル3、測定セル4として構成されている。尚比較
セル3、測定セル4のセル長を変えるには、筒体
18又は19の一方を第3図に示すような長尺筒
体と交換すれば良い。第3図中21は貫通孔1
1,12の径大部端面に当接するフランジ部であ
る。
熱交換器9,10は、冷却ガス又は冷却水入口
22と出口23を有した中空円盤状をし、且つ光
源からの光路に相当する位置に前記筒体18,1
9を挿設するための貫通孔24が形成されている
(第1図B参照)。そして、内部を気密良く保つた
めに前記貫通孔24内縁と筒体18,19外周と
の間にシール材25…が介装されている。前記筒
体18,19は一端に設けたセル窓16,17の
ほか、他端にも透明な窓26,27が設けられ、
且つ内部は中空で光路上の光量の損失がないよう
配慮されている。前記冷却ガスの入口22には冷
却ガスを供給するためのポンプ(図外)が接続さ
れ、出口23には冷却ガスを回収するためのホー
ス(図外)が接続される。前記入口22は例えば
細くノズル状に形成してあり、この入口22から
冷却ガスを高圧で熱交換器9,10内に注入する
と、前記冷却ガスは熱交換器9,10内部で急に
低圧となるため、断熱効果によつて大きな冷却効
果が得られる。そして、同じ冷却効果を持たせる
場合、熱交換器9,10の光路方向長さを短かく
でき、これによつて光路長をあまり長くしないで
済む。図中28…は気密性を保つための環状パツ
キンである。
この構成によれば、比較セル3、測定セル4は
高温のガス又は液体の測定に支障を来たさないよ
う加熱ブロツク5内で高温に加熱されるが、加熱
ブロツク5の発する熱エネルギーは熱交換器9,
10で熱交換され、光源部1や検出部6に伝達す
るのを防止される。従つて、光源部1、検出部6
は比較的温度変動少なく、略々恒温に保たれるの
で、発熱による破損が防止され、分析性能の劣化
の進行度合が緩和され、更に良好なS/Nを維持
することができるのである。
次に第4図は、本考案を特開昭54−94387号公
報に示されているクロスモジユレーシヨン方式の
分析計に適用した例を示している。セル部2を加
熱ブロツク5に収納すること、セル部の前後に光
路上の光量の損失のない冷却ブロツクとして熱交
換器9,10を設けること及び熱交換器9,10
の構造は上記実施例と同じであるがセル部2の構
造が根本的に異なつている。即ち、セル部2は比
較セル、測定セルという明確な区別はなく、いず
れのセル3,4にも比較ガスと測定ガスが流され
るようになつている。但し、ロータリーバルブ等
流路切換機構29によつて比較ガスRGと測定ガ
スSGとを2つのセル3,4に交互に流すよう構
成されている。このように比較ガスと測定ガスと
を2つのセルに交互に流すようにすれば、光を断
続するためのライトチヨツパ7が不要になる他、
次のような性能上の利点がある。先ず、2つのセ
ルに比較ガスと測定ガスとを交互に流すと、検出
器内の隔室には互いに逆位相で変化する圧力を生
じ、検出器としてコンデンサマイクロフオン型検
出器を用いた場合、そのコンデンサ膜には両隔室
の圧力差つまり、一方の隔室の圧力の2倍の圧力
が作用する。このため、同一濃度の成分ガスに対
しては上記実施例の分析計に比して2倍の信号量
を得ることができるし、同一の信号量を得る場合
はより低い濃度の成分ガスを測定できる。また、
同一濃度の成分ガス測定においてはセル長を1/2
に短縮できるため、ガス供給量が少なくて済みポ
ンプの小型化が図れる等々の利点をもつ。
尚、上記実施例は、いずれもセルを2個有した
いわゆるダブルセル方式の分析計を示している
が、シングルセル方式の分析計に本考案を適用で
きることは勿論である。その場合、熱交換器9,
10には第5図に示すように単一の光透過孔24
を形成するだけで良い。
以上説明したように、本考案に係る分析計は、
光源部と検出部との間に、加熱ブロツクを設ける
と共に、この加熱ブロツクと光源部および検出部
との間に中空の冷却ブロツクをそれぞれ設けてい
るので、加熱ブロツクを高温に加熱しても、光源
部と検出部にその熱が伝わることが防止されるの
で、これらの破損を防止することができると共
に、試料としての高温ガスや液体を冷やすことな
く良好な状態で測定することができ、分析性能の
劣化の進行速度を緩和することができるほか、
S/Nを悪化させることがないといつた効果があ
る。
そして、本考案では、冷却ブロツク内において
冷却ガスを断熱膨張させるようにしているので、
冷却効果が大きく、従つて、同じ冷却効果を持た
せる場合、冷却ブロツクの光路方向の長さを短い
ものとすることができ、それだけ分析計をコンパ
クト構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図Aはライト
チヨツパで光路を断続する方式の分析計に本考案
を適用した例を示す縦断面図、第1図Bは、第1
図Aの分析計に用いた冷却ブロツクの一例として
の熱交換器の横断面図、第2図は第1図の分析計
に用いている筒体の断面図、第3図はセル長を変
更する場合に使用する筒体の断面図、第4図はク
ロスモジユレーシヨン方式の分析計に本考案を適
用した例を示す分析計全体縦断面図、第5図はシ
ングルセル方式の分析計に本考案を適用する場合
の冷却ブロツクの一例としての熱交換器の構造を
示す図である。 1……光源部、3,4……セル、5……加熱ブ
ロツク、6……検出部、9,10…冷却ブロツ
ク、11,12……貫通孔、16,17……セル
窓、18,19……筒体、24……貫通孔、22
……ガス入口、23……ガス出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光源部と検出部との間に、加熱ブロツクを設け
    ると共に、この加熱ブロツクと前記光源部および
    検出部との間に中空の冷却ブロツクをそれぞれ設
    け、前記加熱ブロツクには前記光源部および検出
    部にそれぞれ臨むようにして貫通孔を形成し、セ
    ル窓をそれぞれ有し、かつ、内部が光路上の光量
    を損失させないように形成された筒体を前記貫通
    孔の両端開口から挿入して前記加熱ブロツク内に
    前記セル窓で仕切られたセルを形成し、前記冷却
    ブロツクには前記筒体を挿設するための貫通孔
    と、冷却ガスの入口および出口とを設け、前記入
    口から冷却ガスを高圧で注入して冷却ブロツク内
    で断熱膨張させるように構成したことを特徴とす
    る分析計。
JP1981174239U 1981-11-23 1981-11-23 分析計 Granted JPS5880554U (ja)

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JP1981174239U JPS5880554U (ja) 1981-11-23 1981-11-23 分析計

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JP1981174239U JPS5880554U (ja) 1981-11-23 1981-11-23 分析計

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JPS5880554U JPS5880554U (ja) 1983-05-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5160595A (ja) * 1974-11-25 1976-05-26 Hitachi Ltd Enkokodokenshutsuki

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